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41 名前: ◆H/3wgXUnC2[] 投稿日:2016/03/30(水) 22:50:29 ID:qD7ggZz60
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第5話「真空のメランコリック」
――1F・理科室前――
| ^o^ |「このなかから こえがきこえます」
| ^o^ |「あけてみますか」ガララ
(゚、゚トソン「!!」
( ゚д゚ )「……誰だ急に……」
('、`*川「助けて!」
Ω「誰か来てくれたぞ!」
Ω「助けてくれ!」
Ω「殺されそうなんだ!」
| ^o^ |「これはこれは ミルナくんと そのた おおぜいのみなさん」
Ω「その他大勢…………」
( ゚д゚ )「ブームじゃねぇか。お前みたいな奴がどうしてこんなところに……」
| ^o^ |「あ あれは」
| ^o^ |「ブームくん ミルナくんのみぎてに きみとおなじような あざが」
( ゚д゚ )「……ほう。ブームも覚醒者<アウェイカー>ってわけか……」
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42 名前: ◆H/3wgXUnC2[] 投稿日:2016/03/30(水) 22:51:29 ID:qD7ggZz60
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| ^o^ |「そうです」
Ω「助けてくれ!! ミルナのやつに殺されそうなんだ!!」
( ゚д゚ )「……とういうわけだ」
( ゚д゚ )「邪魔をするんなら、まずはお前から殺さないとなぁ」
| ^o^ |「ゆうたろうくんと そのた おおぜいのみなさんを ころさせません」
( ゚д゚ )「……そうかいあ。じゃあ早速、やらせてもらうか」シュン
| ^o^ |そ「!」
| ^o^ |(い いきが できない)
( ゚д゚ )「これが俺の能力<スキル>……、“真空管<エアー>”だ。空気を操ることができる」
( ゚д゚ )「まぁもっとも、今はまだ特定の場所の酸素濃度を操るぐらいしかできねぇんだが……、人を殺すのには十分すぎるくらいだ」
| ^o^ |(なんて のうりょくだ)
| ^o^ |(このままでは しんでしまいます)
( ゚д゚ )「どうした、お前の能力を見せてみろよ」
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43 名前: ◆H/3wgXUnC2[] 投稿日:2016/03/30(水) 22:52:36 ID:qD7ggZz60
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| ^o^ |「」
| ^o^ |(しゅうちゅうできなくて のうりょくが はつどうできません)
( ゚д゚ )「……まさかできないのか。つまらん奴だな」
| ^o^ |⊃「えい」ブンッ
(;゚д゚ )そ「――ガハッ!!」ドゴッ
| ^o^ |「は なおりました」スーハー
(;゚д゚ )「何しやがる!!」シュン
| ^o^ |「」
| ^o^ |(うわあ いきが できません)
| ^o^ |「はめつのすいりゅう<ウォーター>」ビシュウ
(;゚д゚ )「ぎゃぁぁああ!!」ビチャビチャ
(;゚д゚ )「く、くそっ!!」クイッ
| ^o^ |「させません しんくうかん<エアー>」シュン
(;゚д゚ )「――ッ」
(;゚д゚ )「や……やめ……いきが……ッ!」バタバタ
| ^o^ |「“やめ” なんですか」
| ^o^ |「きこえません」
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44 名前: ◆H/3wgXUnC2[] 投稿日:2016/03/30(水) 22:53:39 ID:qD7ggZz60
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(;゚д゚ )「やめて……くだ……さい」バタバタ
| ^o^ |「いいでしょう」クイッ
(;゚д゚ )「スーッ……ハーッ……スーッ……ハーッ……」
(;゚д゚ )「このやろう!!」シュン
| ^o^ |シュン
(;゚д゚ )「――ッ!!」
(;゚д゚ )(こいつ……俺の動作よりも早く……能力を発動させやがる……!)
| ^o^ |「はくぎんのいなづま<サンダー>」バリィッ
(;゚д゚ )「うぎゃあぁぁぁぁ!!!」ビリビリビリ
(;゚д゚ )「わ……わかった……ゆるして……ください……」バタバタ
| ^o^ |「いいでしょう」クイッ
(;゚д゚ )「スーハースーハー」
| ^o^ |「まだやりますか」
(;゚д゚ )「いえ、とんでもない」
| ^o^ |「そうですか まだ ごうせいじゅし<プラスチック> と じいこうい<オナニー> も あったのですが」
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45 名前: ◆H/3wgXUnC2[] 投稿日:2016/03/30(水) 22:55:00 ID:qD7ggZz60
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(;゚д゚ )「な……なんて奴だ……能力<スキル>をいくつも持っているなんて……」
| ^o^ |「もう にどとしませんか」
(;゚д゚ )「しない。誓おう」
| ^o^ |「ならいいんです」
Ω「やったー助かった!」
Ω「ブーム!! お前はヒーローだ!!」
(゚、゚*トソン「……かっこいいです……」
ΩΩΩ「ヒーロー!! ヒーロー!!」
| ^o^ |「そんな」
Ω「ブーム! まだ上の階に友達がいるんだ……助けに行ってくれないか!?」
| ^o^ |「そうなのですか それはたいへんです」
| ^o^ |「すぐにいきましょう」
ΩΩΩ「ヒーロー!! ヒーロー!!」
| ^o^ |「そんな やめてください」
ΩΩΩ「えっ……」
| ^o^ |「わたしはヒーローなどという たいそれたそんざいでは ありません」
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46 名前: ◆H/3wgXUnC2[] 投稿日:2016/03/30(水) 22:56:10 ID:qD7ggZz60
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Ω「そんな……」
ザワザワ
| ^o^ |「ですが みなさんがわたしのことを そうおもってくれているので あるならば」
| ^o^ |「わたしは そのきたいに こたえるだけです」
(゚、゚*トソン「――ッ……!!」
ΩΩΩ「ブーム!! ブーム!!」
| ^o^ |「いきましょう ゆうたろうくん」
| ^o^ |「…………」
| ^o^ |「はい」
テクテク
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47 名前: ◆H/3wgXUnC2[] 投稿日:2016/03/30(水) 22:57:08 ID:qD7ggZz60
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(゚、゚*トソン「あ、あの!」タタタッ
| ^o^ |「はい」
(゚、゚トソン「ブームくん、助けてくれてありがとうございました」
| ^o^ |「いえ とんでもありません とうぜんのことを したまでです」
(゚、゚*トソン「それで……あの……えっと……」
(゚、゚*トソン「……よかったら今度……ご飯でも……行きませんか……?」
| ^o^ |「ごはん おいしいです」
(゚、゚*トソン
(゚、゚*トソン「そうですね。ごはんおいしいです」
| ^o^ |「ええ」
| ^o^ |「…………」
| ^o^ |「では いそがねば なりませんので」
(゚、゚*トソン「はい……頑張ってください!」
| ^o^ |「はい」
テクテク
(゚、゚*トソン「……かっこよかったなぁ……」
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48 名前: ◆H/3wgXUnC2[] 投稿日:2016/03/30(水) 22:58:07 ID:qD7ggZz60
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次回、第6話「ブーム、死す」。
お楽しみに!!!
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