( ^ω^)千年の夢のようです

(´・ω・`):銷魂流虫アサウルス

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898 名前: ◆WE1HE0eSTs[] 投稿日:2014/09/05(金) 21:48:53 ID:FCjsfqmk0


"それ" は礼拝堂と同じ程の全長を誇った。
空から着水した衝撃だけで水飛沫がショボンの身体を濡らす。


(`・ω・´) 「…でかすぎる。 でもやらなきゃ。
ビコーズ、あれの情報を神託してくれ」


眉を吊り上げたショボンの声に圧されたわけではないだろうが、ビコーズは傍らで雑音混じりに神託を告げる。


( ∵) ザッ ーー 銷魂 流虫

( ∵) ーー アサウルス。 祈りの象徴 ーー

( ∵) ザザッ ーー お前たち人間が "光" と
   見誤っていた "闇" の偶ザ像 ーー


(`・ω・´) 「…だから信仰が問題視されていたのか。
弱点はあるのか?」

( ∵) ーー ザザザ…胸部の太陽 ーー


( ・ω・´ ) 「胸部……」

899 名前: ◆WE1HE0eSTs[] 投稿日:2014/09/05(金) 21:50:22 ID:FCjsfqmk0

四つ足の…まるで蟻か蜘蛛のような造形。
腹這いの姿は超巨躯であるがゆえか、人から見上げれば腹部が丸出しになっている。

ィ'ト―-イ、
以`θ益θ以 《ゴゴゴゴ…》

島を出ようと舟に群がっていた人々を品定めするその顔、手足、背…
全身が硬質的な外殻に覆われているにも関わらず。
膨らみのあるその胸部には、
太陽を内包したような橙の灯りが神経筋や血管を浮き上がらせながら膨縮を繰り返す。

ィ'ト―-イ、
以`θ益θ以 《…ゴググ…ゴグルル》

((@))((@)) ドック…ドック



(`・ω・´) 「なるほど、あれか」

  ーー そして、ショボンは一息ついた。


(;´・ω・`) 「…疲れた、"こっち" は休憩。
ビコーズ、僕から離れるなよ」

 〜 ( ∵)  ふよふよ


ショボンは高く跳び上がり鉄の槍を手始めに一本。

900 名前: ◆WE1HE0eSTs[] 投稿日:2014/09/05(金) 21:52:02 ID:FCjsfqmk0

「ーー うわああっっ」
「きゃあぁあ!!」


人を喰らおうと間抜けに開けた口許めがけて投擲すると、その剥き出しの牙に突き当てた。

ガィインッ、と金属同士がぶつかり合う音。

ィ'ト―-イ、
以`θ皿θ以 《ガアア…》


アサウルスの動きが止まる。
鉄の槍は刺さりはしなかったどころか反動で砕け散り、しかしその衝撃を伝えることには成功したようだ。

(´・ω・`) 「お前の相手はそっちじゃないよ」

ショボンは礼拝堂前に着地すると、屈んだ体勢を利用し走りつつ二本目を投擲。

距離200m以上先のアサウルス目掛けて
先の攻撃を超えるスピードを誇ったが

ィ'ト―-イ、
以`θ益θ以 《…ゴゴゴ》


ィ'ト―-イ、
以`θ□θ以     パカッ

901 名前: ◆WE1HE0eSTs[] 投稿日:2014/09/05(金) 21:55:20 ID:FCjsfqmk0

::《ゴ ア ア ア ア ッ ッ ッ ! ! !》::

ビリビリ
:(>ω・` ;): 「うわっ」

ーー 辺りを咆哮が支配する。
視界は爆炎、
肌に感じる大気の熱が急上昇したかと思えば
アサウルスとショボンの間に核熱が過ぎ去った。

(´・ω・`;) 「…」

額から極冷の汗が流れ落ちる。
それと同時に疑問がわいたショボンは動きを止めることを良しとせずに再び大きく跳躍。

ィ'ト―-イ、
以`θ□θ以  パカッ

間髪入れず放たれる咆哮。
真下から炎が巻き上がり、爆風圧でショボンは更なる空へ投げ出された。


            彡

  彡
    "(;; ´つω<;)" 「 ーー っ!」
          彡
      彡
.

902 名前: ◆WE1HE0eSTs[] 投稿日:2014/09/05(金) 21:57:01 ID:FCjsfqmk0


( ゚д゚ ) 「ショボン!」


港まで戻ってきたミルナも、
爆炎に抵抗出来ず吹き飛ぶショボンの姿を捉えていた。

( ゚д゚ ;) 「…あんな怪物が…ショボンが言っていた島の危機だっていうのか?」

海を見れば視界一面にアサウルスが映るほど。
スケールが違い過ぎるのだ……ミルナは混乱の渦中にいる。


「どうするの、ねえあなた、どうするのよ」
「しらねえ……聞くなよわかんねえよ」
「うわあえあぁぁぁん!!」
「逃げろ、逃げろ逃げろ逃げろ!」
「どこに!」
「うるせえ!!」

( ゚д゚ ) 「……」

砂浜で右往左往する住人達。
海に出ようにもアサウルスが立ち塞がる。
舟が通るスペースは十二分に有り余るも、
誰も獅子の股ぐらを潜ろうとは考えない。


( ゚д゚ ) 「…皆、このままここにいても危険だ、早く舟に乗れ!」

「はあっ?! お前あれが見えないのか?
無理言うなよ! バカが!」
「島の反対側に行きましょ! 少しでも離れないと!」

903 名前: ◆WE1HE0eSTs[] 投稿日:2014/09/05(金) 21:58:30 ID:FCjsfqmk0

壮年の夫婦が舟から離れるように後ずさる。
動ける者からそれに倣い始めた。
……まとめた荷物も、そして老人も置きざりにして。


(#゚д゚ ) 「おい待っ ーー」

「まあまあ、あんたらちと待ち!」


遮る若い女の声。
ミルナの思いと異口同音のその言葉は
人々の動きを制止した。


(#゚ -゚) 「落ち着きや。 こうして喋ってる暇があるんやからまだ平気っちゅーこっちゃ」

(#゚ -゚) 「荷物も家族も見捨てるなや、けったくそ悪い。
…よく考えてみぃ? 象が蟻を気にしてわざわざ踏むか?」


ミルナも見たことのある女だった。
たしか緊急時には礼拝堂内にある分娩室に待機する助産婦の一人だったろうか…?
うろ覚えではあるが。


「あんなもん象とか蟻とか関係あるかよ!
だったらお前一人で行け!」

(#゚ -゚) 「そうさせてもらうわ。
そしたら舟はあんたらの元から一隻、
確実に減るけどな」

    「「 ?! 」」

904 名前: ◆WE1HE0eSTs[] 投稿日:2014/09/05(金) 22:00:36 ID:FCjsfqmk0

「あたしたちを見捨てるっていうの?!」
「自分だけ逃げる気か!」

(#゚ -゚) 「はあっ? たったいま動けない家族を見捨てようとしたのはあんたらや。
一緒にするなんて失礼やろ」


( ゚д゚ ) 「皆、落ち着け。
舟であの怪物を通り過ごしたとして…
また外から戻ってくるのは現実的じゃないという事だろう?」

「…ぁ……」


人は顔を見合わせた。
女は鼻で笑い、頷く。


(#゚ -゚) 「フン、そーいうこっちゃ…
ここにいる誰が好き好んで往復できる?
一度往くなら決死も覚悟できる。

だのに何度もウロウロしとったら象かて運よく蟻を踏むこともあるわ」

(#゚ -゚) 「それに…… 定員オーバーは?
全部合わせても残り7隻、誰が運転できる?」


「手ぇ挙げてみぃ?」
その声に、ちらほらと頭上に挙がる手のひら…
およそ7人。 舟の数と同じ。 そして ーー


(#゚ -゚)σ 「あんたらの家族にせいぜい数人ずつ足すとして…全員が乗りきれるか?」

(; ゚д゚ ) 「……そうか、その問題もある」

905 名前: ◆WE1HE0eSTs[] 投稿日:2014/09/05(金) 22:03:47 ID:FCjsfqmk0

元より漁船であれば大人数が乗っても
重量の点ではなんとかなる。
大波さえ来なければ転覆する心配もない。

…問題はショボンの用意した手作りの舟。

かつて兄者と弟者の三人で造船していた
潜水艦パーツを分解し、それを分けるように造り上げたそれはせいぜいが1隻ごと7人乗りにしかならない。


「の、乗れるんでしょ? ショボンはそうやって人数分造ったんじゃ…」

(#゚ -゚) 「なんやその根拠……
なら試そうや。 論より証拠でな」

( ゚д゚ ) 「……」


きっと乗りきれない… かもしれない。
彼女はさっさと島を脱出したい一心で人々をうまく誘導している気もするが…

今日このタイミングであの怪物が襲ってくるのは、ショボンにとっても予想外だと口走っていたのをミルナは聞いてしまった。


ーー 後ろで礼拝堂の屋根が爆発炎上。
いまもショボンがアサウルスを引き付けている。


Ъ(#゚ -゚) 「はよしいや。 ああやって爆発したいんか?
…子供とジジババから乗りぃ」


.

906 名前: ◆WE1HE0eSTs[] 投稿日:2014/09/05(金) 22:04:57 ID:FCjsfqmk0


フヨフヨ
( ∵) 〜
     (´・ω・`;;) 「…なにをまごついてるんだ、あっちは」


焼け落ちた屋根の残骸と共に外気に晒け出された礼拝堂で毒づく。
ショボンがアサウルスに仕掛けているのは
時間稼ぎのためだったが、その身に受けたダメージは正真正銘。
爆炎の咆哮は規模が大きすぎてうまく避けられない。

    (∵ ) 〜
(´・ω・`;;) 「このままじゃ先にこっちが参るね」

そう言うショボンの口調からまだ焦りは見られない。
既にいくつかの情報をアサウルス自身から
引き出せている事が、彼を立ち上がらせる理由だった。

907 名前: ◆WE1HE0eSTs[] 投稿日:2014/09/05(金) 22:06:44 ID:FCjsfqmk0

身体に残った屋根の残骸を手で払い除けつつ辺りを見回す。
礼拝堂の二階部分…ちょうど彼自身の私室に落ちたらしい。

砕かれたコンクリートまみれになったベッド脇。
その引き出し棚を乱暴に引っ張り開けて中身を握り込む。

なんでも良かった。 手探りに漁る。
手の中の万年筆や鉛筆、消ゴム、あらゆる事務用品を法衣の袖の下にしまいこんでいく。

(´・ω・`) 「あっ」

引き出しの奥で堅いなにかが指先に引っ掛かった。

(´・ω・`) 「……」


灰黒色の木札 ーー それが三枚。

それも法衣の内ポケットにしまい、
ショボンは再び高く跳び上がった。



            〜 ( ∵)

908 名前: ◆WE1HE0eSTs[] 投稿日:2014/09/05(金) 22:07:40 ID:FCjsfqmk0

(#゚ -゚) 「なんや全員乗れたやんか」


アサウルスが鎮座する目の前の浜辺で
島の住人達は各々舟に乗り込み終わるところだった。


( ゚д゚ ) 「…お前は乗らないのか?」


……その中に、女とミルナの姿はない。
二人は礼拝堂への長階段に腰掛けていた。


(#゚ -゚) 「皆で荷物を減らしてやっとやからな。
あたしまで乗らん方がええやろ」

( ゚д゚ ) 「そう変わらんと思うがな」


通常よりも深く沈む舟は重くゆっくりと…
怯えるように陸を離れて旅立っていく。

アサウルスがどこを見ているのか定かではないが、今も空では爆炎が轟いている。
きっとショボンが何かしているのだ。


::《ゴ ア ア ア ア ッ ッ ッ ! ! !》::


咆哮と共にビリビリと震える空気に
鳥肌をたてるのは何度目だろう。

昨日まで何事もなく過ごしていた日常は
もう跡形もない。
そこかしこで現実離れした炎が破裂するうちに、どこかの神経が切れてしまったのだろうか。

909 名前: ◆WE1HE0eSTs[] 投稿日:2014/09/05(金) 22:08:39 ID:FCjsfqmk0

徐々に小さくなる舟の上で人々は屈み、
頭を上げる様子はない。
それは少しでも恐怖から逃れたい表れであり、彼らに出来る唯一の抵抗だった。


( ゚д゚ ) 「…無事でいてくれよ」


その言葉は誰に向けたか。
女には島を出た人々に向けたものと感じられたが、ミルナにとってはこの女にも、ショボンにも等しく伝えたい言葉。

取り残された二人……
先にミルナが立ち上がり、礼拝堂へと向き直る。


(#゚ -゚) 「どこにいく?」

( ゚д゚ ) 「俺がここに残ったのはショボンを助けるつもりでもあった。
アイツが確保していた武器を借りて俺も戦う」

(#゚ -゚) 「本気で言ってるんか?」


顔を上げる。
爆風に飛ばされながらも鉄の槍を投擲して
怪物 ーー アサウルス ーー に攻撃を仕掛けるショボンの姿が見えた。


(#;゚ -゚) 「あんなこと出来るわけがないやろ」

( ゚д゚ ) 「当然だ。
別に同じことをするわけじゃない…
けど、アイツだって一人であんなバケモノに勝てるわけないじゃないか」

910 名前: ◆WE1HE0eSTs[] 投稿日:2014/09/05(金) 22:09:32 ID:FCjsfqmk0

(#゚ -゚) 「アタシも親から聞いてるで。
ショボンは不死なんやろ? だったら ーー」


ーー 任せておけば良い。
そう言いたいのだろう女の言葉は、
瞬時にミルナの思考を巻き戻す。


( ゚д゚ ) 「違う。 不死でも人間だ。
たとえ死ななくても、俺達と同じ人間だ」

( ゚д゚ ) 「お前は見てないからそう言えるんだ。
皆だってそうだ、アイツを見てこなかったから……」


.

911 名前: ◆WE1HE0eSTs[] 投稿日:2014/09/05(金) 22:10:47 ID:FCjsfqmk0
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『ショボンがそう言ったからって…
信用し難いわ ーー』

     『またなんかやってるよ…』


   『ーー 今じゃ単なる変人さ』


『ショボンはそうやって人数分造ったんじゃ…』




『……不老不死って楽でいいわね。
飲み食いしなくたって生きていけるんでしょ?』


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912 名前: ◆WE1HE0eSTs[] 投稿日:2014/09/05(金) 22:11:35 ID:FCjsfqmk0
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     :( ; ´>ω ):


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913 名前: ◆WE1HE0eSTs[] 投稿日:2014/09/05(金) 22:13:19 ID:FCjsfqmk0

不死……
決して羨ましいとミルナは思えなかった。


単に不死身ならば何も恐れることはない。
怪我を厭わなくていい。
暴君として振る舞えば反逆も許さなくていい。

他人に媚を売る必要もなければ、
誰かを救う必要もまた無いはずだ。


( ゚д゚ ) 「ショボンが一度でも暴力を振るったか?
一度でも島の人らを支配しようとしたか?

細工技術の場を用意したのはアイツだ。
島と大陸の繋がりを作ったのもアイツだ」

( ゚д゚ ) 「ああして舟を造ったのも、島の危機を伝えたのも、皆に避難を勧めたのも、今も怪物と戦ってるのも、全部アイツだ」


(#゚ -゚) 「……」

( ゚д゚ ) 「そんなショボンが…
子供みたいに独り怯えていたんだ。
あの怪物が現れる前」


不死は不老であり、その身体は生き続ける。
だが心はそのままでいられるのだろうか?

人の心は本来、ひどく脆い。

914 名前: ◆WE1HE0eSTs[] 投稿日:2014/09/05(金) 22:15:08 ID:FCjsfqmk0

(#゚ -゚) 「…怯える? アイツが?」


彼女がそれを想像することは難しい。
これまでに知るショボンのイメージとは
だいぶかけ離れていたから。

たまに見かけるショボンの姿はむっつりとしていて、人に興味を示さない…
遠巻きに見ても物事に動じない男性だと、
なんとなく思っていた。


( ゚д゚ ) 「だからせめて側に居てやりたい」

(#゚ -゚) 「…なんやそれ、
あんたはショボンの何なん? 恋人か?」

( ゚д゚ ) 「友達だ」

(#゚ -゚) 「なら大人しく逃げるべきやったな。
友達を亡くしたくないやろショボンかて」


:( ゚д゚ ): 「…見解のちが ーー」
      :《ゴ オ ウ ン ッ ! !》:

:(#;゚ -゚): 「?!」

915 名前: ◆WE1HE0eSTs[] 投稿日:2014/09/05(金) 22:16:37 ID:FCjsfqmk0

二人の会話を咆哮が遮る。
これまでより更に間近で起きた爆炎が
二人の頭の上に瓦礫の雨を降らせた。

ーー そしてアサウルスと孤独に戦う男も。


(;´-ω・`;;) 「っいてて…」

( ゚д゚ ) 「ショボン!」

(;´・ω・`;;) 「なんだ、皆と逃げなかったの」


心配して駆け寄るミルナの顔も見ることなく、ショボンは高く跳び上がった。


( ゚д゚ ) 「おいショボン、まて!」


…彼はそうして跳び上がる。
何度も、何度も。

全ては島の住人が乗り込んだ舟、
そしてミルナ達を巻き込まないために。


.

916 名前: ◆WE1HE0eSTs[] 投稿日:2014/09/05(金) 22:17:46 ID:FCjsfqmk0

(´・ω・`;;) (何度も試したが…間違いない。
アサウルスの咆哮は接触着弾型。
…そして僕が気を引いてるうちは、舟もあのまま通り抜けられるはず)


互いの間に障害物があればそこを基点として爆発が起こる ーー
今もまたショボンが腕を振るうと同時に、
咆哮と爆炎が襲い来るアサウルスの攻撃。

爆風で後ろに吹き飛ばされても肌が焼ける程度で済んだ。
何度も熱でめくれ上がった皮膚…ショボンの腕は中の肉が見えそうだ。
筋肉が動くたびに軋み、痛む。

とはいえ常人なら一歩間違えば即死。
運良く生き延びても、こう分析出来るほど冷静ではいられないだろう。

            (∵ ) 〜
  (´・ω・`;;#) 「ふんっ!」

ショボンは残る鉄の武器を使わず、
先ほど手に入れた事務用品を投擲し始める。


そのたびに視界を埋め尽くす
     咆哮、爆発、核熱、雲煙 ーー

917 名前: ◆WE1HE0eSTs[] 投稿日:2014/09/05(金) 22:18:53 ID:FCjsfqmk0

三三三三三三三三三三三三三三三三三三三
三三三三三三三三三三三三三
三三三三三三三
三三三三            彡
三三   彡      (( :(∵ ): ビリビリ
三     :(つω<`;;): 
三三     ビリビリ  彡
三三三三三
三三三三三三三三三三
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三



今度も直撃はしていない。
ショボンがチャフの様に投げ付けた備品を
アサウルスがその有り余る魔導力で破壊した。
熱源に近くなるほどショボンの身が焦げていく。


ビコーズは風に揺れることはあっても
熱や煙に干渉を受けないのか、無傷で漂い寄り添う。

何かを語っているようにも見える…
だが、その声を今のショボンが聴く事はできない。


(;´-ω-`;; ) 「ふぅ… ふぅ…」

(;´・ω・`;; ) 「……はーあ、子供っぽい」

918 名前: ◆WE1HE0eSTs[] 投稿日:2014/09/05(金) 22:21:42 ID:FCjsfqmk0

その言葉は自分自身の滑稽な姿か、
……それともアサウルスへと向けられているのだろうか。


(´・ω・`;;) (アサウルス…あいつには
僕が何を投げつけているかなんて見えてないんだ。
最初の一撃が何度も来ているものだと奴は思い、反応してるだけじゃないか)


(´・ω・`;;) (…見た目の通り、まるで虫だ)


次の段階へと進む心の準備はできた。
煤にまみれた礼拝堂の瓦礫を踏み砕き、
残骸をまた法衣の袖にしまう。


背中には黒い槍…
腰にぶら下げた数本の鉄剣…
これが今のショボンの武器となる。
…浜辺から、今度は跳び上がらず純粋にアサウルスに向かって海の上を疾走。

ィ'ト―-イ、
以`θ益θ以 《……ゴァ、ゴァ》


海を走り立ち昇る水飛沫が線となり、
 その軌跡をウェーブ上に描いていく。


.

919 名前: ◆WE1HE0eSTs[] 投稿日:2014/09/05(金) 22:22:30 ID:FCjsfqmk0


( ゚д゚ ) 「なあ、でぃ。
この武器は使わないと思うか?」


その頃、ミルナはショボンを見付けた時の
ブルーシートを漁っていた。
塩水に浸からないよう、シートの中には
浮き袋と共に防水袋に包まれた大小様々な
パーツがしまい込んである。

中には古今東西の得物を模したような武器の数々。
剣ひとつ見ても同じ型のものはなく、
ーー この時のミルナには理解できない ーー
刀、手甲鉤、峨嵋刺などの東方武具も揃っている。


(#゚ -゚) 「えらい量を溜め込んでたな。
こんな所に置いといて後でも糞もないやろ」

( ゚д゚ ) 「そうだな、持っていこう」


女は "でぃ" といった。
ミルナは彼女の職業以外を知らなかったが、でぃはミルナをよく知っていたらしい。
曰く、
   『ショボンに懐くウドの大木』
……でぃの周りではそんな声が挙がっていたのだとか。

体格に恵まれ、力もあり、仕事も黙々とこなす……しかし、ただそれだけのつまらない男。

920 名前: ◆WE1HE0eSTs[] 投稿日:2014/09/05(金) 22:24:08 ID:FCjsfqmk0

アサウルスの視界に入らない為か、
少しだけ緩やかな時間が流れる気がした。
連続する爆発音も心なし遠く聴こえるように。


( ゚д゚ ) 「…お前、そんなもの扱えるのか?」

(#゚ -゚) 「適当や適当。
そもそもどれだって一緒やろ?
そんなら遠くに届きそうなこれにするわ」


でぃが手にしたのは柄の丈も刀身も尺の長い長刀。
ツヴァイヘンダーのようにはいかずとも、
似たような扱い方が出来る。

( ゚д゚ ) 「なら俺は……」

そう言ってミルナが取り上げたのは……
極めてオーソドックスな型をした長剣。
ショボンが投擲用に持ち忘れたといっても良いほどに何の変哲もない。


(#゚ -゚) 「…あんた、ほんまつまらんな〜」


ミルナは堅実な男だった。
無理をせず、自身がこなせる身の丈をよく知っている。

だからこそ島の女性から
"異性としてつまらない" 男と呼ばれていたのだろう。
堅実は時に雄の持ち味を殺す。


(#゚ -゚)つ‖ 「あんたはこれを持ちぃ。
なぁに、なかなか似合うと思うで?」


こんな非常時に、でぃはニヤリと笑った。

.

921 名前: ◆WE1HE0eSTs[] 投稿日:2014/09/05(金) 22:27:02 ID:FCjsfqmk0

いざアサウルスに近付いてみると、遠巻きでは分からなかった事がある。
接近戦を挑み始めたショボンだったが ーー

(; ・ω・`;;) 「くそっ! うざったいなあ!」

思わず毒づいてしまう程に苦戦を強いられる。
腕と言わず身体全体を振り回して蟻を振り払おうとする。


最初はただの灰だった…
アサウルスから散り散りと分泌されるそれは、やがて無数の蟻となって身体にまとわりつき ーー

「がっ…」 ( ゚ω゚`;;) ーー 喰われる。


焦げた頬を。
爛れたその腕を。
焼けた法衣の奥にある胸を、背中を。

腐肉をついばむ死鳥のような遠慮のなさは
ショボンの考えていた戦略ごと毟っていく。


だがショボンにとって恐ろしいのは
"喰われる痛み" ではなく、
"喰われる痛みが無い" ことだった。

剥き出した肉が風に触れる痛み…
剥き出した骨が海に濡れる痛み…
激痛はそのせいだ。

"蟻の咀嚼そのものは痛くない" 。


だから気付くのが遅れた。

922 名前: ◆WE1HE0eSTs[] 投稿日:2014/09/05(金) 22:28:32 ID:FCjsfqmk0


ィ'ト―-イ、
以`θ益θ以 《ガアア…》

ィ'ト―-イ、
以`θ□θ以 パカッ


アサウルスの動きも緩慢そのものだ。
咆哮が来るタイミングも判別しやすい。


            (∵ ) ))
      (;・ω・`;;) 「ーー ッ!」


…にも関わらず、もはや身体は言う事を利いてくれなかった。





       ・ω・`;;) 「しまっ ーー 」

何かが光った気がする。



       ω ) 「



彼の耳が一切の音を遮断した。


          「



     爆炎の咆哮は ーー 聴こえない。



.

923 名前: ◆WE1HE0eSTs[] 投稿日:2014/09/05(金) 22:36:41 ID:FCjsfqmk0

----------


(#;゚ -゚) 「どういうこっちゃ、これは」

(; ゚д゚ ) 「俺に聞くな」


思い思いの武器をその手に持ち
ショボンを追いかけたその時、異変は既に起きていた。

二人は肩を上下に揺らすほど、荒い呼吸を抑えられずにいる。


「グウ″ウ″ウ″ル」
「ミルナぁ……」 「でぃい……」

(; ゚д゚ ) 「…皆、やめろ!」


二人の目の前。
口から牙を覗かせ、黄色に輝く瞳…

姿型は島を出るときと同じでも、決定的に異なってしまっている人々の群れがあった。


今も続々と船から人々が降りてくる。
大人も、子供も、…赤ん坊までが自力で。

大陸から戻るにしては早すぎると思っていた…
そこには揃いも揃って振り子のように、
まったく同様に頭を揺らしこちらへと近付く島の仲間達の成れの果て。


(#;゚ -゚) 「近寄るなや!」


それが不気味に佇みながら迫ってきた時、
ミルナもでぃも…反射的に武器を振るってしまった。

二人の足下に血塗れで倒れる男女の姿。
…ミルナが昨日まで言い争っていた若い夫婦の末路。

924 名前: ◆WE1HE0eSTs[] 投稿日:2014/09/05(金) 22:37:30 ID:FCjsfqmk0

(#;゚ -゚) 「ミルナ! おかしいでこれは」

でぃは長刀を両手に握り直す。
手が汗で滑る…
しかし、それは果たして汗だけのせいだろうか。


(; ゚д゚ ) 「なにが……どうなっているんだ」

見倣うようにミルナも武器を構えた。
長身のミルナを遥かに越えた尺の騎兵槍。

それを…黒蟻と化したかつての同郷者へ。


ショボンが用意していた中でも群を抜いて
目立つそれは、
皮肉にもいまやミルナが持つべきものといわんばかりに馴染んでいる。


「やめろ…だと?」

( ゚д゚ ) 「ーー !」

くぐもった声…辛うじて聞き取れた言葉は
醜くしゃがれていた。

925 名前: ◆WE1HE0eSTs[] 投稿日:2014/09/05(金) 22:40:34 ID:FCjsfqmk0

「やめてくレえェえ〜ッ?」

這いつくばり、にじり寄る老人が信じられないような動きで飛び掛かってきた。
ーー まるで虫のように。

(; ゚д゚ ) 「うわああっ?!」

振り回した騎兵槍で老人を横殴りにする。
グニャリと柔らかな感触が伝わると同時に
老人が吹き飛ぶと、それきり動かなくなった。

老人の瞳にあった黄色の輝きは濁った黒色へと。


(; ゚д゚ ) 「ハア……ハア……」

振り抜いた体勢のまま、ミルナの動きは止まってしまう。


    俺は何をしているのか…?
    なぜ島の人間にこんなことを…?


(; ゚д゚ ) 「……」

思考力が失われていくのをぼんやり自覚する。
今の老人もそうだった…、
やはり昨日、自分と言い合った翁その人。

(; ゚д゚ ) 「それを……俺は…?」

(#;゚ -゚) 「ぼさっとするな! 脚!」

(; ゚д゚ ) 「?!」

926 名前: ◆WE1HE0eSTs[] 投稿日:2014/09/05(金) 22:42:44 ID:FCjsfqmk0

いつのまにかミルナの脚はガリガリと齧られている。
それも…赤ん坊に。


「やめろぉ?」
            「やメろ?」
   「 ヤ め ロ ォ ? 」


一体どこから声を出しているのか?
だが確かに赤ん坊から放たれる、
呪詛のように繰り返される言葉は先のミルナの言葉だった。

(; ゚д゚ ) 「なっ?!」

痛みがないせいで気付くのが遅かった。
パニックになり脚をいくら振り回しても、
赤ん坊を振りほどくことができない。

((; ゚д゚ )) 「くそぅ、離れろ! やめろ!」

地団駄を踏んでも、手で押し退けても、
赤ん坊の牙はミルナの皮膚を喰い破っていく。


(#;゚ -゚) 「なにしとるんや?! あんたが死ぬで!」

(; ゚д゚ ) 「だ、だが…!」

 三 (#;゚ -゚) 「〜〜っ クソボケがぁ!」


でぃの振り下ろした長刀は上から下に真っ直ぐ砂浜に吸い込まれる。

「ぴギョあぁッ」

……赤ん坊の首と胴が別れ、ゴロリと転がった。

927 名前: ◆WE1HE0eSTs[] 投稿日:2014/09/05(金) 22:44:44 ID:FCjsfqmk0

(#; -゚) 「……ぅ」


その傷口から   
      ド
       ロ
        リ と…。
赤黒い血液が砂に吸い込まれていった。


(#; -゚) 「……ぅぅ」


赤ん坊の小さな身体に見合わない量の出血。

でぃが助産院で勤めた理由は
新しい命を掬い上げる喜びを知りたかったからだった。


(#; - ) 「…ぐゥっ……」


今…それを自ら断ち切ってしまった。
動いていたのは蟻なのに、
死んで肉と化した赤ん坊は人間になった。


(#; л゚) 「    うぷっ…」


無我夢中のさなか、
脳内麻薬にもマヒさせる事のできない良識が。


(#; ц ) 「ーー うォエッ」


…でぃの口から胃液と共に喪われる。

928 名前: ◆WE1HE0eSTs[] 投稿日:2014/09/05(金) 22:48:05 ID:FCjsfqmk0

(; ゚д゚ ) 「でぃ! しっかりしろ!」

ミルナの心中は罪悪にまみれる。
異状な事態…異状な現状に呑まれた自分と違い、でぃの気丈さに甘えていたのかもしれない。


(# ц )


でぃは跪き、そのまま頭を垂らして動かなくなった。

そのつもりが無くても、女であるでぃに
赤ん坊を斬らせてしまった事を悔いる。
自分の手を汚さず、彼女に被せてしまったのだ……。

:(; >д< ): 「すまん… すまない……!」

心から贖罪する。
今すぐにでも心臓を掻き毟りたくなる程の衝動にかられる。
なんの解決にもなりはしないのに。


しかし彼を取り巻く状況はそれすら許されない。
これを機と見たのか、他の人々も襲い掛かってくる。

四本足で、間接を曲げ、蟻のように…。



      「ミИ,ナぁー〜」

929 名前: ◆WE1HE0eSTs[] 投稿日:2014/09/05(金) 22:49:53 ID:FCjsfqmk0

(; ゚д゚ ) 「うわあああー!!」
ミルナは騎兵槍を振り回した。


     「あ あ あ あ っ !」 ( д ;#)
          ただ闇雲に振った。



   何も考えられなくなるくらい
  心に恐怖が "感染" していく事に、
    彼が気付くことはない。


                 .

930 名前: ◆WE1HE0eSTs[] 投稿日:2014/09/05(金) 22:51:05 ID:FCjsfqmk0
(推奨BGM)
http://www.youtube.com/watch?v=ye71DzVgw_k&sns=em




ーー その時。

931 名前: ◆WE1HE0eSTs[] 投稿日:2014/09/05(金) 22:54:57 ID:FCjsfqmk0

コツン、と。
ミルナの頭に固いものが当たる。

襲われたものだと思い、腰を抜かしながら
慌てて頭上を見上げた先……



           (( (∵) )) フワフワ


それはショボンと共に行動していたはずの
ビコーズ。


(; ゚д゚ ) 「……あ」

もちろんそれをミルナは知る由もないが、
あまりに危機感なく滑るような動きに目を奪われた。


ビコーズの声はミルナにも聴こえない。

だがその動きはまるで、

      (∵ ) ーー もう大丈夫 ーー
           「大丈夫?」

……そう言っている気がした。


( ゚д゚ )


ーー そしてハッとする。
自分自身はまだ、何も失っていない事に。

932 名前: ◆WE1HE0eSTs[] 投稿日:2014/09/05(金) 22:55:56 ID:FCjsfqmk0

この身体はまだ無事なのだ。
ショボンに守られ、でぃに護られていた。

ーー だから聴こえた気がしたのではない、
現実に声が聴こえたのだ。


気付けば周囲の蟻の動きも止まっていた。
皆、一方向に顔を向けている。

( ゚д゚ ) 「……ぁ…」

少しだけ冷静さを取り戻したミルナも
同じく顔を向けてそちらを見やった。


ブラウンの巻き髪、うすい唇。
ミルナとは真逆にその場にいる全員にわざと聞かせるかのような透き通る声。



ξ゚听)ξ「困っているなら力になるわ」


      ( ゚д゚ ;) 「…あんた…は…?」


.

933 名前: ◆WE1HE0eSTs[] 投稿日:2014/09/05(金) 22:56:46 ID:FCjsfqmk0


(´・ω・`) パチッ


ショボンが目を覚ました。

慌てて身体を起こすとそこは海…ではあるものの、海面ではなく舟の上。


(・ω・`;) 「いてて…… ーー ?」


爛れた皮膚に触れる潮風が痛覚を現実に引き戻す。


記憶を手繰る。
ーー 爆炎が直撃するあの瞬間、
何かに護られるような感覚に陥ったことを朧気に思い出した。

935 名前: ◆WE1HE0eSTs[] 投稿日:2014/09/05(金) 22:57:39 ID:FCjsfqmk0

(´・ω・`;) 「……そうか、僕は…」


途中まではショボンが長年蓄えてきた知識と予定調和の範疇で戦いは進んでいた。

しかし、予想を超える計算ミスが続けて
起きたせいで危うくアサウルスに殺されるところだったのだと…
素直に自覚する。


「大丈夫かお?」


そしていま自分の向かいに立つ者。
彼のお陰でショボンは行動不能にならずに済んだ。

低いとも高いともとれないような…
しかし喉元から力強く発される青年の声。


(´・ω・`) 「ありがとう、助かったよ」


心から礼を述べる。
目の前の彼のような存在が現れることは
シャキンのオラクルによって既に伝わっていた……
とはいえ、不安要素の一つだったのは間違いない。

936 名前: ◆WE1HE0eSTs[] 投稿日:2014/09/05(金) 22:58:45 ID:FCjsfqmk0

ショボンの本当の役目。
…それは己のできうる限り、
アサウルスの戦闘情報を集めておくこと。


(´・ω・`) 「こんな状況だけど…
歓迎するよ、僕以外の不死者さん」


(^ω^;)「…どうやらとんでもないことになってるみたいだおね…」



         かつて、ビコーズの
  一度目の神託を目の当たりにした者。


------------------------------------------------------------

( ∵) 『不死 ーー ザザザ ーー は
 ーーザザーー を操り、
  これを迎撃できる可能性を
  秘める』

------------------------------------------------------------


          ビコーズの神託に
    当てはまる、もう一人の不死者。

937 名前: ◆WE1HE0eSTs[] 投稿日:2014/09/05(金) 23:00:20 ID:FCjsfqmk0
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


(´・ω・`) 「急ぎ現時点までに集まった情報を伝える。
頼む、一緒に戦えるならこれほど
ありがたいことはない」

( ^ω^)「もちろんだお!」


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


     「なんでこんな所に…」( ゚д゚ ;)

   ξ゚听)ξ「呼ばれたのよ、アレにね」


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


      〜 ( ∵)  フヨフヨ


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


ィ'ト―-イ、
以`θ益θ以 《ガガガ…》
((@))((@)) ドクンドクン


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

938 名前: ◆WE1HE0eSTs[] 投稿日:2014/09/05(金) 23:01:10 ID:FCjsfqmk0

      ((@))((@))

             ドクン…
                 .

939 名前: ◆WE1HE0eSTs[] 投稿日:2014/09/05(金) 23:02:17 ID:FCjsfqmk0


    ( ( @ ) ) < 人 人 > ( ( @ ) )

            ドクン…

                 .

940 名前: ◆WE1HE0eSTs[] 投稿日:2014/09/05(金) 23:03:11 ID:FCjsfqmk0


  ( ( ◎ ) )   ⊆从 -∀从⊇   ( ( ◎ ) )


          ド ク ン ・・・






(続)

941 名前: ◆WE1HE0eSTs[] 投稿日:2014/09/05(金) 23:04:54 ID:FCjsfqmk0
------------


〜now roading〜


( ^ω^)

HP / A
strength / B
vitality / A
agility / A
MP / H
magic power / E
magic speed / C
magic registence / F



ξ゚⊿゚)ξ

HP / G
strength / A
vitality / C
agility / D
MP / B
magic power / C
magic speed / C
magic registence / H


------------

942 名前: ◆WE1HE0eSTs[] 投稿日:2014/09/05(金) 23:05:53 ID:FCjsfqmk0

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

          ディスクを入れ換えてください。

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

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