-
108 名前: ◆MiP3CC60hw[] 投稿日:2017/08/26(土) 22:50:42 ID:.Uw5vVOg0
-
人( 、 *川『こうやって、手を合わせてお祈りするのよ。ほら、貴方もやってみて』
/ 3『……儂はいい』
人( 、 *川『つれないこと言わないでよ。ほらほら』
/ 3『……』
( 、 *川『もう、貴方ったら……』
彼女は、呆れたように小さく笑う。なんとなくバツが悪くて目を逸らした。
儂のそんな姿を見て、彼女はクスクスと笑う。恥ずかしさから、眉根を寄せた不機嫌な顔をしてみる。
それを見て彼女は更に笑い続けた。
-
109 名前: ◆MiP3CC60hw[] 投稿日:2017/08/26(土) 22:51:16 ID:.Uw5vVOg0
-
/ ,' 3「……」
目を開けると、そこには見慣れた天井。鳥の鳴き声が微かに聞こえてくる。
ゆっくりと体を起こす。汗が寝間着に張り付いて気持ちが悪い。ねちっこい夏の暑さと共に肌に纏わりつく。
/ ,' 3「ペニサス……」
懐かしい夢を見た。幸せだった頃の夢だ。
.
-
110 名前: ◆MiP3CC60hw[] 投稿日:2017/08/26(土) 22:51:54 ID:.Uw5vVOg0
-
( ・∀・)神様と(#゚;;-゚)生贄のようです
其の肆
.
-
111 名前: ◆MiP3CC60hw[] 投稿日:2017/08/26(土) 22:52:35 ID:.Uw5vVOg0
-
(#゚;;-゚)「モララーもいつかはモナーさんみたいにお爺ちゃんになるの?」
( ・∀・)「僕はずっとこの姿だよ。神は基本的に姿は変わらないんだ」
(#゚;;-゚)「そうなの?」
( ・∀・)「うん。僕もしぃもギコもモナーもずっと姿は変わってないよ」
(#゚;;-゚)「……モララーとしぃさんとギコさんは若い見た目なのに、どうしてモナーさんだけお爺ちゃんの見た目なの?」
( ・∀・)「えっとね……僕たち神はね、人間の信仰が具現化した存在なんだよ」
(#゚;;-゚)「信仰が具現化……」
( ・∀・)「うん。こんな神様がいて、こんな見た目でーっていう人間たちの想像が擬人化ならぬ擬神化してるの」
(#゚;;-゚)「信仰が具現化してるから、元となる信仰が無くなると神様は消えちゃうの?」
( ・∀・)「そういうこと。神は人間に依存しまくってる存在なんだよね」
( ・∀・)「で、モナーの見た目が老けてるのは、人間が老けた外見を想像したからじゃないかな」
(#゚;;-゚)「その想像が具現化したってこと?」
( ・∀・)「そうそう」
壁|´∀`)"「はいざんねーん!!」ニュッ
(;・∀・)「うわっ!? いたのかよお前!」
( ´∀`)「壁に耳くっつけて聞いてたモナ。体ごとベターって」
(;・∀・)「うわあ」
( ´∀`)「人間干渉モードを切り忘れてて、通りがかった村人に不審な顔されたモナ」
(;・∀・)「何やってんだお前……」
( ´∀`)「『モララー様の本殿ハァハァ』って言ってごまかしたモナ」
(;・∀・)「何やってんだお前!!」
-
112 名前: ◆MiP3CC60hw[] 投稿日:2017/08/26(土) 22:53:06 ID:.Uw5vVOg0
-
( ´∀`)「で、モナの見た目がイケオジだっていう話モナね?」
( ・∀・)「イケオジじゃねーよ単なるジジイだよ」
( ´∀`)「モナはね、人神なんだモナ」
(;・∀・)「……そうだったの!?」
(#゚;;-゚)「人神って?」
( ´∀`)ロ「人神とは、人が没した後にその人物を神として祀る信仰形態。
大きく分けると二つあり、生前にこの世に恨みを残して没したものが祟りを引き起こすことを恐れてこれを鎮めるために祀るものと、生前に優れた業績を残したものを死後に神として祀ることでその業績を後世に伝えようとするものである」
(;・∀・)「露骨にスマホを見るな」
( ´∀`)「Wikipedia便利モナ」
-
113 名前: ◆MiP3CC60hw[] 投稿日:2017/08/26(土) 22:53:39 ID:.Uw5vVOg0
-
( ´∀`)「モナは元々人間だったモナ。で、生前のモナがすごかったから死んだ後に神として祀られたモナ」
(;・∀・)「お前生前なにしたの……」
( ´∀`)「うふふ」
(;・∀・)「うふふじゃねぇ」
( ´∀`)「んで、人神ってのは死んだ時の姿に依存するモナ。モナは長生きしたからこういう見た目モナ」
(;・∀・)「……お前、神様歴からして、人間だった頃って随分昔の話だろ? その頃って人間の平均寿命は短かったんじゃないか?」
( ´∀`)「そうモナね。長生きできる時代じゃないのにモナは長生きしたモナ。それも人神として祀られた理由の一つかもしれないモナ」
(#゚;;-゚)「コイツめっちゃ生きるじゃんヤベェ祀ろう!みたいな……?」
( ´∀`)「そんな感じモナ」
(;・∀・)「でぃ、そんな言葉遣いやめなさい!」
-
114 名前: ◆MiP3CC60hw[] 投稿日:2017/08/26(土) 22:54:05 ID:.Uw5vVOg0
-
(#゚;;-゚)「普通の神様と人神ってどう違うんですか?」
( ´∀`)「人神の方が強いモナ」
(;・∀・)「うわムカつく」
( ´∀`)「元が人間か、人間の想像かってのが大きいモナね」
( ´∀`)「なんて言うか、人神の方が確固たる存在? てーきーなー?」
(;・∀・)「とても腹が立つ」
-
115 名前: ◆MiP3CC60hw[] 投稿日:2017/08/26(土) 22:54:32 ID:.Uw5vVOg0
-
( ´∀`)「さーて、モララーを煽ったところでモナは帰るモナ」
(;・∀・)「煽り逃げかよお前」
壁|´∀`)ノシ「じゃーねモナ」
(#゚;;-゚)ノシ「さようなら」
(;・∀・)「何しに来たのアイツ……」
-
116 名前: ◆MiP3CC60hw[] 投稿日:2017/08/26(土) 22:55:02 ID:.Uw5vVOg0
-
壁|´∀`)" ニュッ
(;・∀・)「うわ、また来た」
(#゚;;-゚)「忘れ物か何かですか?」
( ´∀`)「モララー、まずいモナ」
(;・∀・)「へっ?」
( ´∀`)「とにかく、来るモナ」
壁|彡 スッ
(;・∀・)「な、なんなんだ……」
(;#゚;;-゚)「とにかく行ってみよう?」
(;・∀・)「うん……」
-
117 名前: ◆MiP3CC60hw[] 投稿日:2017/08/26(土) 22:55:34 ID:.Uw5vVOg0
-
ξ )ξ
(;・∀・)「あ……あれは……!」
(;#゚;;-゚)「内藤さんのところの……!」
(;・∀・)「なんで倒れて……」
( ´∀`)「そんなことはどうでもいいモナ。さっさと助けるモナよ」
(;・∀・)「……」
( ´∀`)「……モララー?」
(;・∀・)「……俺は、行かない」
(;#゚;;-゚)「モララー!? なんで……」
(;-∀-)「僕は人間には干渉しない」
(;#゚;;-゚)「……」
( ´∀`)「……目の前で人が死にそうなのにまだそんなこと言ってるモナ?」
(;・∀・)「……これは譲れないんだ」
( ´∀`)「……もういいモナ。モナは助けに行くモナ」
(;#゚;;-゚)「モララー……」
(;-∀-)「……でぃ、本殿に戻るよ」
(;#゚;;-゚)「……うん」
-
118 名前: ◆MiP3CC60hw[] 投稿日:2017/08/26(土) 22:56:12 ID:.Uw5vVOg0
-
(;・∀・)「……」
(;#゚;;-゚)「……ねぇ、モララー」
(;・∀・)「……なに?」
(;#゚;;-゚)「モララーは、どうして人間に干渉しないって決めてるの?」
(;・∀・)「……それ、訊いちゃう?」
(;#゚;;-゚)「は、話したくないならいいけど……」
(;・∀・)「……いや、話すよ」
-
119 名前: ◆MiP3CC60hw[] 投稿日:2017/08/26(土) 22:56:49 ID:.Uw5vVOg0
-
( ・∀・)「ずっと前、僕が神になりたての頃。僕は人間と共に生きていた」
(;#゚;;-゚)「それって、人間に干渉してたってこと?」
( ・∀・)「そう。昔は神として人間と助け合っていたんだ」
( ・∀・)「僕は人を手伝い、人もまた僕を手伝い……って感じで」
( ・∀・)「でもね、だんだん均衡は崩れていった」
( ・∀・)「人間が、神の力を過信し始めた。神だって万能じゃないのにね」
-
120 名前: ◆MiP3CC60hw[] 投稿日:2017/08/26(土) 22:57:20 ID:.Uw5vVOg0
-
『モララー様、妻が危篤なんです! 助けてください!』
(;・∀・)『いや、僕に助ける力は無くて……』
『そんな、神様なんだからそれくらいできるでしょう!?』
『モララー様、お願いします! どうか、うちの子を助けてください!』
(;・∀・)『それは僕にはできないことなんだ……』
『嘘を言わないでください! 神様でしょう!? うちの子を見捨てるんですか!?』
『モララー様』
(;・∀・)
『モララー様』
(;-∀-)
『モララー様』
(; ∀ )
.
-
121 名前: ◆MiP3CC60hw[] 投稿日:2017/08/26(土) 22:57:57 ID:.Uw5vVOg0
-
( ・∀・)「それから、僕は人間に干渉するのはやめた」
( ・∀・)「人間が神に依存するのは良くない。人間は人間だけで生きていけるんだから」
( ・∀・)「神の存在が人間の秩序を乱してしまうんだ」
( ・∀・)「人間に干渉をやめてから、本殿に籠ってた」
( ・∀・)「そしたらね、信仰を失って消えかけたんだ」
(;#゚;;-゚)「えっ……」
( ・∀・)「そのときはモナーが助けてくれたおかげで消えずに済んだんだけどね」
(;#゚;;-゚)「……」
( ・∀・)「まあ、こんな感じだね。僕が人間に干渉しない理由は」
-
122 名前: ◆MiP3CC60hw[] 投稿日:2017/08/26(土) 22:58:24 ID:.Uw5vVOg0
-
壁|´∀`)"「……モララー」
(;・∀・)「あ、モナー……」
( ´∀`)「……ダメだったモナ。さっきの人」
(;-∀-)「……」
(;#゚;;-゚)「内藤さん……」
( ´∀`)「お葬式は今夜行うらしいモナ。身内だけでひっそりと」
(;-∀-)「……そっか」
-
123 名前: ◆MiP3CC60hw[] 投稿日:2017/08/26(土) 22:59:11 ID:.Uw5vVOg0
-
*
内藤家の若妻が死んだ。
神社の境内で、心臓発作を起こして倒れた。
設楽葉村の者ではない老人が担いで村の診療所へと運んだが、すぐに命を落とした。
無理もない。設楽葉村の医療機関は小さな診療所だけである。医者も設備も不十分だ。
( ;ω;)「ツン……どうして……!!」
/ ,' 3「……今日は一緒に神社に行かなかったのか?」
( ;ω;)「今日は朝早くから仕事があったので、一緒に神社には行ってないですお」
/ ,' 3「……兆候はあったのか?」
( ;ω;)「いいえ、全く。昨日も今日も元気でしたお」
/ ,' 3「……そうか。ご愁傷様」
-
124 名前: ◆MiP3CC60hw[] 投稿日:2017/08/26(土) 23:00:11 ID:.Uw5vVOg0
-
( ;ω;)「毎日、ツンと一緒に健康をお祈りしたのに……」
( ;ω;)「どうして……どうして……」
/ ,' 3「……」
内藤家の亭主は、涙を流し続ける。みっともないくらいにボロボロと、顔をぐしゃぐしゃにして泣いている。
あいつが死んだとき、儂は涙を流さなかった。いや、流れなかったのだ。
悲しいはずなのに、悔しいはずなのに、頬から涙が落ちることは一滴すらなかった。
/ ,' 3(……そういえば、アレも、泣かなかったな)
幼い少女の、光のない目を思い出していた。
-
125 名前: ◆MiP3CC60hw[] 投稿日:2017/08/26(土) 23:00:51 ID:.Uw5vVOg0
-
*
でぃの両親は信心深く、毎日神社へと来ていた。
(*゚∀゚)「あ! 村長とペニサスさん! おはよーございまーす!」
ミ,,゚Д゚彡「おはようございます」
('、`*川「あら、お早いですね」
/ ,' 3「……おはよう」
天真爛漫な妻と、落ち着いた夫。
妻のペニサスは、同じく信心深かったため、この夫婦とすぐに仲良くなった。
-
126 名前: ◆MiP3CC60hw[] 投稿日:2017/08/26(土) 23:02:25 ID:.Uw5vVOg0
-
('、`*川「ふふ、今日もフサさんとつーさんとお話しするのが楽しみだわ」
/ ,' 3「良かったな」
('、`*川「ええ。でぃちゃんもすくすく大きくなって……。羨ましいわ」
/ ,' 3「……」
あの夫婦は、毎日神社に子どもを連れてきている。まだ幼く、妻の背中で眠る姿しか見たことはないのだが。
儂ら夫婦には子どもがいない。
ペニサスの体は弱いため、出産に耐えることができないらしい。
ペニサスは子どもを欲しがっていたので、その事実を知った時はひどく落ち込んでいた。
儂は、子どもを欲しいとは思わなかった。ペニサスさえいれば充分だから。
ペニサスさえいれば、充分だったのだ。
.
-
127 名前: ◆MiP3CC60hw[] 投稿日:2017/08/26(土) 23:03:10 ID:.Uw5vVOg0
-
ある朝、ペニサスは布団の中で冷たくなっていた。
常に体調は良くなかったのだが、ここ数日は特に具合が悪そうだった。
それでもペニサスは神社に通うことをやめなかった。
何度止めても彼女は毎日モララー様のもとに赴いた。儂が止めても、あの夫婦が止めても。
そして自身の健康を願ったはずだ。
しかし、結果はどうだ。
彼女はあっさりと、赤子の手をひねるかのように、逝ってしまった。
ペニサスは、お祈りを欠かさなかった。体調が悪かろうとお構いなしに、来る日も来る日も祈り続けた。
/ ,' 3(どうして死んだんだ)
毎日、祈っていたのに、どうして。
ああ、そうか。
/ ,' 3「神様なんて、いないのか」
.
-
128 名前: ◆MiP3CC60hw[] 投稿日:2017/08/26(土) 23:03:48 ID:.Uw5vVOg0
-
ペニサスの死から数年が経ったある日、あの夫婦は事故で死んだ。
まだ若いのに、幼い子どもがいるのに、あっけなく二人の命は散った。
あの夫婦に親戚はいなかったため、村長である儂が子どもを引き取ることになった。
(#゚;;-゚)「……」
両親の死を知らないはずはないのに、少しも泣きはしない。
子どもだというのに我慢しているのか。もっと子どもらしく大泣きすればいいのだ。
/ ,' 3「……」
まったく、可愛げがない。
どうしてか、ペニサスが死んだ日を思い出す。
愛する妻の死に、涙を流せなかった自分が、この幼子と重なってしまう。
/ ,' 3(……ああ、腹が立つ)
まるで自分自身を見ているような気分だ。
-
129 名前: ◆MiP3CC60hw[] 投稿日:2017/08/26(土) 23:04:34 ID:.Uw5vVOg0
-
それからしばらく、でぃとの暮らしをするも、距離が縮まることなどなかった。
話しかけてもろくに言葉を返さない。ニコリとも笑わない。
/ ,' 3(本当に可愛げがないな)
苛立ちが募り、次第にでぃに対してキツく当たるようになる。時には暴力を振るってしまうこともあった。
それでも顔色ひとつ変えることはなかった。空虚な瞳は、怒りも悲しみも映さない。
どこか自分自身に似ていると感じてしまう。それが腹立たしくて仕方がなかった。
.
-
130 名前: ◆MiP3CC60hw[] 投稿日:2017/08/26(土) 23:05:06 ID:.Uw5vVOg0
-
*
/ ,' 3「……なあ、内藤」
( ´ω`)「なんですかお……」
内藤ツンの葬儀は終わった。内藤家の亭主は泣き止みはしたものの、見るからに意気消沈してしまっている。
腫れたまぶたが痛々しい。
/ ,' 3「モララー様に、毎日祈りを捧げていたのだろう?」
( ´ω`)「はい……ツンと一緒に長生きできますようにって……」
/ ,' 3「しかし、その祈りは届かなかった。何故だと思う?」
( ´ω`)「……僕の祈りが足りなかったんですお」
/ ,' 3「そんなことはない。お主は充分に祈っていた」
( ´ω`)「……そう言っていただけると嬉しいですお」
/ ,' 3「お主も、お主の妻も充分すぎるほどに祈りを捧げた。
ならば、どうしてお主の妻は助からなかったのだと思う?」
( ´ω`)「……分かりませんお」
/ ,' 3「神様など、モララー様などいないからだ」
( ^ω^)「……!」
-
131 名前: ◆MiP3CC60hw[] 投稿日:2017/08/26(土) 23:05:43 ID:.Uw5vVOg0
-
/ ,' 3「モララー様は優しい神様だと、そういう風に言われているな?」
( ^ω^)「……はいですお」
/ ,' 3「優しい神様であるならば、お主の妻を助けてくださったはずだ」
( ^ω^)「それは……確かに……」
/ ,' 3「儂の妻が生きていた頃、妻は毎日神社で祈りを捧げた。にも関わらず、あっさりと逝ってしまった」
( ^ω^)「……!」
/ ,' 3「信心深い夫婦が、子どもを遺して亡くなったこともあった」
( ^ω^)「……」
/ ,' 3「信じたところで救われなどしないのだ」
( ^ω^)「……モララー様なんて、いないから……」
/ ,' 3「そうだ」
(;^ω^)「じゃあ、ずっと、ずっと無駄なことを……」
(#;ω;)「そんな……こんなことって……」
-
132 名前: ◆MiP3CC60hw[] 投稿日:2017/08/26(土) 23:06:17 ID:.Uw5vVOg0
-
/ ,' 3「泣くな、内藤」
(#;ω;)「……」
/ ,' 3「これ以上、神に騙されるような事態があってはならない」
(#;ω;)「僕も、そう思いますお……!」
/ ,' 3「儂はもう、同じ悲しみを繰り返したくないんだ。
内藤、協力してもらえないか?」
(#;ω;)「はい! 僕にできることなら、なんでも!」
/ ,' 3「他の村人たちにも協力を仰ぎたい。まずは各家をまわり、事情を話そう。
そして……」
「明日には神社を取り壊してしまおう」
其の肆 了