■( ^ω^)午前中に午後の紅茶を飲んだので死刑判決が下るようです
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1 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします[] 投稿日:2014/12/15(月) 21:11:32.29 ID:NghJungV0
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――最高裁判所
(´・ω・`)「理由。被告は平成XX年X月X日、午前中であるにも関わらず午後の紅茶を飲み――」
静まり返った法廷に、淡々と裁判長の声だけが響いていた。
長かった裁判がようやく終わることからくる安堵からか、かなりリラックスして読み上げているようだ。
ふざけるな、と思う。これからその罪を償わなければならなくなった男のことは蚊帳の外なのか。
(´・ω・`)「主文…被告人を――」
少しだけ身体の力が抜けたのが分かった。判決理由が先に読み上げられてしまった。
もう逆転は無いって分かったから大丈夫。
僕は、身体に纏わりついていた震えを振り払うかのように頭を上げ、僕を殺す男の目を見据えた。
(´・ω・`)「――死刑に処する」
身構えていたはずなのに、その言葉はあまりにも重かった。
世界が崩れる音がしたような気がして、僕は膝から崩れ落ちた。
( ^ω^)午前中に午後の紅茶を飲んだので死刑判決が下るようです
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4 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします[] 投稿日:2014/12/15(月) 21:12:57.23 ID:NghJungV0
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ξ゚听)ξ「ごめんなさい」
裁判後失神したらしい僕が、運ばれた医務室で目覚めたのが一時間前。
それから連れて来られた面会室で顔を付き合わせた国選弁護士は、一回り老け込んで見えた。
それが、何かに押しつぶされそうな佇まいで頭を下げているのだから、もういたたまれなかった。
( ^ω^)「頭を上げてくださいお…結果的に死刑ですけど、弁護士さんはよくやってくれたと思いますお」
ξ゚听)ξ「それでも、せめておちんぽ切断刑ぐらいには減刑させてあげたかったわ…」
泣きながら何度も、何度も詫びる女弁護士の姿を見ていると妙にムラムラして困る。
今晩はこれをオカズに抜こう、しかし悟られないようにしなければ、と僕の心の捜査一課はてんてこ舞いだった。
( ^ω^)「おちんぽ切断の方が耐え切れないですお。それぐらいならいっそ死んだほうがましだお」
ξ゚听)ξ「…私、もう弁護士を辞めようかと思ってるわ」
僕は大丈夫だ、とばかりに無理矢理笑って見せたのに、彼女は勝手に自分語りを始めた。
困ったもんだと思いながらも社交辞令として理由を聞いてみたところ、まあありきたりな答えが返ってきた。
ξ゚听)ξ「年収とコネと社会的地位といい旦那を探すついでに人を救う為に弁護士になったのに…あなたを助けられなかった…」
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5 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします[] 投稿日:2014/12/15(月) 21:16:03.35 ID:NghJungV0
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正直どうてもいい、というか、死刑判決に対してショックを受ける権利があるのは僕だけだろうに…。
半ば全部少しだけ呆れた僕は、それでも彼女を勇気付けようと言葉を紡ぐ。
( ^ω^)「担当した被告が死刑判決を下された時に辞めたくなる弁護士は多いと聞きますお。知らんけど」
ξ゚听)ξ「多いってどのくらい?統計のデータを出してもらえるかしら?え?嘘なの?」
( ^ω^)「でもそんなんでみんな辞めてしまったら…本当に無罪な人も助けられないですお。正直興味ないけど」
ξ゚听)ξ「私理系から文転して弁護士になった設定だからデータとか気になるのよねー。私も興味ないけどー」
( ^ω^)「だから僕は、あなたはまだやめるべきではないと――え?設定って何?え?え?」
ξ゚听)ξ「実は私、弁護士の資格持ってないのよ。持ってるのは弁理士。似てるからみんな騙されてくれて助かるわ」
( ^ω^)「いやお前マジふざけんなよそんな軽い気持ちで弁護されてこちとら死刑判決だぞクソビッチ」
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8 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします[] 投稿日:2014/12/15(月) 21:18:34.43 ID:NghJungV0
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ガチャ
( ゚д゚ )「面会時間終了だ。こっちに来い」
(;^ω^)「ちょ、ちょちょちょちょちょっと看守さん!!!こいつ弁護士じゃありませんでした!!!!」
( ゚д゚ )「え?それマジ?確かに法律用語とか知らなかったし俺も怪しいと思ってたけど」
ξ゚听)ξ
ξ゚听)ξつ[1000]
( ゚д゚ )
ξ゚听)ξつ [1000]と(゚д゚*)
(*゚д゚*)「いや嘘だろそんなん…この人本物の弁護士だって絶対…」
つ[1000]と
( ;ω;)「ちくしょおおおおおおーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!」
僕に味方は、いなかった。
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11 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします[] 投稿日:2014/12/15(月) 21:21:29.31 ID:NghJungV0
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それから数日間、僕はストレスのあまり寝ることも食べることも出来なかった。
でもおちんぽフェスティバルはした。ツン弁護士(弁理士)の太ももで。
そして僕の調子が戻っておちんぽフェスティバルの回数が1日12回まで減少した頃…
新しい出会いが僕を待ち受けていた――
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15 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします[] 投稿日:2014/12/15(月) 21:23:23.44 ID:NghJungV0
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ガチャッ
( ´∀`)「面会だモナ。面会室に連れてくモナ」
( ^ω^)「あれ?この前の看守さんは?」
( ´∀`)「勤務中に1000円札を持ってはしゃいでたから解雇されたモナ」
( ^ω^)「あらあら」
――面会室
( ^ω^)「入りますお…」
('A`)「どうぞ」
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16 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします[] 投稿日:2014/12/15(月) 21:24:47.33 ID:NghJungV0
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( ^ω^)「おっ…?綺麗なおねーちゃんじゃないのかお死ねお帰るお」
('A`)「まあ待ちたまえ。あとでちんちん見せてやるから」
( ^ω^)「仕方ない、話を聞くお」
('A`)「ありがとう…。ぶっちゃた話だけど、君って冤罪だよね?」
(;^ω^)「えっ!?!?!?!?!?!?なんでそれを!?!?!?!?!?」
('A`)「なんでも何も…まさか君、僕の顔を覚えてないのかい?」
(;^ω^)「えっと…あっ…!分かった!!家の近所に出没するダスキンおじさんだお!!!!!」
('A`)「いや違うよ。それは夜の姿だからね。日中は警察官さ」
(#^ω^)凸「…ポリ公の癖に何の用だお?」
('A`)「まあ待ちたまえ。ここからは昔話だが――」
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17 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします[] 投稿日:2014/12/15(月) 21:26:39.59 ID:NghJungV0
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――数年前・冬
('A`)(ああ…帰ったらJSにおちんぽ露出して遊ぼう…)
( ゚∀゚)(くっそ…あのデリヘル嬢…金積んでも本番駄目なのかよ…)
その日私は、信頼していた先輩警官と共にパトロールに出かけたんだ。
そうしたらね、見つけたんだよ。
( ^ω^)
あの日の君を。
( ゚∀゚)「おっ…!おいドク…ドクトル…いやドクロベエ…だっけ?とにかくあいつ怪しくないか!?」
('A`)「いや毒尾ですけど。ちなみにどこがですか先輩?」
( ゚∀゚)「なんかオタクくせえしピザだしきめえし」
('A`)「差別主義者ですか先輩」
( ゚∀゚)「ああいう奴を監視しとくとな、絶対なんかやらかすからな…」
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20 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします[] 投稿日:2014/12/15(月) 21:28:32.67 ID:NghJungV0
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( ^ω^)(午後の紅茶飲みたいお…)
( ^ω^)(でも午前中に飲んだら死刑だお…)
( ^ω^)トケイチラッ
( ^ω^)(あと10秒で午後だお…それまで我慢だお…)ウズウズ
チッチッチッ…カチッ!!!!!!!!!!!!
キタ―――――――――( ^ω^ )―――――――――!!
( ^ω^)ゴックゴックゴックゴッグズゴッグアッガイゾッグゾグ
( ^ω^)「ぷっはあああああ!!!!!うまいお!!!!!!!午後の紅茶最高お!!!!!!」
( ゚∀゚)「おい、ちょっといいか」
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21 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします[] 投稿日:2014/12/15(月) 21:29:27.78 ID:NghJungV0
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( ^ω^)「ん?なんやポリ公やないけ?何の用じゃはよしいや」
( ゚∀゚)「お前さっき…午後の紅茶を午前中に飲んでたよな?」
( ^ω^)「いやちゃんと午後になってから飲んだがや?」
( ゚∀゚)「それは違う。俺の腕時計だと11:59:59だった」
(;^ω^)「!?そんなはずはなかと…!おいどんの時計だと確かに正午だったでごわす!!!!!」
( ゚∀゚)「お前の時計がずれてたんだよ。アホが」
(;^ω^)「そんな馬鹿な…!絶対に間違わないようにセシウム原子時計を持ち歩いていたのに…!」
( ゚∀゚)「俺の時計の方が精密だったようだな。さすがダイソーの100円ウォッチだ」
( ;ω;)「おっ…おおっ…僕は何てことをっ…」ブリブリビチチ
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22 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします[] 投稿日:2014/12/15(月) 21:30:39.25 ID:bydSKcGS0
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セシウム原子時計でワロタ
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23 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします[] 投稿日:2014/12/15(月) 21:33:29.88 ID:NghJungV0
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――面会室
( ^ω^)「――そう、それで僕は逮捕されたんだったお。それがどうかしたかお?」
( ~δ~)「実はあの時、私の上司の腕時計は狂っていたんですよ」
(;^ω^)「な、なんと…!て言うかお前誰だよきめえ顔してんな」
( ~δ~)「申し遅れました。私は毒尾と申すものです」
( ^ω^)「マイケル谷岡さん…ですかお。それで、あなたは今日なんのために…?」
( ~δ~)「それはもちろん――冤罪を晴らすためですよ」
( ^ω^)「冤罪…」
( ~δ~)「ええ。証拠があれば冤罪を訴えて再審請求が出来るような気がします」
( ^ω^)「証拠はあるんですかお?時計が狂っていたという証拠」
( ~δ~)「ないですね」
( ^ω^)「アラマー」
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24 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします[] 投稿日:2014/12/15(月) 21:33:37.61 ID:q4zt7M//0
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参考までにセシウム原子時計
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26 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします[] 投稿日:2014/12/15(月) 21:35:48.49 ID:NghJungV0
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( ~δ~)「ですが」
( ^ω^)「お?」
( ~δ~)「証人を用意しました」
('A`)「ちーっすーどうもー」
( ^ω^)「この人は?」
( ~δ~)「あなたが逮捕された瞬間を見守っていた警察官です」
(#^ω^)「お前のせいで僕はこんなところに…!!!!ふっざけんなお!!死ね!!!!!!」
( ~δ~)「まあまあ。この人に証言してもらうことが出来ればあなたは助かるんですよ?」
( ^ω^)「確かにそうだわ。穏便にいこう」
('A`)「でもなー証言とかはなーしたくないかなー」
( ^ω^)「あとでちんちん見してあげるからさー頼むよー」
('A`)「あー…うん、それならいいよ」
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27 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします[] 投稿日:2014/12/15(月) 21:37:27.44 ID:NghJungV0
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――最高裁判所・再審裁判会場
(´・ω・`)「被告人を無罪とする」
(*^ω^)「やったああああああああああ!!!!!!」
('A`)「ねーそんなんいいから早くちんちん見せてよー早くー」
(*^ω^)「モロチン、じゃないもちろんいいお!!!!喜びのちんちんスプラッシュだお!!!!!」
⊂⌒ヽ (⌒⊃
\ \ /⌒ヽ / /
⊂二二二(*^ω^)ニニ二⊃
\ \_∩_/ /
( (::)(::) )
ヽ_,*、_ノ ブーン
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__[警]
('A`) (*^ω^)
( )Vノ )
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29 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします[] 投稿日:2014/12/15(月) 21:40:02.91 ID:cXCye7w00
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ワロタ
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30 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします[] 投稿日:2014/12/15(月) 21:40:16.21 ID:NghJungV0
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(´・ω・`)「はい、それでは陪審員の皆さん判決をお願いします!」
('A`) .(´・ω・`) ( ~δ~) ξ゚听)ξ
( ) ( ) ( ) ( )
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┃┃ 死刑 ┃┃┃ 死刑 ┃┃┃ 死刑 ┃┃┃ 死刑 ┃┃
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/ バ ー ー ー ー ー ー ー ン \
(´・ω・`)「はい、逆転有罪。死刑確定ね」
( ゚ω゚)「チョモランマ!!!!!」
( ^ω^)午前中に午後の紅茶を飲んだので死刑判決が下るようです 〜終わり〜
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31 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします[] 投稿日:2014/12/15(月) 21:41:03.45 ID:NghJungV0
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あとがき
ここまで読んでいただきありがとうございました。
これは実際の法律の闇を暴くような作品が必要と思い執筆した作品です。
本作品を読んで、法律や弁護士の仕事、またちんちんやホモセックスに興味を持っていただけたら嬉しいです。
ホモセックス自体は楽しいものですが、AIDSは怖いですよね。
そのせいでハッテン場デビューできない人もいると理解していただけたら…この作品を書いた意味があると思います。
それでは、またどこかのハッテン場でお会いしましょう。
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34 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします[] 投稿日:2014/12/15(月) 21:44:23.35 ID:k/Ddzzhc0
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めんどくさくなってんじゃねえw
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36 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします[] 投稿日:2014/12/15(月) 21:58:35.07 ID:yrIjOQ82r
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乙!感動した!
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