■(´・ω・`)夢夢夢夢夢ようです
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1 名前:350 ◆tnfjPzG3rY[] 投稿日:2014/03/18(火) 00:20:57 ID:4tddb9EU0
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話話話話話
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2 名前:350 ◆tnfjPzG3rY[] 投稿日:2014/03/18(火) 00:22:14 ID:4tddb9EU0
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AAの精神というものは、現実への関心と睡眠をとる時に投身されるバーチャル的な世界の二つに分けられる。
この二つが互いに入れ違い、AA達は正常な精神を保っていると言っても過言ではない。
私はこのセパレートな性質に目をつけ、実に20年という時間をかけて研究に取り組んだ。
現実世界にほとほと呆れ、見損ない、全てを捨てた私が長い間夢想した
「夢の未来世界」の実現のために。
(ショボンの手記冒頭部分より抜粋)
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4 名前:350 ◆tnfjPzG3rY[sage] 投稿日:2014/03/18(火) 00:23:30 ID:4tddb9EU0
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現現現現現
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5 名前:350 ◆tnfjPzG3rY[sage] 投稿日:2014/03/18(火) 00:24:13 ID:4tddb9EU0
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とある病室で、ひとりの若い少女がたくさんの管に繋がれて横たわっていた。
その隣の椅子に、貧相な顔つきをした男が腰掛けている。
男の顔つきは重く、どこか途方に暮れたように呆然としていた。
ζ( ー ζ
頬も唇も血色の失せた彼女は、ぴくりとも動かない。
( ν )
男は不意に床を見ていた目線をあげ、腕をゆらりと上げた。
筋張った指が少女の頬に届く。
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6 名前:350 ◆tnfjPzG3rY[sage] 投稿日:2014/03/18(火) 00:25:07 ID:4tddb9EU0
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( ^ν^)
( ^ν^)「デレ」
( ^ν^)「いつまで寝てるつもりだ」
( ^ν^)
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7 名前:350 ◆tnfjPzG3rY[sage] 投稿日:2014/03/18(火) 00:26:03 ID:4tddb9EU0
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弾力と温かみに欠けた頬を強く押した。
口に、鼻に、腕に、胸につけられたたくさんの医療器具がゆれる。
その小さな動きが誘発したのか、背後で積み上げられていたコーヒーの空き缶の山が崩れ落ち、大きな音を生んだ。
ふたりきりの部屋では、耳を塞ぎたくなるくらいに大きな音だった。
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8 名前:350 ◆tnfjPzG3rY[sage] 投稿日:2014/03/18(火) 00:27:11 ID:4tddb9EU0
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かーん、かん、かんかんかんかん
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9 名前:350 ◆tnfjPzG3rY[sage] 投稿日:2014/03/18(火) 00:28:41 ID:4tddb9EU0
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ζ( ー ζ
(;^ν^)「っ…」
男は不意に強烈な感情に襲われた。
霞んで顔の思い出せない医者の言葉を思い出し、思わず立ち上がる。
真っ白な病室が目の中の水分に乱反射し、ぼやけ、消えて行くように思われる。
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10 名前:350 ◆tnfjPzG3rY[sage] 投稿日:2014/03/18(火) 00:29:33 ID:4tddb9EU0
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('A`)『デレさんはもう二度と目を覚ますことはないでしょう。いわゆる植物状態に陥っています。』
もう二度と目を覚ますことはないでしょう。植物状態に陥っています。
デレさんは植物状態。もう二度目を覚ますことはない。
もう二度と俺と話すことはできない。目を合わせることも、まずい飯を作ることも、人懐っこく笑うことも。
ああ。
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11 名前:350 ◆tnfjPzG3rY[sage] 投稿日:2014/03/18(火) 00:30:34 ID:4tddb9EU0
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瞬間的にいろんなことを思い出した男は、悶えるように頭を抱えた。
再び力なく椅子に腰を落とし、床を見つめる。
そのまま、長い時間が経ったように思える。
( ^ν^)
( ^ν^)「ぶっ殺す」
( ^ν^)
( ;ν;)
唐突に誰にともなく呟くと、男の目から涙が流れ落ちた。
後悔、憤怒、怨念、呆然。
いろんな黒い感情に押し潰されそうな男は弱々しい。
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12 名前:350 ◆tnfjPzG3rY[sage] 投稿日:2014/03/18(火) 00:31:19 ID:4tddb9EU0
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黒黒黒黒黒
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13 名前:350 ◆tnfjPzG3rY[sage] 投稿日:2014/03/18(火) 00:33:48 ID:4tddb9EU0
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そんな灰色の病室に転機が訪れたのは、それから随分な時間が経ってからだった。
こんこん、がちゃり。
ノックの返事を男がする間も無く開かれたドア。
男が少し身構えると、穏やかではない部屋の雰囲気に似つかわしくない、少ししょぼくれた白衣の中年男性がゆっくりと入室した。
(´・ω・`)「やあ、はじめまして。失礼するよ」
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14 名前:350 ◆tnfjPzG3rY[sage] 投稿日:2014/03/18(火) 00:35:43 ID:4tddb9EU0
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眉を下げて困ったように笑う男だった。
突如なんの前触れもなく現れた初見の顔に、男はどこか困惑していたように思う。
(´・ω・`)「ニュッ君だよね。そちらはデレさん。話は聞いているよ」
(´・ω・`)「ああ、僕はショボン。よろしくね」
ニュッと呼ばれた男は、表情を変えることなくショボンと名乗る男に目線を上げた。
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15 名前:350 ◆tnfjPzG3rY[sage] 投稿日:2014/03/18(火) 00:37:33 ID:4tddb9EU0
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(´・ω・`)「そこに積み上げられたコーヒーの空き缶を見るに、君は眠りたくないのかい?」
( ^ν^)「…ああ」
(´・ω・`)「…そうか。デレさんは、君にとって大切な人なのか?」
少しだけ踏み込んだ質問に、ニュッは苛立ちの表情を見せた。
( ^ν^)「…まぁそれなり」
(´・ω・`)「ああ、質問ばかりですまないね。気を悪くしないでくれ」
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16 名前:350 ◆tnfjPzG3rY[sage] 投稿日:2014/03/18(火) 00:39:11 ID:4tddb9EU0
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(´・ω・`)「最後の質問だ」
(´・ω・`)「…元気なデレさんに、会いたいかい?」
それはまるでデレを治す方法があると言わんばかりの、自信に溢れた口ぶりだった。ニュッは少しだけ表情を強張らせながら口を開く。
( ^ν^)「…会えるものなら」
無難な言葉を選ぶと、ショボンは目を伏せて笑った。
そうしてゆっくりと、ニュッの近くへ寄る。
(´・ω・`)「…ならば、僕の研究に付き合ってくれないか?」
(´ ω `)「うまくいけば、元気なデレさんとまた今まで通り暮らすことができる。お金も必要ない、むしろ僕から君に払ってもいいくらいだ」
(´・ω・`)「…ただこれは、違法なことだから…わかるだろう?」
(´・ω・`)「…引き受けて、くれるだろうか」
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17 名前:350 ◆tnfjPzG3rY[sage] 投稿日:2014/03/18(火) 00:41:08 ID:4tddb9EU0
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どこまでも怪しげで、いつものニュッなら鼻で笑うような申し出だった。
しかし今の、藁にもすがるようなニュッにとってその申し出は何よりも待ち望んでいたもののように思えた。
言うなれば、判断力が鈍っていたのだ。
ニュッは迷うことなく首を縦に振っていた。
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18 名前:350 ◆tnfjPzG3rY[sage] 投稿日:2014/03/18(火) 00:41:51 ID:4tddb9EU0
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転転転転転
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28 名前:350 ◆tnfjPzG3rY[sage] 投稿日:2014/03/18(火) 17:08:50 ID:mUki5udY0
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ニュッがショボンに引きつられ、病室を出た。
デレが意識を失ったあの日、デレがデレじゃなくなった日から数える限り、それは初めてのことだった。
(´・ω・`)「少しだけお話をするね」
通路を抜け、階段を登り、降りしてるうちに、いつの間にか他の患者や看護師などとすれ違うことがなくなっていった。
しんと静まりかえる白い通路を歩きながらも、ニュッは不安になるということがなかった。
むしろ、やっと前のデレに会えるという、歓喜というよりは安堵のような温い感情に包まれていた。
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29 名前:350 ◆tnfjPzG3rY[sage] 投稿日:2014/03/18(火) 17:11:06 ID:mUki5udY0
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(´・ω・`)「今僕がしている研究の成果の全てを君に注いだら、間違いなく君は元気なデレさんに会うことができる」
(´・ω・`)「心配はいらない。…ただ、心に留めて欲しいことが三つある」
ショボンは、白衣のような白いコートの内ポケットからカードキーを取り出した。
(´・ω・`)「ああ、僕の研究の説明をしていなかったね」
不意に振り返ったショボンが、ふと思いついたように言った。
そのまま言葉を続ける。
(´・ω・`)「僕は、精神世界での半側視界無視を意図的に行うことをしてみたくて、いろいろやってきたんだ
精神の半側というものは、現実への関心と等しい
僕は名前も立たない、しがないものだけれど」
そう一息に言い切る。ニュッには一体なんのことだかわからず、ただ黙っている。
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30 名前:350 ◆tnfjPzG3rY[sage] 投稿日:2014/03/18(火) 17:13:46 ID:mUki5udY0
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ショボンは突き当たりで立ち止まる。デレの病室から、随分歩いたような場所だった。
ショボンが壁の突起にカードキーを差し込むと、壁のようなドアが開いた。
(´・ω・`)「入って。」
ニュッは否応無くそこへ足を踏み入れた。
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31 名前:350 ◆tnfjPzG3rY[sage] 投稿日:2014/03/18(火) 17:16:02 ID:mUki5udY0
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(´・ω・`)「さて、今から言うことをしっかり頭に留めておくんだよ」
( ^ν^)
背後でドアが閉まる。ニュッはここではじめて、不安というものを覚えた。
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32 名前:350 ◆tnfjPzG3rY[sage] 投稿日:2014/03/18(火) 17:17:25 ID:mUki5udY0
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(´・ω・`)「ひとつ。今から、君の理想を強くイメージして、それを忘れないで」
(´・ω・`)「ふたつ。もう君は、ここには帰って来れない」
(´・ω・`)「みっつ。君の体がどうなっても、僕は知らない」
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33 名前:350 ◆tnfjPzG3rY[sage] 投稿日:2014/03/18(火) 17:18:16 ID:mUki5udY0
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(;^ν^)「俺の…体が…?」
デレの治療ができると思っていたニュッは、それを聞いて驚いた。
自分の身になにかされるとは思っていなかったからだ。
それに、もうここには帰って来れないとは、どういう意味だろう。
少しだけたじろぎ、振り向いてドアを見やる。がっちりと、閉じたドアを。
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34 名前:350 ◆tnfjPzG3rY[sage] 投稿日:2014/03/18(火) 17:19:17 ID:mUki5udY0
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(´・ω・`)「…さぁ、そこに横になって」
(;^ν^)「ま、待ってくれ」
(´・ω・`)「なんだい?」
(;^ν^)「ほんとに、デレは治るんだよな?」
(´・ω・`)「・・・」
一瞬室内に沈黙が走る。その重苦しい空気はニュッの呼吸を妨害するようだった。
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35 名前:350 ◆tnfjPzG3rY[sage] 投稿日:2014/03/18(火) 17:20:22 ID:mUki5udY0
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(;^ν^)「っ!?」
瞬間、ショボンがニュッを突き飛ばした。
細いニュッは簡単に吹っ飛び、硬いベッドに転がる。
(´・ω・`)
ショボンは表情を変えずに、もくもくと暴れるニュッを押さえつけて注射針を乱暴に突き刺した。
白い液体が、ニュッの体内に流れてゆく。
( ν )「うっ、ああ…やめ、ろっ!」
(´・ω・`)「・・・ごめんね」
(´・ω・`)「僕はデレさんが治せるなんて言った覚えはないよ」
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36 名前:350 ◆tnfjPzG3rY[sage] 投稿日:2014/03/18(火) 17:21:15 ID:mUki5udY0
-
(; - ν^)「くっそ、んだこれ…は…」
(´・ω・`)「ほら、考えてみようか。君の理想はなんだい?健康なデレさんのいる世界?君を愛するデレさんも、従順なデレさんでもいい、どんな世界だっていい。ほら、イメージしてみて」
(´・ω・`)「君はどんな世界がいいの?現実なんてクソだ、クソッタレだ、こんなのやめよう、みんなそうしたら、君だって幸せだろう?デレさんを奪った現実を否定するんだ」
(´-ω-`)「強く強く念じて、忘れないで」
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37 名前:350 ◆tnfjPzG3rY[sage] 投稿日:2014/03/18(火) 17:24:48 ID:mUki5udY0
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ζ( ー ζ
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38 名前:350 ◆tnfjPzG3rY[sage] 投稿日:2014/03/18(火) 17:27:06 ID:mUki5udY0
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ぱたりと、糸の切れたように抵抗がなくなった男を前にして。
しばらくショボンは動かない。
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39 名前:350 ◆tnfjPzG3rY[sage] 投稿日:2014/03/18(火) 17:27:49 ID:mUki5udY0
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倫倫倫倫倫
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49 名前:350 ◆tnfjPzG3rY[sage] 投稿日:2014/03/20(木) 10:01:39 ID:5knor5FQ0
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ζ(゚ー゚*ζ「ニュッくーん!これ運んでー!」
下の階から大声で呼ばれ、舌打ちをしてパソコンを閉じた。
階段を降りると、エプロン姿のデレが必死に大きな段ボールを抱えている。
ζ(゚ー゚;ζ「これ結構重くて。早く持って」
( ^ν^)「非力な奴だ…仕方ねぇな…」
ζ(^ー^*ζ「ありがとう、リビングまでお願い」
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50 名前:350 ◆tnfjPzG3rY[sage] 投稿日:2014/03/20(木) 10:02:28 ID:5knor5FQ0
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リビングで段ボールを下ろす。デレが封を開けると、中にはたくさんのミカンが詰まっていた。
ζ(゚ー゚*ζ「わぁー!実家のミカンだ、お礼の電話しないと」
( ^ν^)「髄分と季節外れなことで」
にこにこするデレを尻目に、再びパソコン作業に戻ろうとリビングを後にする。
階段に足を載せようとした途端、背後から重量がかかり、思わずよろけた。
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51 名前:350 ◆tnfjPzG3rY[sage] 投稿日:2014/03/20(木) 10:03:27 ID:5knor5FQ0
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(;^ν^)「うおっ!?」
ζ(゚ー゚*ζ「もう!すぐ自室にこもっちゃうんだからー」
声と、背中にあたる柔らかい感触に煩悶が湧き上がる。
だらしなく顔を緩めそうになったが、引き締め、真顔を保つ。
( ^ν^)「邪魔」
ζ(゚ー゚*ζ「ねぇ、いつまで待たせるのよ」
手をとってデレの腕を引き剥がし、自分が振り向いて対面した。
するとそこには、少しだけ拗ねたような彼女の顔があって。
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52 名前:350 ◆tnfjPzG3rY[sage] 投稿日:2014/03/20(木) 10:04:42 ID:5knor5FQ0
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ζ(゚ー゚*ζ「…同棲して、二年経つね」
ζ(゚ー゚*ζ「私も就職決まったし、ニュッも安定してきたしさ」
ζ(゚ー゚*ζ「…まだ言わせる?」
( ^ν^)
不機嫌な顔で、デレを見下す。
不覚にも、デレが可愛く見えた。
頭に手を乗せ、髪をぐしゃりと乱す。
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53 名前:350 ◆tnfjPzG3rY[sage] 投稿日:2014/03/20(木) 10:10:04 ID:AP11xK5I0
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( ^ν^)「お前は料理下手だし非力だしかわいげもねえ」
ζ(゚ー゚ ζ
( ^ν^)「そそっかしいし俺の方が家事できるし、声でかくてうるさいしおしとやかでもないし」
( ^ν^)「物忘れ激しいしどっか抜けてるしアホだしよく転ぶし大学受験も一浪したし」
ζ(゚ー゚;ζ「や、そろそろやめてあげなさい!」
( ^ν^)
ζ(゚ー゚;ζ
( ^ν^)「デレ」
ζ(゚ー゚;ζ「は、い」
( ^ν^)
( ^ν^)「好きだ」
( ^ν^)「…結婚すっか」
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54 名前:350 ◆tnfjPzG3rY[sage] 投稿日:2014/03/20(木) 10:10:45 ID:AP11xK5I0
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ζ(゚ー゚ ζ
ζ(゚ー゚*ζ
ζ(^ー^*ζ「はい」
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55 名前:350 ◆tnfjPzG3rY[sage] 投稿日:2014/03/20(木) 10:11:28 ID:AP11xK5I0
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抱きついてくるデレをあくまでも鬱陶しそうに迎え入れる。
細く柔らかい体へ、ゆるゆると腕を回す。
どんな指輪を買おう。式は。籍は。
幸せな悩みを抱え、階段前でしばらく抱き合い、離れることをしなかった。
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56 名前:350 ◆tnfjPzG3rY[sage] 投稿日:2014/03/20(木) 10:12:11 ID:AP11xK5I0
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駄駄駄駄駄
.
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57 名前:350 ◆tnfjPzG3rY[sage] 投稿日:2014/03/20(木) 10:13:07 ID:AP11xK5I0
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( ν )
呼吸をする男。
たまにぴくりと体を痙攣させ、細い胴体を深くゆらした。
(´・ω・`)
あれから三日が経った。
眠り落ちた男の体に、脳に手を加え、やっと安定した睡眠状態を保つことができた。
実験は成功したと言えるだろう。
もう二度と意識をこちらへ戻すことはないだろうこの男に、ショボンは困ったように笑いかけた。
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58 名前:350 ◆tnfjPzG3rY[sage] 投稿日:2014/03/20(木) 10:19:29 ID:AP11xK5I0
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(´・ω・`)「もう十分だ」
(´・ω・`)「ね、健康なデレさんに、会えただろう」
(´・ω・`)「現実なんかよりもっと美しくて、綺麗な場所で」
(´-ω-`)「…いい夢を。おやすみなさい」
彼に点滴されていた栄養が切られた。
酸素の供給も稼働が途切れた。
びくり、何度かか痙攣して、少しずつ死んでいく男の体。
ショボンはそれを見、息を荒げ、徐々に興奮した。
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59 名前:350 ◆tnfjPzG3rY[sage] 投稿日:2014/03/20(木) 10:21:23 ID:AP11xK5I0
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(*´・ω・`)ああ…なんて最高なんだ
(*´・ω・`)この光景こそ人類の科学が齎した『夢の未来世界』だよ…
(*´・ω・`)残忍で最低な現実よりもよっぽどいい
(´・ω・`)
そう一人でに呟くと、突如いつものしょぼくれた顔に戻った。
(´・ω・`)
(´・ω・`)「ふぅ」
ため息をつき、ショボンは目を閉じた。
人生の何もかもに疲れた表情をしていた。
遠くで、パトカーのサイレンの音が聞こえる。
ショボンはずっと、この幻聴に酷く悩まされている。
(´-ω-`)「ああ、つかれた」
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60 名前:350 ◆tnfjPzG3rY[sage] 投稿日:2014/03/20(木) 10:26:30 ID:AP11xK5I0
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閉閉閉閉閉
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61 名前:350 ◆tnfjPzG3rY[sage] 投稿日:2014/03/20(木) 10:27:42 ID:AP11xK5I0
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ピッ…ピッ…
ζ( ー ζ
ピッ…ピッ…
ζ( ー ζ
ピッ、ピッ、
ζ( ー *ζ
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62 名前:350 ◆tnfjPzG3rY[sage] 投稿日:2014/03/20(木) 10:28:42 ID:AP11xK5I0
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( ν )
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63 名前:350 ◆tnfjPzG3rY[sage] 投稿日:2014/03/20(木) 10:29:56 ID:AP11xK5I0
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夢の中で会いましょう。
【(´・ω・`)夢夢夢夢夢ようです】終
▼ 支援イラスト
└ ζ ー )ζ( ν )(´ ω `)
『( ^ω^)ブーン系小説&イラスト練習総合案内所のようです』
スレ>>445より 擬人化
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