■2012年芸術の秋ラノベ祭りのようです
└(*‘ω‘ *) の秘密のようです
- 18 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/11/23(金) 00:51:11 ID:TCZ108Zc0
- 積み重ねって大事だと思うっぽ。最初から掛け算ができる人はとても珍しいっぽ。
みんなみんな足し算と引き算を一杯勉強してできるようになったんだっぽ。
ちゃんとみんな努力してるんだっぽ。
なりたい自分のために、もしかしたら他の誰かのために。
でも世の中、そんなにうまくいかないっぽ。
一杯努力してもだめなことがあるっぽ。
どうしてもできないことだったり、やっちゃいけないことだったり、色々だっぽ。
困ったものだっぽ、やりたいことができないってとても辛いものだっぽ。
少し時間が経てばできるようになるものもあるっぽ。
だから我慢我慢・・・我慢しきれない時もあるっぽ。だからそういう時は・・・
(*‘ω‘ *) の秘密のようです
- 19 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/11/23(金) 00:54:08 ID:TCZ108Zc0
- ( ><)「ちょっと何言ってるかわかんないんです!」
(;*‘ω‘ *)「え?これ今日の授業のやつなんだっぽ」
( ><)「え?じゃあ覚えてるはずなんです」
(*‘ω‘ *) 「いやお前完全に忘れてたっぽ」
( ><)「僕もそこまでバカじゃないんです」
(;*‘ω‘ *)「ちょおま・・・ まあいいっぽ。ここの数値がここに入るっぽ」
( ><)「えーっと、こっちで使って出たxをこっちに持ってきて・・・」
10畳位の私の部屋で、今日の例題にうんうん唸っているこいつはビロード。
家が隣で幼稚園から今の高校までいつも一緒だっぽ。
身長は私と同じくらいで、バスケをやってる私よりも細いっぽ。
短髪もサラサラで、私より女の子になってるっぽ。
でもこいつすごくバカだっぽ。
遊んでるから勉強してなくて頭悪いってわけじゃなくて、なんか頭に入ってないみたいだっぽ。
きっとこいつの頭の中はメロンパン入れになってる可能性が高いっぽ。
ほっといたら留年しかねないっぽ。
だから毎日、部活が終わったら私の部屋で勉強会だっぽ。
勉強は毎日やれば身につくっぽ、一日だけならそんなに多くないんだっぽ。
それと楽しくやることも大切だっぽ、怠ける工夫よりも楽しくする工夫のほうがいいっぽ。
まあ、私も楽しむために、っぽ。
- 20 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/11/23(金) 00:56:27 ID:TCZ108Zc0
- ( ><)「できたんです!」
(*‘ω‘ *) 「本当かっぽ?この前、できたんです><とか言って書いた解答は次の問の完全な解答だったっぽ」
(;><)「あ、あれは問題を読み間違えただけなんです」
(*‘ω‘ *) 「どうやったら次のページの問題と読み間違えるんだっぽ・・・ぽ!正解だっぽ!」
(*><)「やったー!」
(*‘ω‘ *) 「よしよし」
細いなりに筋肉のある腕でビロードの細い首に支えられた頭をわしゃわしゃと撫でる。
やばいっぽ、こいつの首の細さはやばいっぽ。
蜜柑で殴ったら折れるんじゃないかって思えるくらい細いっぽ。
そして髪もサラサラだっぽ、どんなリンスを使ってるのか聞いてみたら、使ってないんです><。
こいつふざけやがってと、一時間くらい撫で回したことがあるっぽ。
(*><)「えへへー」
一番問題なのはこいつの仕草だっぽ。
撫でられるとわかるとちょっと頭を下げて、素直に撫でられる。
そしてえへへーって本当にお前は高校生なのかと小一時間・・・・・・・は!危ないところだったっぽ。
まだ九時じゃないっぽ、自分で作ったルールくらい守らなきゃいけないっぽ。
(*‘ω‘ *) 「次はこっちだっぽ。これはさっきの問題と同じやつだっぽ」
( ><)「数字が違うんです!」
(*‘ω‘ *) 「そうだっぽ、逆に考えれば数字だけが違うんだっぽ」
( ><)「つまり・・・どういうことなんです?」
(*‘ω‘ *) 「え?」
( ><)「え?」
(;*‘ω‘ *) 「いや・・・うん。数字が違うだけだから、解き方は待ったくおなじだっぽ」
( ><)「なら!簡単なんです!」
(;*‘ω‘ *)「お、おう」
( ><)「やってみるんです」
- 21 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/11/23(金) 00:59:55 ID:TCZ108Zc0
- 幼稚園も小学校も中学校もずっと一緒だったっぽ。
そして将来のためには大学に進まなきゃならんっぽ。
しかしこいつと私と同じ大学に入れるにはこいつだけじゃ無理っぽ。
私はそこそこできるほうだから、復習がてらこいつに教えてやるんだっぽ・・・。
(。><)「ふぁぁ・・・ちょっと疲れたんです」
(*‘ω‘ *) 「ぽ?九時だっぽ。きゅーけーだっぽ」
( ><)「みかん茶が出てくることはわかってるんです」
(*‘ω‘ *) 「それはまだわからんっぽ。飲み物取ってくるっぽ」
( ><)「はーい」
これもいつもの習慣だっぽ。
九時になったら休憩、軽い飲み物と食べ物を食べるっぽ。
連続で勉強するのもいいけれど、適度に休憩を取らないと効率が悪くなるし、なによりやる気が無くなるっぽ。
部屋を出て下の階に行くっぽ。
ビロードが私の部屋をあさる心配もないっぽ。長年の付き合いでもう何があるかよくわかってるっぽ。
それに見られちゃいけないものは見つからないようにしてあるっぽ。
誰にも見つけられないっぽ。
我が家特性のみかん茶を淹れて部屋に戻るっぽ。
戸を開けると机にへにゃーっとへばりついてるビロードが見えるっぽ。
( ><)「この香りはみかん茶なんです、読みどおりなんです」
ああ、全く持ってお前の読みどおりだっぽ・・・いくつかを除いて。
(*‘ω‘ *) 「ほいほいっと」
お盆から机に茶碗を二つ置く。
香しきみかんの香りがするお茶だっぽ。
みかんの絵柄の入った茶碗は私ので、青い飛行機の絵柄が入った茶碗がビロードの。
これはビロード専用のだっぽ、小学生のとき一緒に買ったんだっぽ。
大事に大事に使ってるっぽ、きっと大学生になって酒を注ぐのもこれだっぽ。
- 22 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/11/23(金) 01:04:23 ID:TCZ108Zc0
- ( ><)つ旦「なんかこの味にも慣れたんです」
(*‘ω‘ *) つ旦「全人類が飲みべきだっぽ」
お前のはお前専用だけど・・・っぽ。
(。><)「ふぁぁぁぁ・・・ほっとすると眠くなるんです・・・」
(*-ω- *)「ぽっぽ・・・ちょっとだけ休憩だっぽ・・・」
チクタクチクタクと時計が秒針を揺らしている。
よくあること、昔からよくあることだっぽ。
遊びつかれて私がビロードの部屋で寝ちゃったり、ビロードがお腹一杯になってそのまま私のソファーで寝ちゃったり。
本当に、よくあることだっぽ。
チクタク
( --)
チクタク
(*-ω- *)
チクタク
( --)
チクタク
(*‘ω‘ *)
(* ω *)「ビロード、起きてるかっぽ?」
( --)zzzzzz
(*‘ω‘ *) 「まあ、無理っぽね。いつも通りだっぽ」
ビロードは熟睡してるっぽ、おかしいくらいに。
そりゃそうだっぽ、私がお茶に薬を混ぜたんだから。
味も変わらない、本当にいい薬だっぽ。
まずある程度の即効性、飲んで15分くらいで効いてくるっぽ。
そしてかなり深い睡眠になるみたいだっぽ、なかなか起きないっぽ。
面と向かって、できるわけ無いことだってあるっぽ、少なくとも今は。
だから我慢してるっぽ、でも我慢にも限界はあるっぽ。
どうしても我慢できないときは、こうして眠らせたほうがいいっぽ。
少なくとも、これでビロードに嫌われることはないんだっぽ。
- 24 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/11/23(金) 01:06:31 ID:TCZ108Zc0
- (*‘ω‘ *) 「・・・ビロード」
( --)zzzzzz
(*‘ω‘ *) 「なあビロード、私をどう思ってるんだっぽ?」
( --)zzzzzz
(*‘ω‘ *) 「私はいっつもお前と一緒にいるっぽ、邪魔に思ったりしないのかっぽ?」
( --)zzzzzz
(*‘ω‘ *) 「いっつもお前は成績が悪いっぽ、一体どうしてそんなにバカなんだっぽ?」
( --)zzzzzz
(*‘ω‘ *) 「まあバカだから、こうして勉強を教えるっていう口実ができるから、そんなに困ってないっぽ」
( --)zzzzzz
(*‘ω‘ *) 「私がいつも側にいるっぽ、そろそろ気付いてほしいっぽ」
( --)zzzzzz
(*‘ω‘ *) 「お前が好きだから一緒にいるんだっぽ、お前を信頼して好いているからここまでしてやれるんだっぽ」
( --)zzzzzz
(*‘ω‘ *) 「なあビロード、大好きだっぽ。愛してるっぽ。でも今言ってもしょうがないんだっぽ」
( --)zzzzzz
(*‘ω‘ *) 「今色恋沙汰になっても、これからに支障が出るだけだっぽ。大学まで我慢我慢」
( --)zzzzzz
(*‘ω‘ *) 「でも我慢できないこともあるんだっぽ」
ゆっくりと刺激しないように、眠りこけてるビロードの髪に触れるっぽ。
混じり気の無い純粋な黒髪、私と同じくらいの耳が少し隠れる短髪、ふっと顔を近づけると汗のにおいがするっぽ。
汗だけでなく、なにか形容しがたい男くさいと言えばいいのか、そんな女の子のような外見に似合わないにおいもするっぽ。
ああ、心が安らぐっぽ。こう、たまっていた汚れが吹き払われるような、流し清められるような。
自分の髪とは全く違う材質なんじゃないかって疑ってしまうっぽ。
ビロードとの子供は、なるべくビロードの髪を受け継いでほしいっぽ。
私の髪はちょっと柔らかくて、やっぱりビロードには勝てないっぽ。
聞いてみたら櫛を通してなんかいないと言うんだっぽ。
ある意味女性の敵だっぽ、全く女性がどれだけ髪に気を使ってるか教えてやりたいっぽ。
すっと、手で髪をすくとサラリと指が通るっぽ。
すいた手でそのまま首元を撫でる、男子の肌ってそんなにサラサラなのかというほどに摩擦が少ないっぽ。
- 27 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/11/23(金) 01:08:41 ID:TCZ108Zc0
- (*‘ω‘ *) 「女性ホルモンでも取ってるのかっぽ?」
細く、目立つ鎖骨のくぼみを指でなぞる、暖かく自分の指でちょうどいいくらいに小さい。
首を登っていく、小さなのど仏がある、これが無いと本当に女に見えるくらい中性的だ。
当たり前だが脈がある、命の振動がよくわかる。
ほっそい首を伝い、小さな顔にまで手を這わせる。
スベスベでにきびすらない顔、そばかすも無い。
まるで人形だっぽ。
(*‘ω‘ *) 「・・・」
立ち上がり、ビロードの後ろに立ち脇に手を通す。
これでもこいつは起きない、それほど強力な睡眠薬なのだ。
このままでは堪能できない、くてんとしたビロードの服を手馴れた手つきで脱がしていく。
別にこれが初めてではない、兄に睡眠薬の可能性を提示されてから、昔からやってることだ。
さすがにそれ以上には、道徳的にも進めない。
部屋は適温より少し高め、脱がせたのだから風邪をひかれては困る。
いい加減、手順は染み付いてきたっぽ。
(*‘ω‘ *) 「・・・白っ!」
ビロードの体は細い、病的ではないが標準と比べれば細い。
最低限+α程度の筋肉しかない、よくこれで生きていられるものだ。
そして肌が白い、アルビノというわけではないがその辺の女子くらいは白いのではないだろうか。
顔を撫でていた手を首から下へ、胸へ当てる。
心臓の鼓動がわかる、今度は耳を当ててみるとドクンドクンと安心させてくれる音が聞こえる。
きっと完璧な人形はこれくらい美しいのだろう、胸を撫であばらを指で数えながら下がっていく。
臍の辺りにわずかな毛が見える、毟り取ってみたいが流石に起きるだろうから撫でるだけ。
臍が白い、そして小さい、自分のと比べてもやはり小さい。
それより下は・・・一線であると判断し太ももまで手を伸ばす。
普通の男子はこれくらいの年齢なら、足にも体毛がありそして濃いはず。
なのにビロードにはほとんど無い、薄く短くやわらかい毛がわずかにあるだけ。
太股から下がってひざ、ひざから腿をモミモミしながら足首。
どこにも痣もないし傷も無い、ビロード、お前は大切にしてるっぽ。
(*‘ω‘ *) 「・・・おいしそう」
- 29 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/11/23(金) 01:10:08 ID:TCZ108Zc0
- ビロードの細い指を見ていると、どうしても手羽先を連想してしまう。
あの手羽先の骨に似ていると思うのだ。
右利きのビロード、右手の中指の第一間接にペンダコができている。
そこだけすこし膨れていて、硬い。
よかったビロード、お前はちゃんと勉強してるんだ、きっと私の見えないところでも。
顔を近づけると普段は気にならない前髪が邪魔だ。
黄色の髪留めで前髪を上げておく。
パクっとその細い指を口に含んでみる。
若干しょっぱいのは手汗だろうか、細くなんとも舐めやすい。
ちょっとだけ口の中で転がすと、しょっぱさは無くなった。
代わりにビロードの味というか、皮膚の味というか、なにか難しい味がわずかにする。
と、危ないふやけてしまうところだった。
中指をゆっくりと味わいながら開放する。
後で拭いておこう、匂いとかでばれるかもしれない。
手首からちろちろと、蛇のように下を出しながら登っていく。
やっぱりすこしだけしょっぱい。
男のほうが汗をかきやすいのだろうか、あとで自分を舐めてみるか。
いやバスケをした自分はどうしても汗をかいてる、部活が休みの日に試してみよう。
肩まで舐めて、首を登る。
こういうところに男性ホルモンを出す器官があるのだろうか、舌が触れる距離まで近づくと男の匂いがする。
すべすべの頬をペロリ、目尻あたりまでペロリ。
顔は神経が多い、なんかの拍子で起きたら大変なことになる。
まああの薬は脱がせて動かしても起きないくらい強力だけど。
浮かび上がるあばらを一つ一つ舌でなぞっていく。
私の唾液に色が付いていたら、どこか南の民族が体に染料を塗るような、そんなビロードが見れただろう。
乳首は、そのピンク色の乳首はアウトラインに入るのかどうなのか、長年脳内会議で議論されてきた。
今日は・・・久しぶりだし、特殊な例外だと思う。
よって悪いことじゃないと思う。
ペロリ、あんまり味はしないが、少し固い。
ここはしっかり男らしい。
口をつけて、まるで赤ん坊のようにちゅーっと吸って見る。
ちょっとだけ、乳首が暖かくなった気がするが、気のせいだろう。
(*‘ω‘ *) 「なんか犯罪な気がするっぽ」
(*‘ω‘ *) 「・・・・バレなきゃ犯罪ではないっぽ!」
(*‘ω‘ *) 「もう採寸は完全だっぽ」
机の鍵のかかった引き出しを開ける。
中には、ずいぶん金がかかった、年齢に見合わないもの。
- 30 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/11/23(金) 01:12:01 ID:TCZ108Zc0
- 鎖、八個の鎖とビロードの手首にぴったりの輪、手錠。
ビロードの首にぴったりの赤い首輪、もちろん鎖でつないで引っ張れるようになってる、持ち手の輪も赤。
そっと、ゆっくり、あっさり、パチリ、カチリ。
できた。
子供のように眠るビロードと、それに手錠をして首輪をつけて、笑っている私。
引っ張ることは許されない、首を絞めることも許されない。
でも私はこうして、彼を繋ぐだけで、とても安心する。
繋いでるだけでいい、その持ち手を私が握ってるだけで充分。
穏やかに眠るお前を持ってるだけでいい、それだけで満たされる。
(*‘ω‘ *) 「似合ってるっぽ。やっぱりビロードには赤が似合うっぽ」
似合ってる、本当にこれは似合ってる。
白い肌、黒い髪、純粋無垢な顔、女性のような骨格、赤い首輪と鉄の手錠。
最高に、まさにビロードだと、確信してしまう。
(*‘ω‘ *) 「よっこいしょっと」
ビロードを抱えて、ソファーに寝かせる。
本当に軽いが、身長も体重もしっかり記録してある。
体に異常はない、ただ私の筋肉とこいつの痩せっぷりのせいだ。
白いソファーに白いビロード、赤い首輪。
このまま裸で寝させたら間違いなく風邪を引く。
ピンク色の毛布をベットから取って、肩までかけてやる。
これで私はかがまなくてもビロードをじっくり見ることができる。
可愛いビロードをずっと見てられる。
世の中の高校生がどう考えてるか知らないが、私は早く大人になりたい。
早く、ビロードと結ばれたい。
でもそうもいかない、社会はそんなに簡単に上手くはいかない。
だからその時を充分な環境を待っている、待ちきれないからこうしている。
(*‘ω‘ *) 「ビロード・・・愛してるっぽ、誰よりもお前を愛してるっぽ、愛してるっぽ」
(*‘ω‘ *) 「私は待ってるっぽ、その時が来るまで待ち続けてるっぽ」
(*‘ω‘ *) 「全部予定通り進めば、きっと私たちはもっと幸せになれるっぽ」
(*‘ω‘ *) 「ねぇ・・・愛してるって、言って欲しいっぽ」
無理な注文だ、少なくとも今は。
愛してくれと言える環境じゃない、でも愛してるとは言える。
不思議な関係、この一瞬だけの、不思議な環境。
コンコン
聞きなれたノックの音。
私の部屋のドアの音。
軽い、ノックの音は一人だけ。
- 31 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/11/23(金) 01:14:33 ID:TCZ108Zc0
- ( <●><●>)「入りますよ」
(*‘ω‘ *) 「しーっ」
( <●><●>)「む、これは失礼」
(*‘ω‘ *) 「どうかしたのかっぽ?」
( <●><●>)「いえ、我が妹の奇行の様子見を」
(*‘ω‘ *) 「それに絶大な協力をしてる兄貴も兄貴だっぽ」
( <●><●>)「まあ大事な妹の幸せのためですからねしかたないですね」
(*‘ω‘ *) 「まあそれはありがたいっぽ」
( <●><●>)「・・・・・・あなたは歪んでます」
(*‘ω‘ *) 「今だけだっぽ。いつか私たちは結ばれるんだっぽ。そうすればこんなことはしなくて済むようになるんだっぽ」
( <●><●>)「・・・まあ好きにしなさい、使いすぎないように」
そういって兄貴は小さな薬瓶を置いてこっそりと出て行く。
次の分の睡眠薬、薬剤師の兄にはこれくらい簡単なのだと言う。
薬瓶を鍵つきの引き出しに入れて、大急ぎでビロードの前に戻る。
(*‘ω‘ *) 「あぁビロード。今は一緒になれないっぽ。でも、ふふふ」
右手で赤い持ち手を優しく持って左手でふわりと、ビロードの髪を撫でる。
きっと幸せになれるっぽ、二人なら絶対に。
(* ω *)「ふふ・・・ふふふふふふ」
いつまでも一緒だっぽ。
いつまでもいつまでもいつまでもいつまでもいつまでも
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