2012年芸術の秋ラノベ祭りのようです
( ゚∀゚)ジョルジュ長岡はおっぱいをぶっ壊すようです



756 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/11/21(水) 00:13:36 ID:8F7vKbX20

2012年 11月
地球は、巨大なおっぱいに押しつぶされて滅ぶ。



  _
( ゚∀゚)



そんな馬鹿げたニュースが連日連夜、報道されている。
ふざけてるのか。最初に俺と全世界の奴が思ったことだ。
何でおっぱいに滅ばされなければならないのか。バカか。

758 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/11/21(水) 00:14:48 ID:8F7vKbX20

俺は確かにおっぱいが好きだ。
おっぱいに囲まれて死ねるなら本望だ。
だけどおっぱいで死にたくは無い。
死ぬ間際におっぱいに触れていたいのだ。
死因はおっぱい。何と情けないことか。



  _
( ゚∀゚)



ギリ、と空をにらみつける。



o川*゚ー゚)o



夜空だと言うのに奴……おっぱいははっきりと見える。
乳首まではっきりと見える。

その光景に昼は子供が騒ぎ、世の奥様方は子供を外に出さないようにしている。
夜は夜で酔っ払いが興奮したり、ホームレスのオカズになっている。

ふてぶてしく空にあるおっぱい。
おい、聞いてるかおっぱい。お前に地球は滅ぼさせない。
俺がお前を、ぶっ壊してやる。

759 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/11/21(水) 00:15:39 ID:8F7vKbX20







  _
( ゚∀゚)ジョルジュ長岡はおっぱいをぶっ壊すようです









760 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/11/21(水) 00:16:23 ID:8F7vKbX20

('A`)「おう、こんなところにいたか」


後ろから声をかけてきた白衣の男は、科学者であるドクオ。
おっぱいをぶっ壊すのに一役を買った人物だ。

  _
( ゚∀゚)「明日、だな」

('A`)「あぁ、そうだな。……で、何してたんだこんなところで」
  _
( ゚∀゚)「あいつにガン飛ばしてたんだ。お前は、ここまでだってな」


俺と一緒にドクオも上を見る。




o川*゚ー゚)o




相変わらず、綺麗な乳首のおっぱいがそこにはあった。

761 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/11/21(水) 00:17:15 ID:8F7vKbX20
  _
( ゚∀゚)「俺はおっぱいは好きだけどよぉ」
  _
( ゚∀゚)「こいつは、大嫌いだ」

('A`)「あぁ、俺もだ」

('A`)「たった一つのおっぱいで世界中のおっぱいが消えるんだぜ?」

('A`#)「そんなふざけた事、神が許しても俺が許さねぇよ」
  _
( ゚∀゚)「ふふ、お前はおっぱいの事になると熱くなって困る」

('A`)「お前に言われたくねーよ」
  _
( ゚∀゚)「お互い様だな。んじゃ、明日に備えて俺は寝るぜ」

('A`)「あぁ、頼んだぞ」
     _
((( ( ゚∀゚)「おう」

('A`)「お前に、全てかかってるんだからな」


       パイ
('A`)「エース乳ロット……!!! 」

762 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/11/21(水) 00:17:57 ID:8F7vKbX20

したらば国にあるソーサク市。そこに、世界中の科学力が集結されていた。
目的は当然、全世界の敵である『おっぱい』の破壊だ。


('A`)「諸君、我々の敵であるおっぱいをどうすれば良いと思う」


その科学力の集まる研究所。
そこの所長であるドクオは、研究機関が結成された時にこんな事を言った。



('A`)「単純に考えるんだ」





('A`)「そう。圧倒的な力で、おっぱいを迎え撃つ」






('A`)「跡形も無く、ぶっ壊してやれ」

763 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/11/21(水) 00:18:37 ID:8F7vKbX20

ドクオの作戦は単純明快にして、ただただ圧倒的な火力を持っておっぱいを破壊することであった。
沸きあがる歓声の中、ドクオは独自の理論を発表する。
そうして出来上がったのが

  _
( ゚∀゚)「こいつってわけか」




ξ゚听)ξ




ジョルジュの目の前には、とにかく大きいミサイルがあった。
ただただ大きく、大雑把で、近くで見るとただの壁だと見間違うほどのものである。

764 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/11/21(水) 00:19:19 ID:8F7vKbX20

('A`)「おいおい、あんまりベタベタ触るもんじゃないぞ?」
  _
( ゚∀゚)「いや、こいつを使うんだからよ、少しでも触ってこいつの事を分かっておきたいんだ」

('A`)「ふーん、俺には良くわからんね」

('A`)「解りたいなら、設計図でも読めば良いだろ」
  _
( ゚∀゚)「んなもん読んでも、俺にはわかんねーよ」

('A`)「そうかい」

('A`)「……なぁ、ジョルジュ」
  _
( ゚∀゚)「何だ?」

('A`)「野暮なこと聞くが、本当に良いんだな?」
  _
( ゚∀゚)「……」

765 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/11/21(水) 00:20:06 ID:8F7vKbX20

ドクオが確認してくるのは、作戦の事だ。
圧倒的な力でおっぱいを破壊する。それは良い。だが、どうやってそれをぶつけるかだ。
ロケットのように発射すれば良い、という訳にもいかなかった。

ミサイルも大きいが、それ以上におっぱいが大きすぎるのだ。
的確に弱点を狙い打たなければ、効果は無い。
中途半端にぶつけてしまっては、おっぱいを止めることは出来ないだろう。

となると、戦闘機から弱点目掛けての近距離発射しか方法が無かったのである。

  _
( ゚∀゚)「はっ、心配してんのか?」


巨大ミサイルを近距離発射。
その爆発に、戦闘機のパイロットも巻き込まれる可能性があるのだ。


('A`)「いや、別に」
  _
( ゚∀゚)「素直じゃねーなぁ」

766 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/11/21(水) 00:21:01 ID:8F7vKbX20

そんな危険な作戦だが、ジョルジュは自ら志願した。
また、ドクオ自身もこの作戦を成功させるにはジョルジュしかいないと思っていた。


('A`)「お前がミスって変な所にミサイル打たなければ良いんだけどよ」
  _
( ゚∀゚)「俺がミスる訳ねーだろ? ましてや、おっぱい相手にだぞ」


ジョルジュのパイロットとしての腕は一級品。
しかし、ドクオがジョルジュでなければならないと考えた理由はそれだけでない。
数々のおっぱいを知り尽くした、知識力、経験、洞察力、その他etcがジョルジュにはあった。
故に、その筋の人々からはおっぱいソムリエと呼ばれるようになり、そして


  _       パイ
( ゚∀゚)「エース乳ロットを、なめんなよ」



エース乳ロットという二つ名が、ジョルジュについたのであった。
その力を持ってして、正確にミサイルを放ち、おっぱいを破壊する。
これが、ドクオの作戦であり、人類が空にあるおっぱいに対抗できる最後の手段であった。

767 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/11/21(水) 00:21:52 ID:8F7vKbX20
  _
( ゚∀゚)「んじゃ、ドクオ。そろそろ時間だ」

('A`)「ん、そうか……あ、おい」


戦闘機に向けて歩き出すと、ドクオが懐から取り出したものを投げてきた。
真っ直ぐに俺の所へ飛んできたので、右手で掴み取る。


('A`)「ナイスキャッチ」
  _
( ゚∀゚)「ナイスコントロール」


見てみると、それは葉巻だった。

  _
( ゚∀゚)「冥土の土産か?」

('A`)「帰ってきたら、返せよな」


へいへい、と返事をして歩き出す。
もう振り返りはしない。ドクオも、もう作戦室に向かっているだろう。
あぁ、見てろよ。俺がぶっ壊してやるからな。
てめぇは、ここまでだ。おっぱいよ、覚悟しておけ。

768 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/11/21(水) 00:22:40 ID:8F7vKbX20

('A`)『準備は良いか?』

戦闘機に乗り込むと、無線機からドクオの声が入る。
  _
( ゚∀゚)「おう」

('A`)『もう一度作戦の説明をする』



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                                        _
                                   (゚∀゚ ) ≡=-
o川*゚ー゚)o               





('A`)『戦闘機でお前は目標……おっぱいに向かって飛べ』

('A`)『おっぱいの弱点部分は恐らく、お前にしかわからない。お前だけが人類の希望だ』
  _
( ゚∀゚)「やれやれ、荷が重いぜ」
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769 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/11/21(水) 00:23:28 ID:8F7vKbX20

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                                  _
                             (゚∀゚ ) ≡=-
o川*゚ー゚)o                   ξ(゚听ξ彡 ガシャン



('A`)『弱点が解り次第、対おっぱいミサイル”T-unc-han-ミサイル”……ツンちゃんミサイルを発射しろ』

('A`)『良いか、このミサイルは一発だけだ。はずしたりしても、もう一度作ってる時間は無い』

('A`)『その前におっぱいが地球を潰して、the endだ。俺らの死因はおっぱいっていう結末に終わる』
  _
( ゚∀゚)「ったく、おっぱいのくせに早漏とかどういう事だよ。もうちっと遅くても良いのによ」
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770 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/11/21(水) 00:24:14 ID:8F7vKbX20

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                        _   
                  -=≡ ( ゚∀゚)
o川*;ー;)ξ(゚听ξ ≡=-




('A`)『発射次第、全力でその場から離脱しろ』
  _
( ゚∀゚)「どれくらいの距離だ?」

('A`)『わからん。とにかく全力だ』
  _
( ゚∀゚)「恐ろしいモン作ったなぁ、おい」

('A`)『人類が生き残る為だ』

('A`)『……ジョルジュ』
  _
( ゚∀゚)「あん?」

('A`)『絶対に戻って来いよ。命令だからな』
  _
( ゚∀゚)「っは! エースパイロットっつーのはよ、生きて戻ってこないとそう呼ばれねーんだよ! 」
  _
( ゚∀゚)「戻ってきたらおっパブに連れてってやんよ! 知ってるか?おっパブは背広で行くもんなんだぜ?」

('A`)「あぁ、楽しみにしてるよ」
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771 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/11/21(水) 00:25:10 ID:8F7vKbX20
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( ゚∀゚)「っしゃぁ! ジョルジュ長岡、行くぜ! 」


合図とともに、戦闘機を発進させる。
強烈なGも、もう慣れた。

  _
( ゚∀゚)「相変わらず綺麗な乳首だなぁ、おい」


目標のおっぱいを肉眼で捉える。
そして探す。やつの、おっぱいの弱点を。

  _
( ゚∀゚)「へへ、こんなにでかいのは初めてだけどよぉ!! 」

  _
( ゚∀゚)「おっぱいソムリエにかかりゃあ、てめーの弱点────


  _
(#゚∀゚)「そこだって解ンだよオオオオオオおおおおおおおおおおおおお!!!!!! 」


カチリ。
ミサイルを発射─────

773 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/11/21(水) 00:25:55 ID:8F7vKbX20

('A`;)『な!? 』
  _
( ;゚∀゚)「ちぃぃぃぃぃ!!!! 」


出来なかった。


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                                    (゚∀゚ ) ≡=-
                                   ξ  ξ
o川*゚ー゚)o                            ξ(゚听ξ ミヨヨーン

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  _
( ;゚∀゚)「おい、ミサイルが発射出来ねぇ! 」

('A`;)『く、くそ! ジョルジュ、なんとか出来ないか!? 』
  _
( ;゚∀゚)「……なぁ、ドクオ」

('A`;)『あ!? 何とか出来そうか!? 』
  _
( ;゚∀゚)「やってやるさ。エースパイロットで、エース乳ロットだぜ?俺は! 」

('A`;)『ジョルジュ……?』

775 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/11/21(水) 00:26:49 ID:8F7vKbX20
  _
( ゚∀゚)y━・フゥー「っしゃあ!! いっちょやってやるぜ!! 」

('A`;)『お、おいジョルジュ。お前、まさか葉巻吸ってんのか? おい、ジョルジュ! 』
  _
( ゚∀゚)y━・「100年後くれーに、また会おうぜドクオ」

('A`;)『ジョルジュ! おい、ジョr』ブチッ
  _
( ゚∀゚)y━・フゥー
  _
( ゚∀゚)y━・
  _
( ゚∀゚)y~ ジュッ

葉巻を消す。
目の前にはおっぱい。
もう戻れない。
戻れば、死ぬ。
俺だけじゃない。
全世界の、みんなが。


だから、やることは、一つ。


  _
(#゚∀゚)「ぶち込んでやるぁあああああああああああああああああああ!!!!! 」


('A`;)「ジョルジュ! ジョルジュうううううううううううううううううううううううう!!!!! 」



空に、閃光が走った。

776 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/11/21(水) 00:27:49 ID:8F7vKbX20

あれから数ヶ月がたった。
人類はおっぱいから救われ、何事も無かったかのように日常が続いている。


('A`)「……」


俺はあれから忙しない日々を送っている。
どうやらあの作戦が評価されたらしい。毎日毎日、世界中を飛び回っている。

だが、今日は全部の仕事をキャンセルした。
今日だけは、どうしても一日空けなければならないのだ。


ハハ ロ -ロ)ハ「ドクオ様、キョウはどちらニ?今朝の電話カラ、様子がおカしいデスよ」


秘書まで出来たのだが、日本語があまり上手ではない。
その秘書に、俺は慣れない背広を着ながら答える。


('∀`)「おっパブに行くんだ」


背広はおっパブに行く制服だというのを、俺は忘れてないぞ。


  _
( ゚∀゚)ジョルジュ長岡はおっぱいをぶっ壊すようです おわり


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