■2012年芸術の秋ラノベ祭りのようです
└('A`)一夏の恋のようです。
- 411 名前: ◆gYrM67IrH.[] 投稿日:2012/11/19(月) 06:04:59 ID:fOE7YCjc0
- (ξ///)『あぁぁ!!!い゛い゛い゛のっっッ…もっと、、もっと!!!!!来てっ!!!』
狭いベッドの上に座った俺の上で腰を振り、踊るEカップはある女の胸を揉みしだきながら、リズミカルに腰を動かす。
グリグリと自分の腰をその雌に打ち付けると、ピチャピチャと水を弾くような音が部屋全体に広がる。
この部屋は、その音とイヤらしい匂い、それと喘ぎ声に支配される。
('-A-`;)「そ、そろそろイキそうだっ!!!」
(ξ///)『あぁぁぁ、…あ、あたしもっ!!!ア゛タシもぅ゛、…い゛……っっ……あぁ゛それ…ダメ゛ッぇん゛!!!!』
俺は自分の声と同時に、背面の形になる。これは俺がフィニッシュをかける時の体位だ。
ピチャピチャと言う音とパンパンと言う音が先程よりも強くなる。
- 412 名前: ◆gYrM67IrH.[] 投稿日:2012/11/19(月) 06:06:19 ID:fOE7YCjc0
- (゜A゜)「あぁぁぁぁああっ!!!」
(ξ///)『あ、ア゛ダシもっ!!!アダシもっ!!!!一緒にイクのぅ゛!!!』
そう言うと俺は軽くキスの形をし…口づけをした。
(; =3゜)「………あっ!!!!」
ピュッピュッピャッ!!!!
俺の息子から飛び出る白い命のスープ。
それはいつもより最高の放物線を描く白昼夢。
ああ…良かったよとでも相手に伝えたい。
しかしパソコンのモニターでは、未だ女は腰を踊り続けていた。
゛(ξ///)゛
('A`;)「…早くイケよ」
俺はボソッとそう呟きながら、慣れた手付きで、息子をティッシュで拭き取り、
賢者タイムに入った。
('A`)一夏の恋のようです。
- 413 名前: ◆gYrM67IrH.[] 投稿日:2012/11/19(月) 06:08:23 ID:fOE7YCjc0
- カチカチ('A`)ノ■
[俺の名前は欝堕 毒雄だょο゛]
[まぁーどこにでもいる平凡な高校生だよん♪]
[部活はサッカー部のキャプテンやってて、ダンスもやってるよ\(^o^)/]
[良かったらVIP市の人メッセ頂戴!!!]
[もう夏休みだし新しい友達が欲しぃんだぁぁ><]
[写メは貼っておくから、絡んでね♪]
カチカチ('A`)ノ■
…('A`)■
不確定多数の人が登録して、色々な人に見られるSNSのサービスで、俺はいつも嘘をつく。
ハァとため息を付き、携帯を閉じる。
('A`)■
俺の名前は欝堕 毒男(ウツダ ドクオ)17才
ホントは友達もいねぇし、運動も勉強も人並み以下で、強いて自慢出来る事と言えば、365日Every dayオナニーライフを楽しめる才能くらいかなっ!!!!
まーそんなダメ男な訳だ。
わかっちゃいるが辞められんね
- 414 名前: ◆gYrM67IrH.[] 投稿日:2012/11/19(月) 06:10:30 ID:fOE7YCjc0
- ピンポーン
( ^ω^)「ドクオー学校行くおー」
窓越しから親友のバカっぽい声が聞こえる。
アイツ→( ^ω^)は内藤ホライゾン 通称ブーン
小学校の頃からの友達で同じ高校に通う、ちょいピザ野郎だ。
('A`)「へいへーい」
気だるそうに答えながら俺は外に出る。
いつもの日常だが…
( ^ω^)「今日も相変わらずドクオは寝癖マックスだお」
('A`)「うるせーなー。朝からセットとかめんどくせえんだよ」
少し違う事が
( ^ω^)「そういう所でドクオは損してるお!!本当はいい奴なのにおっ!」
┐('A` )┌「へっ…朝からワックス付けるブーン君には愛しいツンちゃんがいるわけだしね」
(;^ω^)「おーおー」
(#'A`)「リア充に氏を!!!俺テラ涙目ってか?」
ある!!!!!
- 415 名前: ◆gYrM67IrH.[] 投稿日:2012/11/19(月) 06:17:54 ID:O.hIkLx60
- ――07/20日 朝 VIP高校2-4のクラスーー
( ´∀`)「前に話した通り今日で授業は終わりモナ、皆いい夏休みにするモナ」
そう明日から、この密閉された監獄、牢獄のような学校社会にグッバイ。
晴れて07/21ライフを手に入れられる訳だ。
( ^ω^)「ドクオはいつもオナニーしてるおwww」
('∀`*)「夢はでっかくAV男優www」
( ´∀`)(この世もオワテルモナ)
(*^ω^)b「板垣あずさは俺の嫁」
(*'∀`)b「甘味いちごは俺の乳」
( ´∀`)b(紋舞乱は譲らんモナ)
('∀`*)(明日から、エロゲー、アニメ、マンガ何をしても自由な時間。)
ワーワーガヤガヤと皆は教室で、休みに何をしようかと話をしている。
俺達は特に部活にも入っていないので、イソイソと家路についた。
- 416 名前: ◆gYrM67IrH.[] 投稿日:2012/11/19(月) 06:21:42 ID:O.hIkLx60
――07/20日 昼前 VIP高校2-4のクラスーー
(;^ω^)「ドクオ、来週の木曜日開けといてお」
('A`)?
(;;^ω^)「ツンとプールに行くんだけど…」
ξ*゚听)ξ『フリーな女の子を連れて来てあげるから、ドクオも来なさいよっ!!』
ξ////)ξ『べ、別に哀れみなんかじゃなくて、大勢の方が楽しいでしょっ!!!』
(;^ω^)「との事らしいお…でもドクオが嫌なら全然いいんだ……お?」
お?(;^ω^)(゜A゜)
(;^ω^)ノ(゜A゜)ユサユサ
ドクオー(;゜□゜)(>:)パタッ
…産まれて、このかた授業以外でプールに遊びに行った事なんかねぇよ。
とりあえず俺の人生ハジマタ\(*'∀`*)/
- 417 名前: ◆gYrM67IrH.[] 投稿日:2012/11/19(月) 06:23:52 ID:O.hIkLx60
- ちなみにツンとも小学校からの友達で、三人で昔からよく遊んでいた。今は女子高に通う、ブーンの彼女だ。
全然羨ましくなんて無いよ(ぅA;`)
ビクッ(;;;゜□゜)(゜A゜)ムクッ
(゜A゜)「で、どんな子なんだ?」
(; ゜ω゜)「そ、そこまでは…」
(゜A゜)「ツンにメールだっ!」
(; ゜ω゜)「は、把握したおっ!!」
('∀`*)(とりあえず巨乳で、顔はロリ顔キボーンだなっ…フヒヒ)
ブーブー
とか妄想をしてると俺の携帯が、振動を起こす。
('A`)(母ちゃんかな?)
アドレスには父ちゃん、母ちゃん、ブーン、ツン、と後数人の友達と呼べるかわからないヤツの連絡先しか入っていない。
('A`)ノ■゛パカッ
…('A`)ノ■
…(*'∀`)ノ■
俺はにやけ面で携帯を閉じた。
- 419 名前: ◆gYrM67IrH.[] 投稿日:2012/11/19(月) 06:28:56 ID:O.hIkLx60
――時は少し経ち 7/20日 昼 ラウンジ女子高校ー外ーー
二人の女子高生が帰路についている。一人の女子は巻き髪でスラッと背の高い綺麗な茶色の髪色をしている女子。
もう一人は豊満な体をした、ロリ顔で、髪はレイヤーボブのミディアムヘアー女子。
どちらも作者好み…ゴホン(>.<)y-~
二人はラウンジ女子高校きっての美女二人だ。
二人が並んで歩いていると、振り返らない男子は居ないと言われている。
(*>ー<)「暇だよーツン」
ξ ゚听)ξ■「はいはい」
ロリ顔豊満バディはツンという女子が携帯をポチポチしているのに、退屈を隠せないようだ。
ξ ゚听)ξ「しぃ。この前の話だけど…」
(*゚ー゚)「プールの話?」
ξ ゚听)ξ「そっ。アンタ大丈夫よね」
(*>ー<)b「勿論なりっ」
(*゚ー゚)「ツンちゃんの彼氏も見たいし、女子高なんて出会いがないしね。で、どんな人なの?」
ξ; ゚听)ξ「え?」
(*゚ー゚)「だーかーらーその紹介してくれるって人。芸能人で言ったら、誰似なの?」
ξ; ゚听)ξ「す、凄くいい人だ、よっ?」
(*゚ー゚)「その間と、その疑問府は何?」
- 420 名前: ◆gYrM67IrH.[] 投稿日:2012/11/19(月) 06:30:11 ID:O.hIkLx60
- ξ; --)ξ(('A`)顔がこれだからなぁ↓)
ξ; ゚听)ξ「森山未來君的なイメージ?」
(*゚ー゚)「あっ、可愛い感じなんだ」
ξ; ゚听)ξ(ドクオに可愛いも可愛くないもないわよ、森山未來似とかコメントしずらいと思ったのに)
ξ;;゚听)ξ「そっ…そうね…どちらかと言えば…ね。ホラッ!!しぃは可愛い感じの人が好きって言ってたしなぁって思って、せっかくだし紹介しようかなって思ったの」
(*>ー<)「ありがとうっ!!ツンちゃん大好きっ」
しぃとツンは、高校で出会い、一年生の頃から意気投合し、今に至る。
(*^ー^)「木曜日楽しみにしてるから」
ξ ゚听)ノシ「また詳しい事はメールするから」
(*^ー^)ノシ「はいはーいっ!!」
ヒラヒラと二人共に手を振り、右に左に別れて歩いて行った。
(*゚ー゚)ノ■パカッ
ツンと別れたしぃは早々に携帯を取り出して、キーを慣れた手付きで両手打ちした。
- 421 名前: ◆gYrM67IrH.[] 投稿日:2012/11/19(月) 06:32:01 ID:O.hIkLx60
「メッセ遅れてごめんね><ドクオ君(はぁと)今友達と帰ってたんだ◎」
「全然いいよ♪俺は今日部活だったんだけど、夏休み前だから中止になっちゃったんだ↓」
「そうなんだっ!!それは残念だったね><アタシ高校はラウンジ女子なんだけど、ドクオ君はどこ高校なの?」
「ホントにっ!?ラウンジ女子とか、友達も行ってるよ!!しぃちゃんと無茶苦茶近所だよ^-^v俺VIPだもん♪どっかで逢ってたりして(はぁと)」
「そうだね*´ω`ご近所さんだぁ〜♪VIPのサッカー部って強いよね♪アタシスポーツしてる人って大好きっ(はぁと)」
(;'A`)(マズイな…ここはボロが出ないようにしなきゃ)
しぃとドクオは今日ドクオがSNSに書き込んだ情報を見て、しぃから俗に言う『絡みに来てくれた』のだ。
SNSサービスはm◎xiやモ●ゲー等沢山あるが、同時に厨の出会いの場としても多大に利用されている。
服系のお洒落さんを全面にアピールできるコミュニティに参加している男は95%出会いを期待している!!(当社比)
かくいう俺もこのしぃちゃんを『釣った』のはお洒落系のコミュニティだ。
ヘヤースタイルを晒すところに、本物のVIP高校のサッカー部のイケメンなヤツ(ギコ)の写メを拝借して、それをうpすりゃ釣れる釣れるあしあとの数よwwwマヂざまぁぁぁwww
是非試してみて欲しい(>.<)y-~
- 422 名前: ◆gYrM67IrH.[] 投稿日:2012/11/19(月) 06:36:01 ID:O.hIkLx60
- ('A`)ノ■「あ!そだ、しぃちゃんプリクラか写メある?お互い顔知ってる方が安心出来るし´ω`」
「いいよ><全然可愛くないけど、プリクラあげるね*^ω^左側だからね!!///」
('A`)ノ■…(゜A゜)ノ■
(*^ー^)ξ ^凵O)ξ
な ん だ こ の ロ リ 巨 乳 は!!!!!
けしからんけしからん!!!!!俺のスカウターはEだと判定しやがった。
携帯を左手に持ち、自身の右手は上下運動が止まる事はなかった
と、とりあえず餅付け。
とりあえず深呼吸ならぬオナニーだ!!!
可愛すぎだろ常考!!!!
しかも隣に写ってるのは間違い無くツン。本当にありがとうございました。
大体こういうSNSを利用して、男子とメールする女は出会いを求めてる。
更に向こうからメールが来たと言うのは、かなりの確率変動っ!!!
これ…すなわち イ ケ ルッ!!!!
しかしながら俺が登録したのは、嘘の情報。
これをどう覆すか。これに全てがかかっている。
「うわぁ^∀^凄く可愛いね◎しぃちゃんの服とかも凄いいいと思うし、絶対モテモテでしょ?(´∀`)」
「そんな事ないよ><でもドクオ君にそう言われると嬉しいよ(はぁと)女子高だから出会いもないし↓ドクオ君の方こそ凄くかっこいいし、共学だからモテモテでしょ?」
('ー`)み な ぎ っ て 来 た っ!!!
- 423 名前: ◆gYrM67IrH.[] 投稿日:2012/11/19(月) 06:37:10 ID:O.hIkLx60
- もうこれは釣り上げられる。
この盛り上がってる中あえてメールを今返さない。
主導権は握っとくべきだ。
更に言うと、ターゲットしぃはA型。
A型の女子は引っ張られたい願望が一番強い。
ちなみにツンはO型だが、O型の女子は性欲が異様に強いらしい。ブーンはいつも求められると嘆いてたな。
ここからは根回しが必要になる
(゜A゜)ノ■
その姿はジャングルのハンターそのもの。
ドクオはネットでのやり取りは、一流のネゴシエーターも顔面蒼白になる交渉術を若くして手に入れていたのだ。
しかし実際ネットで知り合った人と会うとなれば、彼の自分の自信の無さから、女性恐怖症が顔を出し、待ち合わせ場所に行けても、通り過ぎる程度のただの不審者だったのだ。
しかし今回はツンという味方がいる。今の内に引き抜いて味方にする必要がある。
- 424 名前: ◆gYrM67IrH.[] 投稿日:2012/11/19(月) 06:38:29 ID:O.hIkLx60
('A`)ノ■「ツン、しぃちゃんって知ってるよな?」
「え?何でしぃ知ってるの?今度プールに連れて行く人だよ^竸ブーンから聞いたの?」
こっこれはsneg的な展開すぐる!!!!
('A`)ノ■「そ、そうなのか^o^;わ、ワカタ。…カチカチ
しかしながら俺はお洒落でも、ましてやイケメンでもない。
('A`)ノ「いきなりですまないが、俺に似合う服って何かある?」
「どーしたのいきなり?^竸」
「いや、お洒落に目覚めちゃってみたいな?そんな感じ?」
ツンは友達という補正抜きで可愛いし、お洒落だ。ブーンもツンに影響されてか、年々お洒落になって行ってる気がする。
「だから俺に服選んでくれないか?」
「把握した^竸明日は暇なの?」
「ありがとう><暇してる。煮るなり焼くなりしてくれ」
「おk^竸明日一時にパイ山公園にね」
('A`)ノ■「把握した」っと
しかしながら、この俺としぃちゃんの関係を話をしたら引かれるよな。自分が嘘を付いていることに後ろめたさを感じているのと、後悔の念を抱いた。
そこからしぃちゃんとメールをしながら、色々な作戦を考えた。だがまだ俺がSNSのドクオなのか、ツンに紹介してもらうドクオなのか、暴露するのに悩む一方だった。
メールを交わせば交わす程、彼女の事を知りたいという欲求が増して行く。
しかしながら自分の身の程はわきまえているつもりだ。
あまりにも不釣り合いな二人。
逢わない方が自分にとっても幸せなんじゃないかという不安の念は払拭しきる事はなかった。
- 425 名前: ◆gYrM67IrH.[] 投稿日:2012/11/19(月) 06:40:11 ID:O.hIkLx60
- --翌日AM11:00--
(-A-)zzz
俺はいつの間にか携帯片手に全裸で寝ていた。
全裸のオナニー程至福な物はないよね!!
起きた時間から、俺はツンとの約束の為にイソイソと身支度をして、三ノ宮のパイ山に向かった。
--PM1:00パイ山--
さすが夏休み初日という事もあり、高校生らしい奴等が待ち合わせをしている。
パイ山とは兵庫県の都市三ノ宮の待ち合わせの一つだ。
「ドクオっ」
いつも聞き馴染みの友の声が聞こえた。
やっぱりこいつ等は二個一が一番だと思う。
ξ ゚听)ξ「遅いわよっ!!!」
( ^ω^)「僕らも今来たとこだから気にするなお」
ξ --)ξ「ケーキくらいは奢らせようと思ったのに…」
( ^ω^)「さっきランチした所なのに…太るっ…」
ガッシボッカ
)メ^ω^)「まーそういう事だから行こうお」
('A`)「俺に似合う服なんかあんのかよ」
ξ ゚听)ξ「あたしに任せなさいよ!さっ行くわよ」
- 426 名前: ◆gYrM67IrH.[] 投稿日:2012/11/19(月) 06:42:38 ID:O.hIkLx60
- ツンがブーンにいつも服を選ぶというファッションモールビブレにやって来た。
\(^o^)/「らっしゃいあせー」
アホそうな店員ばかりでヘドが出そうだった
ビブレとは中高生に人気のプライスで安くまとめ買いが出来るショップらしい。
俺の所持金だと地下一階で服二着と水着買うのが限界だろうと思って居たが…。
ξ **)ξ「もうバーゲンやってるから、かなり攻めるわよ」
ツンの目が光って居た。
ξ **)ξ「いいっ?バーゲンでバーゲン品買うのは、相当な物じゃないと買っちゃダメよ!!!
メーカー物(つまり有名なブランド)ならある程度信頼出来るけど、
ノーブランド(聞いた事もないブランド)の物は迂濶に買うと、一回着たら着れなくなるものもあるから注意が必要よ!!!」
(;^ω^(;'A`)「把握しました」
ξ **)ξ「…これ良いわね」
ツンはいつの間にか白いシャツを手に持っていた。それは神速の速さ。
('A`)ノ「先生〜そんなの学校の制服と変わらないんじゃないですか?」
ξ **)ξ「死ね!!氏ねじゃなくて、死ね!!」
おー(;^ω^)シ(;A;)
ξ **)ξ「こういう白シャツは羽織るだけで爽やかな印象を与えるのよ!!アンタガリガリなんだから、膨張色を着てるくらいが調度いいのよ!!」
(ぅA;)「な、成る程」
- 427 名前: ◆gYrM67IrH.[] 投稿日:2012/11/19(月) 06:45:14 ID:O.hIkLx60
- ξ **)ξ「ハイッ、この白シャツと、ボーダーのタンクトップ試着っ!!!」
\(^o^)/「こちらどうぞ」
試着室|A`)シャッ!!
\(^o^)/「サイズいかがっすか?」
ξ **)ξ「…Sでいいに決まってるじゃない」
試着室|'A`)シャッ!!
恐る恐る試着室から顔を出すと、カーテンをひっぺ剥がされた
(//A//)「え?これどうなの?」
( ^ω^)「イケてるおっ!!」
\(^o^)/「お似合いっすお兄さんっ!!」
ξ **)ξ「まぁまぁね」
と言いながら、鬼は…基ツン様は俺にベージュのパンツとサンダルと茶色のベルトを投げつけた。
ξ **)ξ「それにあわせなさいよ」
試着室|'A`){は、ハイッ!!
シャッ
鏡で自分の姿を見るとはっきり言って悪くない。
その辺の大学生みたいなスタイリングだと思った
シャッ!! 試着室| ('v`)「どうだよ」
(*^ω^)「ドクオが立ったお!!!イケてるお!!!!(顔キメェ)」
ξ **)ξ「アタシの手にかかればこんなもんよ(顔キメェ)」
\(^o^)/「出番なかた(姉ちゃん美人だな)」
そこからグローバルワークというショップのポロシャツやTシャツ、パンツ一本をGetした。七着買っても2万くらいだたよ}('A`)
お洒落とはそんなに悪く無いもんだが、自分には組み合わせがわからんね。
- 428 名前: ◆gYrM67IrH.[] 投稿日:2012/11/19(月) 06:46:31 ID:O.hIkLx60
- --ペーニサスクローネ--
俺達は、ツン様の要望により、少しこましなケーキ屋さんに来た。
('A`)「今日はガチでありがとう」
ξ ゚听)ξ「いいわよ」
( ^ω^)「ドクオがお洒落に目覚めるなんて、びっくりしたお」
ξ--)ξスゥ…
パチッξ ゚听)ξ「しぃとは関係してる事なの?」
('A`)「ま、まぁ…」
エッ?( ^ω^)ξ ゚听)ξ
('A`)(^ω^;)エッ?
\(^ω^)/傍観者
('A`)「まぁホントに協力してくれてるし、昔からの間柄だから、素直に言うよ」
コーヒーのティーカップをコトリと置いた
- 429 名前: ◆gYrM67IrH.[] 投稿日:2012/11/19(月) 06:49:43 ID:O.hIkLx60
- ('A`)「俺がさSNSをやってるのは知ってるだろ?」
ξ ゚听)ξ「ええ、アタシとも繋がってるじゃない」
('A`)「そこでこのコミュニティでの俺の書き込みを見て欲しい」
ξ ゚听)ξ■(^ω^ )
ξ;゚听)ξ■(^ω^;)
ξ; ゚听)ξ「こ、この書き込みは…」
(;^ω^)「ちょ…ちょっと無理があるお」
('A`)「だろ?」
そこでしぃちゃんからメールをくれたこと、そして今も継続してメールをしてること。全て伝えた。
ξ#゚听)ξ「バッカじゃないの?」
('A`)「え?」
ξ#゚听)ξ「そんなんじゃないと女の子引っ掛けられないアンタがバカって言ってんのよ」
('A`)…
ξ#゚听)ξ「何がサッカー部よ!!何がダンスやってたよっ!!!中身で勝負しなさいよ」
(#'A`)「そんなの…」
ξ#゚听)ξ「何よっ!!」
(#'A`)「そんな事わかってるよっ!!!でも自分に自信が無いものはしょうがねぇじゃねぇか!!!」
(#ぅA;)「お前等みたいなリア充には俺の気持ちなんてわかんねーだろうよ!!!」
バンッとテーブルに手を付き会計をひったくり、俺はズンズンレジに向かって行く。
二千円札を乱暴にレジに置いて俺はたくさんの視線を集めながら喫茶店を後にした。
- 430 名前: ◆gYrM67IrH.[] 投稿日:2012/11/19(月) 06:50:33 ID:O.hIkLx60
- ( ^ω^)「…ツン」
ξ ゚听)ξ「…何よっ」
先程の様に攻撃的ではない言い方。
( ^ω^)「ツンの気持ちもわかるお」
ξ ぅ-)ξ「アイツはイイヤツなんだから、あんなことしなくても大丈夫なのに…」
( ^ω^)「そうだおね…ドクオは実直なやつだからだお…ツン、追いかけるお」
ξ ゚听)ξ「わかってるよ」
僕らは慌ててドクオを追いかけた。
これではあの時と同じではないかと自嘲気味に笑った。
(^ω^){ちょっと回想入るおー
--5年前--
僕たちはまだ10歳だった
- 431 名前: ◆gYrM67IrH.[] 投稿日:2012/11/19(月) 06:51:25 ID:O.hIkLx60
- ξぅ;)ξ{辞めてよー
Ω{小四で髪の毛染めてんじゃねぇよ
ツンは小学校の時から地毛がブロンド、巻き毛と言う得意体質から上級生に苛められたり嫌がらせをされる事がしばしばあった
Ω{下の毛はブロンドの巻き毛なのかよ?
Ω{いいわね、見てみましょうよ
ΩΩΩ{さんせーい
オラオラ}Ωξ;;)ξΩ{オラオラ
ザザッ
(@゜ω゜)「待つお!!!」
ΩΩΩΩΩ{なんだよピザ野郎邪魔すんなよ
ξ;;)ξ「バカ来ちゃダメよ」
ガッシッボッカガッシッボッカ
(メ-ω゜)「つ、ツン、逃げて」
ガッシッボッカガッシッボッカ
ザザッ
('A`)「テメェラ何やってんだっ!!」
ΩΩΩΩΩ{ナンダヨ、キメェ顔しやがって
('ー`)「男子と女子で苛めとか燃える展開だろ常考」
('A`)「ほら、これ見ろよ」
どこから持って来たのか、片手にはビニール袋を裏返しにウ●コを付かんで相手にチラつかしている
(゜A゜)「スカトロしてぇのか?食わすぞ?」
Ω゛Ω゛Ω゛Ω゛Ω゛{や、やべぇ逃げるぞっ!!!
(゜A゜)「まてやコラァァァ」
と叫びながら不良グループを追いかけて行ったドクオが心配で今みたいに彼の後ろを追い付こうと走って居た。
彼が居たから今の僕達がある。
- 432 名前: ◆gYrM67IrH.[] 投稿日:2012/11/19(月) 06:55:25 ID:O.hIkLx60
- 今度は僕等が助ける番だ!!!!
(:A:)タッタッタッ走る走るタッタッタッ走る走る。このやりきれない感じ。
俺は前も見ずに無我夢中に走った
(ぅA`){顔は全然イケメンでもない。お洒落でもない。やっぱりルックスだろ!!大事なのは。人は見た目が9割なんだよ。クソックソックソックソックソックソッ。
ドンッ
キャァという悲鳴とバサバサとプリントの広がる音がした。
(*XーX)「キャッ!どこ見て走ってるのよ!!」
ラウンジ女子の制服を着た乳がプルンと主張した
(xAx)「す、すんません」
(゜A゜)(XーX*)
(白かぁ)(*'∀`)(XーX*)
勿論スカートの中は要チェッケラーだ
彼女はペタぺタと辺りに何かを探していた、本当に眼鏡って取れると大変だよね。
('A`)「…あの。これですか?」
バカもっとしゃっきと話しろよ。
(*XーX)「あ、どうも」
(*゚ー゚)「ふぅ」
('A`)「…しぃちゃん?」
(*゚ー゚)「え?」
(//A//)「…え?あ?いや…」
とか何とか言いながらプリントを俺は拾った。人違いかも知れないし…。もしそうだとしても、不審者乙だ。
- 433 名前: ◆gYrM67IrH.[] 投稿日:2012/11/19(月) 06:56:27 ID:O.hIkLx60
- 俺はそのプリントを一枚を手に取って目に入った情報。それはマンガだった。細かく書かれた、女の子の描くカワイイホワホワしたキャラクター達が沢山描かれていた。
俺は10秒20秒かも…いや、もしかしたら本当に刹那かも知れない。だが、そのマンガからはオーラが発している気がして目を奪われた。
('A`)「上手ですね」
(*゚ー゚)「…いえ。」
明らかに反応は薄かった。そりゃ俺のせいでバラバラになっちゃったんだもんな。すみませんと彼女に聞こえるか聞こえないかの小声で音を発した。
カツカツ
_
■( ゚∀゚)y--~~
携帯電話片手にタバコを吸った、明らかにDQNのヤツが、大股でこっちに向かってくる
明らかに足元を見ずに、ボケーッとしながら、虚ろな目をして、ただ前へ進んでいる。
('A`)「あ、あの!!!」
_
■( ゚∀゚)y--~~「あ?なんだよ?」
('A`)「足元気をつけて下さいね!!」
_
■( ゚∀゚)y--~~「ん?後でかけるわ…」
と言いながらDQNは携帯を切り一枚のマンガを手に取った。
_
( ゚∀゚)y--~~「何だよこれっwwマンガとかマヂキメェシwwってかお前の顔キモすぎ死ねよ」
ビリッビリッ!!!!
- 434 名前: ◆gYrM67IrH.[] 投稿日:2012/11/19(月) 07:00:46 ID:O.hIkLx60
(*゚ー゚)「あ」
(*゚ー゚)「あ」
(*ぅー;)
(#'A`)「テメェ何してんだよ?」
_
( ゚∀゚)y--~~「あん?やんのかコラァァァ?」
(#'A`)「あ、謝れ!!!この子に謝れよ」
俺はその場の感情に任せて、DQNの胸ぐらを掴んで、何とかその守らなきゃいけないものから遠ざけようとした。
_
( ゚∀゚)⊆('A`#)
_
( ゚∀゚)y--(゜A゜#)~~ジュウ
_
( ゚∀゚)「きたねぇ手で触んなや、おい、コラァァァ」
ボディに一発パンチを食らわされた。
なぁぁぁんのこれしき!!!ってマジでイテェよ!!!!
とにかくこっから離さないと!!
(#゜A゜)「おら!!こっち来いやDQN野郎」
_
(#゚∀゚)「キメェキメェ、俺忙しいんだ…よ!!!っと」
今度はモロな肘鉄が顔面に入って、口の中が切れて鉄の味がする。
_
(#゚∀゚)⊆('A`(#)「謝れっ!!謝れよっ!!!」
うるせぇよ。
DQNがそう言ったかと思うと、相手の膝が腹に、蹴りが太ももを。容赦無いパンチが顔面に入った。
手は絶対出さねえ。もとは俺がぶつかって、ばらまかしてしまった。
そこで尚且つ手を出すようなヤツには俺はなりたかねぇ。
- 436 名前: ◆gYrM67IrH.[] 投稿日:2012/11/19(月) 07:01:37 ID:O.hIkLx60
- 謝れ謝れ謝れ謝れ謝れ謝れ謝れ謝れ謝れ謝れ謝れ謝れ
どんだけ殴られたって立っててやんよ。
(`)A(#)「あ、あや、謝れっ!!!!」
_
(#゚∀゚)「ちっ、マジ下んねぇぜお前。…悪かった悪かった俺が悪かったから、もー良いだろ?」
と言うと、ヨレヨレの汗まみれになったシャツの襟を直しながら、踵を返して、唾を路上に吐き捨てて歩いて行った。
(`)A(#)
俺は無言で、マンガを一枚一枚広い、涙目の彼女にすみませんでした。と言葉と同時に渡した。
するとハンカチで口から出た血を拭いてくれた。
(*;ー;)「貴方バカです」
(`)A(#)「そうかも…な。でもどうしても許せなかったんだ」
(*;ー;)「え?」
(`)A(#)「凄い絵が上手だし、丁寧に書かれてたから…一枚一枚想いの込められた物をあんな風にされて許せなかったんだ。アイツも、何より貴女にぶつかってしまった自分が。」
(*;ー;)「そ、そんな事」
(`)A(#)「破られた物は帰って来ませんが、これからも頑張って下さい。本当にすみませんでした」
ペコリと頭を下げて、俺は帰路に付いた。
- 437 名前: ◆gYrM67IrH.[] 投稿日:2012/11/19(月) 07:03:32 ID:O.hIkLx60
- タッタッタッ。
ξ;゚听)ξ「あれ?しぃじゃないの」
(*ぅー;)「え?」
ξ;゚听)ξ「アンタ泣いてどうしたのよ」
(*ぅーT)「ヅンち゛ゃーんっ!!!さっきDQNがああぁ」
ξ;゚听)ξ「意味わかんないわよ!!今北産業!!」
(*ぅーT)
「マンガぶちまける
DQNに破られる
大乱闘スマッシュブラザーズ」
ξ;゚听)ξ「は、把握。大変だったのね」
(*ぅーT)゛
コクりとアタシは頷いた。
( ^ω^)「あのーおとり込みの中申し訳ないんですが、こんなヤツ('A`)を見ませんでしたかお?」
- 438 名前: ◆gYrM67IrH.[] 投稿日:2012/11/19(月) 07:08:03 ID:O.hIkLx60
- (*ぅー;)「あ。」
(*ぅーT)
ξ;゚听)ξ「あ、あの顔面犯罪野郎にセクハラでもされたの?」
(*ぅーT)゛
フルフルと首を振り一言
「アタシの為に戦ってくれたの」
--七月某日--
(メメ'A`)「ふぅ、こりゃプール所じゃねぇな…イテテ…」
あれからしぃちゃんからはメールは来ていない。
肉体的の疲労が夏休みなのに睡眠時間を増やす。
もー彼女にあわせる顔も無い。
俺がSNSの誰であろうが、どこの誰であろうが、今年も一人の夏を過ごすよ
ピンポーン
「ドクオー」
いつもの相方の声は久方ぶりに聞いた気がする。
(メ'A`)「んー?何だよ?」
窓から顔を出すと、明らかにプールに行く荷物を持った三人が居た。
( ^ω^)「約束の日だおー」
ξ ゚听)ξ「美女二人のお出迎えなんだから感謝しなさいよ」
(*//ー//)「ド、ドクオ君っ!!」
('∀`)
俺の夏はこれから始まるみたいだ。
('∀`)(*゚ー゚)
お わ りっ!!
◆ トップ >
2012秋ラノベ祭り >
投下作品一覧 >
('A`)一夏の恋のようです。
◆ 元スレ