■2012年芸術の秋ラノベ祭りのようです
└lw´‐ _‐ノv愛するものの為なら何だってするようです
- 121 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/11/25(日) 22:54:44 ID:DWr2LJjUO
桜舞う大通り、刀を携えた少女が一人。
歳は数えで十五であるが、知る人の間では腕が立つと評判だ。
桃色の着物に赤い帯、艶のある黒髪をなびかせて、少女はとある飯屋の前で立ち止まった。
そして中に向かって呼び掛ける。
静かな店内に澄んだ声が響き渡る。
lw´‐ _‐ノv「旦那ー、握り飯を一つおくれー」
呼び掛けに応じて出て来たのは一人の男。
頭に手拭い、腰には前掛けをした若い男だ。
(´・ω・`)「シューちゃんかい。残念だが今日は握り飯は出せないんだ」
lw´‐ _‐ノv「どういうこと?」
シューは店の前の腰掛け椅子に座って尋ねる。
桜の花弁がひらり、シューの頭に乗った。
(´・ω・`)「実は米が急に値上がりしてね。僕達みたいな一般庶民や飯屋の店主は皆困っているんだよ」
lw´‐ _‐ノv「米が急に値上がり? 藩主様は一体何をしてらっしゃるんだ!」
シューは立ち上がり、刀を左手に持つ。
- 122 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/11/25(日) 22:56:18 ID:DWr2LJjUO
lw´‐ _‐ノv「ちょっくら藩主様を懲らしめてくる」
(;´・ω・`)「ちょっと、シューちゃん落ち着いて! 悪いのは藩主様じゃないんだよ!」
lw´‐ _‐ノv「なら誰のせいだって言うんだい?」
シューは席に座り、店主を見上げた。
店主の頭に花弁三枚、妙に気になったが面白いので指摘はしない。
(´・ω・`)「豪商の杉浦さ。米の値段を釣り上げて、僕らから金を搾り取ろうとしているんだ」
lw´‐ _‐ノv「そうか、なら」
シューは再び立ち上がる。
来た方とは反対の道の先を見据えて言った。
lw´‐ _‐ノv「このシューが、その悪徳商人をとっちめてやろうじゃないか」
そのまま歩きだす。
心地よい風が頬を掠めてゆく、暖かい日差しが照らしてくれる。
ああ、今日は悪を懲らしめるには最高の日ではないか。
(;´・ω・`)「シューちゃん、待って!」
lw´‐ _‐ノv「ショボンの旦那、止めてくれるな。私にはどうしても取り戻したいものがあるんだ」
- 123 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/11/25(日) 22:57:33 ID:DWr2LJjUO
(´・ω・`)「いや、そうじゃなくて」
lw´‐ _‐ノv「ん?」
シューは振り返る。
ショボンは元から垂れ下がった眉をいつも以上に下げて言った。
(´・ω・`)「杉浦の屋敷は逆方向だよ」
lw´‐ _‐ノv
lw´‐ _‐ノv「……そうかい」
シューは駆け足で元来た道を戻っていった。
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- 124 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/11/25(日) 22:59:08 ID:DWr2LJjUO
lw´‐ _‐ノv愛するものの為なら何だってするようです
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- 125 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/11/25(日) 23:00:42 ID:DWr2LJjUO
食事も忘れてショボンの元を去ってしまったシューは後悔していた。
腹が減っていたのだ。
lw´‐ _‐ノv「杉浦め、今にみてろ……」
刀を無理矢理帯にねじ込み、両の手で腹を押さえながら市場へ向かう。
そこにはシューの馴染みの行商人がいるはずだ。
lw´‐ _‐ノv「……みっけ」
シューは手で腹を押さえるのをやめた。
その代わりに両手を前に突き出し、走る。
lw´‐ _‐ノv「どーん」
(;´_ゝ`)「おわっ!?」
思いっきり突き飛ばしたのは背の高い、青色の着物の男。
荷物整理をしていた彼は、盛大に転んだ。
しかしシューとしては別に恨みがあるわけでもない、ただ脅かしたかっただけの悪戯である。
- 126 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/11/25(日) 23:02:55 ID:DWr2LJjUO
(;´_ゝ`)「あ、あぁ……シューね。何の用だ?」
男は立ち上がりながら言った。
lw´‐ _‐ノv「兄者は相変わらずドジだな。可愛くないぞ。
あと米料理くれ」
( ´_ゝ`)「お前……人を突き飛ばしといて酷いな……。
あと米料理は出せん。鯵の干物ならあるが」
lw´‐ _‐ノv「ならそれでいいや。寄越せ」
( ´_ゝ`)「態度でかいぞ……。
弟者ー、鯵の干物くれー」
兄者は大声で少し離れたところにいる男を呼ぶ。
彼はすぐにやって来た。
(´<_` )「はいよー、鯵ねー……あれ、何でシューがいるんだ?」
兄者そっくりの顔に緑の着物の男は言った。
シューは男から素早く干物を掻っ払い、食べ始める。
- 127 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/11/25(日) 23:04:28 ID:DWr2LJjUO
lw´‐ _‐ノv「いやね、ショボンの旦那のとこに食事に行ったんだけどさ」
骨も皮も関係ない、どんどん食べてゆく。
lw´‐ _‐ノv「今、豪商の杉浦のせいで米が高騰して皆困ってるみたいでさ、こりゃ私の出番じゃないかと」
(´<_` )「だから何でうちに来た」
lw´‐ _‐ノv「勢い良く飛び出した私は昼飯食いそびれちゃってね、たかりに来たのさ」
シューはとうとう干物を平らげた。
残ったのは頭と背骨だけである。
( ´_ゝ`)「まあシューには恩があるし、いいかと」
(´<_`;)「恩があるのは事実だ。妹者誘拐の件は感謝しているし、出来る限りの協力もするさ。
しかし、しかしだな……シューはちょっと遠慮というものを知るべきじゃないか?」
lw´‐ _‐ノv「毎日ご馳走になってるもんね。今日もごちそうさまでした」
シューは手の甲で口元を拭った。
- 128 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/11/25(日) 23:05:47 ID:DWr2LJjUO
( ´_ゝ`)「シュー、俺ら行商人の為にも頑張ってくれや」
lw´‐ _‐ノv「おうよ。晩飯は白米の炊き込みご飯な」
( ´_ゝ`)「それは無理」
(´<_` )「……うん、今更何言っても無駄だな」
人が良いのか馬鹿なのかよく分からない兄と傍若無人な恩人に呆れ果てる弟者。
- 129 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/11/25(日) 23:06:50 ID:DWr2LJjUO
(´<_` )(杉浦……死ぬんじゃないか)
そう思って仕事を再開しようとしたところに、シューの声。
lw´‐ _‐ノv「杉浦のとこに乗り込む前に一つ譲って欲しいものがある」
( ´_ゝ`)「何だ?」
(´<_` )「金さえ払うなら何でも売るぞ」
lw´‐ _‐ノv「いやね、私が欲しいのは――」
シューが口にしたものの名前を聞いて弟者は悟った。
(´<_` )(あー、杉浦死ぬわ)
少しだけ腹を満たし、えげつないものを受け取ったシューは、意気揚々と目的地へ向かうのだった。
- 130 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/11/25(日) 23:08:17 ID:DWr2LJjUO
立派な門、武家屋敷のような佇まいの邸宅。
そここそが杉浦の屋敷であった。
lw´‐ _‐ノv「たのもー、杉浦さんのお宅ですよねー」
がんがんと扉を叩く。
青空の下、周囲を気にせず騒音を発生させる少女。
通行人たちは奇異の目を向ける。
少しして、やっと門を開けたのは刀を持った男だった。
( ^Д^)「何だガキがこんな時間に」
シューを見下ろして男は言った。
だらしない着物、男は浪人らしい。
lw´‐ _‐ノv「お前んとこのご主人様に話がある。米の値段釣り上げんなって」
( ^Д^)「あー……杉浦さんなら今出払ってる。店の方だ」
lw´‐ _‐ノv「なんだと……」
( ^Д^)「待つなら茶ぐらい出すが、どうする」
- 131 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/11/25(日) 23:09:24 ID:DWr2LJjUO
シューは考える。
さっさと杉浦を始末して美味い米を食いたい。
しかし店と言ったら人がいる、そんな場所で争うのは自分に不利であろう。
lw´‐ _‐ノv「菓子も付けてくれ」
(;^Д^)「図々しいな、お前」
プギャーと名乗った男はシューを屋敷に上げる。
途中ですれ違った侍やら女中やらにシューを客人と紹介し、客間に通した。
( ^Д^)「待ってろ。今女中に話してくる」
そう言って、プギャーは部屋から出ていった。
lw´‐ _‐ノv「広いな、さすが豪商」
客間は広かった。
綺麗な畳が敷かれていて、立派な掛け軸や生け花が部屋に彩りを与えている。
lw´‐ _‐ノv「……くさい、な」
- 132 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/11/25(日) 23:11:14 ID:DWr2LJjUO
シューが言った瞬間、シューが座っていた座布団は真っ二つになっていた。
(;^Д^)「ちっ……」
一瞬で立ち上がりプギャーの攻撃を躱したシューは、ゆっくりと刀を抜いた。
lw´‐ _‐ノv「あのねぇ、そんな忍び足じゃあ私を出し抜けないよ?」
( ^Д^)「気付いてたのか」
lw´‐ _‐ノv「そりゃね。気配消せてないし」
一度部屋を退出したプギャーは、実はこっそりと部屋に戻って来ていたのだ。
理由はふいをついてシューを始末するため。
しかし言われるまで、シューには何故自分が狙われたのか分からなかった。
( ^Д^)「主人の不利益を全て排除するのが、俺ら雇われ武士の仕事なんでなぁ!」
プギャーは刀を振るう。
横薙ぎの、精確だが重い一撃。
シューはひらりとそれを回避し、プギャーの右手を狙った。
- 133 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/11/25(日) 23:12:28 ID:DWr2LJjUO
lw´‐ _‐ノv「威力はなかなかだね。狙いもいい」
(;^Д^)「なっ!?」
今度はシューが刀を振るった。
両手でしっかり構えてプギャーの右手に叩きつけた。
lw´‐ _‐ノv「それ、いい刀だね。高かったでしょ?」
( ^Д^)「お前……何者だ……?」
痺れる右手を擦りながらプギャーが尋ねる。
シューはプギャーに叩きつけた刀の峰を撫でながら言った。
lw´‐ _‐ノv「ただの米を愛する侍だよ」
背を向けて立ち去るシュー。
しかしプギャーはそれを止めた。
- 134 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/11/25(日) 23:13:27 ID:DWr2LJjUO
( ^Д^)「待て、外は敵でいっぱいだぞ。俺が召集をかけたからな」
lw´‐ _‐ノv「そうかい」
(;^Д^)「おいおい、命が惜しくないのか?」
lw´‐ _‐ノv「命は誰だって惜しいよ。だけどね、私は死なないよ」
( ^Д^)「……そうか」
プギャーの手の痺れは徐々に引いていた。
しかし、それでもシューにもう一度立ち向かおうという気にはならない。
本能がシューには絶対に勝てないと告げていた。
それに、あまりしつこくするのは彼なりの武士道にそぐわないのだ。
- 135 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/11/25(日) 23:14:35 ID:DWr2LJjUO
lw´‐ _‐ノv「ほいやっ」
lw´‐ _‐ノv「そーいっ」
lw´‐ _‐ノv「うらぁっ」
lw´‐ _‐ノv「おりゃっ」
lw´‐ _‐ノv「……こんなもんか」
数刻の間、シューは屋敷内で戦闘を繰り広げていた。
されど敵は烏合の衆とも言えるもので、シューは峰打ちだけで向かう全てを葬っていた。
屋内も庭も、泣きながら謝る情けない男達や気絶した者、放心状態の奴らでいっぱいだ。
空も少しずつ赤が交じり始めている。
烏はもうお家に帰る時間だった。
lw´‐ _‐ノv「腹減ったのに……お出ましか」
- 136 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/11/25(日) 23:15:49 ID:DWr2LJjUO
じゃりじゃりと砂を踏む音。
開きっぱなしの門からやって来たのは大男。
黒い羽織に目の傷、大きな威圧感を持った男だった。
こいつが杉浦だ、シューの直感が告げている。
( ФωФ)「これはこれは……君が一人でやったであるか?」
lw´‐ _‐ノv「うん」
( ФωФ)「そうであるか。……君の要求は?」
lw´‐ _‐ノv「米が庶民まで回るようにしろ」
( ФωФ)「それは出来ない相談であるな」
杉浦は小刀をシューに向ける。
( ФωФ)「我輩の邪魔をしようと言う君には、死んでもらおう」
一瞬で間合いを詰める。
しかし、シューは刀を抜かなかった。
鞘で小刀を受け止め、そのまま流す。
- 137 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/11/25(日) 23:17:33 ID:DWr2LJjUO
lw´‐ _‐ノv「お前が杉浦なら話は早い。お前には死んでもらう」
シューは帯に挟んでいた印籠を取り出した。
lw´‐ _‐ノv「さあ要求を飲め。さもなければお前は苦しい思いをすることになるぞ」
( ФωФ)「それはなんであるか?」
lw´‐ _‐ノv「毒きのこから採取した猛毒だ。暗殺にも使われるような、ね」
( ФωФ)「それを聞いて、我輩が飲むとでも?」
杉浦は笑いを堪えながら言う。
馬鹿だ、目の前の小娘はただの大馬鹿者だ。
毒なら飲まなければいい、それだけのこと。
lw´‐ _‐ノv「……そうやって、油断しちゃうんだよなぁ」
( ФωФ)「……っ!?」
シューは足元にあった小石を蹴り上げた。
それは見事杉浦の顔に当たり、彼を怯ませる。
- 138 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/11/25(日) 23:18:33 ID:DWr2LJjUO
lw´‐ _‐ノv「圧倒的な力があればね、食べ物に毒を仕込むなんて面倒なことをしなくていいんだよ」
背後に回ったシューは杉浦を蹴飛ばして膝を着かせる。
右手に持った刀の刃を杉浦の首に当て、左手の毒を杉浦の口に近付けた。
lw´‐ _‐ノv「だから私のお願い、聞いて」
(;ФωФ)
背後に立つ少女の恐ろしさに気付いた杉浦は、力なく首を縦に振った。
.
- 139 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/11/25(日) 23:19:43 ID:DWr2LJjUO
人で賑わう大通り、その一角の飯屋の前の椅子。
頭に付いた花弁を払いながら鼻歌を歌うのは一人の少女。
草履を放って解放感に浸る。
lw´*‐ _‐ノv「ふんふーん、ふふんふー」
(´・ω・`)「ご機嫌だね」
ショボンは注文された握り飯をシューに差し出した。
lw´*‐ _‐ノv「だって久しぶりに旦那の握り飯を食えるんだもの。そりゃあ上機嫌になるさ!」
(*´・ω・`)「そこまで言われると照れるなぁ」
ショボンもつられて上機嫌になる。
そして、握り飯を頬張り始めたシューに聞いてみることにした。
(´・ω・`)「ところで、一体どうやって杉浦をとっちめたんだい?」
- 140 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/11/25(日) 23:20:39 ID:DWr2LJjUO
lw´‐ _‐ノv「んー、私の自慢の剣技見せてやったら一瞬で降参したよ。その勢いで足まで舐めてくれたよ」
(;´・ω・`)「どこまでが本当でどこからが嘘なのかな……」
lw´‐ _‐ノv「全部本当ですー」
ショボンが得意とするのは塩握り。
有名な産地から安価で仕入れた塩を地元の米に適度に振ったものだ。
簡素な素材だからこそ、よりおいしく感じられるのだ。
lw´‐ _‐ノv「あ、兄者と弟者だ」
( ´_ゝ`)「よう、元気かー?」
(´<_` )「こんにちは」
(´・ω・`)「いらっしゃい。いつも塩をありがとね」
通りを歩いていた兄弟はシューの声を聞いて立ち止まる。
各地を回る彼らはまだしばらくは、この町にいるという。
- 141 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/11/25(日) 23:21:40 ID:DWr2LJjUO
(´<_` )「そういや聞いたぞ。毒、結局使わなかったんだな」
lw´‐ _‐ノv「まぁね」
( ´_ゝ`)「じゃあ何で買った?」
lw´‐ _‐ノv「もしあいつが降参しなかったら口に直接突っ込んで毒殺しようと思ったから。
この刀、あんまり切れ味良くないし」
シューは傍らの刀を撫でた。
父から譲り受けた刀はシューの宝物だ。
lw´‐ _‐ノv「二人も食べてく? 旦那の握り飯は町で一番だよ」
( ´_ゝ`)「それは嬉しいんだが、な」
(´<_` )「今から少し商談があるから、またの機会に」
兄弟は軽く挨拶をして、立ち去った。
- 142 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/11/25(日) 23:23:04 ID:DWr2LJjUO
(´・ω・`)「シューちゃん、今日はこれからどうするんだい?」
lw´‐ _‐ノv「どうしようかな」
ショボンの問いに、シューは考える。
見上げた空はひたすら青い。
ひらりひらり、桜は舞う。
ぽかぽか暖かい、穏やかな春の日。
シューは春が大好きだ、暖かい日が大好きだ。
こんな日にすることといえば。
lw´‐ _‐ノv「今日は……花見と洒落込もうかね」
シューはにっこり微笑んで、食べ掛けの握り飯に口をつけた。
――ああ本当に、この味の為なら私は何だってするよ。
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