2012年芸術の秋ラノベ祭りのようです
201枚の紙芝居劇場のようです
  No.21〜40
    サムネ有り サムネ無し



25 名前:21.たった一つの永遠のようです[] 投稿日:2012/11/25(日) 12:51:44 ID:leZUYkek0


(,,゚Д゚)「……変わっちまったな。この世界も」
  _
( ゚∀゚)y━・~「世界だけじゃねぇだろ。俺たちだってよ」

(´・ω・`)「そうかもね……もう、昔のようにはいられない」
  _
( ゚∀゚)y━・~「あいつがいたら、何て言うだろうな」

(,,゚Д゚)「さぁな。いなくなったやつのことなんざ、考えてる暇はねぇ」

(´・ω・`)「……でも、さ。変わらないものもあるよね?」
  _
( ゚∀゚)y━・~「……ああ。あるさ」

(,,゚Д゚)「そう、たった一つだけ、決して変わらないもの……」

ピンポンパンポーン

『今日のお昼ご飯はカレーです』
          _
(,,゚Д゚)(´・ω・`)( ゚∀゚)「「それはカレーの美味しさ!!!」」

『内藤食品のホライゾンカレーの美味しさは永遠!』


('A`)「以上が新しいCMです」

( ^ω^)「よし、これでいこう」

26 名前:22.(* ^ω^)は可愛い顔してえげつないようです[] 投稿日:2012/11/25(日) 12:52:33 ID:leZUYkek0


从'ー'从「よしよし〜可愛いでちゅね〜」

(* ^ω^)

( ・∀・)「ははは、大人しいなぁ……名前は決めたのかい?」

从'ー'从「うん〜。ホライゾンって名前にしようかと思うの〜」

( ・∀・)「いい名前だね。そうだ、ちょっと待ってて」

カチカチ

( ・∀・)「これ、脳内診断っていうんだけど。この子の名前でやってみよう」

从'ー'从「うわ〜楽しそう〜」

カタカタカタ ッターン!!

         見せられないよ!
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
■□■□■□■□(* ^ω^).■□■□■□■□
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□


从'ー'从

( ・∀・)

27 名前:23.生えてるようです[] 投稿日:2012/11/25(日) 12:53:25 ID:leZUYkek0


  _
( ゚∀゚)
ξ゚听)ξ
  _
( ゚∀゚)
ξ゚听)ξ「えぇ……いや……えぇ……」
  _
( ゚∀゚)
ξ゚听)ξ「私の自慢のアホ毛に何か寄生してるよ……」
  _
( ゚∀゚)
ξ゚听)ξ
  _
( ゚∀゚)
ξ゚听)ξ「しかも眉毛生えてる……髪の毛オンザアホ毛オンザ眉毛ってどういうことなの……」
  _
( ゚∀゚)
ξ゚听)ξ
  _
( ゚∀゚)
ξ゚听)ξ
  _
( ゚∀゚)
ξ゚听)ξ
  _
( ゚∀゚)
ξ゚听)ξ「しかも喋らんのかい……」

彼女が「眉毛のツン」として恐れられるようになるのはそれから二十年ほど後のお話――

28 名前:24.もうそれしか見えないようです[] 投稿日:2012/11/25(日) 12:54:13 ID:leZUYkek0


( ><)「ワカッテマスくん!何してるんですか?」

( <●><●>)「絵を描いているんです」

( ><)「羽ペンとはさすがおしゃれなんです!」

( <●><●>)「そういうものですかね……」

( ><)「ところでどんな絵を描いてるんです?」

( <●><●>)「まだ途中ですが……こんな感じですね」

( ><)

ガクッ

(;<●><●>)「ビロード!?どうしたんですか!?」

( ><)

( ><)「(この……左の方のやつ……どうしてもナニにしか見えない……!!!)」

( ><)「(絵師さんが頑張って描いてくれた絵に対してこんな穢れた見方しかできないなんて……!!!)」

( ><)「最低だ……俺……」

(;<●><●>)「なんでまごきみのシンジ君状態に……」

29 名前:25.俺と姉貴とハンドガンのようです[] 投稿日:2012/11/25(日) 12:55:02 ID:leZUYkek0


( ´_ゝ`)「それ以上寄るな!!弟者!!」

(´<_`; )「な……何してんだよ兄者!!」

( ´_ゝ`)「俺は寄るなと言ったんだぜ……近づいてくるんじゃあないッ!!」

(´<_`; )「その拳銃もそうだが……お前、それは一体……まさか、姉者じゃ……」

( ´_ゝ`)「ふふ……そうさ。その通りだ」

( ´_ゝ`)「これは姉者の……」

(´<_` )「……死体……」

( ´_ゝ`)「え?いや違うけど。ダッチワイフだけど」

(´<_` )

( ´_ゝ`)「オーダーメイドしてみたんだが、他にモデルがいなくてな。あ、胸はちょっと足しといた」

(´<_` )

( ´_ゝ`)「だがやっぱり血縁には萌えられないので捨てるつもりだったんだ。萌えないだけに燃えないゴミに」

∬´_ゝ`)「ふーん」

( ´_ゝ`)

ANIJA IS DEAD.(兄者は死んだ)

30 名前:26.恋愛戦争のようです[] 投稿日:2012/11/25(日) 12:56:11 ID:leZUYkek0


( ^ω^)「月ですお。今日も夜の街を見守っておりますお」

(´・ω・`)「雲です。今日もキメラの形に変形を試みています」

( ^ω^)「造形が複雑すぎて無理だろ……」

(´・ω・`)「時にお月様。あそこに一組の男女がいますね」

川 ゚ -゚) ('A`)

( ^ω^)「夜中にメガホンってのは近所迷惑な気もするけど、どうやら告白シーンのようだお」

(´・ω・`)「若いっていいですねぇ」

川 ゚ -゚)「喰らえッ!!『絶望の手向け状(デッドエンドレター)』!!」 バサバサバサー

('A`)「甘いぜ!!その程度の物量と勢いでは、俺の『無味無臭毒煙(ポイズンカメレオン)』は破れん!!」

川 ゚ -゚)「それはどうかな……私は『第二の能力(セカンドスキル)』を発動!!」

川 ゚ -゚)「『絶叫の大行進(デッドエンドシャウト)』!!」

(;'A`)「ぐわあああああああああああああああああああああああああああああああああ」

川 ゚ -゚)「勝ったッ!!告白成功―――ッ!!!」 ババーン

( ^ω^)「バトル物だったのかよ!!!どういうことだってばよ!!!」

(´・ω・`)「どっちにしろ近所迷惑ですね」

32 名前:27.ダークファミリーサスガイッカのようです[] 投稿日:2012/11/25(日) 12:57:52 ID:leZUYkek0


一軒何の変哲もない大家族――しかし、その家族には秘密があったのです。

 彡⌒ミ
( ´_ゝ`) 流石父者!!趣味は読書!!呼吸する様に読書する姿から付いた二つ名が『窓際係長』!!

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 流石母者!!必殺技は正拳突き!!繰り出される乱打から付いた二つ名が『霊長類ヒト科最凶のメスゴリラ』!!

∬´_ゝ`) 流石姉者!!その剣閃は夢幻の如く!!美しき剣舞から付いた二つ名が『天翔OL閃(あまかけるおーえるのひらめき)』!!

( ´_ゝ`) 流石兄者!!齢十七にして魔法に開眼!!溢れ出る童貞臭から付いた二つ名が『クズ』!!

(´<_` ) 流石弟者!!類稀な頭脳を持つ動物好き!!従えるケルベロスから付いた二つ名が『いきものがかり』!!

l从・∀・ノ!リ人 流石妹者!!三度の飯より水鉄砲!!命中率三割の精密射撃から付いた二つ名が『いもっちゃん』!!

そんな彼らは日夜世界の平和を守る為に暗躍しているのである!!

※レス数の都合上暗躍シーンはカットさせていただきました。

33 名前:28.新訳金の斧のようです[] 投稿日:2012/11/25(日) 12:58:57 ID:leZUYkek0


('A`)「やんれやんれ。今日も今日とて木を切るべかなぁ」

('A`)「しかし住んどいてなんだがこの森は不気味だべなぁ。目の生えた木やら目に悪い赤い沼やら……」

カコーン カコーン スポッ ザパーン

(;'A`)「あんれまぁ!斧を沼に落としてしまっただ!」

(;'A`)「参っただなぁ……あれがないと仕事にならんべ……」

ザパーン

ミセ*゚ー゚)リ「私は泉の精です」

(;'A`)「ゲゲェーッ!!せくしーな包帯のおなごが泉から!!」

ミセ*゚ー゚)リ「あなたが落としたのはリンゴですか?それとも生首ですか?」

(;'A`)「い、いんえ……おらが落としたのは斧です……」

ミセ*^ー^)リ「あなたは正直者ですね」

ミセ*^ー^)リ「ちなみにこの生首はあなたが落とした斧によって首を落とされてしまった泉の精Bです」

(;'A`)「えっ」

ミセ*゚ー゚)リ「私はあなたに復讐しに来たのです。死ぬが良い」

(;゚A゚)「ぎゃあああああああああああああリンゴ何の関係もねえええええええええええええええええええええええ」

34 名前:29.ミセ*゚ー゚)リの椎骨は並以上のようです 〜私の四畳半物語〜[] 投稿日:2012/11/25(日) 12:59:55 ID:leZUYkek0



ミミミミ(゚A゚)ミミミ
 ミミミ|( )|ミミミミミミ               愛した人が
  ミミ| |ミミミミミミミミミ
      ミミミミミミミミミ               死んでゆく・・・
      ミミミミミミミミミセ*;ー;)リ


   本格鎌倉時代劇

      ミセ*゚ー゚)リの椎骨は並以上のようです 〜私の四畳半物語〜

   開幕


ミセ*゚ー゚)リ「鎌倉幕府!!」

(゚、゚トソン「倒幕!!」

ミセ*゚ー゚)リ「ぎゃー」


   本格鎌倉時代劇

      ミセ*゚ー゚)リの椎骨は並以上のようです 〜私の四畳半物語〜

   閉幕

35 名前:30.桃饅的中華日和のようです[] 投稿日:2012/11/25(日) 13:00:44 ID:leZUYkek0


<ヽ`∀´>「はおちーらいらいめいくうにゃーんっと」

(゚A゚* )「必殺!!のーちゃん飛び蹴り!!」

<;`∀´>「アイゴー!痛いニダ!」

(゚A゚* )「桃まんなんか蒸かしてないでのーちゃんの相手しいや!」

<;`∀´>「ウリは仕事中ニダ!桃まん蒸かさないと怒られてしまうニダ!」

(゚A゚* )「むー……じゃあのーちゃんも桃まん蒸かすわ!」

(゚A゚* )「そしたらニダーの仕事も早く終わるやろ?」

<ヽ`∀´>「貴様のような素人以下の女に桃まんを触らせるわけにはいかぬ」

(゚A゚; )「急に酷いな!?」

<ヽ`∀´>「ほら、一個やるからそこらで遊んでくるニダ」

(゚A゚* )「やったー!ほな次来るまでには仕事終わらしといてなー!」

タッタッタ

( `ハ´)「桃まん一個分バイト代から引いとくアル。オチもないし」

<;`∀´>「アイゴー……オチてないのはウリのせいじゃないニダよ……」

36 名前:31.先生と助手の怪冒険(打ち切り)のようです[] 投稿日:2012/11/25(日) 13:01:26 ID:leZUYkek0


( ´∀`)「先生!こんなお手紙がハエに括り付けられて届きましたモナ!」

( ´_ゝ`)「うむ、ガッツのあるハエだな。モナーくんそのハエこれで叩いといてくれ」

ξ゚听)ξ『変態仮面とゾンビに囚われて困っております。お助けください』

( ´_ゝ`)「うむ、俺は美人以外助けない性癖の持ち主だが添付されている写真はなかなかの美人だな。行こう」

( ´∀`)「写真を疑うことはしないモナか……」


( <●><●>)「ふっはははは!!よく来ましたね、現代のインディジョーンズ流石兄者!!」

( <●><●>)「貴殿の為に最高のショーをご用意しましたよ!!来なさい!!」

(´<_` )「アニジャーオレダヨオレー」

( <●><●>)「貴殿の弟をゾンビ兵に改造して差し上げましたよ!!」

( ´_ゝ`)「うむ、俺には弟はいないが」

( <●><●>)「えっ」

(´<_` )「えっ」

( ´∀`)「先生!写真の女の子もゾンビ兵に改造されてましたモナ!」

( ´_ゝ`)「うむ、帰ろう」

( <●><●>)「えっ」

38 名前:32.川 ゚ -゚)は夕焼けの案内人のようです[] 投稿日:2012/11/25(日) 13:02:06 ID:leZUYkek0


( ^ω^)「おー……ここは一体……?」

川 ゚ -゚)「やぁやぁようこそ。ここは地獄の一丁目」

(; ^ω^)「おえ!?誰だお!?」

川 ゚ -゚)「名前などここでは意味を持ちませんよ。さぁ、あの矢印の先へ進みましょう」

そう言うと、黒髪の少女は足早に歩き出した。

(; ^ω^)「ちょ、ちょっと待ってお!さっき、地獄って言ってたけどお……」

川 ゚ -゚)「はい、その通り。ここは地獄の一丁目……ああ今二丁目に入りました」

(; ^ω^)「順調に進んじゃってんじゃないかお……」

川 ゚ -゚)「嫌であれば引き返しても良いのですよ?」

(; ^ω^)「でも、道なんてわからないし……かといって地獄を進むのも……ああでもどうしたら……」

直後、男の足元に暗闇が姿を現した。それが穴だと気付いた時には、男はもう体の半分まで落下していた。

(; ^ω^)「え、ちょ……あああああああああああああああ……」

川 ゚ -゚)「ここは地獄のいっちょ……あ、二丁目。またの名を地獄の選別所」

川 ゚ -゚)「貴方様のような優柔不断な豚は地獄行きが相応しいかと。またのお越しをお待ちしております」

男の姿は、もうない。

39 名前:33.大正浪漫が語り出すようです[] 投稿日:2012/11/25(日) 13:02:48 ID:leZUYkek0


大正時代は、明治と昭和に挟まれ、15年と短いながらも、国内外が激動の時代であった。
特に日本では明治維新を経て開国し、2度の戦勝(日清・日露)による好景気も得て国力も高まり、
帝国主義の国として欧米列強と肩を並べ、勢いを得て第一次世界大戦にも参戦、勝利の側につき国中が国威の発揚に沸いた時代である。
文明開化を経て封建主義や鎖国の影響も影を潜め、欧米から近代文化がどっと流入する。
農村村落の風景は変わらないものの、明治の45年間をかけて、徐々に町や都市の基盤が形作られた時期である。
録音や活動写真、そして印刷技術などの発達による新しいメディアの出現もあり、文化・情報の伝播がいっそう促進された時代でもある。
商人の立場が、明治時代の経済の自由化とともに向上した。
欧米から学んだ会社制度が発達し、制度上は個人商店であった私企業が発展、世界に向けて大規模化していく。
また投機の成功で「成金」と呼ばれるような個人も現れ、庶民においても新時代への夢や野望が大いに掻き立てられた。
「大正デモクラシー(民本主義)」が台頭し、一般民衆と女性の地位向上に目が向けられ、
西洋文化の影響を受けた新しい文芸・絵画・音楽・演劇などの芸術が流布して、
思想的にも自由と開放・躍動の気分が横溢し、都市を中心とする大衆文化が花開いた。
かつてはそれぞれ孤立していた地方農村にも、鉄道の発達や自動車の出現による人々の移動や物資の流通増加、
そして電信・電話技術の流布に伴い、このような都市の状況がいち早く伝わるようになった。
しかし、時代の後半に入ると大戦後の恐慌や関東大震災もあり、
経済の激しい浮き沈みや新時代への急激な変化に対応できないストレスも底辺に潜在化してくる。
社会変革を求める政治運動に呼応して、大正末期頃に興った「プロレタリア文学」運動に見えるように、
官憲の弾圧に抵抗しながらも身を隠し、あるいは処罰を覚悟しながらも自らを主張する、
その自由獲得への情熱に対する憧れや賛美が、同時代の人々にドラマチックな感動を与えたのも事実であろう。
また、未だ克服されなかった肺結核などの病による著名人の死や、自由恋愛の流行による事件も数少なくなかった。
知識人においては個人主義・理想主義が強く意識され、新時代への飛躍に心躍らせながらも、
同時に社会不安に通底するアンビバレントな葛藤や心理的摩擦もあった。
昭和の時代にかけて、作家や芸術家の間に薬物や自傷による自殺が流行するのも、この頃からである。
大衆紙の流布とともにそれらの情報が増幅して伝えられ、時代の不安の上にある種の退廃的かつ虚無的な気分も醸し出された。
むしろこれらの事々のほうが「大正浪漫」に叙情性や負の彩りを添えて、人々をさらに蠱惑する側面もある。
この背景には、19世紀後半にヨーロッパで興った文芸における耽美主義や同時代のダダイズム、
 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\治思想であるアナキズムなどの影響もあろう。芸術作品にはアール・ヌーボーやアール・デコ、
|  うるさい  |から影響を受けたものも多い。「大正ロマン」は、新しい時代の萌芽を示す意味合いから、モダニズム(近代化)から
 \__ __/___  ____________________________________________/
      V         V
 ( <●><●>)      <(' _'<人ノ

40 名前:34.へいわようちえんのようです[] 投稿日:2012/11/25(日) 13:03:29 ID:leZUYkek0


ミセ*゚ー゚)リ「モララーせんせーはわたしとけっこんするのー!」

(゚、゚トソン「幼稚園生はまだ結婚することなんてできないんですよ。そんなこともわからないんですか?」

(; ・∀・)「や、君も同い年だからね……」

o川#゚ー゚)o「誰が!!誰が貧乳だ!!誰が!!」
  _
( ゚∀゚)「キューちゃんはむねがまずしいって園長先生が言ってたぞ!!」

o川#゚д゚)o「えんちょおおおおお!!!」

从 ゚∀从「嘘を吐くのは良くないからな!」

/ ゚、。 /「そーらたかいたかーい」

ξ*゚听)ξ「わーすっごい!ねぇねぇブーンも見て!」

( ^ω^)「なんか僕はあんまり高くないおー」

(*'A`)「(幼女!!幼女!!)」

川*゚ -゚)「(ショタ!!ショタ!!)」 パシャパシャ

      __[警]
       (  ) ('A`)(゚- ゚ 川
       (  )Vノ  )ノ )
        | |   | |   | |

              (∀・ )o(ー゚ *川o/ ゚、。 /   完

41 名前:35.ξ゚听)ξ酸っぱいぶどうのようです[] 投稿日:2012/11/25(日) 13:04:11 ID:leZUYkek0


昔々あるところにぶどう狩りガールのツンという少女……少女?がおりました。

ξ゚听)ξ「私は少女と呼んでも何ら問題ない年齢よぶっ殺すぞ」

口が悪い以外にも結構欠点のある彼女は今日もぶどう狩りに出かけます。
何故ならそれが彼女の生業でありそれをしないことには死んでしまうからです。

ξ゚听)ξ「あー働かなくても暮らしていける方法ないかなー」

その為に最も手っ取り早い方法は結婚です。
結婚したらしたで家事や育児に追われてどっちにしろ忙しいのですが、彼女は考えが甘いのでそこに思い至りません。
またツンは男運がないというか女性的な魅力にやや欠ける節がありましたので、浮いた話も全く出ませんでした。
ぶつぶつと愚痴りながらもツンは手早くぶどうを収穫していきます。
なんだかんだでもう十年ほど働いているためぶどう狩りの速度は農園一を誇っていたのです。
巷では『光速』の異名をもらっておりました。馬鹿にされていることも薄々気付いています。

ξ゚听)ξ「……」

『光速』は手を止め、高い位置になっているぶどうを見つめました。
そのぶどうはかれこれ数週間ほどそこになっているのですが、農園には背の高い人がいないため収穫できないでいました。
脚立とか使えよと思うかもしれませんがうるさい黙れ。

ξ゚听)ξ「あのぶどうはどんな味がするのかしら……」

『光速』はぶどうの味に思いを巡らせますが、やがて溜息をついて言いました。

ξ゚听)ξ「……きっと酸っぱいに違いないわ。やめやめ。あと『光速』って呼ぶな、少女って呼べ」

実はそのぶどうは千年に一度だけなるという伝説のぶどうだったのですが、それを収穫しなかったためにこの農園は潰れてしまいました。
目の前にぶら下がっているチャンスを掴む気力もないようなグズはとっとと滅びろという絵本的な良い教訓になりましたね。

42 名前:36.おばけやしきのようです[] 投稿日:2012/11/25(日) 13:04:52 ID:leZUYkek0


('A`)「文化祭マジめんどくせぇ……なんで高校生にもなってお化け屋敷なんかやらにゃならんのだ……」

('、`*川「っさいわねー。生首役の私よりマシでしょうよ」

('A`)「下半身のない男も大差ないだろ……」

('、`*川「というかさぁなんであたしらはノーメイクなわけ?素でお化け顔とでも言いたいの?」

('A`)「時間かかんなくて楽じゃん」

('、`#川「楽だからムカつくのよ!!」

('A`)「意味分からん」

('、`*川「あ、誰か来た」

(; ^ω^)ξ;゚听)ξ ドキドキ

(゚∀゚*川「キョエエエーイwwwwwwwリア充見てるうーwwwwwwwwwwwwwwwww?」

(; ゚ω゚)ξ;゚听)ξ「「ぎゃああああああああああああああああああ!!!」」

('A`)「文句言うわりにノリノリすぎる」

(; ゚ω゚)ξ;゚听)ξ「「ぎゃああああああああああああああああああ!!!」」

('A`)「俺はまだ何もしてないんだけど」

43 名前:37.ミ,,゚Д゚彡もう走れないようです[] 投稿日:2012/11/25(日) 13:05:36 ID:leZUYkek0


友達が死んだ。

走るのが大好きな奴だった。

走れなければ生きている意味がない、というのが口癖だった。

ミ,,;Д;彡「走れなければ死んでいる意味もねぇよぉ〜」

そして今の口癖は上述の通り。

ミ,,;Д;彡「なんで俺の足なくなっちゃったんだよぉ〜これじゃ走れねぇじゃんかなぁ〜」

(-_-)「幽霊なんだから足なんかないのが当たり前だろ……」

残り少ない缶コーヒーを飲み干して、溜息を吐いた。
彼が死んだ時はそりゃあそれなりにはショックだったが、こう憑き纏われては感傷の気持ちも湧いてこない。
代わりに湧いてきたのは……一つの決意だった。

(-_-)「フサ。君、暇なんだろ?僕に走り方を教えてくれよ」

ミ,,゚Д゚彡「え……だけどお前、足は……」

(-_-)「『君はもう走れない』って僕に言った奴らを見返してやりたいんだ。わかるだろ?」

缶をゴミ箱に投げ捨てて、返事を待たずに駆け出した。慌てた様子で、フサがふわふわとついてくる。

人生はきっとリレーのようなもの。次は、僕が走り出す番だ。
君の分まで、僕はきっと走りきって見せるから。

44 名前:38.バーティカルリードのようです[] 投稿日:2012/11/25(日) 13:06:18 ID:leZUYkek0


爪'ー`)y‐「みんなは知っているのかどうかわからないが僕は知っているんだ」
爪'ー`)y‐「なにを知っているかって?どうしても知りたいのかい?ならしょうがない教えてあげよう」
爪'ー`)y‐「さしあたって説明しなければいけないことは
爪'ー`)y‐「まず一つ目、生と死の観念についてだ。多くの人は輪廻転生の概念を信じているよね」
爪'ー`)y‐「が、実際のところどうなっているのか証明できた人は一人だっていない」
爪'ー`)y‐「死後の世界ってあるのか?そもそも死ってどういうことなんだ?脳が止まったら死なのか?」
爪'ー`)y‐「ぬるっとした話しかできない識者の言葉は当てに出来ないよね」
爪'ー`)y‐「のーちゃん可愛い」
爪'ー`)y‐「はっとさせられるようなそんな意見に僕は出会いたいと思っているんだけど」
爪'ー`)y‐「わかってないやつらが多すぎるんだよね」
爪'ー`)y‐「かに」
爪'ー`)y‐「りす」
爪'ー`)y‐「きのこ」
爪'ー`)y‐「っていうか」
爪'ー`)y‐「たんす」
爪'ー`)y‐「こめ」
爪'ー`)y‐「とまと」
爪'ー`)y‐「でんでんむし」
爪'ー`)y‐「しなちく」
爪'ー`)y‐「ょぅι゛ょっょぃ」
爪'ー`)y‐「うんごめん途中で投げた」

(//‰ ゚)「三行でお願いしマス」

爪'ー`)y‐

45 名前:39.ミセ*゚ー゚)リが遠足に行くようです[] 投稿日:2012/11/25(日) 13:07:07 ID:leZUYkek0


ミセ*゚ー゚)リ「明日は遠足だから遠足の準備をするわ!!」

(゚、゚トソン「自分の家でやれよなんでうちでやるんだよ」

ミセ*゚ー゚)リ「だって私の家って遠足アイテム何もないから……」

(゚、゚トソン「えぇ……どういう家なんですか……」

ミセ*゚ー゚)リ「お願い!トソンちゃんのアイテムを貸して!」

(゚、゚トソン「まぁじゃあいいですけど……」

ミセ*゚ー゚)リ「まずはおやつからね!」

(゚、゚トソン「300円までですよ」

ミセ*゚ー゚)リ「大丈夫!バナナはおやつに入らないから!」

(゚、゚トソン「決めつけちゃったよ」

ミセ*゚ー゚)リ「だからトソンちゃんちのバナナを全部ポシェットに詰めたよ!」

(゚、゚トソン「バナナ農園であるうちのバナナを全部だと!?」

これが後にトソン家で語り継がれることになる『バナナ全滅事件』の全容である

48 名前:40.( ;∀;)死 のようです[] 投稿日:2012/11/25(日) 13:18:33 ID:leZUYkek0


(; ・∀・)

僕の後ろには死神がいる。

(,,゚ -゚)

大きな鎌を持った、喪服の死神だ。

(; -∀-)

いつかあの鎌が、僕の首を撥ねる時が来るのだろうか……。

そんなことを考えながら、僕はいつもの通学路を歩いていて。

(; ・∀・) そ

気がついたときには、信号無視のトラックが僕の真横数センチの所に迫っていた。

(; -∀-)

今が、その時か……全てを諦めた次の瞬間。
真っ二つに裂けたトラックが、僕の前後を駆け抜け、そして爆発した。

(,,゚ -゚)

死神は、相変わらずそこにいて。やっと僕は気がついた。
彼女は、死神じゃなく、守護霊だったのかも……。

この後僕はジョジョ的な戦いに巻き込まれることになるのだがそれはまた別のお話。



<<<No.1〜20No.41〜60>>>

トップ2012秋ラノベ祭り投下作品一覧201枚の紙芝居劇場のようですNo.21〜40
元スレ
inserted by FC2 system