■( ^ω^)ブーンは勇者を討伐するようです
└第一話 その4
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175 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/03/15(土) 21:56:41 ID:E7/mW/620
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【ザムクナハツ・メンゼン まち】
ガァ……
ガァ……
*(‘‘)*「こっち」
(^ω^ )「……この辺はまだマシな感じがするお」
ξ゚听)ξ「そう? 掘っ立て小屋ばっかりじゃない」
( 'A`)「布張っただけのテントみてぇな家ばっかりよりはマシだろ」
( ^ω^)「そんでも死体は転がってるお」
やせこけた にんげん が すみ で ちからなく たおれている!
*(‘‘)*「生きてる」
( ^ω^)「え? そうなの?」
*(‘‘)*「こっち」
ヘリカル は いりくんだ みち を すすんでいった!
.
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176 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/03/15(土) 21:58:04 ID:E7/mW/620
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( 'A`)「……にしても」
( ^ω^)「お?」
( 'A`)「すげぇ見られてるな」
まち の ひとびと は ないとうたち を じっと みている!
从 'ー'从「この辺なの?」
*(‘‘)*「うん。ここ」
从 'ー'从「あ、ここなんだ……」
( 'A`)「他の家より、いくぶんマシだな」
( ^ω^)「だって、昔はすごい戦士だったって言ってたじゃないかお」
( 'A`)「酔っぱらい?」
( ^ω^)「そうだお」
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177 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/03/15(土) 22:00:01 ID:E7/mW/620
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*(‘‘)*”
ヘリカル は とびら を ノック した!
なか から おんなのひと が でてきた!
|゚ノ ^∀^)「おかえ……」
从 'ー'从「突然の訪問失礼致します」
|゚ノ;^∀^)「……きょ、教会の兵士がここに何の」
从 'ー'从「いえ。私は正教会の者です」
|゚ノ;^∀^)「せ、正教会……?」
从 'ー'从「法王庁所属、第8聖騎士団小隊、小隊長、ワタナベ・ゼヴァと申します。洗礼名は
タナゥ・ペクス・トリファン・アーデ・アーデ・マグタ・ファンテェンサス。特位、プリーストです」
|゚ノ;^∀^)
おんなのひと は かたまっている!
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178 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/03/15(土) 22:01:06 ID:E7/mW/620
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( 'A`)「無理もないわな」
( ^ω^)「それが、かくかくしかじかでして……」
ないとう は こと の あらすじ を かんたん に せつめい した!
|゚ノ;^∀^)「……そうでしたか。ヘリカル、あれだけ見つからないようにと」
*(‘‘)*、
ヘリカル は うつむいている!
|゚ノ;^∀^)「……とりあえずはお入りください。ここでは人の目があります」
从 'ー'从「はい……。失礼致します」
ないとうたち は ヘリカルのいえ の なか に はいった!
.
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179 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/03/15(土) 22:02:49 ID:E7/mW/620
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( ゚≒゚)「……あれは正教会の人間じゃないか?」
ひとびと は ひそひそ と はなしている!
(`£´ )「確かにそうだ……。また街に来たのいうのは本当だったみたいだな」
( ゚≒゚)「我々の信仰を密告するつもりなのでは……」
ひとびと は ざわつき はじめた!
(`£´ )「どうする?」
( ゚≒゚)「魔物が再びはびこる前に……」
( ゚彡ミ゚)「勇者様が守ってくださっている……。セントジョーンズ様も……」
(`£´ )「だが、我々の信仰は我々の手で守らなくては……」
………
……
…
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180 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/03/15(土) 22:04:52 ID:E7/mW/620
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【ザムクナハツ・メンゼン ヘリカルのいえ】
|゚ノ ^∀^)「わざわざ遠くから、このような酷い街に」
おんなのひと は みず を だした!
从 'ー'从「申し訳ありません、貴重な水を……」
|゚ノ ^∀^)「いえ……」
从 'ー'从「お母様は、正教徒なんですか……?」
|゚ノ ^∀^)「……私はこの子の母ではありません」
( ^ω^)「お?」
|゚ノ ^∀^)「今はこうして世話をしていますが……」
ξ゚听)ξ「話が見えないわね」
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181 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/03/15(土) 22:05:53 ID:E7/mW/620
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|゚ノ ^∀^)「……何から話せば良いのか」
おんなのひと は すこし かんがえて くち を ひらいた!
|゚ノ ^∀^)「あの。申し遅れました。私はレモナと言います」
( ^ω^)「お……。僕はないとうと申しますお」
ξ゚听)ξ「ツンです」
( 'A`)
( ^ω^)「ドクオ」
( 'A`)「あ? ああ。俺はドクオだ」
ドクオ は どうも ぼーっと していた ようだ!
ドクオ の しゅうちゅうりょく が 3 さがった!
|゚ノ ^∀^)「私は、あの教会の修道女でした」
( ^ω^)「勇者信仰のですかお?」
|゚ノ ^∀^)「いえ……。正教のです」
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182 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/03/15(土) 22:10:02 ID:E7/mW/620
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从 'ー'从「そうだったのですか……」
|゚ノ ^∀^)「はい……。もちろん、今だって私の心は神にあります……」
ξ゚听)ξ「じゃあここでは生きにくいわね」
|゚ノ ^∀^)「……民衆の前では勇者に祈りを捧げています。この子も」
( 'A`)「そりゃ賢い」
从 'ー'从「……教えてくれませんか。この街がどうしてこのような姿になったのか」
|゚ノ ^∀^)「やはり、法王庁までこの街の状況や過程は届いていなかったようですね」
从 'ー'从「すみません。遠くの地なので、法王庁の力が及ばず……。こうして調査をしているのですが……」
|゚ノ ^∀^)「いえ、致し方ない事です……、事情がお有りなのだと思っております」
从 'ー'从「ご理解、助かります。この調査をきっかけに、何か変われば良いのですが……」
|゚ノ ^∀^)「はい……。この街が正教の栄える、美しい街であった時代はご存知だったと思います」
从 'ー'从「ええ」
|゚ノ ^∀^)「それこそ、勇者がここを訪れ、奇跡と言われる伝説を残した時期の話です……」
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184 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/03/15(土) 22:12:26 ID:E7/mW/620
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【かいそう】 http://www.youtube.com/watch?v=E5tquD727ik
その当時私は産まれておりませんでしたが、人々の心も豊かで、貧しいながらも力強く生きていたと言います。
昔から結構貧しかったんだな。
土が痩せてるっていってたじゃない。
あ、そうか。
ある時、この土地に新しい枢機卿が赴任してきました。
セントジョーンズ様ですね……。その記憶は、法王庁にもあります。
(’e’)
実に熱心なお方で、神のためならば何でもするようなお人でございました。
次第に、人々からの信頼を得、以前の枢機卿よりも称えられるお方になっていきました。
あの、うさんクセェとっちゃんぼうやがねぇ……。
セントジョーンズ様は祈りの力で、魔物からの恐怖に怯える人々を勇気づけていました。
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185 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/03/15(土) 22:14:56 ID:E7/mW/620
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しかし、魔族の力はより強大になり、多くの人々が殺されるようになったそうです。
その頃に私は生まれたのですが、壮絶な時代だったと聞いています。こうして暮らせてる今も幸福です。
そして、私がまだ幼い頃に、魔物による大規模なザムクナハツ・メンゼンの攻略が行われました。
教会の兵士達……。セントジョーンズ様の強大な魔力、シーンやトラギコ。そして、魔槍士プギャーの活躍により魔物を殲滅することが出来ましたが、
被害は大変大きい物でした。
( ^Д^)
プギャーって……ヘリカルちゃんのお父さんだおね?
はい。その頃は、とても逞しく、優しく……。大変ご立派なお方でした。
無論、その頃はまだヘリカルも産まれて無いのですが。
そして、どうなったのですか……?
この戦闘の中で、セントジョーンズ様の妻が亡くなりました。
魔物に犯され、しまいには車輪に括りつけられていたと言います。
……そうかお。
それからセントジョーンズ様は変わってしまわれました。
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186 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/03/15(土) 22:16:38 ID:E7/mW/620
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以前の様な熱心な活動は行わず、ザムクナハツ・メンゼンは怖いほどの静寂に包まれました。
そんな中、勇者様が魔王を倒し、世界から魔族が消えたのです。
こいつぁベストタイミングってやつだな。
はい。私達は歓喜しました。もちろん、神にも感謝致しました。
その頃、私は修道女になったのですが……。
ただ、セントジョーンズ様は
(’e’)「この世に神などいなかったのだ……」
……、と。
そこから勇者信仰が始まったってことね。
ええ。そこからは一方的な宗教改革でした。
熱心な正教徒は疑いをかけられ、ほとんどが拷問されました。
もちろん、帰ってきた人などいません。
シーン、トラギコはセントジョーンズ様につき、勇者を神同等……、いやそれ以上に崇めるようになりました。
プギャーはどうなったんだお?
彼の妻はザムクナハツ・メンゼンの修道女でした。そして、彼自身も神を愛する一人の徒でありました。
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187 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/03/15(土) 22:18:43 ID:E7/mW/620
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その後、内戦がありました。
正教徒の拷問に不服とする正教軍を魔槍士プギャーが率いって、ザムクナハツ・メンゼンに戦いを挑みました。
しかし、ほとんどの人間がこの悲惨な宗教改革に屈し、勇者を崇めている状況で、その戦いは無謀そのものでした。
結果は、正教軍の惨敗に終わりました。関わったものは全て焚刑にされました。もちろん、彼の妻も。
3年前の話です。
プギャーは処されなかったのかお?
ええ。以前の功績を称えて……、と。セントジョーンズ様なりの、ご慈悲だったのでしょう。
そうですか……。ではこの子には母親がいないのですね。
*(;゚' ゚)*
川 从从)人从「……ダ ス ケ」
*(;゚' ゚)*
川 从从)人从「ア゛ ヅ……ィ」
ヘリカルの母は、ヘリカルの前で燃やされ、死んでいきました。
やはり、母を忘れられないのか……。たまにこうして神具を拾ってきます。
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188 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/03/15(土) 22:22:01 ID:E7/mW/620
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*(‘‘)*
っ”
ヘリカル は てあそび を している!
从 'ー'从「……なんと可哀想な子」
|゚ノ ^∀^)「私はこの子を放っては置けませんでした。魔槍士プギャーも変わってしまい、今は……」
( 'A`)「アル中のろくでなしなんだろ?」
|゚ノ ^∀^)「何故それを……」
ξ゚听)ξ「会ったのよ。ここに来てすぐに」
|゚ノ ^∀^)「そうですか……」
( 'A`)「この子の事を怒鳴ってたぜ。さっさと教会行けってな」
ξ゚听)ξ「勇者なんか信仰してないんでしょ? この子。それを無理やり行かせて正教徒燃やさせるってのはあんまりすぎると思うけどね」
|゚ノ ^∀^)「……生き抜くためなのです。特にこの子の母親は、熱心な修道女でしたから。私も時折、焚刑に関わってます」
|゚ノ ^∀^)「怒鳴ったのは……。彼なりの……必死さと言うか……」
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189 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/03/15(土) 22:24:45 ID:E7/mW/620
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从 'ー'从「言葉も出ません……」
|゚ノ ^∀^)「街の皆は、勇者を崇めなければ魔物が復活するというセントジョーンズ様の言葉を信じきっています……」
レモナ は ことば を つまらせた!
|゚ノ;^∀^)「街の人間の信仰心や、ザムクナハツ・メンゼンの支配は日々強くなる一方です」
|゚ノ;^∀^)「毎日のように連れて行かれる正教徒の人間を見ると……、まだ魔物が蔓延っている頃のほうがマシだったと言っても過言ではありません」
|゚ノ;^∀^)「あの頃は、みんな手を取り合って助け合い、協力して困難に立ち向かっていました」
从 'ー'从「……やはり正教徒に寛大という言葉は偽りだったのでしょうか」
|゚ノ;^∀^)「表向きはそうなのでしょうが……。正教徒の密告制度があります。信仰を汚す者は密告して疑いを教会側で調べるのです」
|゚ノ;^∀^)「しかし、それも実際には手当たりしだいの正教徒狩りに近い状況です。私怨や嘘の密告で正教徒は拷問にかけられています」
( 'A`)「で、帰ってきた人はいないと」
|゚ノ;^∀^)「はい……」
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190 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/03/15(土) 22:27:46 ID:E7/mW/620
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|゚ノ;^∀^)「この自由のなく……、飢えや苦しみに耐える嘘の平和が蔓延ってしまえば、もう街は滅んだも同然です……」
|゚ノ;^∀^)「……ワタナベ様。どうか、神の力でこの街お救いください」
从 'ー'从
|゚ノ;^∀^)「何度も正教会の隊がザムクナハツ・メンゼンに出入りするのですが、特に進展はなく……」
( 'A`)「ああ。それも何だか怪しいんだよな?」
从 'ー'从「……前回派遣した隊の人間は発見しました」
( ^ω^)「お……?」
从 'ー'从「拷問室で」
(; ^ω^)「……囚われていたのかお?」
从 'ー'从「……いち早く救出する必要があると思います。今日の夜中に使いを送ります」
ワタナベ は ひといき ついて くち を ひらいた!
从 'ー'从「そして、近日中に大規模な攻略戦の是非を正教議会で提案いたします」
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191 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/03/15(土) 22:30:39 ID:E7/mW/620
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|゚ノ;^∀^)「ほ、本当に……?」
从 'ー'从「必ずや」
|゚ノ;^∀^)「……まさか、信じられません」
……バタン
とびら の しまる おと が した!
だれか が ちかづいてくる!
( ^Д^)「……ああ?」
さけ を もった おとこ が きた!
おとこ は よっぱらっている!
( ^Д^)「おい。誰だ、こいつら」
|゚ノ;^∀^)「……そのお酒。またどこかから」
( ^Д^)「るせぇ……」
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192 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/03/15(土) 22:32:23 ID:E7/mW/620
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( 'A`)「よお。よく見たらきたねぇオッサンだな。ヒゲくらい剃れや」
( ^Д^)「……てめぇ。どっかで会ったな」
( ^ω^)「街で会ったお。幌馬車を襲う人たちを見て、いろいろ言ってたじゃないかお」
( ^Д^)
おとこ は きおく を たどっている!
( ^Д^)「……ああ」
おとこ は おもいだした ようだ!
( ^Д^)「で、なんでテメェらがここにいんだよ。あぁ!?」
|゚ノ;^∀^)「な、なんて口を! この人達はヘリカルを助けてくれて……」
( 'A`)「いや、良いよ。恩に着せるつもりもねぇしな」
ドクオ は なんも やってない!!!
.
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193 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/03/15(土) 22:36:09 ID:E7/mW/620
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|゚ノ;^∀^)「すみません……。彼はプギャー……。ヘリカルの父です……」
*(‘‘)*
ヘリカル は うつむいて いる!
从 'ー'从「お父さん、はじめまして。私は第8聖騎士団小隊、小隊長、ワタナベ・ゼヴァと申します」
( ^Д^)「……てめぇ、法王庁の人間か」
从;'ー'从「はい」
( ^Д^)「今更こんなトコに何の用だ? あぁ……?」
プギャー は ワタナベ に いんねん を つけはじめた!
プギャー は つくえ の うえ の もの を はらいとばした!
(; ^ω^)「おわっ!」
もの が ないとう の あし に あたった! ないとう に 0 の ダメージ!
(#^Д^)「この街を見捨てた法王庁が何の用だって言ってんだよッ!!」
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194 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/03/15(土) 22:38:30 ID:E7/mW/620
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|゚ノ;^∀^)「ちょっと……!」
从;'ー'从「み、見捨ててなどと……!」
(#^Д^)「あぁ!? この街の現状を見たのかテメェ!! これ全部テメェらのせいだぞ……!!」
*(;‘‘)*
ヘリカル は おびえている!
( 'A`)「おいおい。女に怒鳴り声を浴びせるってのは関心しないな」
ドクオ の いいところ を みせる チャンス だ!!
ドクオ は たちあがった!
ワタナベ は ドクオ を よけて プギャー に よった!
从;'ー'从「確かに、アナタの言うとおりです。法王庁の力が及ばず……」
(#^Д^)「今更味方ぶってんじゃねぇ……!!」
( 'A`)
ξ゚听)ξ「どんまい」
ドクオ は マジ で はずかしい!!
.
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195 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/03/15(土) 22:40:05 ID:E7/mW/620
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(#^Д^)「ケッ……。せっかく気持ちよく酔ってたってのにテメェのせいでムカついてきたぜ」
从;'ー'从「言葉もありません」
(#^Д^)「るせぇ!!」
プギャー は いす を けとばした!
(#^Д^)「テメェらがのんびりしてる間に、何人の関係ない奴らがブチ殺されていったか知ってんのか!?」
从;'ー'从
(#^Д^)「何人のヤツらがお前らや神に助けを求めながら燃やされていったか知ってんのか!?」
|゚ノ;^∀^)「やめなさいよ……!」
プギャー は レモナ を おしのけた!
|゚ノ;^∀^)「痛っ……」
( ^ω^)「大丈夫ですかお?」
ないとう は レモナ の そば に よった!
.
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196 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/03/15(土) 22:42:05 ID:E7/mW/620
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(#^Д^)「最近になって、手のひら返したように心配するフリしやがって……」
(#^Д^)「結局は調査だなんだとロクに現状を変えようとしねぇ……!」
プギャー は ナイフ を とりだした!
ワタナベ は みがまえて いる!
ξ゚听)ξ「やりすぎ」
( 'A`)「ああ、そうだな」
ドクオ の いいところ を みせる チャンス だ!!
ドクオ の がんこう が するどく ひかる!
(#^Д^)「結局テメェらはテメェらだけ良……」
*(;‘‘)*っ
ヘリカル は プギャー の ふく を ひっぱった!
.
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197 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/03/15(土) 22:44:18 ID:E7/mW/620
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(#^Д^)
*(;‘‘)*っ
ヘリカル は くび を ふっている!
(#^Д^)「……チッ」
プギャー は ナイフ を しまった!
( 'A`)
ξ゚听)ξ「どどんまい」
ドクオ は マジ で はずかしい!!
(#^Д^)「出て行け」
从;'ー'从
(#^Д^)「出て行けって言ってんだよッ!!」
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198 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/03/15(土) 22:47:45 ID:E7/mW/620
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プギャー は つくえ を けりとばした!
从;'ー'从「……必ずこの街を平和に」
( ^ω^)「それでは失礼しますお」
|゚ノ;^∀^)「本当に申し訳ありませんでした……。ヘリカルがお世話になっておきながら……」
( 'A`)「ま、何てことはねぇよ。ただの善意で助けたんだ」
ドクオ は なにも やっていない!
ξ゚听)ξ「じゃあね」
*(‘‘)*”
ヘリカル は うなずいた!
ないとうたち は ヘリカル の いえ を あと に した!
.
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199 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/03/15(土) 22:50:13 ID:E7/mW/620
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(#^Д^)「……クソが!」
プギャー は あれている!
≡≡*(‘‘)*
ヘリカル は にげだした!
(#^Д^)「……おい」
プギャー は なにか に きがついた ようだ!
(#^Д^)「てめぇ、何持ってやがる……」
*(;‘‘)*
ヘリカル は もっている もの を うしろ に かくした!
.
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200 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/03/15(土) 22:51:51 ID:E7/mW/620
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|゚ノ;^∀^)っ「やめて……!!」
レモナ は ヘリカル と プギャー の あいだ に わって はいった!
しかし、 プギャー おしのけられて しまった!
プギャー は ヘリカル の て を あらあらしく つかんだ!
て には ロザリオ が にぎられていた!
(#^Д^)「また拾って来やがったな……」
*(;‘‘)*
ヘリカル は おびえている!
(#^Д^)「何度言ったら分かるんだ!! ぶっ殺されてぇのか!!」
*(;‘‘)*
(#゚'Д゚)「テメェもあの母親と一緒になりてぇのか!? あぁ!?」
プギャー は ヘリカル を つきとばした!!
.
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201 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/03/15(土) 22:53:41 ID:E7/mW/620
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*(;><)*
ヘリカル は しりもち を ついた!
(#^Д^)
( ^Д^)
(; ^Д^)
プギャー は しょうき に もどった!
(; ^Д^)「……お、おい」
*(;><)*
ヘリカル は なかない!
(; ^Д^)「悪かったよ……」
|゚ノ;^∀^)”
レモナ は ヘリカル を だきしめた!
.
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203 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/03/15(土) 22:55:37 ID:E7/mW/620
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(; ^Д^)「怪我はねぇか……?」
|゚ノ;^∀^)「……無いみたい」
*(;><)*
(; ^Д^)「……分かってくれ。お前を守るためなんだ」
プギャー の こえ は よわよわ しい!
(; ^Д^)”
プギャー は さけのびん を おいた!
………
……
…
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204 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/03/15(土) 22:57:24 ID:E7/mW/620
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【ザムクナハツ・メンゼン ないぶ いっしつ】
( 'A`)「やけに静かだな。気味が悪いぜ」
ξ゚听)ξ「夜だからね」
( 'A`)「関係あんのか?」
ξ゚听)ξ「あるでしょ」
('A` )「……で、きたねぇベッドが3つと」
( ^ω^)「しょうがないお」
( 'A`)「しょうがないのかねぇ。メシもそんな微妙だったし」
( ^ω^)「街のみんなはそもそも食べれてないんだお。感謝しないと」
( 'A`)「あんなもん食うんだったら、俺のヘソゴマ食った方がマシだったぜ」
それ は ぜったい に ない!!
.
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205 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/03/15(土) 23:00:33 ID:E7/mW/620
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( ^ω^)「……お?」
ないとう は まど の そと を みた!
くらやみ に まぎれて うま が かけて いった!
( ^ω^)「ワタナベ卿の言ってた使いだお」
( 'A`)「お。行ったのか?」
( ^ω^)「みたいだお」
( 'A`)「無事届けば正教徒による攻略戦ねぇ……」
( ^ω^)「これでこの街も平和になると思うお」
( 'A`)「そーうまく行くとは思えねぇけどな」
( ^ω^)「そうかお? 正教徒の戦力はかなり高いお」
( 'A`)「そういう事じゃねぇよ」
ξ゚听)ξ「話変わるけどさ」
( 'A`)「あ?」
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207 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/03/15(土) 23:02:16 ID:E7/mW/620
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ξ゚听)ξ「クエスト」
( 'A`)「ああ」
ξ゚听)ξ「どうすんの?」
( 'A`)「まあ……今回は調査だからな。だいぶ分かってきたし、紙にまとめてしまうか」
ξ゚听)ξ「そう?」
( 'A`)「十分だろ」
ドクオ は いす に すわった!
( 'A`)φ....
ドクオ は ほうこく を かいている!
ξ゚听)ξ「ちゃんと書いてよね」
( 'A`)φ「うるせぇな。黙ってろよ」
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208 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/03/15(土) 23:05:09 ID:E7/mW/620
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ξ゚听)ξ「擬音とか禁止だからね。バーンってすごい教会があってー……、とか」
ドクオ は とくいわざ を きんし された!
(;'A`)φ「……じゃあ何書きゃ良いんだ?」
ξ゚听)ξ「沢山あるじゃない」
( ^ω^)「ツンが書いたらどうだお?」
ξ゚听)ξ「ダメ」
( ^ω^)「え? なんで?」
ξ゚听)ξ「脳みそ、コイツと一緒だから……」
( ^ω^)「そうか……お……」
ないとう は なんだか かなしく なった!
(;'A`)φ「まず、書き出しはどうすりゃ良いんだどうすりゃ」
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209 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/03/15(土) 23:06:58 ID:E7/mW/620
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ξ゚听)ξ「アタシに聞かないでよ」
( ^ω^)「良かったら僕が書くかお?」
( 'A`)「マジで?」
( ^ω^)「いいお」
ξ゚听)ξ「いや、ダメでしょ」
( ^ω^)「え? これも?」
ξ゚听)ξ「パーティのリーダーが報告する決まりなの」
どちらにしても ツン は かけなかった!ないとう は つっこみたい きもち を おさえた!
そして、 ドクオ が パーティ の リーダー だった こと を ここで はじめて しった!
ξ゚听)ξ「ま。頑張って」
(;'A`)φ...「くっそ……。こういうのって適材適所じゃねぇのか普通」
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210 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/03/15(土) 23:09:09 ID:E7/mW/620
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( ^ω^)「頑張ってお」
(;'A`)φ...「せめてどう書けば良いか教えてくれよ」
( ^ω^)「ん〜〜〜、普通、ここの書き出しは……」
ξ゚听)ξ「ダメよ」
( ^ω^)「え?」
ξ゚听)ξ「アドバイスも禁止されてるから」
ほんとう は きんし されてない!!
( ^ω^)「……ということらしいお」
(;'A`)φ...「畜生!! そんなルール知らねぇぞ俺!!」
しらない のも とうぜん だ!!
ξ゚听)ξ「たまには頑張ってもらわないと」
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211 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/03/15(土) 23:11:39 ID:E7/mW/620
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(;'A`)φ...「いつも頑張ってるだろ!」
ξ゚听)ξ「例えば?」
(;'A`)φ...「例えば……」
(;'A`)φ... カキカキ
(;'A`)φ...「あ。例えばって書いちゃった……」
じつに アホ らしい ミス を したものだ!
ξ゚听)ξ「じゃ、寝るわ」
(;'A`)φ...「え? マジで?」
ξ゚听)ξ「お休み」
ツン は ベッド に よこたわった!
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212 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/03/15(土) 23:13:31 ID:E7/mW/620
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(;'A`)φ...「いい気なもんだぜ」
( ^ω^)”
ないとう は つるぎ を みがいている!
( 'A`)φ...「あ。俺の分も磨いてくれよ」
( ^ω^)
( ^ω^)「触ったら呪われそうだけど」
( 'A`)φ...「俺が呪われてないから大丈夫」
ドクオ は のろわれた ような かおつき だ!
( ^ω^)σ
ないとう は そーっと じゃおうけん に て を のばした!
ないとう は のろわれて しまった!!! http://www.youtube.com/watch?v=gQf_QTsvXCU
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213 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/03/15(土) 23:15:08 ID:E7/mW/620
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(ヽ^ω^)
ないとう は のろわれて しまった!!!
('A` )φ
(ヽ^ω^)
ないとう は のろわれて しまった!!!
(ヽ^ω^)
っ
ないとう は シャナク を となえた!
ないとう から のろい が きえた!
('A` )φ
( ^ω^)
('A` )φ
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216 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/03/15(土) 23:17:30 ID:E7/mW/620
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( ^ω^)「なんで?」
('A` )φ「いや、俺が聞きてぇよ」
ξ゚听)ξ「闇の人間じゃないからでしょ」
( ^ω^)「あ、そういうのあるんだ……」
ξ゚听)ξ「普通ならないけどね。この剣、やばいから触らない方がいいわよ。手につく」
いったい なにが て に つく のだろうか!
ないとう は ききたかった が ちょっと さむけ が したので きく のを やめた!
( ^ω^)
っ
ないとう は なんとなく て を みた!
ぐずぐず と した くろい かお が みえた!
( ^ω^)っ”
みなかった こと に して ドクオ に なすりつけた!
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218 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/03/15(土) 23:19:48 ID:E7/mW/620
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('A` )φ「つーか起きてたのかよ」
ξ゚听)ξ「そうすぐに寝付けないでしょ」
ξ゚听)ξσ「あ、ちなみにここからそこまで私のゾーンね。入ったら雷撃が飛ぶわよ」
('A` )φ「呪文張ったの?」
ξ゚听)ξ「はい。そんだけ。おやすみ」
ツン は め を とじた!
( 'A`)
ドクオ は はしっていた トカゲ を つかまえて ツン の ゾーン に なげた!
あおい いなずま が はしり トカゲ は くろこげ に なった!
( '∀`)「煎じて飲むと元気になるんだ。どうだ?」
( ^ω^)「遠慮しとくお」
ないとう は ベッド に よこたわった! http://www.youtube.com/watch?v=pw0sK7hzXOY
………
……
…
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