('A`)お化け・物の怪・都市伝説向け就職案内所のようです

第4話〜地縛霊〜

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833 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2016/02/06(土) 00:10:32 ID:.wFzZtMU0





会場!!!


( `,_´)「そろそろ10時か……まだ一人来てないみたいだけど、そろそろ問題を配って……」

「まってぇぇぇぇぇぇぇぇえええええええええええ」

( `,_´)「…ん?」

o川;゚ー゚)o「ぬおおおお!!セーフ!!!」ガチャリコ!!

( `,_´)

o川;゚ー゚)o「……あ」


シ――ン……


o川;゚ー゚)o(う…受験者の視線が痛い……)

( `,_´)「……席に着きなさい」

o川;゚ー゚)o「あ、はい」

834 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2016/02/06(土) 00:11:28 ID:.wFzZtMU0

o川*゚ー゚)o(まぁなんにせよ間に合ってよかった…!)

o川*゚ー゚)o(結構人いるな……30人くらい……?)

o川;゚ー゚)o(うぅ、緊張する……)

( `,_´)「試験は120分で……問題用紙に不備が……落し物をしたら……」

o川*゚ー゚)o(大丈夫、大丈夫だよ!正直もう今日イチの山場は超えた感あるし!!サンキューあかなめ!!)

( `,_´)「こちらの時計で……ちょうどから……」

o川*゚ー゚)o(後はもう全力で!!!落ちてくだけ!!!)

o川*゚ー゚)o(ん……?落ちてくのはアカンのでは……?)

( `,_´)「では……はじめ!!」

   ザザッ!!
               カリカリカリ…
         カタカタッ!

o川*゚ー゚)o(ええい!!!ままよ!!!!!)ザッ!!






――――――――――――――――――――――――――――――――――……………………

835 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2016/02/06(土) 00:12:08 ID:.wFzZtMU0





('A`)「おーす」

( ^ω^)「お!ドクオかお」

('A`)「あれ?この時間なのに今日はお前の父ちゃんがレジやってないのか」

( ^ω^)「父ちゃん昨日転んでちょっと怪我しちゃって……」

('A`)「あー……」

( ^ω^)「まぁ大事じゃないみたいだし2日もすれば大丈夫みたいだお」

('A`)「そりゃ何よりだ」

( ^ω^)「ドクオは父ちゃんに用でもあったのかお?」

('A`)「いや、どうせお前を呼んでもらうつもりだったしむしろ手間が省けたよ」

836 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2016/02/06(土) 00:13:00 ID:.wFzZtMU0

( ^ω^)「あー、件の」

('A`)「…今朝は早くからすまんかったな」

( ^ω^)「まぁ普段からあの時間には僕も起きてるから気にするなお」

('A`)「おう」

( ^ω^)「それにしても何があったんだお?突然『前に俺の家にあった小さい方の反応が今どこにあるか探してくれ!』だなんて」

('A`)「まぁ色々あってな……」

( ^ω^)「かなり反応が小さくなってたから探すの結構苦労したお……」

('A`)「しかしこっちで色々手を加えて都市伝説としてのほぼ名残りは消したはずなんだがな、やっぱりお前の能力はすごいよ」

( ^ω^)「でへへ」

('A`)「まぁ実際そのおかげで助かったわけだしな」

838 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2016/02/06(土) 00:13:55 ID:.wFzZtMU0

( ^ω^)「で、なんでそれを追ってたんだお?」

('A`)「いやぁ、この前お前に推薦状もらった時、元口裂け女に使わせてもらうって言ったじゃん?」

( ^ω^)「あー、そうだったおね」

('A`)「そいつがウチに居候して勉強してたんだけど、受験前日の昨日の夜に急にウチを飛び出してさ……」

( ^ω^)「お、おぉ……」

('A`)「まぁてんやわんやでお前の力を貸してもらったってわけだ」

( ^ω^)「なるほど…で、ちゃんと受験には間に合ったのかお?」

('A`)「おう、車で送った奴が連絡くれたよ。結構ギリギリだったみたいだけど」

( ^ω^)「それはよかったお」

('A`)「あぁ…今回は本当に助かったよ。この借りはちゃんと返すから、なんか困ったことでもあったら相談してくれよ」

839 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2016/02/06(土) 00:14:42 ID:.wFzZtMU0

( ^ω^)「お!多少は頼りにしてるお!」

('A`)「ん!……あ、から揚げ弁当1つ頼むわ」

( ^ω^)「お!5分くらいで出せるからちょっと待っててお」ガサ…

('A`)「おっけ」

ジュワァ〜

('A`)「ふぅ…っと、もうこんな時間か」

('A`)「筆記試験が正午までだから…そろそろ休憩か」

('A`)「……頑張れよ」





――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――……………………

840 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2016/02/06(土) 00:15:39 ID:.wFzZtMU0



o川;゚ー゚)o(もう時間がない!最後の見直し!!)

o川;゚ー゚)o(あっ、この文字ちょっと潰れて読みにくい!!書き直さないと……)


ジリリリリリリ


o川;゚ー゚)o(あ)

( `,_´)「ペンを机に置いてください」

o川* Д )o「んあぁああぁぁぁぁ……」

( `,_´)「解答用紙は通路側に……」





―――――――――――――――――――――――――――――――――………………………

841 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2016/02/06(土) 00:17:00 ID:.wFzZtMU0




o川*゚ー゚)o(あぁ……もう不安しかない……)

o川*゚ー゚)o(……でも、ベストは尽くせた!うん!ショボンの予想も的中してたし……ショボンのくせにやるもんだね……)

o川*゚ー゚)o(あとは……一時からの面接!!)

o川*゚ー゚)o(面接はあんまり練習できなかったけど、もう腹くくるしかないよね……)

o川*゚ー゚)o(あ、お腹といえば……)ゴソゴソ

o川*゚ー゚)o(よし!ちゃんと貼れてる!対探知部プロテクト!ショボン特性『都市伝説の反応を消すシール!』)

842 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2016/02/06(土) 00:17:48 ID:.wFzZtMU0

o川*゚ー゚)o(しゅじゅちゅ…手術後も微妙に残ってるあたしの口裂け女としての反応を、これでシャットダウン!!)

o川*゚ー゚)o(車の中にいたときに貼ったけどはがれたりしてないみたいだし……)

o川*゚ー゚)o(よしよし!!!安心して面接に臨めますな!!!!)

o川*゚ー゚)o(ようしあと一息……頑張るぞ!!!!)

o川*゚ー゚)o(……お!コンビニのサンドウィッチまで用意してくれてたんだ!!やるぅー!)






――――――――――――――――――――――――――――――……………………………

843 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2016/02/06(土) 00:18:33 ID:.wFzZtMU0



('A`)「ただいまー」

(´・ω・`)「おかえり」

('A`)「ほい昼飯」ガサッ

(´・ω・`)「おーありがと」

(´・ω・`)「あれ、1つしかないよ」

('A`)「あー、俺はまたこれから出かけるから」

::(´;ω;`)::「プ…ドクオお前…また…ププッ…2人の…愛の…プププププッツ……」プルプル

(;'A`)「あぁもうそうだよ!!」

(´;ω;`)「ブヒィイイイ!!!ブワハハハハハハ!!!!ッヒィーッ!!!ヒィーッ!!!ン゛ッ゛!!!!」

(;'A`)「あぁもううるせぇな……しかし今回はお前にも迷惑かけたしな……」

844 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2016/02/06(土) 00:19:14 ID:.wFzZtMU0

(´;ω;`)「ンフッ…ヴォェッ…迷惑?なんかあったっけ……ププッ……」

('A`)「ほら、面接のときの探知部対策、最初対三重プロテクトって言ってたけど、急遽四重に変更してもらったろ?」

(´;ω;`)「ププ…ン…四重……?」

('A`)「まぁ今回はお疲れさん」

(´;ω;`)「ン……ン……?」

('A`)「じゃあ俺は出かけてくるから、ちゃんと当番の仕事やっといてくれよ」

ガチャ

(´;ω;`)「ン……?」

(´・ω・`)「……ん?」

846 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2016/02/06(土) 00:20:21 ID:.wFzZtMU0



3日前!!!


('A`)『ショボン、試験のプロテクトのことだけど』

(´・ω・`)『あぁ、それならちゃんとやってるから大丈夫だよ』

('A`)『……今回は面接の話の時みたいにならないよう、ちゃんと聞いてほしいんだが』

(´・ω・`)『わかったわかった、で、どうした?』

('A`)『対探知部プロテクトは三重で、って話だったじゃん』

(´・ω・`)『あぁ、そうだったね』

('A`)『ただ今回から面接時により精密な探知部の検査があるみたいで、それが今までのより厳しくなってるみたいなんだわ』

(´・ω・`)『あー』

847 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2016/02/06(土) 00:21:08 ID:.wFzZtMU0

('A`)『とはいってもさすがに高岡さんクラスは来ないから、せめて四重くらいにしておいて欲しくて』

(´・ω・`)『了解』

('A`)『……ほんとに了解してる?』

(´・ω・`)『大丈夫だよ。今回の話はヘマったらもしかすると僕にまで危害が及ぶかもしれない話だからね』

('A`)『まぁバレたら俺らもろとも終わりだろうからな』

(´・ω・`)『だからドクオは安心してていいよ』

('A`)『なんか妙に説得力あるな…まぁ取りあえず任せたから』

(´・ω・`)『ん』





――――――――――――――――――――――――――――…………………………………

848 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2016/02/06(土) 00:22:01 ID:.wFzZtMU0




(´・ω・`)「おかしい……回想だとちゃんと了解している……」

(´・ω・`)「なのになぜ僕は忘れていた……」

(´・ω・`)「ハッ!」

(´・ω・`)「そうか……この直後……」

850 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2016/02/06(土) 00:22:45 ID:.wFzZtMU0

(´・ω・`)『よーしプロテクトいじるか……』

(´・ω・`)『っとその前に、頑張る自分へのご褒美にガチャをまわそう』

(´・ω・`)『それ』ポチ

(´・ω・`)『……ん?』

(´゜ω゜`)『おおおお!!??!トップレアきたああああああああ!!!!えっ!!!まじかよ!!!!!!!』

(´゜ω゜`)『え!?マジ!!?!?え!!?!』

(´゜ω゜`)『っぉおおおぉ……』

(´゜ω゜`)『やべぇ……めっちゃ興奮してる……』

(´・ω・`)『…よし、取りあえず早速運用してみよう……』

(´・ω・`)『プロテクトは…明日でいっか……』

(´^ω^`)『……ようぅし、遊び倒すぞぉー!!!おー!!!ヒュー!!!!!』





――――――――――――――――――――――――――――…………………………

851 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2016/02/06(土) 00:23:26 ID:.wFzZtMU0


(´・ω・`)「…そっかー」

(´・ω・`)「そのまま忘れちゃってたかー」

(´・ω・`)「あー……」

(´・ω・`)「んー……」

(´・ω・`)「……」

(´・ω・`)「いや、よく考えろ」

(´・ω・`)「僕に悪い点あったか?」

852 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2016/02/06(土) 00:24:18 ID:.wFzZtMU0

(´・ω・`)「どう考えてもガチャが悪くない??」

(#´・ω・`)「いや絶対そうだよ!!!ガチャが悪いって!!!!」

(#´・ω・`)「あんなタイミングでトップレアを……わざとかな!?!わざとでしょ!!?!?!」

(#´・ω・`)「くっそ……絶対ガチャ許せん……!」

(´・ω・`)「ドクオもきっとそう思ってくれるだろう」

(#´・ω・`)「もうガチャ絶対許さんからな……覚えてろよ……!!!」






―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――…………………………

853 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2016/02/06(土) 00:26:39 ID:.wFzZtMU0




( `,_´)「えー、1時になりました。ただいまより番号順に面接をしていきます」

o川*゚ー゚)o(きた…!)

( `,_´)「えー、本年度より面接を採用した理由としましては、合格者の中に人格的な問題が酷すぎる人間が多々いたことが問題となり…」

( `,_´)「上司のサケフレークを勝手に食べる者や、女性に会うだけで悲鳴をあげてのうたちまわる者…」

o川*゚ー゚)o(後半の人絶対どっくんだ……)

( `,_´)「これからはそういうことがないよう、しっかり見極めていきますので、どうぞよろしく」

o川;゚ー゚)o(……)

854 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2016/02/06(土) 00:27:23 ID:.wFzZtMU0

( `,_´)「それでは1番の方から……」

o川;゚ー゚)o(あたしは……3番か……結構早いな……)

o川;゚ー゚)o(でも大丈夫!!シールもちゃんと貼れてる!恐れるものはない!!)

o川;゚ー゚)o(ファイト!ファイトだ!)



「それでは2番の方…」




――――――――――――――――――――――――――………………………

855 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2016/02/06(土) 00:28:11 ID:.wFzZtMU0


o川;゚ー゚)o(うぅ、そろそろだ……)

「それでは3番の方」

o川;゚ー゚)o「!はい!」

「こちらへどうぞ」

o川;゚ー゚)o「はい」テクテク

「では奥の部屋で」

o川;゚ー゚)o(大丈夫、きっとできる!!)

o川;゚ー゚)o(まずノックの回数は、3回!3といえば口裂け女の大好物!)

o川;゚ー゚)o(そう!絶対できる!!落ち着け…落ち着け…)

o川;゚ー゚)o∂コンコンコン

<どうぞ

o川*゚ー゚)o「……失礼します!」キィ……

856 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2016/02/06(土) 00:30:00 ID:.wFzZtMU0

o川*゚ー゚)o(あれ……面接官がいない……?)

o川*゚ー゚)o(部屋の真ん中に椅子が1つあるだけ……)

o川*゚ー゚)o(……まぁそりゃ普通の面接とは違うよね)

o川*゚ー゚)o(なんたってこれは…閻魔省の面接なんだもん!!ビビったら負けだぞ!!あたし!!!)

o川*゚ー゚)o(とりあえず椅子の隣に立って……)

<では、名前と受験番号をお願いします

o川;゚ー゚)o「…はい!受験番号3003番!素直弓十です!!」

<わかりました……どうぞ、座ってください

o川;゚ー゚)o「失礼します!!」ガタッ

<はい、では、さっそく質問を始めていきますね……






―――――――――――――――――――――――――――――――………………………………

857 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2016/02/06(土) 00:30:56 ID:.wFzZtMU0



( '〜`)ポリポリ
 つ゜Щ

(,,゚Д゚)「どもっす」

( 'A`)「悪いな、日曜に呼びだして」
 つ゜Щ

(,,゚Д゚)「いえ、俺もこれから出かける予定だったんで」

('A`)「そっか…ほい」

(,,゚Д゚)「お、あの資料すっか…どうでした?」

('A`)「やっぱり気になる点がいくつかあってな……近いうちにお前の手を借りることになりそうだ」

(,,゚Д゚)「言っときますけど俺はもう空を飛びませんからね……」

('A`)「うん……ほんとごめんね……ほんと……ほんとね……」

859 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2016/02/06(土) 00:32:37 ID:.wFzZtMU0

(,,゚Д゚)「そういや今日があの口裂け女の子の試験の日なんですよね」

('A`)「おう。車出してくれる約束までしてたのになんか悪いな」

(,,゚Д゚)「いや俺としては時間ができて嬉しいですしし気にはしてないですよ」

(,,゚Д゚)「で、どうっすか?いけそうっすか?」

('A`)「どうだろ……半々…いや…五公五民ってとこかな」

(,,゚Д゚)「意味は分かんないっすけど言いたいことはわかりますがそれって微妙なんじゃ……」

('A`)「まぁ、今日の頑張り次第ってとこだろ……」

860 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2016/02/06(土) 00:33:19 ID:.wFzZtMU0

(,,゚Д゚)「まぁ、俺としても自分がかかわった案件だし、応援してますからね」

('A`)「おう、結果でたらお前にも知らせるよ」


<ギャギャギャギャギャ!!!

<甘いわフレッド!コーナリングが甘い!!!!


(,,゚Д゚)「……カーチェイス……ほんとに始まりましたね……」

('A`)「ほんと意味わからんよな……この映画……」





―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――…………………………………

861 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2016/02/06(土) 00:34:24 ID:.wFzZtMU0




<それでは最後の質問です

o川*゚ー゚)o「はい!」

o川*゚ー゚)o(よし、今のとこ特に大きな失敗はない!!)

<……とその前に面接官、私からよろしいですか?

o川*゚ー゚)o(…ん?)

<探知部の……ええ、どうぞ

o川;゚ー゚)o(た、探知部!!!?!?)

o川;゚ー゚)o(なんで?え!?だって……)

<はい、単刀直入に申します……

<素直さんから……『そちら側』の反応を感知しました

o川;゚ー゚)o「!!?」

862 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2016/02/06(土) 00:35:56 ID:.wFzZtMU0

o川;゚ー゚)o(そんな!!だってシールもちゃんと…!!)

<……素直さん

o川;゚ー゚)o「ち、違います!私は!!!」

<異議を唱えることは許可されていません

o川;゚ー゚)o「…そ、んな……」

<今すぐその場に伏し、両手を頭の後ろ組んで

o川;゚ー゚)o


( ∵)


<待機……を


( ∵)ゴエェ


o川;゚ー゚)o「!?」

<!?

863 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2016/02/06(土) 00:37:45 ID:.wFzZtMU0

( ∵)ゴエェ

<……霊!?

o川;゚ー゚)o(な、何で…!?!?)

<じゃ、じゃあこの反応は……

<……モナモナモナ、素直さんはどうやら『憑かれて』いたようですモナ

( ∵)ゴエェ

<しょ、所長……!

<おそらくその反応も、その霊によるものじゃないかモナ?

<た、確かに反応を見る限り、その子と霊は結びついている……

<モナモナ、それにその霊……悪いものではないようだし……特に問題はないんじゃないかモナ?

<悪性反応は!?

<出てません……それに反応を見るに、おそらくもう消失寸前の霊かと……

o川;゚ー゚)o「…!」

864 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2016/02/06(土) 00:39:02 ID:.wFzZtMU0

<モナ、このくらいの反応なら、すぐになくなるモナね

<……というわけで

<このまま試験を続けてもいいモナ?

<しかし局長…!どんな小さな反応であっても、規則では…!

<形式ばっかりを気にして今まで散々失敗してきた結果、今回のように面接を導入することにしたんだモナ

<せっかくだし、僕はこれを機に現場を変えていきたいモナ

<…どうモナ?

<そう……ですね……

865 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2016/02/06(土) 00:40:20 ID:.wFzZtMU0

<……わかりました。ではこのまま試験を続行します

o川*゚ー゚)o「!!はい!!!」

( ∵)ゴエ

o川*゚ー゚)o(……ありがとね!)

( ∵)ゴエェ

<……では素直さん、改めて……最後の質問です

o川*゚ー゚)o「はい!」

<あなたはなぜ、就職案内所の職員になりたいと考えたのですか

o川*゚ー゚)o「はい!それは―――――――――――――」












―――――――――――――――――――――――――――――――――――…………………………………

866 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2016/02/06(土) 00:41:13 ID:.wFzZtMU0





o川*´ー`)o「ふぃいいいいいいい!!!おわったああああああああ!!!!」

o川*´ー`)o「この解放感…やばい…うおおおぉ…」

o川*゚ー゚)o「まぁ不安もいろいろあるけど…気にしたってしょうがないもんね!!」

o川*゚ー゚)o「……でもあの時、もしあの子が出てきてくれなかったら……」

o川*゚ー゚)o「……ほんとに、ありがとね」

o川*゚ー゚)o「……よし!切り替え切り替え!前向いてなくちゃ!!」

o川*゚ー゚)o「……えーと、確かこの辺で……」

( ^ν^)ノシ「姐さああああああああああん!!!!」

o川*゚ー゚)oノシ「お!いたいた」

867 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2016/02/06(土) 00:41:53 ID:.wFzZtMU0

( ^ν^)「迎えに参りやした!」

o川*^ー^)o「ウス!!ありがと!!」

ガチャ バン


ブロロロロ……





( ∵)

( ∵)

( ∵....;:.

( ;::: .:.;:

::;::: .:.;:;:  



――――――――――――――――――――――――――――――――――…………………………

868 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2016/02/06(土) 00:43:24 ID:.wFzZtMU0





o川*゚ー゚)o「あ、この辺で降ろしてもいいよ!」

( ^ν^)「まだちょっとありますぜ?」

o川*゚ー゚)o「なんかちょっと歩きたい気分だから」

( ^ν^)「わかりやした!」ヴゥン…キッ…

o川*゚ー゚)o「ブレーキ上手いね……」

( ^ν^)「へへ!当然でさぁ!」

o川*゚ー゚)o(欲望のブレーキもこのくらい上手ければ……)

( ^ν^)「では!お疲れ様でした!!」

o川*゚ー゚)o「うん!今日はありがとね!」バタン

869 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2016/02/06(土) 00:44:40 ID:.wFzZtMU0


ブロロロロロ……


o川*゚ー゚)o「さて、歩きますか」

('A`)「……あれ、キュートか?」

o川*゚ー゚)o「ん…あれ!どっくん!ヒュー!偶然!」

('A`)「ちょうど帰ってきたところか?」

o川*゚ー゚)o「うん!あかなめの車に乗せてもらったの!」

('A`)「そうだなぁ…今度あいつにもちゃんと礼に行かないとな」

o川*゚ー゚)o「……」

o川*゚ー゚)o「……どっくんは凄いね」

(*'A`)「え、ちょ、な、なんだよ急に…もう…なんなの!」

870 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2016/02/06(土) 00:46:30 ID:.wFzZtMU0

o川*゚ー゚)o「だって、あのあかなめが……あのあかなめだよ!?」

o川*゚ー゚)o「あんなパンツ被るわ全裸で走るわ仕事したくないって騒いでたあのスカポンタンのあかなめが」

o川*゚ー゚)o「あんな風になるなんて」

('A`)「ボロクソ言うな…」

o川*゚ー゚)o「あかなめも言ってたもん、どっくんのおかげなんだって」

(;'A`)「まぁどっちかって言うとあいつの場合雇ってる奴…鈴木の影響がでかいんだけどな」

o川*゚ー゚)o「でも、言ってたよ。どっくんとの出会いがあったからだって」

('A`)「でも頑張ったのはあいつだからな。俺はそのための機会を提供しただけだ」

o川*゚ー゚)o「……そっか」

871 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2016/02/06(土) 00:47:17 ID:.wFzZtMU0

('A`)「キュートもそうだろ?俺はほんとに何にもしてないし、頑張ったのはキュート自身なんだし」

o川*゚ー゚)o「でも、やっぱりどっくん達がいなかったら、どうしようもなかったよ」

('A`)「まぁなんでもいいや。キュートも就職案内所で働くようになればわかるさ」

o川*゚ー゚)o「まぁ正直なれるかどうかはあやしいけど……」

('A`)「まぁその時はその時だ。また考えればいい」

o川*゚ー゚)o「……うん」

('A`)「ほら、着いたぞ」ガチャ


(#´゜ω゜`)「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!死ね!!!死ね!!!!ガチャ死ね!!!!!」

(#´゜ω゜`)「ガチャ皆殺しじゃコラ!!!!ギャッ!!!ギャッ!!!!!!

o川;゚ー゚)o「うおぉ!?」

872 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2016/02/06(土) 00:48:02 ID:.wFzZtMU0

(#´゜ω゜`)「キル!!!!!キル!!!!!キル!!!!ガチャ!!!!!!マンマミーア!!!!!

(;'A`)「どうしたどうした」

(´・ω・`)「おや、ドクオ、いいところに」

(;'A`)「いやどうしたんだよお前……」

(´・ω・`)「いやさ、僕は全く悪くないんだ。1ミリも、ほんとに全然僕のせいじゃないんだ」

(´・ω・`)「全部ガチャが悪いんだ。僕じゃなくてガチャが」

(;'A`)「だから何の話してるんだよ……」

(´・ω・`)「いやぁ実はキュートのプロテクト四重にするの忘れてて」

(;'A`)「いやいや!!!おいウソだろ!!!!!」

873 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2016/02/06(土) 00:48:49 ID:.wFzZtMU0

(´・ω・`)「いやでもね、僕が悪いんじゃないの、悪いのはガチャなの」

(´・ω・`)「マジ許せん…ガチャ殺すしかない…」

(´・ω・`)「ね?ドクオもそう思うでしょ」

('A`)「おい」

(´・ω・`)「はい」

('A`)

(´・ω・`)

('A`)

(´・ω・`)「正直マジでやばいと思ってる」

874 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2016/02/06(土) 00:49:48 ID:.wFzZtMU0

(;'A`)「キュート!!今日の面接の時なんか変なこと言われなかったか!!?」

(´・ω・`)「死ぬかもわからん」

o川*゚ー゚)o「変なこと?…あ」

o川*゚ー゚)o「なんか、探知部の人があたしから『そちら側』の反応があるって言われて」

(;´゜ω゜`)「ほぎゃあああああああああああああああああああああ!!!!」

(;゜A゜)「ぶぎゃおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」

(;´゜ω゜`)「やべぇよ…やべぇよ…死んだって…やべぇって…おい…おい…」

(;゜A゜)「ピギャ…ピ…ピギャ…ア…ァア…」

o川*゚ー゚)o「でもね、あの子が助けてくれたの」

(;゜A゜)「プギャ……ん?あの子……?」

875 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2016/02/06(土) 00:50:41 ID:.wFzZtMU0

o川*゚ー゚)o「うん、どっくんは知らないだろうけど……」

o川*゚ー゚)o「あたしね、昨日の夜ここにいた地縛霊を連れて映画館まで行ってきたんだ」

o川*゚ー゚)o「その子が、きっと行きたがってたから……」

o川*゚ー゚)o「でも、だめだった、あたしは何もしてあげられなかった」

o川*゚ー゚)o「でもね、その子はあたしを助けてくれたの」

o川*゚ー゚)o「探知部の人にバレたとき、あたしの反応を上書きするように憑りついてくれて」

o川*゚ー゚)o「それでね、なんかモナモナ言ってる人がこれは霊の反応だからセーフ!(意訳)って言ってくれたの」

(;'A`)「しょ、所長か……助かった……」

876 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2016/02/06(土) 00:51:23 ID:.wFzZtMU0

o川*゚ー゚)o「…昨日、ほんとに消えかけだったんだ、だから」

o川*゚ー゚)o「最期の力を、振り絞ってくれたんだと思う」

('A`)「そんなことが……」

o川*゚ー゚)o「……あたしはあの子に、何にもしてあげられなかったのに」

(´・ω・`)「……前にも話したよね。霊の性質について」

o川*゚ー゚)o「……え?」

(´・ω・`)「幽霊になってから、それまで関わったことのないはずの人間に憑りつくって話」

o川*゚ー゚)o「あの家族が殺されて、ってやつ?」

(´・ω・`)「そう。その時言ったはずだ」

(´・ω・`)「憑りついたりとかそういうのは特別な思念があってからこそ起こるもんだって」

o川*゚ー゚)o「……」

(´・ω・`)「きっとあいつも、君になんらかの強い感情を抱いてたんだと思うよ。僕はそれが……君への感謝だったんだと思うけどね」

o川*゚ー゚)o「……でも」

877 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2016/02/06(土) 00:54:07 ID:.wFzZtMU0

('A`)「……そういや、今日も映画館に行ってきたんだがな、おばちゃんから妙な話を聞いたよ」

o川*゚ー゚)o「え…?」

('A`)「昨日の夜、何年も前に死んだはずの夫と一緒に、思い出の映画を見ることができたんだってさ」

o川*゚ー゚)o「それって……」

('A`)「で、朝フロントに行ったらソファーで眠りこけてる女の子がいたんだってよ」

o川*゚ー゚)o「……」

( 'A`)「ほら、これ」スッ
 つ□

o川*゚ー゚)o「?手紙……?」

('A`)「俺がそいつの知り合いだって言ったら、渡してくれって」

o川*゚ー゚)o「……」

('A`)「読んじゃえよ」

o川*゚ー゚)o「……うん」ピリピリ

878 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2016/02/06(土) 00:56:14 ID:.wFzZtMU0

こんにちは、そしてお久しぶりです
昨日は、本当にありがとうございました
貴女が、あの人を連れてきてくれたのでしょう?
あの人が、そう言っていたから

何年も前に、あの人が事故で亡くなってしまった時、私は心から辛い思いをしました
そしてよりにもよってその場所が、よく事故が起こる場所だったから
私はその場所に巣食うおぞましい何かに、あの人が連れて行かれてしまったんだと、そう思っていました
だから、そんな場所があるこの街が憎いと、恨んでやるとさえ、思っていました
……でもね、できなかったの
あの人が愛した街だもの

私はそれから、ずっとこの映画館をあの人の形見として大切にしてきました
そうすれば、いつかあの人がふらっと帰ってくるような気がして
でもそんなことは起こりようもなく、数十年間、ずるずると
だから諦めていたの
何もかも

879 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2016/02/06(土) 00:57:31 ID:.wFzZtMU0

でも!そうじゃなかったの
あの人は逢いに来てくれた!
あの人は覚えていてくれた!
私たちの約束を、私たちの思い出を
そして、そう、貴女なのよね?あの人を、うちまで送ってくれたのは
あの人は言っていたわ、貴女を見届けたいと
私にはその意味が解らなかったけど、きっと大切なことなんでしょう?
だから私も、心から祈っています
貴女に、最高の祝福があらんことを



私たちの、キューピッドへ


追伸 ぜひまたうちにアクション映画を見に来てくださいね
    とびきりおいしいポップコーンをサービスしちゃうから!

880 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2016/02/06(土) 00:58:13 ID:.wFzZtMU0

o川*゚ー゚)o「……」

('A`)「中身は読んじゃいないが大体察しはついたよ」

('A`)「……よくやったんじゃないか」

o川*゚ー゚)o「……そう、かな」

(´・ω・`)「少なくとも、君にしかできない事だったんじゃないかな」

o川*゚ー゚)o「……うん」

('A`)「……よし!!じゃあ今日は受験終了祝いってことでパーッとやるぞパーッと!!!!」

(´・ω・`)「お、いいじゃんいいじゃん!!!太っ腹ァ!!」

('A`)「完全に俺のおごり前提だなお前……」

881 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2016/02/06(土) 00:59:22 ID:.wFzZtMU0

o川*゚ー゚)o「えーでも言い出しっぺのどっくんがおごってくれるんでしょ!!」

('A`)「またそういう……」

o川*゚ー゚)o「あたし、ピザが食べたい!!!」

(;'A`)「またかよ!!2日前もだったろ!!」

(´・ω・`)「いいじゃん、ドクオもちゃんと太れるような食事しないと、じきに骨と皮だけになっちゃうよ」

(;'A`)「余計なお世話だ!!」

o川*゚ー゚)o「よーしじゃあもう勝手に頼んじゃうもんねー!!!」

(;'A`)「あっこら!!」

o川*^ー^)o「ふふーん!!!!」






―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――………………………

882 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2016/02/06(土) 01:01:34 ID:.wFzZtMU0




2日後!!!


o川;゚ー゚)o「発表やっぱり早すぎるよね……2日て……」

('A`)「まぁ人数が人数だしな…」

o川;゚ー゚)o「うぅ……やっぱり緊張してきた!!」

('A`)「ほら、もうそろそろだぞ」

o川;゚ー゚)o「しかしインターネットで発表とはやけにオープンだよね……」

('A`)「まぁセキュリティはちゃんとしてるから問題ないよ」

(´・ω・`)「あ、番号出た!!」

o川;゚ー゚)o「う、うわ」

('A`)「えっと、キュートは3003番で……」

883 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2016/02/06(土) 01:03:59 ID:.wFzZtMU0


合格者番号

3003

3016

計2名


o川*゚ー゚)o

o川*゚ー゚)o「う」

o川*゚ー゚)o「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

(´゜ω゜`)「よっしゃあああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

o川*゚ー゚)o「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

(´゜ω゜`)「ひゃあああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!」

o川*^ー^)o「やった!!!やったよどっくん!!!!」ギュッ

(゜A゜)「グエッ」

885 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2016/02/06(土) 01:05:23 ID:.wFzZtMU0

o川*^ー^)o「やったやった!!」グググ…

(´゜ω゜`)「ひひひひひひいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!」

(゜A゜)「キュート…なぜ俺の首を……グエ…ェ…」グググ…

o川*゚ー゚)o「はっ!ごめんなんかつい……」パッ

(;'A`)「ゲホッ、オエェ…しかし、今回は合格者2人出たのか」

(´・ω・`)「となるともしかするとここには3016番の人の方が来るかも……」

o川;゚ー゚)o「う゛」

プルルルルル

('A`)「あ」

(´・ω・`)「……人事部からかな……」

o川;゚ー゚)o「うぅ……」

('A`)「もしもし……」ガチャ

886 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2016/02/06(土) 01:10:28 ID:.wFzZtMU0

('A`)「はい、はい……」

o川;゚ー゚)o

('A`)「はい、あーはい」

(;´・ω・`)

('A`)「はい、わかりました、はい、それでは」ガチャッ

o川;゚ー゚)o「どっくん!!!」

(;´・ω・`)「ドクオ!!!!!」

('A`)

('A`)b

o川*゚ー゚)o「うひょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!」

(´゜ω゜`)「ッシャ!!!!ッシャ!!!!!ッシャ!!!!ッシャあああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」

887 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2016/02/06(土) 01:11:22 ID:.wFzZtMU0

('A`)「ん゛っ、ん゛っ、コホン」

('A`)「えー、というわけで」

('A`)「素直弓十さん」

o川*゚ー゚)o「はい!!!!」

('A`)「本日より、よろしくお願いします!」

o川*゚ー゚)o「はい!!!!!!!!!!」

(´゜ω゜`)「うほおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

(´゜ω゜`)「ッシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!」






―――――――――――――――――――――――――――――――――…………………………………

889 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2016/02/06(土) 01:13:48 ID:.wFzZtMU0



「本当に彼の方に素直さんをやってよかったのですか?彼は確か女性が……」

「モナモナ、これを機に克服してもらいたいモナね」

「ですが今回は長岡の方も秘書申請をしていますし、そちらに……」

「似てたんだモナ」

「は?」

「彼女の瞳と、どっくんの瞳が」

「それはどういう……」

「だからきっと彼らは、うまくやっていけるモナ」

「はぁ、またそうやって勝手に…」

「モナモナモナ……」

「はぁ……」





――――――――――――――――――――――――――――――――……………………………

891 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2016/02/06(土) 01:15:06 ID:.wFzZtMU0


リハ´∀`ノゝ「とてもいい天気ね……」

リハ´∀`ノゝ「きっとどこかで、何かとても幸せなことが起きてるような。そんないい天気」

リハ´∀`ノゝ「……」

リハ´∀`ノゝ「私も幸せに生きなきゃね」

リハ´∀`ノゝ「もうちょっとだけこの映画館、続けてみようかしら」

リハ´∀`ノゝ「……あの人がきっと、逢いに来るから」







                                                      ゴエェ




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892 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2016/02/06(土) 01:16:43 ID:.wFzZtMU0



死!!!!!!!!!!!!!!

誰しもが味わう平等な未来!!!!!公平!!!!!!人生の終着点!!!!!!!!!!!

しかし!!!!!!それは!時にあまりに耐えがたく!!!!!受け入れがたく!!!!!!!!理解しがたい!!!!!!!

怨念がおんねん!!!!そう!!!!それがまさしくそうなのだ!!!!!!

しかしそこは!!!生けるものにとってアンタッチャブルな領域!!!!!!!

想いを巡らせ!!!!!巡り巡らせ!!!!!!!されど届かず!!!!!!!!

しかし!!!

時には!!!!

届き想いの花が咲く!!!!!!

恋!!!!!それはまさしく恋そのもの!!!!!!!!

だから何だというのか!!!!!何でもないのだ!!!!!!!!!!!!

894 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2016/02/06(土) 01:17:32 ID:.wFzZtMU0







・第4話〜地縛霊( ∵)〜




おわり

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