('A`)お化け・物の怪・都市伝説向け就職案内所のようです

第3話〜天狗〜

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505 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/05/23(木) 21:00:07 ID:axtf0.1A0




昼休み!!!!


ガヤガヤ

ワイワイ


<_プー゚)フ「くぅ〜、やっと一息つけるぞ!!」
 _
( ゚∀゚)「思ってたより進行もスムーズだし、こりゃ結構早めに終わるかもな」モミモミ

<_プー゚)フ「ドクオも心配だしなぁ」
 _
( ゚∀゚)「ここ携帯使えないんだよなぁ……電話置いてはいるけど会話内容全部録音されるし、ちょっと使いづらいな」モミモミ

<_プー゚)フ「まぁ、待つしかないだろ。それより今は昼ごはんだ!!昼ごはん!!」

(゚、゚トソン「失礼。あなたたち、就職案内所の方々ですよね」

<_プー゚)フ「……ん?そうだけど、あんた、誰?」

(゚、゚トソン「私のことなんてどうだっていいじゃないですか。それより、局長があなた達に話があるようですよ」

506 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/05/23(木) 21:00:54 ID:axtf0.1A0

<_プー゚)フ「俺たち?」

(゚、゚トソン「はい。案内所の丸顔げろまず大福野郎と」

<_プー゚)フ

(゚、゚トソン「おっぱいもみもみ糞眉毛を連れてこい、とのことです」
 _
( ゚∀゚)

(゚、゚トソン「では、私はこれからグッドなランチをいただいてくるので、まぁあとはよろしくお願いします」スタスタ

<_プー゚)フ「……」
 _
( ゚∀゚)「……」

<_プー゚)フ「お前、おっぱいもみもみ糞眉毛だってよ……」
 _
( ゚∀゚)「お前、丸顔げろまず大福野郎だってよ……」

<_プー゚)フ「……局長って今どこにいるの?」
 _
( ゚∀゚)「その辺にはいないみたいだし、普通に局長室じゃね?」

<_プー゚)フ「行くか……」
 _
( ゚∀゚)「あぁ……」

507 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/05/23(木) 21:01:42 ID:axtf0.1A0



―局長室―

( ・∀・)「ぐぬぬ……だめだ空かない、指が痛い」

( ・∀・)「しかしそろそろ来るかな……トソンちゃん、ちゃんと呼んできてくれたかな……あの子ちょっとアホだから不安だな……」

コンコン

「失礼しまーす」ガチャ

( ・∀・)(おっ!この声は彼らか!ちゃんと呼んできてくれ……)

<#プー゚)フ「てめぇこらあぁぁああ!!!!いくら上司だからって言っていいことと悪いことがあるだろ!!!!」

( ;・∀・)「ひえっ」

508 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/05/23(木) 21:02:36 ID:axtf0.1A0
( ;・∀・)「ひえっ」

 _
(#゚∀゚)「おっぱいもみもみ眉毛まではいいよ!!おっぱいもみもみ眉毛までは!!糞って何だよ糞って!!眉毛がうんこみたいだとでも言いたいのか!!」

( ;・∀・)「えっ、何?何?ねぇ、ちょっと落ち着いて」

<#プー゚)フ「は?あんたがあの女の子に俺たちのことそうやって説明したんだろ?」

( ;・∀・)「いやいや、僕は写真見せただけだから!!ホントだよ!?」
 _
( ゚∀゚)「え?」

( ・∀・)「あの子ちょっとおかしな子だからなぁ……写真見せたときブツブツ言ってたけど、あの時あだ名考えてたのかな……」

<_プー゚)フ「それってあの女の子から俺らへの純粋な悪口じゃん……」

509 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/05/23(木) 21:03:27 ID:axtf0.1A0

( ・∀・)「ほんとあの子ちょっとどこか抜けてて……ほら、このサケフレークの蓋も」
 _
( ゚∀゚)「?」

( ・∀・)「容器とかみ合ってないのに無理やり蓋回したせいで空かなくなっちゃって……」

<_プー゚)フ「うわっ、蓋が変形してる……」

( ・∀・)「最近スカウトしたはいいけど、あの子、『そっち系』の能力以外はほんとてんでダメダメで……」

( ・∀・)「僕の弁当も間違えて食べちゃったみたいで……ご飯は残ってたからサケフレークで食べようとしたらこんなんなっちゃったし……」
 _
(;゚∀゚)「まぁ、俺らの勘違いだってことは分かりましたよ。なんかすいませんでした……」

( ・∀・)「いいんだ……あの子はもうあんなんだから最近苦労しっぱなしだよ……」

510 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/05/23(木) 21:05:08 ID:axtf0.1A0

<_;プー゚)フ「で、俺らをここに呼んだのは何でですか?」

( ;・∀・)「あ〜、えっと、その〜」
 _
( ゚∀゚)「なんですか?」モミモミ

( ・∀・)「……君たち、どら焼きは好きかい?」

<_プー゚)フ「あ、はいまぁ」
 _
( ゚∀゚)「そうですね」モミモミ

( ・∀・)「机の上に置いてあるどら焼き、食べていいよ」

<_プー゚)フ「?それはどういう……」

512 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/05/23(木) 21:07:53 ID:axtf0.1A0

( ・∀・)「……僕は人の上に立つ役職であるがゆえに、それ相応の威厳を保たなくちゃならないんだ」

<_プー゚)フ「あー……」
 _
( ゚∀゚)「それは……」

( ・∀・)(うんこのこと黙ってて、ってことだよ)

<_プー゚)フ(うんこのこと黙ってて、ってことだな)
 _
( ゚∀゚)(うんこのこと黙ってて、ってことだな)

( ・∀・)「いやあほんとにこのどら焼き美味しいんだって。たべてごらんよ!」

<_;プー゚)フ「いや、別にそんなことしなくたって、喋りませんよ」

( ・∀・)「ホントにおいしんだよ!あんこがきめ細やかで……って、え?」

513 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/05/23(木) 21:08:33 ID:axtf0.1A0

 _
( ゚∀゚)「俺たちがばらしたって何のメリットにもなりませんしね」モミモミ

( ・∀・)「あ、そう、そっか。うん、そっか!!!」

( ・∀・)「いやぁ、はは、それならいいんだ!じゃ、君たち、帰っていいよ!!」

<_プー゚)フ「あー、代わりと言っては何ですけど、ちょっとしたお願いが」

( ・∀・)「ん?何?」

<_プー゚)フ「今日の会議、できるだけ早く終わるようにしてほしいんですけど」

( ・∀・)「あぁ、わかったよ。そのくらいならどうとでもできるさ。このさぼりんぼめ!!」

<_プー゚)フ「じゃ、お願いしますよ、俺らご飯食べてくるんで」

( ・∀・)「わかった。時間を取らせてすまなかったね」
 _
( ゚∀゚)「じゃ、失礼します」

ガチャ

( ・∀・)「ふぅ、助かった……」

514 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/05/23(木) 21:09:50 ID:axtf0.1A0



 _
( ゚∀゚)「しかし局長もなんていうか……」

<_プー゚)フ「うん、俺も、もっとしっかりた人かと思ってたのに……」
 _
( ゚∀゚)「地獄の権力者は何でどいつもこいつもどっか抜けてるんだろうな……」モミモミ

<_プー゚)フ「まぁとにかくご飯だご飯!」
 _
( ゚∀゚)「弁当配給の列も大分空いてきたころだろうしな」モミモミ

<_プー゚)フ「はやくいこうぜ!!お腹と背中がくっついちまう!!」







――――――――――――――――――――――――――――――――………………………………………………

515 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/05/23(木) 21:11:17 ID:axtf0.1A0


上空!!!!!


(´<_` )「しかし兄者、さっき奪ったやつ、何が書いてあるんだ?」

( ´_ゝ`)「あぁ、あのガリガリからぱくったやつ?ちょっとまってて」ゴソゴソ

( ´_ゝ`)「ほいほいこれね……えーっと……」
 つ□

ビュオ!!!!

( ´_ゝ`)「いやん!!エッチな風!!!」

(´<_`; )σ「あ、兄者、手で乳首を隠すのはいいが、紙、飛ばされてったぞ……」

( ;´_ゝ`)「うわっ、やべっ!!!!」

(´<_`; )「はやく取りに行かないと!!」

516 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/05/23(木) 21:12:53 ID:axtf0.1A0

( ´_ゝ`)「でも今取りに行ったら俺のほんのり桜色の乳頭が露わに……」

(´<_` )「いや兄者よ、一応乳首は服で隠れてるじゃないか」

( ´_ゝ`)「あ、そうだったな。流石は流石の弟者」

(´<_` )「ははははは。それより紙が見当たらないが……あっ」

( ´_ゝ`)「ん?どうした?」

(´<_`; )「も、燃えている……」

( ;´_ゝ`)「うわっ、本当だ……何で空中で……」

(´<_` )「分からない……けど紙が燃えてる真下の、あそこの廃病院、なんか嫌な感じがするな……」

517 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/05/23(木) 21:13:51 ID:axtf0.1A0

( ´_ゝ`)「ん?なんであそこが廃病院だってわかるんだ?」

(´<_` )「兄者よ。ツタが這ってて、なんか赤い十字架みたいなのがあって、ゾンビが出てきそうな雰囲気。これだけでも廃病院だと判断する材料として十分だろう」

( ´_ゝ`)「おお、さすが弟者、直観の鋭さがちょっと高級な傘の先端並みだな」

(´<_` )「しかしどうしたものか……さっきの奴らが知ったら絶対怒るぞ……」

( ´_ゝ`)「まぁもう会うこともないだろうし、黙っとけばいいんじゃないか」

(´<_` )「その通りだな兄者。流石は流石の兄者」

( ´_ゝ`)「HAHAHAHAHAHAHA!!!」(´<_` )

518 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/05/23(木) 21:14:47 ID:axtf0.1A0






瓜゚∀゚)(……ししし、何かが結界にぶつかって燃えたみたいだのぉ……この感じは紙?か……?)

瓜゚∀゚)(しかし今日はなんだか空気が重いのぉ……大きな力が近づいてきてるかの?)

瓜゚∀゚)(このままだと夜頃に……しししししし!!!)

瓜゚∀゚)「しししししししし、何が起こるか……その時が楽しみじゃ」フラフラ







――――――――――――――――――――――――――…………………………

519 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/05/23(木) 21:17:05 ID:axtf0.1A0




おやつ時!!!!!


―ビルの屋上、さらにその上空―



                 ______
                 |\       \   
                 |  \  (゚Д゚;)  \  <おおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!
                 |   \⊂  ⊃ .  \
                 |     \ \ \  .  \
                 |      \∪∪    \
                 |.......,,,,,----~~~ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                     /   
                /   
                 /    
                 /   
                (中略)      
                  /
               /
            . /
     ii i ミ=@   /
   ┌li i ミ┐  .. ./
  {@] ^ω^)   / <いい風だ
  l⌒     .つ'
  \つ     |
    |       |
    |   i‐i  |
   (__)(_,)




(,,;゚Д゚)「思ってたよりたけえええええええええええええええええ」

『怖くない!高いと思うから高く感じるんだ!!Amazonで売ってそうな家電を家電量販店で見かけたときの気持ちと同じ!!』

(,,;゚Д゚)「意味わかんない!!いやこれ危ないでしょ!!!ホント死ぬって!!!」

『まぁ……ギコならそう簡単には死なない……はず』

(,,;゚Д゚)「絶対根拠ないだろ!!!くっそおおおおお!!!」

520 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/05/23(木) 21:19:05 ID:axtf0.1A0

『いやほんとたのむよギコ……その凧の組み立てに予想以上に時間とられちゃったせいでもうあんまり余裕ないし……』

(,,;゚Д゚)「だからってもう!!……もう!!もう!!!!」

『それにきっとギコならきっとうまくやれる!!自分を信じて!!』

(,,;゚Д゚)「どの口が……!!ブーンさんもなんか言ってやってください!!」

『お前が信じるお前を信じるんだお!!!』

(,,;゚Д゚)「あぁもうこっちはこっちで面倒くさい!!!」

『やれるやれるやれる!!!できるできるできる!!!!』

(,,;‐Д‐)「何でこんなことに……」

521 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/05/23(木) 21:20:22 ID:axtf0.1A0



数時間前!!!!


―ドクオの宿泊先のホテル―


(,,゚Д゚)「しかし、そもそもどうやってそいつらを見つけるんですか?もしかしたら、もうとっくにどっかに飛んで行っちゃったかも……」

('A`)「それなら心配ない。こいつの能力で追跡できる」

{@] ^ω^)「探知なら任せてくれお!!」

(,,゚Д゚)「おお、そういう能力の人だったんですか!てっきり攻撃系の能力かと……」

{@] ^ω^)「人を見た目で判断するのはよくないお。外見が生む誤解、その辛さは君も分かっているはずだお」

(,,゚Д゚)「なんかこの人に言われても納得できない……」

('A`)「はいはい、納得するしないはどうでもいいから、今はどうやって捕まえるかを考えなくちゃ」

522 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/05/23(木) 21:22:11 ID:axtf0.1A0

{@] ^ω^)「できるだけ早く終わるようなやつがいいお。僕は午後5時にはいっつも仕事終わるようにしてるし」

(,,゚Д゚)「なんだだその超優良職……ドクオさんもそんな感じですか?」

('A`)「いや、俺は日によって違うかなぁ。忙しいときは連続徹夜もざらだけど、そうじゃないときはまぁそれなりって感じだな」

(,,゚Д゚)「あぁ、それで女の子の秘書が欲しい、と」

(;'A`)「だから別に俺は……」

{@] ^ω^)「ドクオって女の人怖いとか言っておきながら結局ムッツリさんだったんだおね……」

(;'A`)「あぁもう違うって!!!いいからどうやって捕まえるのか考えるぞって!!!何回話題ここに戻ってくるんだよ!!!」

(,,゚Д゚)「そんなこと言われても……あ、そうだ、天狗って弱点とかないんですか?」

{@] ^ω^)「あぁ、それなら確か、サバが苦手、ってのはよく聞くおね」

523 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/05/23(木) 21:23:35 ID:axtf0.1A0

(,,゚Д゚)「じゃぁサバぶつければ倒せるんじゃないんですか?」

('A`)「うーん、どうだろ。苦手ってのは弱点とはまた違うって言うか、個体差があるっていうか」

(,,゚Д゚)「?それはどういう」

('A`)「例えば、まだ中でゴキブリの羽音が聞こえるホイホイを顔に押し付けられたら物凄く嫌だけど別に死ぬこたないだろ?そんな感じだ」

(,,゚Д゚)「うわぁ……それは確かに物凄く嫌だ……」

('A`)「中には気絶する人もいれば、逆にちょっと騒ぐだけの人もいる。もしかしたら逆上させちゃうことだってあるかもしれない。天狗もそんなもんだよ」

{@] ^ω^)「武器として使うには不確定要素が大きすぎる、かお」

('A`)「でもこの面子だと、それくらいしか天狗とまともに渡り合えるような要素ないしなぁ……サバもありか」

524 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/05/23(木) 21:25:25 ID:axtf0.1A0

{@] ^ω^)「ただ問題は、どうやって奴らと接触するか、だおね」

('A`)「そうなんだよなぁ……」

{@] ^ω^)「あいつら、さっき僕たちのとこに来たとき『同族のかほり』とか言ってたのって、もしかしてドクオのことなのかお?」

('A`)「いや俺が天狗ってわけじゃないんだけど……まぁいろいろあってそういうことになるな」

{@] ^ω^)「じゃあドクオが近づいたらばれちゃうおね」

('A`)「そうだよなぁ。あいつらに探知されたってことだしなぁ」

(,,゚Д゚)「じゃあ俺とブーンさんしか直接対峙できないんですね」

{@] ^ω^)「ただでさえ人手少ないのに……もうまともに追いかけっこなんてしてられないお」

('A`)「現実的なのは奴らをおびき寄せてどうにかする、ってかんじかな。不意打ちも期待できるし」

(,,゚Д゚)「てかもう不意打ちくらいしかまともな対抗策ないですよね……」

525 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/05/23(木) 21:26:23 ID:axtf0.1A0

{@] ^ω^)「でもどうやっておびき寄せるんだお?奴らのことなんてほとんど何もわからないのに……」

('A`)「あ、さっきの言葉からしてこっちには遊びに来てるみたいだったな」

(,,゚Д゚)「じゃあ何か物珍しいものでもあれば寄ってくるんじゃないですかね」

('A`)「この辺になんか目立つなり奇抜だったりする風の建物あるっけ」

(,,゚Д゚)「SSKタワーっていうちょっと微妙なタワーがありますよ」

('A`)「どんなん?」

(,,゚Д゚)「昼間は周りのビルが高いせいもあって全然目立たないんですけど、夜中は全体がライトアップされてそれなりに目立つみたいです」

('A`)「うーん、夜中待ってる余裕はないんだよなぁ。会議終わった閻魔省の奴らにアレ拾われたりでもしたらアウトだし」

526 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/05/23(木) 21:27:25 ID:axtf0.1A0

{@] ^ω^)「……だったらこっちで目立つようなことすればいいんだお」

(,,゚Д゚)「……目立つようなこと?」

('A`)「バルーン、花火、そんなとこか?だけどバルーンじゃその辺にいっぱいあるしちょい微妙、花火じゃピンポイントで誘い出すのは難しいなぁ」

{@] ^ω^)「むむむ」

(,,゚Д゚)「バルーンが厳しいなら凧とかでも無理そうっすね」

('A`)「凧……」

{@] ^ω^)「流石にちょっと小さすぎるおね……」

('A`)「いや、いけるかもしれない」

( ^ω^)「……え?」

('A`)「やつらの好奇心、そして探知能力を逆手に取れば……」

527 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/05/23(木) 21:28:15 ID:axtf0.1A0







                 ______
                 |\       \  
                 |  \  (゚Д゚;)  \ <それでこうなるのはちょっと無理があるだろ!!!!!!!
                 |   \⊂  ⊃ .  \
                 |     \ \ \  .  \
                 |      \∪∪    \
                 |.......,,,,,----~~~ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                     /   
                /   
                 /    
                 /   
                (中略)      
                  /
               /
            . /
     ii i ミ=@   /
   ┌li i ミ┐  .. ./
  {@] ^ω^)   / <確かな風の躍動を感じる
  l⌒     .つ'
  \つ     |
    |       |
    |   i‐i  |
   (__)(_,)


528 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/05/23(木) 21:29:01 ID:axtf0.1A0

{@] ^ω^)「え?何かいったかお?ちゃんとマイクに向かって話してもらわないとよく聞こえないお」

(,,;゚Д゚)「無理があるって言ったんですよ!!!!無!!!!理!!!!!」

『奴らはおそらく『そっち側』の気配に反応する。さっきは俺の方の反応が強くてお前のは打ち消されてたみたいだけど』

『つまりこのメンバーの中じゃ、気配バレしてる俺を除いて、唯一釣れる可能性のあるギコ、お前がやるしかないんだよ!!』

『そしてお前の気配に加えて、この外見のインパクト……気配で釣ってユーモアで心をキャッチ!!!』

『実に合理的!!!!!』

{@] ^ω^)「そして近づいてきたところを」

( ))
⌒ )).. ┌‐─┐__
≡三({@]^ω^)_..() ===============
⌒)) (  ニつノ  ヾ   「ずどおおおおおおおおおん!!!!!」
)   (_  ⌒|   
   し-(__) 

 ※イメージ!!!!!

{@] ^ω^)「と、ギコが隠し持っているバラエティ定番、網の発射されるバズーカでとらえるという寸法よ!!!!!!」

530 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/05/23(木) 21:31:54 ID:axtf0.1A0

『しかも網にはさばいたサバの内蔵エキスをたっぷり染み込ませてあるぜ!!!』

{@] ^ω^)「Coooool!!!しかしドクオが意外と魚さばくの上手くてびっくりだったお!!」

『さばけるだけで料理は下手くそなんだけどな。もちろんさばいた魚はホテルの冷蔵庫で保管してるから無駄になったりはしないんだぜ!!!』

{@] ^ω^)「クレーム対策もばっちり!!!でもホテルの冷蔵庫すごく臭くなっちゃったお!!あの無駄に高い瓶オレンジジュースとか!!」

『そこら辺はちゃんと金で話しつけてあるから問題ないぜ!!!!』

{@] ^ω^)ヒューッ

(,,;゚Д゚)「くそ!!こっちはこんな目にあってるのに楽しそうに話しやがって!!!」

『でも凧作るときギコが一番楽しそうにしてたじゃん』

(;*゚Д゚)「そ、それは……」

{@] ^ω^)「工作ってわくわくするお!!「竹ひご」とかワード聞いただけでも血沸き肉踊るお!!!」

『いくつになっても少年の心は持っていたいもんな』

(,,;゚Д゚)「と、とにかくこっちは大変なんです!!風が顔面直撃するせいで目が乾きそうだっての!!!」

{@] ^ω^)「……それもあとちょっとの辛抱だお」

『……ってことは』

{@] ^ω^)「……来たお!!!」

531 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/05/23(木) 21:32:53 ID:axtf0.1A0








( ´_ゝ`)「おいおい、またなんか妙な気配がすると思ってきてみれば……何だねあれは」

(´<_` )「凧……だな。しかしあれに括り付けられているのは何だ?」

( ´_ゝ`)「もうちょっと近づいてみるか」

(´<_` )「いや、なんかあっちむっちゃ臭いぞ」

( ´_ゝ`)「ほ、ほんとだ臭い!!!アッヘエエェエエエエエ!!!!」

(´<_` )「こりゃ向こうには行けないな」

( ´_ゝ`)「でもせっかくあんなに珍しいものがあるんだ。もったいないじゃないか」

(´<_` )「そうだな……あ、それなら」

532 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/05/23(木) 21:34:00 ID:axtf0.1A0



{@] ^ω^)「……こっから100mくらいのところで動かなくなったお」

(,,゚Д゚)「多少改造してるとはいえ、せめて10m圏内に入ってくれないとバズーカ撃てないですよ」

{@] ^ω^)「うむむ……んん!!?」

『どうした!?』

{@];^ω^)「急激に反応が大きくなったお!!」

『あ!!!やっべ!!!』

(,,;゚Д゚)「ど、どうしたんですか」

『あいつらまさかやつでの』

{@];^ω^)「ギコに向かって天狗じゃない何かが急接近してるお!!!」

『それは奴らがおこした風だ!!!ギコ!!!避けろ!!!!』

ビュオオオオオオオオ!!

(,,;゚Д゚)「いやいやむrうおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」

{@];^ω^)「直撃したぁ!!!!!!」


プッチン


{@] ^ω^)「ん?今何か音が……」

533 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/05/23(木) 21:34:42 ID:axtf0.1A0



                                 lヌ
                                  ヽ` ._
                                   `  .  
                                      ・
                                       ぁ
                                        ぁ
                                  .          ぁ 
                                           ぁ
                                 .           あ
                                       あ
                                   あ


                            .
                          , '
                        , '
                       /
                     /
                    /
                  /
      ii i ミ        /
    ┌li i ミ┐      /
    (   {@)   /
   に    .)r‐、 '′
   │    r-イ   
   |    | ノ  
   | | |    
   (_(__)


534 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/05/23(木) 21:35:46 ID:axtf0.1A0










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   |    | ノ  
   | | |    
   (_(__)


535 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/05/23(木) 21:36:52 ID:axtf0.1A0









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   | | |    
   (_(__)


536 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/05/23(木) 21:38:19 ID:axtf0.1A0




( ´_ゝ`)「おお、気持ちのいい飛びっぷりだな」

(´<_` )「まったくだ。流石は天狗の羽団扇」

( ´_ゝ`)「凧だけにぶっとびまーす!!ってな!!」

(´<_` )「兄者よ、何もうまいことを言えていないように思うのは俺の気のせいか?」

( ´_ゝ`)「弟者よ、そこは気にするところじゃぁない。俺たちは今のエキサイティングを感じることに全力を尽くすべきなんだ」

(´<_` )「おお、流石は流石の兄者だな」

( ´_ゝ`)「HAHAHAHAHAHAHAHAHAHA!!!!」(´<_` )

538 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/05/23(木) 21:39:12 ID:axtf0.1A0



『ど、どうなった!?』

{@] ^ω^)「ギコが飛んでったお……」

『ああ……』

{@] ^ω^)「あ、でも飛んでった先は海だからもしかしたら死んでないかも……」

『まぁあいつなら大丈夫だろ……取りあえず飛ばされた方に行ってみるか……』

{@] ^ω^)「もう結構時間やばいおね……」

『うん……取りあえず船かなんか借りなきゃな』

{@] ^ω^)「そうだおね……」

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