■('A`)しりとりをするようですo川*゚ー゚)o
└第三話「 」
-
86 名前: ◆MgfCBKfMmo[sage] 投稿日:2013/09/14(土) 21:00:00 ID:cE1C2Rx60
-
第三話
('A`)「 」
.
-
87 名前: ◆MgfCBKfMmo[sage] 投稿日:2013/09/14(土) 21:01:00 ID:cE1C2Rx60
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8/8(金)
朝食の時間
o川*゚ー゚)o「毎朝料理ありがとうございます」
J( 'ー`)し「あら、どうしたの突然」
o川*゚ー゚)o「夕食はまだしも、朝はまだ一度も手伝えてなくて申し訳なくて」
J( 'ー`)し「毎日のことだし、今更お礼なんていいのよ」
J( 'ー`)し「でも、ありがとうね」
o川*゚ー゚)o「いえいえ」
J( 'ー`)し「そういえば、キューちゃんの好きな料理って何? 今度作ってあげよっか」
o川*゚ー゚)o「ええっと……それなら」
o川*゚ー゚)o「ミネストローネがいいです!」
('A`)(……あ、なんか聞いたことある)
-
88 名前: ◆MgfCBKfMmo[sage] 投稿日:2013/09/14(土) 21:02:01 ID:cE1C2Rx60
-
J(;'ー`)し「ミネスとローネ? 二つ?」
o川;*゚ー゚)o「いや、一つですよ」
J(;'ー`)し「ええと、ごめんねえ、洋物には弱くて」
J(;'ー`)し「どんな料理か詳しく教えてもらえる?」
o川*゚ー゚)o「基本はトマトを使った野菜スープです」
o川*゚ー゚)o「にんにくをオリーブオイルで炒めて、トマトをすりつぶして」
o川*゚ー゚)o「お水とブイヨンとローリエを入れて野菜を入れて煮込んで」
o川*゚ー゚)o「最後に味付けして、場合によってはパルメザンチーズを入れて完成です!」
o川*゚ー゚)o「よくお母さんが作ってくれていたんですよ〜」
-
89 名前: ◆MgfCBKfMmo[sage] 投稿日:2013/09/14(土) 21:03:00 ID:cE1C2Rx60
-
J( 'ー`)し「ふむふむ」
J( 'ー`)し「ドクちゃん、お願い」
(;'A`)「え!」
J( 'ー`)し「横文字は苦手で」
(;'A`)「いやいや、聞いたことくらいある言葉だよね?」
o川*゚ー゚)o「ドクちゃん作ってくれるの!?」
o川*゚ー゚)o「やったあ!」
(;'A`)「え? ああ……うん」
-
90 名前: ◆MgfCBKfMmo[sage] 投稿日:2013/09/14(土) 21:04:00 ID:cE1C2Rx60
-
お昼過ぎ
ピンポーン
( ^ω^)「ちわー」
('A`)「おう、よく来てくれた」
J( 'ー`)し「あらあら、ブーンちゃん久しぶり」
(*^ω^)ノシ「お久しぶりですお! 何だか突然呼ばれたもので」
o川*゚ー゚)o「ドクちゃんのともだち?」
((*^ω^))ノシシ「フォォォォォオォ!! キューちゃんお久しぶりですお!! 会いたかったですおおおお!!」
o川;*゚ー゚)o「え!? あ、あの、えっと、知り合いでしたっけ?」
(;^ω^)「まさか覚えてないんですかお?」
o川*-ー-)o「ごめんなさい」
(;^ω^)「いやいや、全然! いいんですお! よく考えたら大して話したこともなかったし」
('A`)「おい、部屋行くぞ」
( ^ω^)チッ
('A`)「?」
-
91 名前: ◆MgfCBKfMmo[sage] 投稿日:2013/09/14(土) 21:05:12 ID:cE1C2Rx60
-
ドクオの部屋
('A`)「今夜ミネストローネを作らなきゃいけない」
( ^ω^)「……は?」
('A`)「協力してくれ」
(;^ω^)「え! あのアニメの続き見るんじゃないのかお!?」
(;'A`)「お前まさか今日も持って来たのか?」
( ^ω^)「もう18話まで見終わってるんだお! あのあと話はさらに動いて」
(;'A`)「ああ、もう。明日また見にいくよ」
(*^ω^)「おっお」
('A`)「で、だ」
( ^ω^)「ああ、うん」
-
92 名前: ◆MgfCBKfMmo[sage] 投稿日:2013/09/14(土) 21:06:02 ID:cE1C2Rx60
-
( ^ω^)「…………なんで協力するんだお?」
('A`)「素直さんが食べたがっているから」
( ^ω^)「……ほーん」
( ^ω^)「わざわざ独り身の男を呼び出しておいて、余所の男がいいかっこするのを協力しろだなんて」
( ^ω^)「よくもまあそう図々しいことが言えるものだお。なんですかこれは自慢ですかお?」
( ^ω^)「いくら僕が寛容な男だからといったってさすがにそう易々とは」
('A`)「今夜素直さんと一緒にご飯食べさせてやるからさ」
((*^ω^))「ふぉおおおおおぉぉぉぉぉおおお!!!」
('A`)(ちょろいやつだぜ)
-
93 名前: ◆MgfCBKfMmo[sage] 投稿日:2013/09/14(土) 21:07:00 ID:cE1C2Rx60
-
('A`)「じゃ、料理は任せて大丈夫だな」
(*^ω^)「任せてくれお! むしろ8割方僕の手でやらせてくれお!」
('A`)「俺は料理さっぱりだから、助かる」
(*^ω^)「そう、僕の、僕の手で……うほほ」
('A`)「言っておくけど俺らも食べるからな」
( ^ω^)「あ、うん。わかったお。我慢するお」
('A`)「そうしてくれ」
( ^ω^)「とりあえず作り方調べちまおうお」
( ^ω^■「えっと、クックパッドで……」
イジイジ
-
94 名前: ◆MgfCBKfMmo[sage] 投稿日:2013/09/14(土) 21:08:00 ID:cE1C2Rx60
-
(;^ω^■「な、なんかくっそいろんな種類出てくるお」
('A`)「そうなの? とりあえずトマトスープ作ればいいのかと」
( ^ω^■「トマト無くてもミネストローネって言えるらしいお」
(;'A`)「え?」
( ^ω^■「パスタを入れたりお米を入れたりすることもあるって」
('A`)「そんな、それじゃミネストローネってなんなんだ?」
( ^ω^■「そもそも『ごちゃまぜ』って意味で、本場のイタリアでも好き勝手に作ってるみたいだお」
('A`)「…………そういうの一番困るわ」
(;^ω^■「ううん、とりあえず無難なの選ぼうお」
-
95 名前: ◆MgfCBKfMmo[sage] 投稿日:2013/09/14(土) 21:09:00 ID:cE1C2Rx60
-
数分後
ガチャッ
('A`)「じゃ、買い出しに行ってきますわー」
o川*゚ー゚)o「ありがとー!」
(*^ω^)「キューちゃんは任せるお! ぐへへ」
(;'A`)「うう、すごい不安だ」
o川*゚ー゚)o「?」
(;'A`)(まあ、かーちゃんも店にいるし変なことはしないだろ)
('A`)「それじゃ」
o川*゚ー゚)o「じゃあね!」
( ^ω^)ノシ「あばよだおー」
バタン
-
96 名前: ◆MgfCBKfMmo[sage] 投稿日:2013/09/14(土) 21:10:00 ID:cE1C2Rx60
-
J( 'ー`)し「ありがとうございましたー」
ガラガラ
J( 'ー`)し「ふう、今日はこのお店にも結構お客さんが来るわね」
J( 'ー`)し「もうちょっとしたらキューちゃんと代わってもらおうかしら」
J( 'ー`)し「ドクちゃんの友達でもいいかもね」
J( 'ー`)し「……ふふ」
ジリリッ,ジリリリリリリッ
J( 'ー`)しそ「あら、電話?」
タッタッタ
-
97 名前: ◆MgfCBKfMmo[sage] 投稿日:2013/09/14(土) 21:11:01 ID:cE1C2Rx60
-
ガコッ
J( 'ー`)し「はい、もしもし」
J(;'ー`)し「あ……はい」
J(;'ー`)し「え!? 今からですか!?」
J(;'ー`)し「もう向かってるって……そんな」
J(;'ー`)し「そうですか。はい……ええ、まあ」
J(;'ー`)し「わかりました。それじゃ」
ガチャリ
J(;'ー`)し「大変だわ」
タッタッタ
-
98 名前: ◆MgfCBKfMmo[sage] 投稿日:2013/09/14(土) 21:12:01 ID:cE1C2Rx60
-
( ^ω^)「ここがドクオの部屋かおー」
o川*゚ー゚)o「入っていいの?」
(;^ω^)「正直キューちゃんの部屋にいるといろいろ言われる気がするんだお」
o川*゚ー゚)o「そうかな? でも私もドクちゃんの部屋久しぶり!」
( ^ω^)「そうなのかお?」
o川*゚ー゚)o「なんかあんまり見せたくないんだって」
( ^ω^)「ほーん」
( ^ω^)(エロ本でもあるのかお?)
バタバタバタ
J(;'ー`)し「キューちゃん!」
o川;*゚ー゚)o「ドクちゃんのお母さん! どうしたんですかそんなに急いで」
-
99 名前: ◆MgfCBKfMmo[sage] 投稿日:2013/09/14(土) 21:13:00 ID:cE1C2Rx60
-
J(;'ー`)し「あのね、実はね……」
J(;'ー`)し「キューちゃんのお父さんが来るんだって」
o川;*゚ー゚)o「…………え?」
( ^ω^)「お?」
J(;'ー`)し「あと一時間もしたら来るって」
o川;*゚ー゚)o「え? え? うそ!?」
J(;'ー`)し「キューちゃん、会える?」
o川#゚ー゚)o「いーや! 会いたくない! あんなやつ!」
-
100 名前: ◆MgfCBKfMmo[sage] 投稿日:2013/09/14(土) 21:14:00 ID:cE1C2Rx60
-
J(;'ー`)し「そんなこと言ったって……」
o川#゚ー゚)o「知らないもん!」
ダッ
J(;'ー`)し「キューちゃん!」
バタンッ
J(;'ー`)し「ああ……部屋に入っちゃった」
J(;'ー`)しオロオロ「どうしましょう」
(;^ω^)(……あれ、嫌な予感が)
-
101 名前: ◆MgfCBKfMmo[sage] 投稿日:2013/09/14(土) 21:14:58 ID:cE1C2Rx60
-
J( 'ー`)し「……しかたないわ」
J( 'ー`)し「私が、ちゃんと話し合わなきゃ」
J( 'ー`)し「ブーンちゃん」
(;^ω^)「あ、はいですお」
J( 'ー`)し「お店閉めるの手伝ってくれる?」
J( 'ー`)し「それと、キューちゃんのそばにいてあげて」
(;^ω^)「りょ、了解ですお」
(;^ω^)(あーあ、巻き込まれたお……)
-
102 名前: ◆MgfCBKfMmo[sage] 投稿日:2013/09/14(土) 21:16:01 ID:cE1C2Rx60
-
トントン
o川*゚−゚)o「だれ?」
( ^ω^)「僕だお」
o川*゚−゚)o「お父さんとは会わないよ?」
( ^ω^)「それはドクオのかーちゃんがなんとかするらしいお」
( ^ω^)「それで僕はキューちゃんのそばにいるようにって」
( ^ω^)「いいかお?」
o川*゚−゚)o「……いいよ」
( ^ω^)「それじゃ、おじゃまするお」
ガラッ
-
103 名前: ◆MgfCBKfMmo[sage] 投稿日:2013/09/14(土) 21:17:00 ID:cE1C2Rx60
-
( ^ω^)「…………」
o川*゚−゚)o「…………」
(;^ω^)「…………す、座りますお」
(;^ω^)(正座しよう……)
サッ
o川*゚−゚)o「…………クスン」
( ^ω^)「?」
o川*;−;)o「うう、会いたくないよう」
(;^ω^)「…………」
(;^ω^)(気まずいいいいいいいいいいいいいッ!!)
-
104 名前: ◆MgfCBKfMmo[sage] 投稿日:2013/09/14(土) 21:18:01 ID:cE1C2Rx60
-
(;^ω^)(こんなときどうすればいいんだお!)
(;^ω^)(え、事情とか聞いちゃっていいのかお?)
(;^ω^)(ダメだろ常考!!)
(;^ω^)(こんなときにドクオは何やってるんだお!)
(#^ω^)(そうだお。ドクオこそがここにいるべきなんだお。これは配役ミスだお)
(#^ω^)(こんなときに何のうのうと買い物いってるんだお! ふざけんなお、まじで!)
(#;ω;)(そのおかげで僕はこうして、あいつの部屋で正座待機だお)
(#;ω;)(こんなに楽しくない正座待機は初めてだお! なんだおこれ、苦痛でしかないお!)
( ;ω;)「うう……」
o川*;−;)o(泣いてくれてる……この人良い人だ……)
o川*;−;)o「うえ〜ん」
-
105 名前: ◆MgfCBKfMmo[sage] 投稿日:2013/09/14(土) 21:19:00 ID:cE1C2Rx60
-
商店街
テクテク
('A`)「……オリーブオイルってごま油じゃだめなのかな」
('A`)「風味が変わったりするのかな。俺にはよくわからねえけど」
('A`)「……しかしこのままじゃ普通すぎるような」
('A`)「うーん、何か一味。ああ、暑い」
テクテク
('A`)「あ」
∪×ω×) ムギュー
('A`)(あの道の真ん中で倒れている犬は)
('A`)「コルレオーネじゃないか」
∪×ω×) クゥン?
-
106 名前: ◆MgfCBKfMmo[sage] 投稿日:2013/09/14(土) 21:20:01 ID:cE1C2Rx60
-
∪・ω・) クゥン,クゥン
('A`)「よしよし、どうした? 暑さでやられたか?」
ナデナデ
('A`)「ほれ、水だ」
バシャーッ
∪*・ω・) クゥ!
('A`)「駐在さんとこまで連れて行ってやるよ」
∪*・ω・) クッヒョーイ
テクテク
-
107 名前: ◆MgfCBKfMmo[sage] 投稿日:2013/09/14(土) 21:21:00 ID:cE1C2Rx60
-
駐在所
('A`)「おーい」
∪*・ω・) クーイ
('A`)「……あれ?」
ガラッ
(;><) ムギュー
(;'A`)「飼い犬と同じかよ」
(;><)「み、水を」
('A`)「はいはい」
バシャーッ
(;><)「くおお!」
(#><)「なんでぶっかけるんですか! 僕は人ですよ!?」
('A`)「ごめんなさい」
-
108 名前: ◆MgfCBKfMmo[sage] 投稿日:2013/09/14(土) 21:22:03 ID:cE1C2Rx60
-
('A`)「てか、駐在が寝てちゃだめでしょ」
( ><)「それでも問題ないくらい、この町は平和なんです」
( ><)「普段なら道を聞いてくるおばあちゃんも、暑すぎて出歩けないようですし、暇なんです」
( ><)「とはいえ事件が起きたら起きたで行かなくちゃいけなくて面倒なので」
( ><)「くれぐれも事件を起こさないように気をつけてください」
(;'A`)「余計なこと言わなきゃ普通の注意なのに」
('A`)「んなことより、コルレオーネ連れて来たぞ」
∪*・ω・) クゥン
( ><)「……前から思っていたんですけど」
( ><)「仮にも警察の下部組織にいる犬に、ギャングのような名をつけるのはどうかと思うんです」
('A`)「ギャングじゃねえよ、マフィアだよ」
∪・ω・) ?
-
109 名前: ◆MgfCBKfMmo[sage] 投稿日:2013/09/14(土) 21:23:01 ID:cE1C2Rx60
-
('A`)「名付けたのは俺だし、もう浸透しているから諦めな」
∪・ω・) クン
( ><)「やれやれ」
('A`)「そうだ、駐在さん。ミネストローネ作ったことある?」
( ><)「料理ですか? 多少なら」
('A`)「実はさ、今夜作らないといけないんだけど」
('A`)「このままだと無難なものしかできないから、一味加えたいんだ」
('A`)「何か良いアイデアない?」
(;><)「むむむ、わかんないんです」
( ><)「もっと料理していそうな方に聞いた方がいいと思うんです」
('A`)「いるかなあ」
-
110 名前: ◆MgfCBKfMmo[sage] 投稿日:2013/09/14(土) 21:24:00 ID:cE1C2Rx60
-
ドクオの家
ピンポーン
J( 'ー`)し(来たか……)
J( 'ー`)し「はいはーい」
ガチャッ
J( 'ー`)し「……あなたが、お父さんですか?」
(´・ω・`)「ええ、そうです」
(´・ω・`)「お邪魔しますよ」
J( 'ー`)し「……どうぞ、居間へ」
J( 'ー`)し「…………」
-
111 名前: ◆MgfCBKfMmo[sage] 投稿日:2013/09/14(土) 21:25:00 ID:cE1C2Rx60
-
キュートの部屋
( ^ω^)「……あ」
( ^ω^)「人が入ってきたみたいだお」
o川*゚−゚)o「……あの人かな」
( ^ω^)「お父さん?」
o川*゚−゚)o「ちょうど一時間くらい経つし」
( ^ω^)「ああ……」
(;^ω^)(…………ドクオ、まだかお)
-
112 名前: ◆MgfCBKfMmo[sage] 投稿日:2013/09/14(土) 21:26:01 ID:cE1C2Rx60
-
居間
J( 'ー`)し「お茶です」
スッ
(´・ω・`)「ああ、どうも」
J( 'ー`)し「それで、要件は」
(´・ω・`)「率直にいえば、キュートを連れ戻しに来ました」
J( 'ー`)し「そう、ですか」
(´・ω・`)「こちらにはご迷惑をおかけしましたね」
ペコリ
J(;'ー`)し「いえいえ、そんな迷惑だなんて」
(´・ω・`)「それで、キュートはどこにいますか?」
J(;'ー`)し「あの、少し待ってください!」
(´・ω・`)「?」
-
113 名前: ◆MgfCBKfMmo[sage] 投稿日:2013/09/14(土) 21:27:01 ID:cE1C2Rx60
-
J( 'ー`)し「キューちゃん、会いたくないっていってます」
(´・ω・`)「私にですか?」
J( 'ー`)し「ええ」
(´・ω・`) フゥ
(´・ω・`)「煙草、いいですか?」
J( 'ー`)し「どうぞ」
パチッ
ジジジ
(´・ω・`)y‐
(´・ω・`)y‐「あいつは、私のことが嫌いですから」
-
114 名前: ◆MgfCBKfMmo[sage] 投稿日:2013/09/14(土) 21:28:00 ID:cE1C2Rx60
-
(´・ω・`)y‐「でも嫌われていても親子なんです。仕方ないでしょう?」
J( 'ー`)し「それは……まあ」
(´・ω・`)y‐「だから連れ戻しに来たんですよ。嫌がっていてもね」
J( 'ー`)し「どうしてそこまでするんですか?」
(´・ω・`)y‐「ん? なんだ、渡さないつもりですか?」
J(;'ー`)し「いえ、そういうわけじゃなくて」
J( 'ー`)し「この前、キューちゃんと二人きりで話したんです」
(´・ω・`)y‐「……ほう」
-
115 名前: ◆MgfCBKfMmo[sage] 投稿日:2013/09/14(土) 21:29:00 ID:cE1C2Rx60
-
J( 'ー`)し「それで、キューちゃんが本心から絵を描きたがっていることを知りました」
J( 'ー`)し「本人がやりたいって言ってるんだし、少しくらい遠くに行かせてもいいんじゃないですか?」
(´・ω・`)y‐「……」
J( 'ー`)し「そりゃあ、確かに女の子だし、親元を離れさせるのは気になるでしょうけど」
(´・ω・`)y‐「……いやいや、違いますよ」
J( 'ー`)し「え?」
(´・ω・`)y‐「別に離れて暮らすのに反対なんじゃないんです」
(´・ω・`)y‐「むしろちゃんと収入源を見つけてくれれば、どこへでもやっていいと思いますよ」
J( 'ー`)し「それじゃ、どうして今はまだ独り暮らしさせないんですか?」
-
116 名前: ◆MgfCBKfMmo[sage] 投稿日:2013/09/14(土) 21:30:00 ID:cE1C2Rx60
-
(´・ω・`)y‐ プハー
(´・ω・`)y‐「あのですね、お母さん。私にも立場というものがありましてね」
J( 'ー`)し「…………と、いいますと?」
(´・ω・`)y‐「実は私、この国でも有数の大手である某企業の重役なのですが」
J(;'ー`)し「はあ」
(´・ω・`)y‐「困ったことに、そんな身分なものですから身内にも気を配らなきゃならない」
J(;'ー`)し「……」
(´・ω・`)y‐「だから、ある程度成長してくれるまでは我が子と一緒に暮らしたいんですよ」
(´・ω・`)y‐「何か事件等を起こされたりしても、すぐに揉み消せるように」
-
117 名前: ◆MgfCBKfMmo[sage] 投稿日:2013/09/14(土) 21:31:00 ID:cE1C2Rx60
-
J(;'ー`)し「え? じゃあ、つまりあなたは」
J(;'ー`)し「キューちゃんのことが心配なんじゃなくて」
J(;'ー`)し「自分に悪い噂が立たないようにするために、キューちゃんを籠らせているんですか?」
(´・ω・`)y‐「ははは、籠らせるなんて人聞きの悪い」
(´・ω・`)y‐「もちろん娘のことは心配ですよ?」
(´・ω・`)y‐「ただ私にはそれ以上に大切にしなきゃならないものがあるんです」
(´・ω・`)y‐「商談相手や世間に対する信頼とか、それまで集めてきた財産とか」
(´・ω・`)y‐「それらを娘の身勝手な行為で潰されたりしたら溜まったものじゃない」
-
118 名前: ◆MgfCBKfMmo[sage] 投稿日:2013/09/14(土) 21:32:01 ID:cE1C2Rx60
-
J(;'ー`)し「…………」
(´・ω・`)y‐「おわかりですかな? なかなか庶民の方にはわかりにくいでしょうが」
(´・ω・`)y‐「私ほどのクラスの人たちの間ではごくごくありふれた話なんですよ」
(*´・ω・`)y‐「いやあ、本当に、面倒なことだとは思うんですがね。ははは」
J(;'ー`)し「…………な」
(´・ω・`)y‐「な?」
J( ー )し「な」
J(#'ー`)し「なんて勝手な人なんですか! あなたは!」
(;´・ω・`)y‐「!?」
-
119 名前: ◆MgfCBKfMmo[sage] 投稿日:2013/09/14(土) 21:33:01 ID:cE1C2Rx60
-
J(#'ー`)し「親御さんなのですし、ちゃんと子どものことを考えているのかと思ったら」
J(#'ー`)し「あなたは自分のことしか考えていないじゃないですか!」
J(#'ー`)し「せっかく真摯に話し合おうとしていたのに、こんな酷い人だったなんて!」
(;´・ω・`)y‐「し、しかし私には身分が」
J(#'ー`)し「身分なんて関係ないでしょう! 人の親であることに差なんてありませんよ」
J( 'ー`)し「まったくもって、呆れました」
(;´・ω・`)y‐ ジジジ
(;´・ω・`)yヾ ポロン
J( 'ー`)し「こんな人に渡すくらいなら、キューちゃんは私が引き取ります」
(;´・ω・`)y「な、なんだと!?」
-
120 名前: ◆MgfCBKfMmo[sage] 投稿日:2013/09/14(土) 21:34:02 ID:cE1C2Rx60
-
(#´・ω・`)「キュートは私の子だぞ!」
J( 'ー`)し「それが何ですか」
(#´・ω・`)「それをどうしてあんたなんかに」
J( 'ー`)し「キューちゃんだってそれを望んでいますよ」
(#´・ω・`)「彼女が望んでいたって、私は許した覚えなど」
J( 'ー`)し「あら、私と暮らしていると危険なことを起こすとでも言うんですか?」
J( 'ー`)し「随分と偏見がおありのようですが、どうしてあなたと私が違うと言いきれるんですか?」
(#´・ω・`)「ぐぬぬ、庶民の分際で」
ダンッ
(#´・ω・`)「言ってもわからないならば、力ずくでキュートを連れ帰らせてもらおう」
グラッ
ガチャンッ!!
-
121 名前: ◆MgfCBKfMmo[sage] 投稿日:2013/09/14(土) 21:35:00 ID:cE1C2Rx60
-
キュートの部屋
ガチャンッ!!
o川*゚−゚)o「あ」
(;^ω^)「な、なんだお!? 何かの割れる音だお」
ドタンバタン
ナニスルンデスカ!
エエイ,ダマレ!!
(;^ω^)「やべえお、修羅場の匂いがぷんぷんするお!!」
(;^ω^)「あわわ」
∩(;^ω^)∩「えらいこっちゃ、えらいこっちゃ!」
o川*゚−゚)o「ドクちゃんのお母さん……」
-
122 名前: ◆MgfCBKfMmo[sage] 投稿日:2013/09/14(土) 21:36:01 ID:cE1C2Rx60
-
とある家
ピンポーン
「はーい」
ガチャ
ξ゚听)ξ「あら、ドクオじゃない」
('A`)「やあ」
ξ゚听)ξ「どうしたの、急に」
ξ゚听)ξ「最近全然うちに来ないから、何してるのかと思った」
(;'A`)「ああ、あれはもうやめたんだ、うん」
('A`)「そんなことよりさ、料理ってつくる?」
-
123 名前: ◆MgfCBKfMmo[sage] 投稿日:2013/09/14(土) 21:36:59 ID:cE1C2Rx60
-
ξ゚听)ξ「料理? お母さんを手伝うくらいなら」
('A`)「実は今夜知り合いにミネストローネを作らなきゃなんだけど」
('A`)「何か一味入れた方がいい気がしてさ」
ξ゚听)ξ「一味……」
('A`)「何かいいアイデアないかなって」
ξ゚听)ξ「うーん、人によるからなあ」
ξ゚听)ξ「ていうか、本人に聞けばいいんじゃない?」
('A`)そ「あ、そっか」
-
124 名前: ◆MgfCBKfMmo[sage] 投稿日:2013/09/14(土) 21:38:02 ID:cE1C2Rx60
-
ξ;゚听)ξ「まさかあんた気付いてなかったの?」
(;'A`)「う、うん。なんか町を回っててうっかり」
ξ--)ξ「はあ、この暑い中よーやるわ」
('A`)「いやあ、久しぶりにいろんな人と会うと楽しくてさ」
ξ゚听)ξ「うーん、わからんでもない」
('A`)「ま、そういうわけだ。なんかごめんな」
ξ゚听)ξ「いいよ別に」
ξ゚听)ξ「成人式はよろしくね」
(;'A`)「え、まだ一年以上あるのに? まあ、うん。わかった」
ガチャン
('A`)「じゃあなー」
ξ゚听)ξ「またねー」
-
125 名前: ◆MgfCBKfMmo[sage] 投稿日:2013/09/14(土) 21:39:01 ID:cE1C2Rx60
-
キュートの部屋
ワーキャー
ドコダ!!
チョットカッテニナニヲ
ガシャーン
( ^ω^)「足音近づいてきてるお」
o川*゚−゚)o
( ^ω^)「キューちゃん、本当に扉開ける気はないんだおね?」
o川*゚−゚)o「…………」
( ^ω^)「……そうかお」
( ^ω^)「しかたないお」
スッ
-
126 名前: ◆MgfCBKfMmo[sage] 投稿日:2013/09/14(土) 21:40:01 ID:cE1C2Rx60
-
o川*゚−゚)o「?」
( ^ω^)「足止めしてくるお」
o川;*゚−゚)o「え、いいの?」
( ^ω^)「どこまでできるかわからないけど、協力するお」
( ^ω^)「それで隙ができたら逃げるんだお」
o川;*゚−゚)o「あ、ありがとう……えっと」
o川;*゚ー゚)o「あれ!? 名前なんだっけ!」
(;^ω^)「ま、またかお!?」
( ^ω^)∩「ブーンだお!」
o川*゚ー゚)o「ありがとう、ブーンちゃん! あなたの名前、忘れないから!」
(;^ω^)「その言い方だとまるで死亡フラグみたいだお」
-
127 名前: ◆MgfCBKfMmo[sage] 投稿日:2013/09/14(土) 21:41:00 ID:cE1C2Rx60
-
( ^ω^)「それじゃ」
( ^ω^)「行ってくr――」
ピンポーン
( ^ω^)「ん? 人が来たのかお?」
ガチャ
「ただいまー」
( ^ω^)「あ」
o川*゚ー゚)o「ドクちゃんの声だ!」
「おーい」
-
128 名前: ◆MgfCBKfMmo[sage] 投稿日:2013/09/14(土) 21:42:10 ID:cE1C2Rx60
-
('A`)「ただいまだって、あれ、なんか荒れているような」
('A`)「かーちゃん?」
スタスタスタ
('A`)「居間から物音が」
ガラッ
('A`)「あ」
(;´・ω・`)「ん!?」
J(#'ー`)し「余所見すんなこらあ!!」
ガシャーン
(;'A`)「か、かーちゃん!?」
-
129 名前: ◆MgfCBKfMmo[sage] 投稿日:2013/09/14(土) 21:43:01 ID:cE1C2Rx60
-
(;'A`)(かーちゃんが、知らない男と)
(;'A`)(バトルしてる!!)
(;'A`)(なんだこれは!? 何が起こったというんだ!!)
J(#'ー`)し「きえええええええええ!!」
(;'A`)「かーちゃん、やめろって! 蠅叩きで人を叩くなって!」
ガッシ
J(#'ー`)し「離せええええ!」
(;'A`)「なにこれ? 悪霊に憑かれたの?」
ジタバタ
(´・ω・`)「……ふん」
-
130 名前: ◆MgfCBKfMmo[sage] 投稿日:2013/09/14(土) 21:44:00 ID:cE1C2Rx60
-
(´・ω・`)「やれやれ、酷い目に合った」
スッ
カチッ
(´・ω・`)y-「ようやくおとなしくなったな」
J(#'ー`)し「くっそ、う」
J(;'ー`)し ゲホ,ゴホ
('A`)「かーちゃん、身体弱いんだから無理するなって」
(;´・ω・`)y-(身体が弱い、だと……!?)
-
131 名前: ◆MgfCBKfMmo[sage] 投稿日:2013/09/14(土) 21:45:01 ID:cE1C2Rx60
-
('A`)「あんた誰だよ」
(´・ω・`)y-「私はキュートの父だ」
(;'A`)「え、ほんとっすか?」
(´・ω・`)y-「ああ」
(´・ω・`)y-「それで、少年。キュートがいるのはどこかな?」
('A`)「えっと、二階の部屋にいるんじゃないですかね?」
――――
(;^ω^)「あ、あの馬鹿ここの場所を」
o川;*゚−゚)o「ドクちゃん……」
-
132 名前: ◆MgfCBKfMmo[sage] 投稿日:2013/09/14(土) 21:46:01 ID:cE1C2Rx60
-
(´・ω・`)y‐「そうか、ありがとう」
(´・ω・`)y‐(初めからこのくらいすぐ答えてくれれば楽だったのに)
(´・ω・`)y‐(面倒な目にあったぜ、ったく)
('A`)「……」
('A`)(この人が素直さんの父親……)
('A`)そ(あ、そしたら)
(´・ω・`)y‐「じゃあな」
('A`)「あの、ちょっといいっすか!」
(´・ω・`)y‐「ん、なんだまだ用か?」
('A`)「聞きたいことがあるんですが」
-
133 名前: ◆MgfCBKfMmo[sage] 投稿日:2013/09/14(土) 21:46:59 ID:cE1C2Rx60
-
('A`)「素直さんの好きな料理ってわかります?」
.
-
135 名前: ◆MgfCBKfMmo[sage] 投稿日:2013/09/14(土) 21:48:01 ID:cE1C2Rx60
-
∧
―─ヘ/ ':, /`ーw─'^ー (;´・ω・`)yヾ ─―w─'^ー ─ -
. ∨
∧
―─ヘ/ ':, /`ーw─'^ー J(;'ー`)し ─―w─'^ー ─ -
. ∨
∧
―─ヘ/ ':, /`ーw─'^ー (;^ω^) ─―w─'^ー ─ -
. ∨
∧
―─ヘ/ ':, /`ーw─'^ー o川;*゚ー゚)o ─―w─'^ー ─ -
. ∨
('A`)(え?)
-
136 名前: ◆MgfCBKfMmo[sage] 投稿日:2013/09/14(土) 21:49:01 ID:cE1C2Rx60
-
(;^ω^)(こ、これは……)
(;^ω^)(その人が親として適格かどうか図るための)
(;^ω^)(ドラマとかでよくあるあれ!!)
(;^ω^)(ここでその質問が飛び出すとは)
(;^ω^)(さすがだお、ドクオ……)
――――
('A`)「あ、あの……」
('A`)(ミネストローネにどんな一味加えたらいいか聞きたかっただけなんだけど)
('A`)(何故かこの人もかーちゃんも固まっている)
('A`)(いったいどうしたのだろう)
-
137 名前: ◆MgfCBKfMmo[sage] 投稿日:2013/09/14(土) 21:50:02 ID:cE1C2Rx60
-
(;´・ω・`)「そ、それは……だな……えっと」
J( 'ー`)し「……ミネストローネ」
(;´・ω・`)「え?」
J( 'ー`)し「あの子はミネストローネが好きなのよ」
(;´・ω・`)「え、あ、そうなの? ふうん」
('A`)(あー、知らないのかー残念だなー)
J( 'ー`)し「あなた、自分の子の好きな料理も知らないんですか?」
(;´・ω・`)「うっ」
-
138 名前: ◆MgfCBKfMmo[sage] 投稿日:2013/09/14(土) 21:51:00 ID:cE1C2Rx60
-
J( 'ー`)し「キューちゃんを連れ戻すっていう人が、そんなことでいいのですか?」
('A`)(連れ戻す?)
(;´・ω・`)「それは、その……」
J( 'ー`)し「そんな人が私よりもあの子を危ない目に合わせないって言いきれるのですか?」
J( 'ー`)し「もちろんこれからずっとというわけにもいきませんけど」
J( 'ー`)し「せめて夏の間くらいはこの家に置いてあげても支障はないのではないでしょうか?」
(;´・ω・`)「…………」
('A`)(え、なにそんな話していたの?)
('A`)(シリアスだなあ)
-
139 名前: ◆MgfCBKfMmo[sage] 投稿日:2013/09/14(土) 21:52:01 ID:cE1C2Rx60
-
(;´・ω・`)「……ふん」
(;´・ω・`)「悪かったよ。私も気が立っていたようだ」
ハァ
(´・ω・`)「ひと月だけだ。それ以上は待てない」
(´・ω・`)「そう、あの子に伝えてやってくれ」
クル
(´・ω・`)「またにするよ。それでは」
スタスタ
ガチャ
バタン
-
140 名前: ◆MgfCBKfMmo[sage] 投稿日:2013/09/14(土) 21:53:01 ID:cE1C2Rx60
-
J(;'ー`)し「ああ……」
ガクリ
(;'A`)「かーちゃん!」
J(;'ー`)し「ああ、ドクオや。やってしまったよ」
J(;'ー`)し「大企業の重役さんに喧嘩売っちゃったよ」
J(;'ー`)し「どうしよう、どうしよう」
(;'A`)「落ちつけって、もう終わったよ」
(;'A`)(何したかはしらんけど)
J(;'ー`)し「本当かい? 大丈夫かい、この家売られたりしない?」
('A`)「ねえよ、そんなの。マフィアじゃねえんだからさ」
-
142 名前: ◆MgfCBKfMmo[sage] 投稿日:2013/09/14(土) 21:54:01 ID:cE1C2Rx60
-
('A`)「とりあえず、ミネストローネ作るから」
('A`)「ブーンと素直さんは上の部屋?」
J( 'ー`)し「ええ」
('A`)「ありがと。じゃ」
スタスタ
('A`)(なんだったんだ、あれ)
('A`)(まあいいか。俺は何事もないわけだし)
ギシギシ
ガチャ
('A`)「おーい、材料買ってきたけ……ど」
-
143 名前: ◆MgfCBKfMmo[sage] 投稿日:2013/09/14(土) 21:55:01 ID:cE1C2Rx60
-
ギュッ
o川* ー('A`)
('A`)「え?」
(;'A`)「ええええええええええええええ!!!」
(;'A`)(す、素直さんが胸元にいいいいいいい)
-
144 名前: ◆MgfCBKfMmo[sage] 投稿日:2013/09/14(土) 21:56:02 ID:cE1C2Rx60
-
(;'A`)「素直さん、な、何を」
o川* ー )o フルフル
o川* ー )o「やめて」
(;'A`)「へえ?」
o川* ー )o「名前でよんで」
(;'A`)「…………」
o川*゚ー゚)o「ドクちゃん!」
(;'A`)「ええ!? あ、はい、えっと」
('A`)「……キューちゃん」
-
146 名前: ◆MgfCBKfMmo[sage] 投稿日:2013/09/14(土) 21:57:07 ID:cE1C2Rx60
-
ギューッ
o川*゚ー゚)o「ありがと! ドクちゃん!」
(;'A`)「うおお! は、はい!」
('∀`)(わけわかんないけどこれはこれで……いいかも……)
∩( ^ω^)∩デン
∩( ゚ω゚)⊃(えんだああああああああああああああああああああああああああいやああああ)
⊂(゚ω゚ )∩(うぃるおおおおおおうぇいず、らあああああああああああああああヴゆうううううぅFoooFoooOOOO」
⊂( ゚ω゚ )⊃(わあああああああああああうぃらあああああああぉるうぇえええい)
-
147 名前: ◆MgfCBKfMmo[sage] 投稿日:2013/09/14(土) 21:58:03 ID:cE1C2Rx60
-
('A`)「あ、ブーン」
⊂( ゚ω゚)⊃「お?」
( ^ω^)シュンッ
('A`)「あのさ、材料買ってきたからさ」
( ^ω^)「あ、うん」
('A`)「作ってて」
( ^ω^)「…………」
('A`)「お願い」
( ^ω^)「……あ〜」
( ^ω^)「うん」
-
148 名前: ◆MgfCBKfMmo[sage] 投稿日:2013/09/14(土) 21:59:01 ID:cE1C2Rx60
-
バタン
( ;ω;)「うう……うう…………」
( ;ω;)「胸に溢れる熱い気持ち」
トボトボ
( ;ω;)「しょっぱくなっても勘弁してくれお」
( ;ω;)「なあ」
トボトボ
-
149 名前: ◆MgfCBKfMmo[sage] 投稿日:2013/09/14(土) 22:00:02 ID:cE1C2Rx60
-
第三話
('A`)「ミネストローネ」
おわり
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