( ;ω;)お題を300こもらったけど短編に収まらなかたようです
本編9
  レス有り レス無し



137 名前: ◆BnhUepkPaA[] 投稿日:2012/10/31(水) 21:06:32 ID:.tNS8ob.0
(´・ω・`)「クックックッ・・・これは愉快だなぁあ!!

(;^ω^)「しょ、ショボン!?」

(;'A`)「ショボンお前!!今までどこに……!!」

ξ;゚听)ξ

ζ(゚ー゚*;ζ

(´・ω・`)「どこも何も!僕の帰る場所はいつでも風とお前のケツって決めてあるからな……!」

(;'A`)「やめろ!俺は許可した覚えないよ!!」

―――救世主は、様子がおかしかった。

138 名前: ◆BnhUepkPaA[] 投稿日:2012/10/31(水) 21:12:38 ID:.tNS8ob.0
(´・ω・`)「ねぇ今どんな気持ち?どんな気持ち?興奮した?」

(;'A`)「するか!そんな目でこっちみんな!いや、見ないで頼むから!」

(;'A`)「……あ、あぶない!!後ろ!」

|∴∵∴∵∴∵∴(・)∴∴.(・)∴∵∴∵∴∵|

ショボンの背後に、一人のtanasinn。

(´・ω・`)「もうどっくんったらシャイなんだから〜☆あ、そうそう言い忘れてた。いまの僕は」

しかしショボンは、振り返ることも無く手のひらだけをtanasinnへ向ける。

(´゚ω゚`)「魔法少女なのぉぉぉおおおおぉおおお!!!」

光。手のひらから、先ほど見た光が、tanasinnを包んだ。

|∴∵∴∵∴∵∴(・)∴∴.(・)∴∵∴∵∴∵|「ぅあ」

tanasinnは、急停止。
まるでだるまさんが転んだ、のように静止してしまった。

(;^ω^)「お……おぉ……」

139 名前: ◆BnhUepkPaA[] 投稿日:2012/10/31(水) 21:20:53 ID:.tNS8ob.0
ζ(゚ー゚*;ζ「しょ、ショボン……これは、どういう……」

(´・ω・`)「いや〜あ。なんて事はないさ。たまたま拾った設定が、こんなもんだったのよ……」

(;^ω^)「えっ……?」

ショボンの懐から、折りたたまれたルーズリーフが出てくる。
そこには粗雑な字で、こう書かれていた。


【主人公ショボンは思い人ドクオの為に純血を貫いた結果、童貞歴わずか20にして魔法が使えるようになった天才童貞】。

【得意魔法は、光を当てた対象を一定時間ドクオに変える事が出来る変態魔法『どっくんラブラブちゅっちゅ』】。

(;'A`)「散々だなオイ!!なんで俺がこんな変な気分にならなきゃいけないんだよ!!」

(;^ω^)「って言うか……あれ?この得意魔法のとこに変な事書いてあんだけど……」

141 名前: ◆BnhUepkPaA[] 投稿日:2012/10/31(水) 21:25:21 ID:.tNS8ob.0

(´・ω・`)「フフフ……」

(´・ω・`)9m「その通り!!」

ショボンは、動きを止めたtanasinnを指差していった。

そこにいた、tanasinnは。



('A`)『リンスとアロンアルファ間違えた』

(;^ω^)ξ;゚听)ξζ(゚ー゚*;ζ「ドクオになってるぅぅぅううううう!!!?」

(;'A`)「俺になってるぅぅぅぅううううううううう!!!?」

(*´・ω・`)「僕さ……ドクオとの子産まれたんだ、可愛いだろ?」


('A`)『俺の目からしでできてるから青い目なんだぜ?ところてんだろ?』

(;'A`)「嘘つけ!こいつついさっきまでバケモノだったろうがよ!!」

142 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2012/10/31(水) 21:27:28 ID:zPL95OaIO
ドクオかわいそうwwww

143 名前: ◆BnhUepkPaA[] 投稿日:2012/10/31(水) 21:31:07 ID:.tNS8ob.0
(´・ω・`)「くっっそ。どっくんにはフラレちまったぜ」

(´・ω・`)「でもいい。僕のやる事は、君たちを守り抜く事だからね」

(;^ω^)「へっ?」

(;'A`)「ま、……守り抜くって?」

(´・ω・`)「言葉の通りだ。なにか?」

ξ;゚听)ξ「……ショボン、あんたまさか……」

ζ(゚ー゚*;ζ

(´・ω・`)「なんだよ。たぶん君たちの考えてるので間違いないはずだよ」


(´・ω・`)「ここは僕がこいつらを止めてやる。だから、君達は逃げろ」

144 名前: ◆BnhUepkPaA[] 投稿日:2012/10/31(水) 21:42:10 ID:.tNS8ob.0
(´・ω・`)「あ、僕の心配はいらないよ?なんせ僕にはこの魔法がある。どっくんが離れてもさみしくなんかないぜ」

('∀`)『彼女できた』

(;'A`)「うっわ本気でキモいこいつ!……じゃなくて!!」

(´・ω・`)「あ、このドクオ達は、凄い精巧に作られてるよ。なんせ普段の君をトレースして作ったものだから」

('A`)『人に裏切られたくないから誰のことも信頼してなかったら、結果ぼっちになったでござる』

(;'A`)「こんなこと言った覚えねぇよ!!?」

(´^ω^`)「だから大丈夫。お前が死んでも代わりはいるもの」

('∀`) 『人生詰んでる?それ誉め言葉ね』

(;>'A`)>「ああもうじゃあ勝手にやれよ畜生がぁああああああ!!」

(;^ω^)「で……でもショボン!!こんなtanasinnの大群、どうすんだお?」

(´・ω・`)「この能力を駆使して止めるさ。そのくらいの時間稼ぎは悠々と出来るね」

ξ;゚听)ξ「でも……この場を逃げて、私達にどうしろってのよ!!このホテルには、もう既に逃げ場なんか……」

(´・ω・`)「……ツン、僕のこの今の能力さ」

(´・ω・`)「なんでこんなに強いか、わかるかい?」

145 名前: ◆BnhUepkPaA[] 投稿日:2012/10/31(水) 21:50:58 ID:.tNS8ob.0
ξ゚听)ξ「あんたの……能力?えっと……」

(;'A`)「……なんだ?俺は関係ないよな」

ζ(゚ー゚*ζ「……わかる気がする」

( ^ω^)「……僕も」

(´・ω・`)「感の良い二人は、お気付きかな」

(´・ω・`)「この能力はね……なんでかは知らないけど『僕の為だけに』ある設定なんだ」

(;'A`)「えっ?」

ドクオは、もう一度ショボンのルーズリーフを確認する。

 ・・・・・・・・
【主人公ショボンは思い人ドクオの為に純血を貫いた結果、童貞歴わずか20にして魔法が使えるようになった天才童貞】。


(´・ω・`)「最初から名指して僕を呼んでた。この設定は、僕以外には使えないんだよ」

( ^ω^)「それは……どういうことだお?」

(´・ω・`)「それだけ、個人に向けての作者の強い思いがこもってるってことさ。
        だから、設定の強さが他を上回るんだよ。たぶん、そういうことなんだろうと思う」

146 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2012/10/31(水) 22:06:47 ID:ka1M/ZjI0
アツいな

147 名前: ◆BnhUepkPaA[] 投稿日:2012/10/31(水) 22:09:51 ID:.tNS8ob.0
(´・ω・`)「ようは……このホテルの中なら、君達のもあるはずなんだ」

(´・ω・`)「その、他の設定……tanasinnなんかよりも強い、自分に向けた設定、ってのが!」

|∴∵∴∵∴∵∴(・)∴∴.(・)∴∵∴∵∴∵|「のぁ」

(´・ω・`)「あ、やっべ戻ってた」

魔法の効果が切れ、またtanasinnに戻ってたそいつを、ショボンはまた光でドクオへと逆戻りさせた。

('A`)『パンツァーしようぜ』

(;'A`)「おぉ……」

(´・ω・`)「それを見つけて、ぼくをまた助けにきてくれよ。ここで生き残るなら、それが最善のはずさ」

(´・ω・`)「君達四人は群を抜いて使われてるAAだ。僕もそうだが……君達がピンチな手前、他を探してる暇はなくてね。この設定を受け入れたわけさ」

(;^ω^)「ショボン……お前」

(´・ω・`)「さぁ、行ってくれ。いくら僕の設定が強くても、あいつらは不死身なんだ」

148 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2012/10/31(水) 22:11:19 ID:aE.1BwJA0
こいつ倒してもどうやって元の世界に戻るんだよ・・・

149 名前: ◆BnhUepkPaA[] 投稿日:2012/10/31(水) 22:14:27 ID:.tNS8ob.0
(´・ω・`)「さぁ!行ってくれ!」

(;'A`)「あ……くそ……」

(;^ω^)「……行くお!ドクオ!!ツン!!デレ!!」

ξ;゚听)ξ「……うん……!!」

ζ(゚ー゚*;ζ「わかった!!ほら、ドクオも!」

(;'A`)「―――くッそ!!ショボン!!」

(´・ω・`)「んん?」

(;'A`)「絶対無事でいろよ!?」

(´・ω・`)「大丈夫さ。きっとね……」

151 名前: ◆BnhUepkPaA[] 投稿日:2012/10/31(水) 22:21:38 ID:.tNS8ob.0
(´・ω・`)「―――さぁ!!今だ!行ってくれ!!」

その合図で、四人が動き出す。

(´・ω・`)「むっ!」

|∴∵∴∵∴∵∴(・)∴∴.(・)∴∵∴∵∴∵|「こっちに……おい」

(´・ω・`)「うっせぇよ!」

魔法。光がtanasinnを止める。

が、それが間に合わないものもいた。

|∴∵∴∵∴∵∴(・)∴∴.(・)∴∵∴∵∴∵|

そして、あろう事かそいつは。

ξ;゚听)ξ「キャッ―――!!」

逃げようと入り口を目指すツンに標的を変え、追って行った。

(´・ω・`)「させるかよぉ!!」

これにも素晴らしい反応を見せたショボン。
手元のイスをtanasinnに投げつける。

―――すると。

|∴∵∴∵∴∵∴(・)∴∴.(・)∴∵∴∵∴∵|「ぅん?」

('A`) 『お前は……セルフ足コキしてたら骨が折れて甲子園出場を辞退した幻のエース、内藤ホライゾン……!』

|∴∵∴∵∴∵∴(・)∴∴.(・)∴∵∴∵∴∵|「? ???」

ξ;゚听)ξ「……えっ?」

そのイスは、瞬く間も無くドクオになっていた。
そのイスドクオが、tanasinnの手を受け止めていた

(´・ω・`)「僕の魔法は、こんな使い方も出来るのさ。さぁ、走った走った!!」

153 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2012/10/31(水) 22:26:09 ID:4eV814hE0
セルフ足コキくっそわろたwww

154 名前: ◆BnhUepkPaA[] 投稿日:2012/10/31(水) 22:30:02 ID:.tNS8ob.0
(;^ω^)「―――絶対生きてろお!ショボン!」

(´・ω・`)「助けに帰ってくるの、お待ちしてまーす」

四人が聞いたのは、その間の抜けた返事だった。


(´・ω・`)

(´・ω・`)「―――行ったか」

|∴∵∴∵∴∵∴(・)∴∴.(・)∴∵∴∵∴∵| |∴∵∴∵∴∵∴(・)∴∴.(・)∴∵∴∵∴∵|
|∴∵∴∵∴∵∴(・)∴∴.(・)∴∵∴∵∴∵| |∴∵∴∵∴∵∴(・)∴∴.(・)∴∵∴∵∴∵| |∴∵∴∵∴∵∴(・)∴∴.(・)∴∵∴∵∴∵|

(´・ω・`)

(;´-ω-`)「……」

先ほどは皆の手前ああいったが、やはり怖い。
心臓の鼓動が強く、早い。膝の震えが止まらない。僕は恐らく、今からこいつらの猛攻に耐え切れず、自分を失う。
それがたまらなく怖い。

(;´・ω・`)「……」

それでも、やらなくちゃ。あいつらの為に。
そして……こいつらの為にも


|∴∵∴∵∴∵∴(・)∴∴.(・)∴∵∴∵∴∵|

(´・ω・`)「tanasinn……君は」

この世界に来て、ずっと考えていた。

「tanasinn」。

その名前の由来は――――――。

(´・ω・`)「……君は――――――」

155 名前: ◆BnhUepkPaA[] 投稿日:2012/10/31(水) 22:34:38 ID:.tNS8ob.0



――――――「ただの、名無し」。

それの略で、「tanasinn」。



(´・ω・`)「――――――ずっと、寂しかったんだろう?」


|∴∵∴∵∴∵∴(・)∴∴.(・)∴∵∴∵∴∵|


(´・ω・`)「いいだろう」


「いま、そっちに行ってやるよ」

|∴∵∴∵∴∵∴(・)∴∴.(・)∴∵∴∵∴∵|「こっ……ちに」

('A`)『兄者がDOUTEIを捨てやがった...』

156 名前: ◆BnhUepkPaA[] 投稿日:2012/10/31(水) 22:40:13 ID:Ka2F.JiI0
ああ、頭の中に、いろいろな設定が流れてくる。

⊂⌒(  ・ω・) 「この街には得体の知れない技術が溢れている。逃げ切る事などできんさ。どうあがいてもな」

―――しらねぇよ。僕は最初から、にげる気なんてなかった。

ミセ*゚ー゚)リ「死ねば助かるぜ。羨ましいよ、豚野郎」

―――何が。僕らは、死ねないんだろう。だからこんなにも、困ってんだ。
それに、たとえ死んだって、僕は今の僕を離したりはしないさ。

ζ(゚ー゚*ζ「ねんがんの ニョリリンガルを てにいれた。そんな私のおまんちんアルケミストできぼんしや(笑)」

―――やばいな。本気で何言ってんのかわかんねぇや。

はは、そろそろねむい。

――――――



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