■( ;ω;)お題を300こもらったけど短編に収まらなかたようです
└本編10
└レス有り レス無し
- 158 名前: ◆BnhUepkPaA[] 投稿日:2012/10/31(水) 22:46:31 ID:Ka2F.JiI0
(;^ω^)「はぁっ……はぁっ……くそっ」
ξ;゚听)ξ「……」
(;'A`)「……」
ζ(゚ー゚*;ζ「……はぁ……はぁ……」
|∴∵∴∵∴∵∴(・)∴∴.(・)∴∵∴∵∴∵| |∴∵∴∵∴∵∴(・)∴∴.(・)∴∵∴∵∴∵|
|∴∵∴∵∴∵∴(・)∴∴.(・)∴∵∴∵∴∵| |∴∵∴∵∴∵∴(・)∴∴.(・)∴∵∴∵∴∵|
|∴∵∴∵∴∵∴(・)∴∴.(・)∴∵∴∵∴∵| |∴∵∴∵∴∵∴(・)∴∴.(・)∴∵∴∵∴∵|
四人は、必死の形相で奴らから逃げていた。
ショボンがあの場にいたすべてのtanasinnを止めてくれたにも関わらず、まだまだやつらは居た。
(;^ω^)「……くっそ!!どこまでくるんだおあいつら!」
(;'A`)「もうちょい先に非常階段があったはずだ!!地図で見た!!一旦そこにいこう!!」
ξ;゚听)ξ「はぁ……はぁ……」
ζ(゚ー゚*;ζ「うん……!!」
|∴∵∴∵∴∵∴(・)∴∴.(・)∴∵∴∵∴∵|
追っ手は、顔色ひとつ変えてくれはしない。
- 159 名前: ◆BnhUepkPaA[] 投稿日:2012/10/31(水) 22:50:13 ID:Ka2F.JiI0
- (;^ω^)「もう……限界だお……!!」
(;'A`)「大丈夫!ここの角を曲がればそこに……」
(;'A`)「そこ……に……」
四人はそこで、思わぬものを見た。
あるはずの通路が、「ない」。
否、無いというよりは……。
(;'A`)「くッそ……なんでこんな時に……!!」
(;'A`)「防火扉が閉まっちまってるんだよ!!!」
|∴∵∴∵∴∵∴(・)∴∴.(・)∴∵∴∵∴∵|
(;^ω^)「!! まずい!!早くあけるお!!」
- 160 名前: ◆BnhUepkPaA[] 投稿日:2012/10/31(水) 22:55:05 ID:Ka2F.JiI0
- |∴∵∴∵∴∵∴(・)∴∴.(・)∴∵∴∵∴∵|
(;^ω^)「早く、早く!!」
|∴∵∴∵∴∵∴(・)∴∴.(・)∴∵∴∵∴∵|
(;'A`)「いまやってるよ!!」
|∴∵∴∵∴∵∴(・)∴∴.(・)∴∵∴∵∴∵|
tanasinnが、追いついてくる。
ζ(゚ー゚*;ζ「―――!!」
|∴∵∴∵∴∵∴(・)∴∴.(・)∴∵∴∵∴∵|
ξ;゚听)ξ
|∴∵∴∵∴∵∴(・)∴∴.(・)∴∵∴∵∴∵|
―――ぎぃ。
(;^ω^)「あいた!」
(;'A`)「よし!!」
防火扉は、開いた。
|∴∵∴∵∴∵∴(・)∴∴.(・)∴∵∴∵∴∵|
(;゚ω゚)
(;'A`)
ζ(゚ー゚*;ζ
ξ;゚听)ξ
でも。
- 164 名前: ◆BnhUepkPaA[] 投稿日:2012/10/31(水) 22:58:50 ID:Ka2F.JiI0
ξ;--)ξ「―――あんた達、この先、頼んだから」
ζ(゚ー゚*;ζ「へ?」
(;'A`)「えっ」
(;゚ω゚)
明らかに、間に合わない。
三人がそう思ったその時。
その三人の背中をどん、と押し、防火扉の内側へ押し込んだ。
ξ;--)ξ「……頑張って」
ツン。
- 165 名前: ◆BnhUepkPaA[] 投稿日:2012/10/31(水) 23:06:41 ID:Ka2F.JiI0
- (;゚ω゚)「ツン!?おい!!なにやってんだおお前!!馬鹿なこと……!!」
ξ゚听)ξ「……これでいいのよブーン。私は、この中で一番罪深い」
扉が、閉まっていく。
ξ゚听)ξ「……私ね、正直ね。皆がtanasinnに捕まって、自分を見失っていく時。正直……」
ξ゚听)ξ「羨ましい、って思っちゃったの。私も今のキャラを捨てて、台無しになれたらなぁ、って」
(;゚ω゚)「お……」
扉が、閉まっていく。
ξ゚听)ξ「だから私はここでリタイアするべきなの。あなた達についていくよりは、ここでtanasinnを止めてやる。でも……」
ξ )ξ「……また必ず、助けにきてね」
(;゚ω゚)「ツン!!おいツン!!……ツンんんんんん!!!」
ξ )ξ
ξ )ξ「ツン……?」
£ ゚∇ ゚)£「え、わたし?シソですが?ツンって誰よ?」
£@*゚ヮ゚)£「尖閣とかインドネシア辺りに突っ込んどけば平和アル」
(;゚ω゚)
「ツ……ン……!!」
扉が、閉まり切る。
ブーンが見た最後の彼女は、既に彼女では無かった。
- 166 名前: ◆BnhUepkPaA[] 投稿日:2012/10/31(水) 23:12:45 ID:Ka2F.JiI0
(;゚ω゚)「くそっ……!!くそぉおおおおおおお!!!」
(;'A`)「叫んでる暇もねぇよ!!行くぞ!」
ζ(゚ー゚*;ζ「そうだよ!唯一の女の子のツンちゃんを残して立ち止まってちゃ、男の風上にも置けないよ!!」
(;'A`)「そうだ!!さぁ!ブーン……って、え?」
(;^ω^)「えっ?……デレ、唯一って?」
ζ(゚ー゚*ζ「……?」
ζ(゚ー゚*ζ「あれ?ボク男の子だって言ってなかったっけ?」
(;゚ω゚)
(;'A`)
ζ(゚ー゚*ζ
ζ(゚ー゚*;ζ「……あー」
ζ(゚ー゚*;ζ「わたし、触られちゃってたみたいだね。あいつに」
(;゚ω゚)「そ……んな……」
(;'A`)「……デレ……」
ζ(゚ー゚*;ζ「仕方ないね」
ζ(゚ー゚*;ζ「私も、リタイアみたい」
- 167 名前: ◆BnhUepkPaA[] 投稿日:2012/10/31(水) 23:17:28 ID:Ka2F.JiI0
- ζ(゚ー゚*ζ「……ふふ、まるで毒みたいだね。こうしてるうちにも、どんどん私の設定がかき乱されてくみたい」
ζ(゚ー゚*ζ「このまま私も、わけわからないこと言いながら、あんなバケモノになっちゃうのかなぁ」
ζ(゚ー゚*ζ「……やだなぁ」
(;^ω^)「デレ……」
ζ(゚ー゚*ζ「あとは、任せるよ。二人とも、早く行って。私の恥ずかしい姿を見ないで」
(;'A`)「……畜生……」
(;^ω^)
もう二人に、言葉は無かった。
その少女を半ば見捨てるように、二人は背を向けた。
(; A )
- 170 名前: ◆BnhUepkPaA[] 投稿日:2012/10/31(水) 23:21:45 ID:Ka2F.JiI0
―――でも、ドクオは耐えることが出来ず。
(;'A`)「っ……!デレ!」
(;^ω^)「? おい、ドクオ?」
ζ(゚ー゚*ζ「?」
(;'A`)「その、なんつーか……こんな時だから言うけど、俺!」
(;'A`)「正直おれ、お前の事好きだった!というか、その巨乳見る度興奮してた!」
ζ(゚ー゚*;ζ「……」
少し呆気に取られた顔をして、デレは。
ζ(゚ー゚*ζ「ばか」
(;'A`)「だ、だから!もし元の世界に帰れたら必ず」
ζ(゚ー゚*ζ「あ、あれが伝説のドヤ顔ダブルソード……!!」
既に狂い始めていた。
- 171 名前: ◆BnhUepkPaA[] 投稿日:2012/10/31(水) 23:27:40 ID:Ka2F.JiI0
- (;^ω^)
(;'A`)
二人は走る。
皆の思いを乗せて。
(;^ω^)「この部屋は?」
(;'A`)「……だめだ!開かない!」
二人は捜す。
皆の思いを受け止めるそれを探して。
(;^ω^)「……くそ、どこにあんだお……」
('A`)「あ、そういや……見て見て。さっきの部屋でさ」
(*'A`)つ( ^ν^)c「犬を拾ってきたんだ。かわいいだろ?」
( ^ν^)「こんにちわ!僕ヴィンヴィン丸!」
( ^ω^)「おっ、ほんとだ可愛い犬……」
( ^ω^)
(;^ω^)「……犬ってこんなんだったかお?」
(;'A`)つ( ^ν^)
( ^ν^)「生きろ」
(;'A`)「違う気がしてきた……けど、わからない。でもこいつが犬にしか見えない」
(;^ω^)「もう、そんなに『絶対』がグチャグチャになってんのかお……」
―――スターシステムの崩壊の時は、近い。
- 173 名前: ◆BnhUepkPaA[] 投稿日:2012/10/31(水) 23:32:00 ID:Ka2F.JiI0
(´・ω・`)「お前、アナルに入れるならどのメーカーのバナナ派?」
( ・∀・)「若干の塩コショウさえあればボクはもう何もいらないようです」
( ´_ゝ`)「でぃ!でぃ!でぃ!でぃぅぅうううわぁ ああああああああああああああああああああああ ん!!!
あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁあああああ あ!!!でぃでぃでぃぃううぁわぁあああ あ!!!
あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースー ハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くん くん んはぁっ!
でぃたんの黒髪ストレートの髪をクンカクンカしたいお!クンカクン カ!あぁあ!! 間違えた!モフモフしたいお!
モフモフ!モフモ フ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅん きゅんきゅい!!
ブーン系小説のでぃたんかわいかったよぅ!! あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁ あああんんっ!!
新たな現行決まって良かったねでぃたん!あぁあああああ!かわいい!でぃたん!かわいい! あっああぁああ!
絵師も現れて嬉し…いやぁあああああ あ!!!にゃああああああああん!!ぎゃあああ あああああ!! ぐあああああああああああ!!!
絵なんて 現実じゃない!!!!あ…小説もよく考 えたら… で ぃ ち ゃ ん は 現実 じ ゃ な い?
にゃあああ ああああああああああん!!うぁあああああああ あああ!! そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああ
ああああ!!はぁああああああん!!ぶううううううんぁああああ!!
この!ちきしょー!やめてやる!!現実なんかやめ…て…え!?見…てる?
絵のでぃちゃんが僕を見てる? タイトル絵のでぃちゃんが僕を見てるぞ!でぃちゃんが僕を見てるぞ!
絵のでぃちゃんが僕を見てるぞ!! 小説のでぃちゃんが僕に話しかけてるぞ!!!
よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ! いやっほぉおおおおおおお!!!僕にはでぃちゃんがいる!!
やったよクー!!ひとりでできるもん!!! あ、絵のでぃちゃああああああああああ ああああん!!
いやぁああああああああああああ あああ!!!! あっあんああっああんあツン様ぁあ!!し、しぃ!!渡辺ぁああああああ!!!
キュートぁあああ!! ううっうぅうう!!俺の想いよでぃへ届け!! ブーン系小説のでぃへ届け!」
|∴∵∴∵∴∵∴(・)∴∴.(・)∴∵∴∵∴∵|
|∴∵∴∵∴∵∴(・)∴∴.(・)∴∵∴∵∴∵|「あと……少し」
- 175 名前: ◆BnhUepkPaA[] 投稿日:2012/10/31(水) 23:36:31 ID:Ka2F.JiI0
―――そして。
(;^ω^)「……くっそ……どこにもないお!!」
(;'A`)「……確かに」
(;^ω^)「畜生……!!」
(;'A`)「どうすんだよ、俺らには困ってる時間もないってのによぉ!!」
(;^ω^)「……どこに……どこにあるんだお……!!僕らは、散々皆を犠牲にしてきたんだお……それが、こんな結果……許されるもんじゃないんだお……!!」
そうだ。この世界を、なんとしても抜け出さなければいけないのに。
(;^ω^)
……そもそも、この世界はなぜ存在しているんだ?
- 176 名前: ◆BnhUepkPaA[] 投稿日:2012/10/31(水) 23:40:18 ID:Ka2F.JiI0
- 僕らAAと作者を恨むtanasinnが、僕らを追い詰めるための世界?
たったそれだけか?
それなら、こんな広い世界はいらないはずだ。
小さい部屋ひとつでいい。
なら、この世界を作ったやつがいるんだ。
そいつは誰だ?
(;^ω^)
(;^ω^)「……作者、かお?」
(;'A`)「えっ?」
仮説の間違いがあるとしたら、そこに鍵が存在するはずなんだ。
考えを改めよう。
もしそうなら、そいつの部屋を見つければいい。
この世界はtanasinnのための世界じゃないかもしれない。
逆に考えれば―――
- 177 名前: ◆BnhUepkPaA[] 投稿日:2012/10/31(水) 23:43:29 ID:Ka2F.JiI0
このホテルは、こういう世界観の設定。
僕らは、動かされてるという設定。
ここは、作品の舞台のように設定が有効。
(;^ω^)「この世界は――――――作者がtanasinnから僕らを守るために作り上げた」
(;^ω^)「現在も進行中の……『作品』?」
(;'A`)「えっ?」
ぴろりろりん。
- 178 名前: ◆BnhUepkPaA[] 投稿日:2012/10/31(水) 23:47:39 ID:Ka2F.JiI0
(;'A`)「? ……いまの」
ブーンの懐で、何かの音が鳴った。
試しにズボンのポケットに手を突っ込んでみる。
そこには。
(;^ω^)「……」
(;^ω^)「アイフォン……?」
携帯端末が、そこにあった。
(;'A`)「お前……いつのまに?」
(;^ω^)「知らないお。こんなのもってなかったはず……」
画面には、一文だけが光っている。
『お題を一つ消化する毎に作者である>>1の確かな個人情報が流れる能力』
- 179 名前: ◆BnhUepkPaA[] 投稿日:2012/10/31(水) 23:52:00 ID:Ka2F.JiI0
- 『お題を一つ消化する毎に作者である>>1の確かな個人情報が流れる能力』。
(;^ω^)
(;^ω^)「……え?なにこれ」
『残されたお題
・( ^ω^)「ケツで割った割り箸で食う回転寿司うめえwww」
ミスターラグランジュポイント
放課後ドネイトクラブ』
(;'A`)「なんだ……これ」
(;^ω^)「やれって、かお?」
(;'A`)「……ブーン。やってみてよ」
(;^ω^)「え?」
(;'A`)「一番上のやつ……」
(;^ω^)「え?……うー……」
( ^ω^)「ケツで割った割り箸で食う回転寿司うめえwww」
- 181 名前: ◆BnhUepkPaA[] 投稿日:2012/10/31(水) 23:57:48 ID:Ka2F.JiI0
- 『やぁ。親愛なるAA達。これを読んでいるという事は、君たちは今危機にあるという事だろう。こんな捻くれた形での伝達になり、申し訳ない。
しかしこの回りくどい方法なら、tanasinnには絶対に見つからないだろう。』
(;^ω^)「!! テキストが、増えてく……!!」
(;'A`)「まじか……」
『奴は本能のままに動くので、AA達に向けた手紙を破る事はあっても
わけのわからないことを書いている本をどうこうする、という知性は無いはずだ。』
(;^ω^)「……あれ?ここまでかお?」
(;'A`)「とまったな。でも……」
('A`)「『放課後ドネイトクラブ』」
ぴろりろりん。
(;^ω^)「!! またテキストが……」
『さて、まずは謝らせて欲しい。
まず僕は、作者だ。そして……
今回、このtanasinnを生み出したのは、僕だ。』
(;^ω^)「……え?」
『僕はしがない作者だ。未だに名作一つ飛ばせない、悲しき作者だ。
ただ、僕は目立ちたかった。
他の名作者達のように、多くの人の心を動かす話を作りたかった。』
『そうして、思いついたのだ。有名になる為にはまず話題性。
話題性を作り、そこから生まれたものが素晴らしいものならさらに評価されるはず。
そう、まずは話題性が必要なのだ……と。』
『こうして僕は話題性の為に、一つの企画を立ち上げた。
(;'A`)
- 182 名前: ◆BnhUepkPaA[] 投稿日:2012/10/31(水) 23:58:29 ID:Ka2F.JiI0
『お題を300こもらって、作品にまとめ上げよう』。
(;^ω^)「……そんな無茶な……」
- 183 名前: ◆BnhUepkPaA[] 投稿日:2012/11/01(木) 00:01:16 ID:rv27Nllk0
- 『結果は、見ての通り惨敗だ。
話は浮かばない、それどころか300もの『設定』達は、僕に制御しきれずに暴走。
ぼくの他の書き溜めを始め、様々な設定達の全てを飲み込み、tanasinnを生んだ。
他の作者達も飲み込まれ、やつはどんどん力をつけていく。
かくいう僕はこのホテルに飛ばされ、いまからその混沌に身を沈める事になるのだろう。』
『……懺悔も、ついでにしておこう。
こうやって死が間近にある今だから言うが……僕は君らを、設定の入れ物だとしか思ってなかった。
主人公なら誰でも良かった。ヒロインなら誰でも良かった。ライバルなら。悪の敵なら。モブなら。男なら。女なら。
僕の考える『設定』を演じてくれるならどのAAでも良かったんだ。
AA愛というものは……無いに等しかった。
でも僕はそれでいいと思ってた。
『みんなが面白ければ、みんなで楽しめればなんでもあり』
これがブーン系の基本スタンスだという風潮がある。
僕はこれを盲信していたから。理解出来ていなかったのだ。
その、「みんな」に君達AAが入っていなかったことに。
君達はいつだって……使われるままに使われ、そして捨てられていた事に。』
( ^ω^)('A`)「……」
- 185 名前: ◆BnhUepkPaA[] 投稿日:2012/11/01(木) 00:06:25 ID:rv27Nllk0
- 『結果、どうだ。浮かんでは消える『設定』達は、第一に思い入れを求め始めた。
飛び出し始めた。頭から。メモ帳から。雑記ソフトから。etc…
tanasinnは、思い入れに飢えているんだ。
他の作者達はもう、tanasinnに取り込まれた。
残るのはもう、僕だけ。
このメッセージが伝わるかも定かではないのに、筆には力がこもる。
こんなに真剣にAA達を思った事はない。今までやってきたどんな書き溜め作業より、書く喜びを感じる。
元凶の僕が言えた義理ではないが……どうか、皆無事でいてくれ。』
(;'A`)「……」
(;^ω^)「……なるほど、こんなことがねぇ」
(;'A`)「……でも、こんなことがわかったからってどうしようも……元の世界に戻る方法は……ないのか?」
(;^ω^)「……いや、待てドクオ」
('A`)「?」
( ^ω^)「お題がまだ一個、残ってるお」
( ^ω^)「『ミスターラグランジュポイント』」
- 186 名前: ◆BnhUepkPaA[] 投稿日:2012/11/01(木) 00:09:11 ID:rv27Nllk0
- 『―――そして。
ここまで読んでくれている君達なら、僕の気持ちが伝わってるはず。
それなら、僕のとっておきの『設定』を使いこなしてくれるはずだ。
そう信じて、僕はこのノートの最後のページにある『設定』を残しておく。』
(;^ω^)「!!」
(;'A`)「!!」
『設定』は僕ら作者の心だ。僕らの思いだ。
この今なら、媒体が無くてもきっと伝わる。
僕の生涯最高の、『個人情報』だ。
またこの『個人情報』を君達と使える時を、楽しみにしている。
では。』
- 187 名前: ◆BnhUepkPaA[] 投稿日:2012/11/01(木) 00:10:02 ID:rv27Nllk0
【僕の全てを許してくれたかつての主人公に、もう一度【気分次第≪アンカーテイク≫】の使用許可を】。
<<<本編9 ◆ 本編Final>>>
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