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527 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2015/06/20(土) 18:08:08 ID:f3g1KVM20
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('、`*川「ここから出たら、どこへ行きたい?」
砂漠がいいな。
青い月のある砂の海。
施設の白い壁に張られた絵は、アラビアンナイトの世界を描いていた。
ラクダに乗った布のたっぷりとした装束の男が、もうひとり女の手を引いている。ひたすら遠く、どこまでも続くようなだらかな地面。
でこぼこした丘さえ、すべてが砂で作られていた。
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528 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2015/06/20(土) 18:09:14 ID:f3g1KVM20
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('、`*川「アンタに似合うかもね。どっちを着たい?男の服と、女の服。」
……男がいい。いまの名もいやだ
('、`*川「気に入らない?女神の名なんて、とても贅沢じゃない」
だからこそ。
勝手にこちらを神聖視されても困る。
('、`*川「じゃあでぃ、ってのはどう?元とそんなにもじりを変えてないし、男女両方で使えるでしょ」
でぃ。意味はあるの?
('、`*川「……day.日々って意味。いつまでも続けばいいわね」
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529 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2015/06/20(土) 18:09:56 ID:f3g1KVM20
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日々続けばいい。
研究所ではそのささやかな願いすら、適わないことだと知っている。
ふっと懐かしい夢が途絶える。
唯一でぃの身体に興味を示さなかった人間。
彼女がかまわないからこそ、でぃは懐いていた。
そして様々な知恵を与えてくれた。
拒否してはいけない。
曖昧に、何かを濁すようにすること。
与えられることに対して、次に繋がるように活用すること。
自分の不利になりそうなことは、研究員の誰かに任せることによって選択権を得ること。
……愛玩物は、哀れであるからこそ、愛されるのだということ。
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530 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2015/06/20(土) 18:10:51 ID:f3g1KVM20
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从'ー'从「……泣いてたの?」
揺さぶられて。
起こされた。ワタナベが眠そうに目をこする。
彼女の髪先が、あごに当たる。
胸にワタナベの顔があり、心臓に寄せるようにして彼女が寄り添っている。
ただふれ合うだけの、体温をわけ合うということは懐かしい。
「泣いていないよ」
从'ー'从「誰を思い出してたの?男?女?」
ときどき妙にするどい。
ごまかすことなく、女と答えた。
どこに居るのかもわからない。
でぃにありったけの知識を与えてくれたあと、姿を消した。会えたらいい。でもその確率はきっと少ない。
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531 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2015/06/20(土) 18:11:33 ID:f3g1KVM20
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从'ー'从「……男じゃないなら、いい」
ワタナベは再びでぃの胸に頭を乗せて、眠りに落ちる。
出会ったばかりではあるが、でぃはもう彼女がなにを求めているのかを察知した。
それは檻のなかで仲間たちがみなで共有しているものだ。
暖かく、ゆるやかな温度。
ワタナベはでぃに役割を求めてない。
それはとてもすてきなことだ。
でぃがでぃのままで居られるというのは、これまでになかったから。
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532 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2015/06/20(土) 18:12:48 ID:f3g1KVM20
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男であり 女であり 父であり 子であり
伴侶となり 妻であり 夫であり
またそれらすべての母でもある
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533 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2015/06/20(土) 18:13:42 ID:f3g1KVM20
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怖い。
許可されていない行動はいけない。
入ってはいけない場所。
聞いてはいけない単語。
見てはならないもの。
無意識にそれらを避けてしまう。
長年の教育は、わかっているのに選択肢を制限するようだ。
从'ー'从「どうする?」
ワタナベにうなずく。
大丈夫。ここは施設じゃないし、でぃはもう管理された個体じゃない。
逆らうことは痛みに繋がらない。
なによりワタナベは強いから。それにかなり、励まされる。
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534 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2015/06/20(土) 18:15:30 ID:f3g1KVM20
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想像していたよりずっと質素だった。
もっと厳重な、警備がたくさんあって、すぐにでも誰かに連絡が行くような場所だと思っていた。
制作者の住所はパートエリア。ゴールデン地区に近いがそこまでの高級街でない。
だから襲撃するのも、難しくなかった。
通りをいくつか点検し、人のいない道から入る。
誰かを襲うのに都合のいい時間帯は昼間だ。
人の多いところへ逃げればいい。
最近は物騒で、誰が撃たれてもみな知らないふりで忙しい。人の群れは防御の代わりにもなる。
でぃは呼吸する。
全身の強ばりを解くように。支配者を殺したら、何もかもから自由になれるだろうか。
ワタナベにもらった銃身を握る。
黒くて冷たい。これが発射したときに一瞬で熱くなる。まだ撃たれたことはない。
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535 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2015/06/20(土) 18:16:39 ID:f3g1KVM20
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だから銃の本質を知らない。
だが知らなくても、人を殺せる。
ワタナベが小型の重機カッターで、ドアの鍵を壊す。
本当に彼女はなにもかも、役にたつ。
でも恐ろしい。
まだ何も起きていないのに、なぜか怯えている。
虐げられた記憶がでぃの警戒心を刺激している。
从'ー'从「入るよ」
しぃっと合図をして、彼女はドアの隙間に入る。でぃも続いた。
大丈夫、いまはまだ。ワタナベが隣に居るかぎりは。
ドアがひっそりと開いた。
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536 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2015/06/20(土) 18:17:44 ID:f3g1KVM20
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室内は荒れていた。
それほど広くもない、せいぜい4Lの広さ。
当時の研究職員の家としては慎ましいほどだ。
ワタナベが無造作になかにはいり、歩く。
歩くたびに紙を踏んだ。英字を印刷された書類が、床の隙間を埋めるようにして散らばっている。
家主はいなかった。
この荒れようからみて、人が住めるような部屋ではない。
でぃは拍子抜けした。
それからなにが起こったのか、推察しようと部屋を調べる。
壁に設置されている棚はまっぷたつに割れていた。
本が無造作に散らばっていて、家主は逃げることしかできなかったのではと思うような有様だった。
金庫は見つからない。
貴重なデータは必ずこの家にあるはずだった。
しかし情報を納めるような場所はどこを探してもない。
コンピュータが机にあったが、それはすでに破壊されていた。
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537 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2015/06/20(土) 18:19:56 ID:f3g1KVM20
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从'ー'从「ね、なにを探したらいい?」
ワタナベの問いに答えられない。
関連するデータひとつを見つけるのに、時間がかかりそうだ。
もしかしたら床に散乱する紙ひとつひとつを調べなくてはいけないのかもしれない。
げんなりしかけて、いいや、と考えなおす。
情報室で持ち帰ったデータを読み解くことはできなかったが、でぃの関わった結果はきっと貴重なもののはずだ。
でなければあのように保管されているはずがなく、無造作にばらまかれているわけがない。
だが、本棚にも、机にも、書斎にも、見あたらなかった。
そんなはずがない。
しかし、ここがなぜ荒れているのだろうか。
この家は一番上の男の家だ。
責任者、すべてを決めるもの。
でぃたちにとって絶対の存在だった。
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538 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2015/06/20(土) 18:20:58 ID:f3g1KVM20
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(#゚;;-゚)「まさか……」
でぃは思い直す。そもそも、荒れた家になにがあったのか?
(#゚;;-゚)「ワタナベ、出よう。もうとっくに、持ち出されたんだ」
罠の可能性が頭をよぎる。
散乱された部屋の様子を見た瞬間、逃げるべきだった。
そのことに思い立ち、ワタナベに声をかける。
(#゚;;-゚)「ワタナベ……?」
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539 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2015/06/20(土) 18:22:03 ID:f3g1KVM20
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さっきまですぐ隣に居た気配がない。書斎には誰もいなかった。
倒れた棚の影をのぞきこんでも、彼女の姿がない。
(#゚;;-゚)「ワタナベ」
心臓がいやな音をたてる。
どうして。いったいどうして、でぃは彼女を万能だと思っていたのだろう。
警戒し、一度確かめた奥の室内を伺いながら、進む。
自分のたてる音しか聞こえないというのは、不気味で恐ろしいことだった。
身を潜めようとしたが、進むたびに足はくずを踏むことになり、どのみち隠れることは難しい。
そもそもでぃは戦闘訓練を受けたことがない。
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540 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2015/06/20(土) 18:22:50 ID:f3g1KVM20
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音をたてないようにしてさきほどまでワタナベが調べていた部屋に入る。
室内灯のあかりがなく、目はこらしても奥は見えない。
(#゚;;-゚)「ワタナベ……?」
こもるような声が聞こえた。
うなるような、低い声。
それが口元をふさがれて、おびき寄せるために拘束されていたワタナベと気がつくまえに、でぃは影に襲われた。
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541 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2015/06/20(土) 18:25:01 ID:f3g1KVM20
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542 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2015/06/20(土) 18:25:55 ID:f3g1KVM20
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川*゚ー゚)「やだやだー!」
「どうした。お前は知能には問題がない。分別がついているはずだろう」
川*;ー;)「でも、やなの!せっかくお絵かきしてる時間だったのに!」
「なんだ単なるわがままか。早く処置室にいけ。でないと強制するぞ」
川*;ー;)「やだもん!」
「火傷がつくとサーモグラフィーが誤作動をおこすから使いたくないんだ。いい加減しろ」
川*;ー;)「い、やあああー!!」
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543 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2015/06/20(土) 18:26:58 ID:f3g1KVM20
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手を引いてあげればいい。
背中をなでて、優しくなだめてあげればいい。
けれどここの人間に、それができる人はいなかった。
でぃは古参だ。もう八年以上、同じところに居る。
職員たちの求めていた結果であり、代えがきかない。
だからこそ、長らく学ぶことも多かった。
そして、目のまえの彼女は数字だけつけられ、名前がない。
入れ替えの比較新しい個体だった。
彼女の肌は青い。
皮膚を形成する細胞には虫類のものを混ぜて創られた。
水に濡れると美しい緑色に変化する。
つぶつぶと盛り上がった鱗に水がたまり、はじかれて流れていく。
それをでぃは美しいと思ったが、職員の大半は異形の姿を好んでいない。
人に近い姿でなければ、同情も沸かずただのサンプルだった。
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544 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2015/06/20(土) 18:27:51 ID:f3g1KVM20
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「ねぇ。あとで絵本読んであげるよ。それと飴をもらってきてあげる。一緒にいこうよ」
感情だけは職員にコントロールできるものではなかった。
それ以外のすべては管理されているものの、感情だけは誰にも管理できない。
サンプルの彼女は年数もたっておらず、心は人の子と同じように幼かった。
他の大半のサンプル体も同様だ。
ただ外見は成熟した大人の姿そのものだから、ぐずる彼らに職員たちは苛立って、安易な叱りかたをする。
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545 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2015/06/20(土) 18:28:43 ID:f3g1KVM20
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「いい子だな、××××。そのまま連れてってくれ」
頷くと、彼女の手をひいて歩き出す。
まだかなり渋っていたが、職員がセーバーをかざす様子を見せると従った。
スタンガンを使いやすいように棒状にしたもので、どれほどの巨体でもいうことを聞くようになる。
しゃくりあげる彼女の頭をなでて、慰める。
たまにもらえる自由時間を奪われたのだから、彼女の怒りは正当なものだ。
けれどその訴えは届くはずがない。
水槽のなかの魚の怒りだった。
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546 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2015/06/20(土) 18:29:35 ID:f3g1KVM20
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川*゚ー゚)「……行きたくないのに」
「仕方ないよ。痛いのはいやだろう?」
川*゚ー゚)「好きじゃないけど、べつにいいって思う。やればいいって」
「それはだめだよ。」
川*゚ー゚)「なんで?」
「危ないから。」
川*゚ー゚)「痛いのあたしだもん」
「でも危ないんだ」
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547 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2015/06/20(土) 18:30:22 ID:f3g1KVM20
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息をすることさえ、管理されている生活で、彼らの機嫌を損ねることの恐ろしさ。
それをどう伝えようか迷う。
しかし彼女はまだ子供で、検査が多いということは十分、研究の余地があるということだった。
ここで聞き分けのいい子になってしまえば、また別の危険がある。
でぃは迷って、たしなめるだけにした。
「せっかくきれいな肌なのに、傷がつくのはもったいないよ。さっきの人間もそう言ってただろ?」
川*゚ー゚)「きれい?」
「うん」
川*゚ー゚)「きれいってなに?」
彼女は、まだ、その概念を持っていなかった。
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548 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2015/06/20(土) 18:31:07 ID:f3g1KVM20
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施設のなかは防音に設計されている。どれほど叫ぼうと、その声が部屋に漏れることはない。
けれど処置室のなかに入ると、経過を確認するためガラスが薄くなり、実験最中の“音”がよく聞こえる。
削られる音。
炙られる音。
切断する音。
耳がいい個体は耐えられなく、早めに意識を落とす。
彼女は怯えなかった。
まだ音の正体を知らないのだ。
泣かれることがなかったのでほっとした。
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549 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2015/06/20(土) 18:32:15 ID:f3g1KVM20
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ぐううううううう
低いひくいうなりが聞こえる。
ふたりとも身体をこわばらせた。
本能だった。
獣のような声。
威嚇のようだが、これが痛みに耐えているときの声だと知っている。
ガラスのなかで、一匹の異形がいた。
全身鱗に覆われ、切れ目のような黒い眼球がこちらを見ている。
衝撃の音がして、壁が揺れる。
異形が壁にたたきつけられた音だった。
抵抗し、ガラスのなかの物を壊すためにまた暴れる。
川*゚ー゚)「あたしあいつ嫌い」
「どうして」
川*゚ー゚)「こわいし、うるさいんだもん」
「……好きでそうやっているんじゃないんだよ」
呟く。
見咎められたような視線を感じて、振り返った。
ガラスのなかの異形と、目あったような気がした。
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550 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2015/06/20(土) 18:36:01 ID:f3g1KVM20
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551 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2015/06/20(土) 18:37:01 ID:f3g1KVM20
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( ´_ゝ`)「……」
( ´_ゝ`)「いつだっけかな」
( ´_ゝ`)「むかしむかし、石油がなくなったら次世代エネルギーがどうのこうのってあったよな」
( ´∀`)「ほう、おまえ見かけによらず年がうえなのか」
( ´_ゝ`)「ちがう。新聞でみたんだ。社会の流れを知るのに、それが一番いいから」
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552 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2015/06/20(土) 18:38:22 ID:f3g1KVM20
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( ´_ゝ`)「学者とか政治家とかが、真面目な話てて、やっぱあれだね。バカは怖いよね」
( ´_ゝ`)「石油枯渇なんていまじゃ誰も信じてないのに」
( ´_ゝ`)「でも当時はそれが最先端のニュースだったんだぜ」
( ´_ゝ`)「国民向けには」
( ´∀`)「そうさな。」
( ´∀`)「いくらなんでも、調査報告を受けてないはずがない」
( ´∀`)「数人は知ってたはずだ。そしてそれが、原発を推進することになった」
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553 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2015/06/20(土) 18:39:17 ID:f3g1KVM20
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( ´_ゝ`)「それだよ」
( ´_ゝ`)「資源再生なんて、なんて当たり前のことをいまさら言うんだ?」
( ´_ゝ`)「エネルギーも、なにもかも、取り尽くしたら別のもので代用できるじゃねぇか」
( ´_ゝ`)「なあ、いまさら国民向けの演説なんていらない」
( ´_ゝ`)「人類は確かに多いけど、それって建前だろ?」
( ´_ゝ`)「いいじゃん。殺し合いで」
( ´_ゝ`)「どの時代でも必ず人は死ぬんだからさ」
( ´_ゝ`)「わざわざ、そーいう事で守らなくても」
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554 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2015/06/20(土) 18:40:13 ID:f3g1KVM20
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( ´∀`)「……」
( ´_ゝ`)「人類を救うんじゃなくて、自分のモノにしたいんだろ。とんだ世界征服だわ。規模がでかすぎる」
( ´_ゝ`)「で、あんたは多分人が減るよりもそれを人間で試したかったんだろ」
( ´_ゝ`)「いいね、いいね。そしてウチのオヤジが計画をすすめたってことだ」
( ´∀`)「……オヤジ?」
( ´_ゝ`)「製作者にはその責任があるじゃん?俺を作ったナンバーズのことさ」
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555 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2015/06/20(土) 18:41:11 ID:f3g1KVM20
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( ´_ゝ`)「てかさ、この実験やばくない?下手に感染爆発みたいなこと起こったらそれこそ人類絶滅じゃん」
( ´_ゝ`)「そーいうことも、考えなかったの?」
( ´∀`)「むろん、対策はある」
( ´∀`)「管理できなくなるなど、悪夢だ。バイオハザードなど、決して想像上のものではないからな。」
( ´∀`)「繁殖によって人が減らせるのなら、繁殖によって増やす」
( ´_ゝ`)「?試験管で生産でもするのか」
( ´∀`)「ちがう。人はいつの時代も、人口授精に憧れる。自然でないものには排他的だ。」
( ´∀`)「だからこそのプロジェクトなのだ」
( ´∀`)「ただの実験ならば、経過だけを観察すれば良い」
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