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688 名前：名も無きAAのようです[] 投稿日：2013/06/09(日) 19:23:32 ID:kOLLjaDQ0
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（ ＾ω＾）がリプレイするようです
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(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「あ、ああ……だから、繰り返す云々のふりが」
(｀^ω^´)「これもね、もう、オススメ。
虚構の城や新聞部とはまた違った、でも根本的には通じている作品だしね」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「？」
(｀･ω･´)「ある、一つの謎を追う」
(｀･ω･´)「それにさいして、様々なドラマと出会う」
(｀･ω･´)「リプレイってなだけあって、何度も読み返したくなる作品だ」
.
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689 名前：名も無きAAのようです[] 投稿日：2013/06/09(日) 19:24:12 ID:kOLLjaDQ0
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(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「と、いうと？」
(｀･ω･´)「主人公は、内藤ホライゾンと呼ばれる青年だ」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「はあ。今度は、どんな感じなんですか？」
(｀･ω･´)「冒頭の時点で、既に死んでる」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「はあ」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「はあ！？」
.
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690 名前：名も無きAAのようです[] 投稿日：2013/06/09(日) 19:24:57 ID:kOLLjaDQ0
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(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「いや、でも、え、青年……」
(｀^ω^´)「ああ、悪い悪い。『主人公として動く内藤は』青年なんだ」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「？？？」
(｀･ω･´)「ほんとうは初見でこの設定を見てもらいたかったんだが……隠したってしょうがない。
そもそも、作品紹介なんだから、ある程度のネタバレは覚悟してもらわなくちゃあな」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「え、えっと」
(｀･ω･´)「本題に入ろう」
(｀･ω･´)「ホームレス狩りに殺された老人、内藤」
(｀･ω･´)「そんな内藤だが、殺されることに抵抗はなかった。むしろ、」
(｀･ω･´)「殺されたかった。ようやく、死ねる」
(｀･ω･´)「……そう、思っていたそうなんだ」
.
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691 名前：名も無きAAのようです[] 投稿日：2013/06/09(日) 19:25:43 ID:kOLLjaDQ0
-
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「死にたがっていた……。
. ホームレスだったらそりゃあ、つらかったでしょうね」
(｀･ω･´)「いや、違う。彼は、別の理由があって、日々死にたがっていたんだ」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「え？」
(｀･ω･´)「最初に私が言ったように、人間は、後悔を引きずって生きている」
(｀･ω･´)「そして、内藤は……」
(｀･ω･´)「その後悔に日々、心を縛り付けられて生きてきた」
(｀･ω･´)「だから……死にたがったんだ」
.
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693 名前：名も無きAAのようです[] 投稿日：2013/06/09(日) 19:27:45 ID:kOLLjaDQ0
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(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「え、ええと……」
(｀^ω^´)「前ふりもこの程度だな。
さっきも言ったが、内藤ホライゾンという主人公は、死んだ。
しかし、青年として、彼は行動するんだ」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「どういう、意味で……」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「……！ まさか、リプレイって意味は……」
(｀･ω･´)「そのとおり！ 内藤は、自分の人生をリプレイして、己の犯した後悔を、償いにいくんだ」
(｀･ω･´)「そのリプレイの先々で繰り広げられる物語。それが、この作品の一つの筋だ」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「ほう…」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「……って、もう一つ、あるのですか？」
(｀^ω^´)「半ばサイドストーリー的なポジションだが……あるよ。現代日本が舞台の、ね。
今度こそ、現代日本に違いない」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「はあ。…はあ？」
(｀･ω･´)「刑事二人が、死んだ内藤について調べるパート。
実を言うと、こっちとリプレイパートの二つが揃うからこそ、この作品は面白いと言える」
.
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694 名前：名も無きAAのようです[] 投稿日：2013/06/09(日) 19:28:48 ID:kOLLjaDQ0
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(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「リプレイパートでの伏線の回収、とか？」
(｀･ω･´)「それも、ある。しかし、どちらかというとだな」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「はい」
(｀･ω･´)「この裏と表とが揃うことで、人間ドラマの膨らみが二倍以上になるんだ」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「…！」
(｀･ω･´)「最初に言ったように、この作品にジャンルをつけるなら、感動だろうと私は思う」
(｀･ω･´)「白状しよう。私も、泣いてしまった。冗談抜きで、な」
(ﾟ、ﾟ；ﾄｿﾝ「お兄さんが、ですか！？」
(｀^ω^´)「こんな屈強な体つきだが、中身はチキンでね。こんな話に弱いんだよ、私」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「はぁ……」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「……じゃあ、受け…」 ﾎﾞｿｯ
(｀･ω･´)「聞き逃したかったけど聞こえてしまった。え、なんて？」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「なにも言ってませんよ？」
(｀･ω･´)「そ、そうなの」
.
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695 名前：名も無きAAのようです[] 投稿日：2013/06/09(日) 19:29:30 ID:kOLLjaDQ0
-
(｀･ω･´)「また、ストーリーとしても面白いんだ」
(｀･ω･´)「というのも、実はこの作品の作家は、あの名作をも書いていてね」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「あの名作？」
(｀･ω･´)「歩く、だよ」
(ﾟ、ﾟ；ﾄｿﾝ「！！ 巨匠じゃないですか！」
(｀^ω^´)「これでわかるように、両方の世界におけるリアリティーは、折り紙つきだ」
(｀･ω･´)「しかも、リプレイパートは、主に戦中が舞台となる。
戦争のなかを生きる人々の間に交わされる、人間ドラマ。
これは、リプレイという作品そのものに興味がなくとも、ぜひ読んでもらいたいね」
(ﾟ、ﾟ；ﾄｿﾝ「はあ……。しかも、戦争です、か……」
(｀･ω･´)「読む？」
(ﾟ、ﾟ；ﾄｿﾝ「読む」
(｀^ω^´)「じゃあ、今すぐブックマークだ」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「どうやるの？」
(｀^ω^´)「どうやるんだろう…」
.
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696 名前：名も無きAAのようです[] 投稿日：2013/06/09(日) 19:30:18 ID:kOLLjaDQ0
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(｀･ω･´)「まあ、作家の方が一緒だからといって贔屓するつもりはない」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「…」
(｀･ω･´)「贔屓するつもりはないのだが……しかし、
巨匠は、巨匠と呼ばれるだけの面白い作品を量産しているからこそ巨匠であってだな」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「？」
(｀･ω･´)「うちが最後に出版した本、そのうちの一冊。
これもまた、巨匠が書いただけあって、実に面白い作品となっている」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「どんな作品なんですか？」
(｀^ω^´)「これにジャンルをつけるのは難しいなあ。
なんでも、最近、オールジャンルなんて作品を手がけたそうだから、この人」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「というと、いろんなジャンルがあって？」
(｀･ω･´)「いや、そういう意味じゃないんだけど……
まあ、大元をたどれば……人間ドラマ、なのかな？」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「？」
(｀･ω･´)「私にも若い頃はあってね」
(｀･ω･´)「トイレの花子さんとか、てけてけとか。そんなのが、はやってたんだよ」
.
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697 名前：名も無きAAのようです[] 投稿日：2013/06/09(日) 19:31:16 ID:kOLLjaDQ0
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（ ＾ω＾）七大不思議と「せいとかい」のようです
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(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「？？？」
(｀･ω･´)「七大不思議。ほら、昔、小学校とかではやらなかった？ 学校七不思議」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「あ、ああ……」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「のぼる時とおりる時とで段数が違う階段、とか」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「勝手に目が動き出す音楽室の肖像画、とか」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「髪の薄い先生に黒板消しトラップがかかったときの、しまった感とか」
(｀･ω･´)「最後のは違うと思う」
.
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698 名前：名も無きAAのようです[] 投稿日：2013/06/09(日) 19:32:53 ID:kOLLjaDQ0
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(｀･ω･´)「最初に言っておこう」
(｀･ω･´)「虚構の城や新聞部、リプレイが好きだというような人には、あまりオススメできない」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「え？」
(｀･ω･´)「そんな人は、おそらくは論理的につながっている話が好きで、
古い言い方をすれば、還元公理派の場合が多いからね」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「還元小売？」
(｀･ω･´)「……えっと……、現実的な人…？」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「ああ…。でも、どうしてそんな人にはオススメできないんですか？」
(｀･ω･´)「この作品には、まさしくファンタジーに満ち溢れているからだ」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「ファンタジー、ですか」
(｀･ω･´)「ロジックが好きな人とファンタジーが好きな人。相反する関係、と見ていいだろう。
両方好き、という人ももちろんいるのだが、そういう人はたぶん、人間ドラマが好きなんだと思う」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「ほうほう」
(｀･ω･´)「うちの社の本でありながらこう言うほどには、オカルトだの怪奇現象だの、
ファンタジーたる存在が頻繁に出てきては常識扱いとなっている。
ちなみにきみ、ファンタジーは？」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「別に、どちらでも」
(｀･ω･´)「じゃあ紹介しよう」
.
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699 名前：名も無きAAのようです[] 投稿日：2013/06/09(日) 19:33:42 ID:kOLLjaDQ0
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(｀･ω･´)「さて、舞台となるのは高校なわけだが」
(｀･ω･´)「ここで問題だ。タイトルの七不思議に『大』がついている理由は、なんだと思う？」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「え、え？」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「それほどすごい七不思議ってことでは？」
(｀^ω^´)「あー、惜しい。もう一言、いる」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「なんなのです？」
(｀･ω･´)「この学校、私立VIP高校には、」
(｀･ω･´)「七つだけではおさまらないほど」
(｀･ω･´)「不思議がそこらへんに転がっている」
.
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700 名前：名も無きAAのようです[] 投稿日：2013/06/09(日) 19:34:22 ID:kOLLjaDQ0
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(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「た…確かに、ファンタジーですね」
(｀･ω･´)「不思議、とは言うが、実際のところ七不思議とはただの噂だ、都市伝説じみたものだ」
(｀･ω･´)「しかし、この学校にはびこる不思議とは、そんな迷信めいたものなんかじゃあない」
(｀･ω･´)「まさしく、本物のおばけ」
(｀･ω･´)「そんなのが、とにかくもう、いっぱいいるんだ」
(｀･ω･´)「……そんななかでも、抜きん出て不思議な存在の、七つ」
(｀･ω･´)「だから、七『大』不思議なんだ。わかった？」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「一応……はい」
.
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701 名前：名も無きAAのようです[] 投稿日：2013/06/09(日) 19:36:56 ID:kOLLjaDQ0
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(｀･ω･´)「そして、主人公の三人組」
(｀･ω･´)「彼らの設定を聞けば、だいたいのストーリーはわかるかもしれない」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「というと？」
(｀･ω･´)「三人は生徒会……いや、『せいとかい』に所属しているんだがね」
(｀･ω･´)「一人は、教会の息子」
(｀･ω･´)「一人は、神社の娘」
(｀･ω･´)「一人は、寺の息子」
(｀･ω･´)「……みごとに、牧師、巫女、僧侶が集ったわけだ。
怪奇現象を相手取る者として、不足はないだろう」
(｀^ω^´)「マ、厳密に言えばそんな大層な身分には就いてないけどな」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「でも、設定としては面白そうです」
(｀･ω･´)「だったらすらすら読めるだろうよ」
.
-
702 名前：名も無きAAのようです[] 投稿日：2013/06/09(日) 19:37:50 ID:kOLLjaDQ0
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(｀･ω･´)「で、このお話だが、大きく分けて二つのパートがある」
(｀･ω･´)「一つが、現代世界で、『せいとかい』の三人がおばけを相手にがんばる話。
ぶっちゃけこちらは、非日常系ほのぼの作品としても楽しめると思う」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「では、もう一つが本命で？」
(｀･ω･´)「まあ、ね。もう片方は、過去話だ」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「過去話ですか」
(｀･ω･´)「なにがどう過去話なのかは、言えないね。
でも、言えることも、ある」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「というと」
(｀･ω･´)「雰囲気が、がらりと変わるんだ」
(｀-ω-´)「それまでわいわいとしていた空気が一転、かなりシリアスな、切ない物語へと、ね」
.
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703 名前：名も無きAAのようです[] 投稿日：2013/06/09(日) 19:38:36 ID:kOLLjaDQ0
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(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「…！」
(｀･ω･´)「だから、ほのぼのからシリアスへの転向を好まない人にもオススメできない」
(｀･ω･´)「だが一方で、好きになれたら、トコトン好きになってしまうであろう、爆発力のある一冊だ」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「ちなみに、お兄さん個人の感想はいかがでしたか？」
(｀･ω･´)「私かい？ 身もふたもない言い方になるけど、」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「はい」
(｀-ω-´)「最初の、わいわいエピソードは好きだったな」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「ああ……」
(｀^ω^´)「でも、後半が面白くなかった、わけではない。その切ないエピソードには、思わず心を動かされたね」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「なるほど」
(｀･ω･´)「で、どうする？」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「あのお兄さんの心が動くのであれば、読んでみます。ブクマ追加ー」
(｀･ω･´)「あの、って、いったいどのなんだ…」
.
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704 名前：名も無きAAのようです[] 投稿日：2013/06/09(日) 19:39:21 ID:kOLLjaDQ0
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(｀^ω^´)「まあ、順調に気に入っていってもらえて、うれしいよ」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「次はなんですか？」
(｀･ω･´)「お、いい調子だね。じゃあ、次に行こう」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「どうやら、お兄さんと私の好みって、わりと通じてるみたいです」
(｀･ω･´)「嬉しいことを言ってくれるねえ。じゃあ、次も私の好みでチョイスしてみよう」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「今度のジャンルは？」
(｀･ω･´)「人間ドラマだ」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「また、ですか？」
(｀^ω^´)「また、とは言うがね。これは、純正人間ドラマで、その他の要素は、一切ない」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「！」
(｀･ω･´)「ドクオという、とあるアルバイターから広がる、ドラマ」
(｀-ω-´)「これも、冗談抜きでオススメできる作品だなあ」
(｀-ω-´)「（またあの作家の作品だけど）」
.
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705 名前：名も無きAAのようです[] 投稿日：2013/06/09(日) 19:40:06 ID:kOLLjaDQ0
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('A`)がコンビニ店員になったようです。
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(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「あ、これ…」
(｀･ω･´)「え、知ってる？」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「私、学生時代、コンビニで働いてたんですよ。七年くらい前だから……21、22歳」
(｀･ω･´)「ほう。就活は？」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「…」
(｀･ω･´)「よし、次行こう」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「あ、待って」
.
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706 名前：名も無きAAのようです[] 投稿日：2013/06/09(日) 19:40:50 ID:kOLLjaDQ0
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(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「夜勤だったんですけど、夜勤だったら、本とかも陳列しないといけないんですよ」
(｀･ω･´)「そうなのかね？」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「で、そのときに、こんな感じのタイトルが目に入ったなあ、って……」
(｀･ω･´)「確かに、この本の初版も、六、七年前だ。合ってるよ」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「実を言うと、夜勤のバイトってすごく暇で」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「これ、冒頭だけ、読んでたんです」
(｀^ω^´)「おお、そうか。……、」
(｀･ω･´)「ちょっと待て。それって、つまり商品を勝手に読」
(ﾟ、ﾟ；ﾄｿﾝ「はい、次！」
(｀･ω･´)「あ、ちょっと」
.
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707 名前：名も無きAAのようです[] 投稿日：2013/06/09(日) 19:41:31 ID:kOLLjaDQ0
-
(｀･ω･´)「まあ、いいだろう」
(｀･ω･´)「冒頭だけ……じゃあ、あらすじは不要かな？」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「例によって覚えてないので、お願いします。あと、オ」
(｀･ω･´)「チは、だめ」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「はい」
(｀･ω･´)「主人公のドクオは、生きる目標というか、そんなものがなかなか、見出せないでいた」
(｀･ω･´)「通っていた大学に休学届を出しては、死生観に近いことを考えるようになる」
(｀･ω･´)「端的に言えば、なにをすればいいかわからない。なにもすることがない」
(｀･ω･´)「……そんな状況に、陥ってしまうのだよ」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「……」
.
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708 名前：名も無きAAのようです[] 投稿日：2013/06/09(日) 19:42:20 ID:kOLLjaDQ0
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(｀･ω･´)「そこで彼は、することがなく、
ただがら空きになっているだけの日々を、とにかく何かで埋めようと思ったんだろうね」
(｀･ω･´)「タバコを買おうと寄ったコンビニで、彼は見つけるのさ。
コンビニに貼られていた、求人の広告を」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「じゃあ、コンビニ店員になった、っていうのは……」
(｀･ω･´)「そうさ、その通り」
(｀･ω･´)「そして、志望動機の欄に書いた文章。
それが、言ったら、この作品の全てを物語っているのかもしれない」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「あ、確かに、なにか書いてたような……」
(-、-ﾄｿﾝ「………」
(｀･ω･´)「……思い出せないようなら、言うよ」
.
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709 名前：名も無きAAのようです[] 投稿日：2013/06/09(日) 19:43:03 ID:kOLLjaDQ0
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(｀･ω･´)「『ここで、何かを見つけたいから。』」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「っ！ そう、それだ！」
(｀･ω･´)「そこからはじまる、様々なドラマ。
まあ、コンビニ以外の場面から広がるドラマもふつうにあるのだがね……」
(｀･ω･´)「時にきみは、志望動機になんて書いたんだい？」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「『現実から逃避したいから。』」
(｀･ω･´)「あ、えっと……」
(｀･ω･´)「………」
(｀^ω^´)「と、とにかく、言えるあらすじは、以上だ！」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「え、ちょ」
.
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710 名前：名も無きAAのようです[] 投稿日：2013/06/09(日) 19:43:58 ID:kOLLjaDQ0
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(｀･ω･´)「漠然とした紹介だとは思うが、しかしそこまで踏み込んでしまうと、
楽しみが一気に減ってしまいそうだからね」
(｀･ω･´)「あと言えることは、これはやはり、オススメ。
読了したら、心に充足感というか、そんな感情が生まれると思うから、さ」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「……」
(｀^ω^´)「……で、きみも、職がないのだろう？」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ
(｀･ω･´)「そう構えるな。私だって無職なんだ」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「あっ……す、すみません」
(｀･ω･´)「実を言うとね、私も、時間が空いたから、これを読み返したんだ」
(｀-ω-´)「一周目とは違って……なんだろうね、また違った感情が生まれたよ」
(｀･ω･´)「自分はどうして生きてるんだろう。そう思っているのなら、せっかくだし読んでみなさい」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「じゃ、じゃあ……そうしよう、かな」
(｀^ω^´)「ちなみに私は、おもてに停めている2ｔトラック以外には、隼という大型バイクを持っている。
この作品の影響さ。やっぱり、バイクは大型に限る」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「バイク、かあ」
.
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711 名前：名も無きAAのようです[] 投稿日：2013/06/09(日) 19:44:47 ID:kOLLjaDQ0
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(｀･ω･´)「……さっきから、重い作品ばかりを紹介してきたね」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「ですね」
(｀･ω･´)「じゃあここで、ちょっくら軽い作品を紹介しよう」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「軽い、というと？」
(｀^ω^´)「カオスだ」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「カオス……またギャグですか？」
(｀･ω･´)「これは、ギャグではない。カオス、だ」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「え、え？」
(｀･ω･´)「ほんとうに、なんというか、もう、うん。カオスだ」
(｀･ω･´)「カオスにして、未だにカオス、及びギャグ作品の頂点に位置する、大御所」
(｀･ω･´)「数多くの名言、迷言が生まれ、また、読者と作者とのかかわりの大切さもわかる一冊だ」
(｀･ω･´)「読むなら、読者からのお便りも交えて読むべきだな」
.
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712 名前：名も無きAAのようです[] 投稿日：2013/06/09(日) 19:45:48 ID:kOLLjaDQ0
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モナーは野球をするようです
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(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「そういや、カオスといえば、ポニーテールゆきこさんなんて作品を勧められたんですが」
(｀･ω･´)「ああ……あれ。あれもなかなかにカオスだがねえ。私はさちこだと思う」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「カオスとは違うのですか？」
(｀･ω･´)「あっちは、ちゃんと笑いを狙いにいっている」
(｀･ω･´)「それに対し、こちらは、天然でカオスなのだよ」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「！」
(｀･ω･´)「つまり、これこそが、ほんとうのカオスだ」
(｀･ω･´)「話が混沌としていて、それを読者がツッコむという、新たなスタイルと言ってもいい」
.
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713 名前：名も無きAAのようです[] 投稿日：2013/06/09(日) 19:46:32 ID:kOLLjaDQ0
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(｀･ω･´)「そして、最初に言っておこう」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「は、はい」
(｀･ω･´)「ぜっっったいに、飲食をしながら読んだり、出先で読んだりしてはだめだ」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「どうしてですか？」
(｀･ω･´)「前者なら本にそれが飛び散るし、後者なら人に冷たい目で見られることになる」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「あ、ああ……。でも、私、ギャグにはわりと強いですよ？」
(｀･ω･´)「私は、これを読んで笑わなかった、という人は見たことがない」
(ﾟ、ﾟ；ﾄｿﾝ「そ、それほど？」
(｀･ω･´)「それほどなのだよ、きみ」
(｀･ω･´)「これをなくして笑いは語れない」
(｀･ω･´)「名作を面白い作品と定義するなら、これは間違いなく名作の一角に加わるだろう」
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714 名前：名も無きAAのようです[] 投稿日：2013/06/09(日) 19:47:13 ID:kOLLjaDQ0
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(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「一応、あらすじを」
(｀･ω･´)「主人公のモナーは、高校に入って野球をはじめようと思った」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「まあ、そこはふつうなんですね」
(｀･ω･´)「その高校の野球部は厳しくてね、入部テストなんかがある」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「ほう」
(｀･ω･´)「同期であるブーンと一緒に、その入部テストに臨み、そして、入部を果たした」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「なんだか、スポ根みたいな話ですね」
(｀^ω^´)「（……一周目でどんな反応を見せるのか、楽しみだ）」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「どうしてにやにやしてるんですか」
(｀･ω･´)「いや、なんでも」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「はあ」
.
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715 名前：名も無きAAのようです[] 投稿日：2013/06/09(日) 19:48:02 ID:kOLLjaDQ0
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(｀･ω･´)「まあ、一応は野球作品であってだね」
(｀･ω･´)「紅白戦だったり、地方大会だったり、ライバルとの死闘だったり」
(｀･ω･´)「そんなものはちゃんと、用意されている」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「スポ根じゃないですか」
(｀･ω･´)「なにがどうおかしいのかは、読めばわかるさ」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「また、読めばわかる…」
(｀･ω･´)「さすがに、こればっかりは、私でも、紹介できない。手に負えない」
(｀･ω･´)「だが、この名言は聞いたことがあるだろう？」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「なんですか？」
(｀･ω･´)つ「キャッチだ。とうっ」
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716 名前：名も無きAAのようです[] 投稿日：2013/06/09(日) 19:49:05 ID:kOLLjaDQ0
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(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「あっ…」
(｀･ω･´)「そうだ。このセリフは、この作品からきているんだ」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「でも、なにが面白いんですか？」
(｀･ω･´)「情景を浮かべてみろ」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「ごめんなさい、読んでないからよくわからない……」
(｀･ω･´)「あのねえ。捕球するときに、いちいちキャッチだって言う？」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「あ」
(｀･ω･´)「しかも、とうっ、なんて掛け声とともにボールを捕ってるんだ。
ジャンプするときに言ったのか、捕球したときに言ったのかはわからないが……
これで後者だったら、鼻水が飛び出るな」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ
(｀･ω･´)「ちなみに私は、これを読んだせいで、腹筋がリアルにかたくなったね。
五周ほど読んでも、まだ笑ってしまう」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「五週……読み続けていたというのか？」
(｀･ω･´)「（彼女、実はもう読んでるんじゃあ…？）」
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717 名前：名も無きAAのようです[] 投稿日：2013/06/09(日) 19:49:46 ID:kOLLjaDQ0
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(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「まあ、挑戦してみますよ。その、笑いの頂点とやらに」
(｀･ω･´)「ま、まあ。それはいいとして、だ」
(｀･ω･´)「モナー野球の次点に位置するとされる、カオス作品。それもついでに読んでみなさい」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「どんな作品なのですか？」
(｀･ω･´)「いわば、武器で戦うバトルものだ」
(｀･ω･´)「だが、これも、読むなら読者からのお便りを交えて読むのを勧める。いや、そうして読みなさい」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「？ …？？」
(｀･ω･´)「最初は、ただの稚拙な作品だと思った」
(｀･ω･´)「だが、違った。これはダイヤの原石だったのだ」
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718 名前：名も無きAAのようです[] 投稿日：2013/06/09(日) 19:50:27 ID:kOLLjaDQ0
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（ ＾ω＾）ブーンがガンファイターになるようです
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(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「タイトル的にはこれまた、まじめそうな……」
(｀･ω･´)「騙されるな。これも、書いたのはモナー野球だ」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ
(｀･ω･´)「……つまりは、そういうことだ」
(｀･ω･´)「モナー野球のさきがけと言ってもいい作品」
(｀･ω･´)「破壊力はモナー野球には負けるが、しかし騙された感はこちらが上なのだよ……」
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719 名前：名も無きAAのようです[] 投稿日：2013/06/09(日) 19:51:07 ID:kOLLjaDQ0
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(｀･ω･´)「まず、舞台となる国では、大帝国憲法たるルールが存在する」
(｀･ω･´)「その第十七条、GPA法。それが、タイトルにもなるガンファイターへとつながるのだ」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「ガンファイター？」
(｀･ω･´)「素質を持ってしまった少年少女」
(｀･ω･´)「彼らは半ば強制的に、この戦いに参加させられてしまうのだ」
(｀･ω･´)「ガンファイト……。ウェポンを使い、敵を倒す。簡単な戦いだ」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「やっぱり、まじめそうな設定じゃないですか」
(｀･ω･´)「その気持ちのままで、読んでほしい」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「え、え？」
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720 名前：名も無きAAのようです[] 投稿日：2013/06/09(日) 19:52:09 ID:kOLLjaDQ0
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(｀･ω･´)「さっきも言ったが、最初は退屈かもしれない」
(｀･ω･´)「だが、途中……私個人としては、64ページからだがね」
(｀･ω･´)「もう、わけのわからない笑いの渦に飲み込まれ、読みきるまでは脱出できなくなる」
(｀･ω･´)「だから、主筆としては、そこまでは読み進めてみてほしい」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「……」
(｀･ω･´)「もし、モナー野球とガンファイターを真顔で読みきれたなら」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「ただの捻くれ者、だなんて言いませんよね」
(｀^ω^´)「言わないさ。捻くれていようと、本音には逆らえない」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「と、すると……」
(｀^ω^´)「これら二つで笑わなかったら？」
(｀^ω^´)「ううん……悟りを開いた賢者、かな？」
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721 名前：名も無きAAのようです[] 投稿日：2013/06/09(日) 19:53:03 ID:kOLLjaDQ0
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(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ
(｀･ω･´)「そんなわけだから、これも合わせて読んでみてくれ」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「わ、わかりましたけど……え、ええぇ……？」
(｀･ω･´)「ブックマークはしたか？ 次に行くぞ」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「脳内リストに追加しました」
(｀･ω･´)「次は、そうだな」
(｀･ω･´)「ウェポンを武器にして戦う少年少女たちを描いた作品、なんてどうかな？」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「？ なにリプレイしてるんですか」
(｀^ω^´)「ああ、違う。今度は、マジモン」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「というと……」
(｀^ω^´)「歩くに並ぶ、御三家のうちの、ひとつ」
(｀^ω^´)「にして、厨二バトル作品の、頂点に位置するとすらされているシリーズ作品の、一作目だ」
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