(´・ω・`)マーケティング・ライブラリアンのようです

「一週間」

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498 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/06/05(水) 23:48:59 ID:0qvxlT8Y0
 
 
 
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
         ('A`)と歯車の都のようです
 
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(´・ω・`)「断言しよう。これは読まれない名作だ」
 
(゚、゚トソン「読まれない?」
 
(´-ω-`)「売り上げチャートを見てても、この本の名は、だいたいほかの作品に隠れていた」
 
(´-ω-`)「実に、実に嘆かわしいことだ。完結してから三年経った今もなお、ファンからは愛されているというのに」
 
(゚、゚トソン「しかし、名作とは、有名な作品ということでしょ?」
 
(゚、゚トソン「だったら、読まれない名作、というのは変じゃあ…」
 
(´・ω・`)「いや、有名だよ」
 
(゚、゚トソン「?」
 
 
 
(´・ω・`)「地の文の代名詞。それが、歯車だ」
 
 
.

500 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/06/05(水) 23:51:57 ID:0qvxlT8Y0
 
 
 
(´・ω・`)「この作品に触れるさいまず最初に言わなければならないのは、その地の文の独特さだ」
 
(´^ω^`)っ□「見てごらん。初見じゃ、笑うか、くらっとするよ」
 
□と(゚、゚トソン「どれ」
 
(゚、゚トソン「……」 ペラペラ
 
(゚、゚トソン
 
 
 
(´^ω^`)「どう?」
 
(゚、゚トソン
 
(゚、゚トソン「ワイルドドッグだ! ワイルドドッグが現れた!」
 
(´゚ω゚`)「そこは笑いどころ! 笑いどころだから!」
 
 
.

501 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/06/05(水) 23:53:50 ID:0qvxlT8Y0
 
 
 
(゚、゚;トソン「……すごいですね」
 
(´^ω^`)「だろ? 読みづらいったらありゃしない」
 
(゚、゚;トソン
 
 
(゚、゚トソン「………え?」
 
(´・ω・`)「え?」
 
(゚、゚トソン「え、読みづらい……って捉えてよかったんですか?」
 
(´・ω・`)「そりゃそうだろ。これを読みやすいって言う人は少ないね」
 
(゚、゚トソン「え、でも……」
 
(´・ω・`)「だから、最初に言ったろ」
 
 
 
(´・ω・`)「これは、読まれない名作なんだ」
 
 
.

502 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/06/05(水) 23:55:32 ID:0qvxlT8Y0
 
 
 
(´・ω・`)「内容としては、名作と言っても差し支えのないものだ」
 
(´・ω・`)「ただ、この地の文の量に圧倒されて、最初の数ページで読むのを断念するって人が多い」
 
(´-ω-`)「先に言っておこう。それだけは、絶対に、やめたほうがいい」
 
(´・ω・`)「司書としては、十話までは、合わないと思っても読んでもらいたいところだね」
 
(゚、゚トソン「でも、内容そのものが合わないってのもあるかもなので、中身のほうもお願いします」
 
(´^ω^`)「お? よしきた! ソソりたってきた!」 ビクビク
 
(゚、゚トソン
 
 
.

504 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/06/05(水) 23:57:44 ID:0qvxlT8Y0
 
 
 
(´・ω・`)「主人公……の前に、まずはその舞台から説明しないとな」
 
(´・ω・`)「舞台となるのは、歯車の都と呼ばれる街だ。
.      さまざまな特徴があるんだけど……まあ、それは実際に読んでほしい」
 
(´・ω・`)「とりあえず、いえることは、非合法な存在がわんさかあるってこと」
 
(゚、゚トソン「非合法、ですか」
 
(´^ω^`)「人身売買。薬物。銃。ヤクザ。強姦。
.      ……日本人の考えうる限り、非合法のオンパレードだ」
 
(´・ω・`)「そんな都で、主人公のドクオは、なんでも屋というのを営んでいる」
 
(゚、゚トソン「なんでも屋?」
 
(´・ω・`)「文字通り、なんでもするんだよ」
 
(゚、゚トソン「あの、具体的には」
 
(´・ω・`)「鉄砲玉になったり、」
 
(゚、゚トソン「やっぱいいです」
 
 
.

506 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/06/05(水) 23:58:56 ID:0qvxlT8Y0
 
 
 
(´^ω^`)「……あ」
 
(´・ω・`)「言い忘れたことがあった」
 
(゚、゚トソン「なんですか」
 
(´・ω・`)「舞台の歯車の都だけどね、」
 
(´・ω・`)「この都には、王たる存在がいるんだ」
 
(゚、゚トソン「王……ああ、はいはい」
 
(´・ω・`)「その名を、歯車王という」
 
(゚、゚トソン「まんまですね」
 
 
.

507 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/06/05(水) 23:59:49 ID:0qvxlT8Y0
 
 
 
(´・ω・`)「で、話を戻すけど」
 
(゚、゚トソン「はい」
 
(´・ω・`)「なんでも屋のドクオには、お得意様がいる」
 
(´・ω・`)「御三家、と呼ばれる組織のうちのひとつ、杉浦一家だ」
 
(゚、゚トソン「御三家?」
 
(´・ω・`)「あ、御三家というのはね、」
 
(´・ω・`)「……、……」
 
(゚、゚トソン「?」
 
(´・ω・`)
 
 
(´・ω・`)「(全部語りだすと、きりがないな……)」
 
 
.

508 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/06/06(木) 00:02:09 ID:NbJqyET.0
 
 
 
(´・ω・`)「……とにかく、ドクオはそのとある人に、ある依頼をされた」
 
(゚、゚トソン「無視だ…」
 
(´・ω・`)「依頼の内容は、至極簡単」
 
 
 
 
(´・ω・`)「歯車王を、暗殺すること」
 
 
 
 
.

509 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/06/06(木) 00:02:50 ID:NbJqyET.0
 
 
 
(゚、゚トソン「王の、暗殺ですか」
 
(´^ω^`)「ああ、もう、語ることが多すぎて、逆に語れないな。
.      とにかく、言えることは、ここまでだ」
 
(゚、゚トソン「えー」
 
(´^ω^`)「長いだけあって、その分、ボリュームもすごいんだよ」
 
(´・ω・`)「御三家だって、歯車王だって、歯車の都だって、ドクオだって。
.      作中で、さまざまなエピソードが、これでもかというほど書かれている」
 
(´・ω・`)「さっき言ったAfoofとはまた違ったベクトルで、男のロマンを読者に与え、
.      読者を本の世界に引っ張り込む作品、と言ってもいいだろう」
 
(゚、゚トソン「確かに……」
 
(゚、゚トソン「ガンだったり、殺し屋だったり。男性が好きそうな感じはします」
 
(´^ω^`)「もう、このさい読んで、トソンちゃんも男っぽくなろうよ」
 
(゚、゚トソン「嫌い」
 
(´・ω・`)「ごめん…」
 
 
.

('A`)と歯車の都のようです - 7xまとめ
http://nanabatu.sakura.ne.jp/boon/dokuo_haguruma_no_miyako.html
('A`)と歯車の都のようです - ブーン文丸新聞
http://boonbunmaru.web.fc2.com/rensai/gear/gear.htm


510 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/06/06(木) 00:05:35 ID:NbJqyET.0
 
 
 
 
(´・ω・`)「えーと……」
 
(´・ω・`)「そうだな。じゃあ、そろそろとっておきを出すか」
 
(゚、゚トソン「なんで最初に出さないんですか」
 
(´^ω^`)「え? いや、だって」
 
(´^ω^`)「これ最初に紹介したら、ほかの本の紹介聞いてくれそうになかったんだもの」
 
(゚、゚トソン「え? なんで?」
 
(´^ω^`)「そりゃ、だって」
 
 
 
 
 
(´^ω^`)「(萌え豚・腐女子ホイホイなんだもの!!!)」
 
 
 
.

511 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/06/06(木) 00:07:29 ID:NbJqyET.0
 
 
 
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
     ( ><)私立ガチンコ学園のようです
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
 
 
(゚、゚トソン「なんですって? チンコ学園?」
 
(´・ω・`)「やめなさい! 女の子でしょ!」
 
(゚、゚トソン「腐ってるんで…」
 
(´・ω・`)「こ、こいつ、認めやがった!」
 
 
.

512 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/06/06(木) 00:08:09 ID:NbJqyET.0
 
 
 
(゚、゚トソン「で」
 
(゚、゚トソン「そんな卑猥な学園がなにか?」
 
(´・ω・`)「え、どうしてわかったの、卑猥な学園って」
 
(゚、゚トソン「えっ」
 
(゚、゚トソン
 
(゚、゚トソン「えっ? 本当だったんですか?」
 
(゚、゚トソン「卑猥といえば、やっぱり、」
 
(´・ω・`)「(しまった、ボケツを掘った)」
 
(´^ω^`)「マ、まーまー。まずはさ、ほら、僕の紹介を、ね?」
 
(゚、゚トソン  ウズウズ
 
 
.

513 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/06/06(木) 00:08:56 ID:NbJqyET.0
  
 
 
(´・ω・`)「えー、ゴホン」
 
(´・ω・`)「主人公は、童顔の男の子だ」
 
(゚、゚トソン「ほうほう」
 
(´・ω・`)「彼は、友人が通うってのと、手近だったからってことで、私立ガチンコ学園の入学を決めた」
 
(´・ω・`)「順風満帆で、彼女もできて友達もできてリア充ライフの始まり!」
 
(´-ω-`)「……を、願っていた」
 
(゚、゚トソン「ラノベに見られそうな設定ですね」
 
(´・ω・`)「確かにそうだけど、ここで質問」
 
(´・ω・`)「どうして主人公くんは、初日にしてそんなスクールライフを諦めざるを得なくなったんだと思う?」
 
(゚、゚トソン「いじめ」
 
(´・ω・`)「違う、そんなハードなもんじゃない……」
 
 
.

514 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/06/06(木) 00:09:39 ID:NbJqyET.0
 
 
 
(´・ω・`)「ひとことで言おう」
 
 
 
 
(´^ω^`)「変態が多かったんだ」
 
 
 
 
(゚、゚トソン
 
(´^ω^`)「実に、多種多様な変態が出揃っている」
 
(´・ω・`)「男の娘に、ふたなりに、ヤンデレに、バイに、ロリに、ショタ」
 
(´・ω・`)「クズに、なんかキショイやつに、レズに、あと、ホモ」
 
(゚、゚トソン  !
 
(;´・ω・)「(も、もう目が輝いた……だめだ、ちゃっちゃと済ませて次に行こう)」
 
 
.

515 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/06/06(木) 00:11:01 ID:NbJqyET.0
 
 
 
(´・ω・`)「これは、青春ほのぼのラブコメストーリー、」
 
(゚、゚トソン「ほう?」
 
(´・ω・`)「風の、」
 
(゚、゚トソン「ほう――……ん?」
 
(´^ω^`)「ドタバタでギャグでケイオスなお話さ」
 
(゚、゚トソン「ん? んん?」
 
 
(´^ω^`)「なぜかソーラン節を踊らされたり」
 
(´^ω^`)「なぜか冷房耐久レースがはじまったり」
 
(´^ω^`)「なぜかパイのぶつけ合いがはじまったり」
 
(´^ω^`)「一話目でのsnegそうな雰囲気からは遠く離れた、もうなんかすごい作品になってるんだよ」
 
(゚、゚トソン
 
 
.

516 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/06/06(木) 00:12:34 ID:NbJqyET.0
 
 
 
(´・ω・`)「でも、そんな話の傍らには、まじめな話が広がっている」
 
(´・ω・`)「登場人物も、一つや二つでは収まらないほどのクセの持ち主だ」
 
(´・ω・`)「読み進めたらわかる、仰天の数々も」
 
(´・ω・`)「今までの空気とはてんで違う、本気な展開もあるし」
 
(´・ω・`)「そんな、シリアスな一面もあるけど、本質としては、さっき言ったようなほのぼの作品だ」
 
(゚、゚トソン
 
(゚、゚トソン「……」
 
 
(´^ω^`)「人々は、この作品のことを、親しみを籠めてこう呼ぶ」
 
 
 
 
 
(´^ω^`)「萌え豚・腐女子ホイホ」
 
(゚、゚トソン「嫌だ」
 
(´^ω^`)「!!?!?」
 
 
 
.

517 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/06/06(木) 00:13:16 ID:NbJqyET.0
 
 
 
( ;´゚ω゚)「は、え、ええええええええええっ!!?」
 
(´^ω^`)「えっと、その、」
 
( ;´゚ω゚)「えええええええええええええッ!!?」
 
(゚、゚トソン「そ、そこまで驚かなくても…」
 
(´゚ω゚`)「ありえない!! 今のところ、貸し出せそうな候補ナンバーワンだったのに!!」
 
(゚、゚トソン「え、なんで?」
 
(´゚ω゚`)「BL! ホモ! 男の娘に、ショタ! コスプレに女装まで完備!」
 
(´゚ω゚`)「トソンちゃんなら白目剥いて涎たらして読みかねないほどの、まさにカンペキな候補!」
 
(´゚ω゚`)「な、なのに、え、ちょ、なんで!? なんでさ!!」
 
(゚、゚トソン「なんでって……」
 
 
.

518 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/06/06(木) 00:14:15 ID:NbJqyET.0
 
 
 
 
 
 
 
 
 
(゚、゚トソン「ほのぼのギャグにシリアスはいらない」
 
 
 
 
 
 
 
 
.

521 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/06/06(木) 00:14:56 ID:NbJqyET.0
 
 
 
(´゚ω゚`)
 
(゚、゚トソン
 
(´゚ω゚`)
 
(゚、゚トソン
 
(´・ω・`)
 
(゚、゚トソン
 
(´・ω・`)
 
(゚、゚トソン
 
(´・ω・`)「負けました」
 
(゚、゚トソン「え、あ……はい…?」
 
 
.

( ><)私立ガチンコ学園のようです - 7xまとめ
http://nanabatu.sakura.ne.jp/boon/siritu_ga_chinko_gakuen.html


522 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/06/06(木) 00:16:10 ID:NbJqyET.0
 
 
 
(´・ω・`)「(たまにいるんだよな、ほのぼのギャグにはシリアスはいらないって人……)」
 
(´・ω・`)「(確かに気持ちはわからなくもないけど、でも、だからこそ面白いって作品もあるのに……)」
 
(゚、゚トソン「あ、あの、ショボンさん?」
 
(´^ω^`)「?」
 
(゚、゚トソン「これで今日はおしまい…?」
 
(´・ω・`)「誰がやめるものか。ギャフンといわせてやる」
 
(゚、゚;トソン「え、え…? 私、悪いことしました?」
 
(´・ω・`)「ほのぼのギャグにシリアスはいらない。なら」
 
(´・ω・`)「純正シリアスじゃあ、どうだ」
 
 
 
 
(´・ω・`)「それも、厨二バトル」
 
(´・ω・`)「―――もとい、王道バトルさ」
 
 
 
.

523 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/06/06(木) 00:18:01 ID:NbJqyET.0
 
 
 
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
   ('A`)が武器で、もとい('A`)と武器で戦うようです
 
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(゚、゚トソン「……もとい?」
 
(´・ω・`)「この作品の特徴は、このもといの一言に集約されている」
 
(゚、゚トソン「確かに、妙なタイトルですしね」
 
(´・ω・`)「みょ、妙…かなあ……?」
 
 
.

524 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/06/06(木) 00:18:47 ID:NbJqyET.0
 
 
 
(´・ω・`)「王道バトルと言ったが、そのストーリー展開は、時間を司る以上に王道って言えるよ」
 
(゚、゚トソン「どんなものなんです?」
 
(´^ω^`)「ああ、そこを重点的に言おう」
 
 
(´・ω・`)「主人公は、モテない」
 
(´・ω・`)「日頃、コクられないかなあとか考えちゃってるタイプの少年だ。高校生」
 
(゚、゚トソン「男子高生の悲しいサガなのね」
 
(´・ω・`)「で、ある日、そんな主人公は、女子から手紙を渡される」
 
(゚、゚トソン「ほう……、……え? 手紙?」
 
(゚、゚トソン「まさか、恋文ですか?」
 
(´^ω^`)「いいよいいよ、その調子」
 
(゚、゚トソン「じゃあ―――」
 
 
 
(´・ω・`)「渡されたのは、恋文に似せた、戦場への招待状だった」
 
 
.

525 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/06/06(木) 00:20:14 ID:NbJqyET.0
  
 
 
(゚、゚トソン「――ッ!」
 
(´・ω・`)「恋文にうまいことだまされて、主人公は、同封されていた腕輪を装着してしまう」
 
(´・ω・`)「そのせいで、主人公は、ある戦いに参加させられてしまうはめになった」
 
 
(´・ω・`)「その戦いは、要約すると、腕輪で戦うものなんだけどね、」
 
(´・ω・`)「それぞれの腕輪ごとに、武器が定められているんだ。
.      腕輪が武器を生むって言えばいいのかな?」
 
(´・ω・`)「その武器は、自分と、いわば、一体化されている」
 
(´・ω・`)「武器が所有者からある程度以上離れるとその武器は消える、という具合にね」
 
(゚、゚;トソン「は、はあ……」
 
 
.

526 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/06/06(木) 00:21:01 ID:NbJqyET.0
 
 
 
(´・ω・`)「また武器には、これまた、少年たちの心をくすぐる要素がある」
 
(゚、゚トソン「なんですか?」
 
(´・ω・`)「特殊能力が、あるんだよ」
 
(゚、゚トソン「…!」
 
 
 
(´・ω・`)「ふつう、特殊能力といえば、人に備わっている」
 
(´・ω・`)「でも、この作品はかっこいいことに、武器にそんな特殊能力が備わっているんだ」
 
 
 
(゚、゚トソン「はあ……。なかなか新しいですね」
 
(´^ω^`)「(似たような設定の作品もあるにはあるんだけど……今度にしよう)」
 
 
.

528 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/06/06(木) 00:23:14 ID:NbJqyET.0
 
 
 
(゚、゚トソン「具体的には、どんな能力ですか?」
 
(´・ω・`)「お気に入りと一緒に言ってってあげたいところなんだけどねえ、」
 
(゚、゚トソン「だめなんですか?」
 
(´^ω^`)「だって、ほら、『どんな能力なんだろう』ってわくわくするのもまた、この作品の楽しみの一つだから」
 
(゚、゚トソン「はあ。そういうものなんですか」
 
(´・ω・`)「とにかく、ありきたりなのがなければ、ぶっ飛んだものもない」
 
(´・ω・`)「いい意味で中途半端な能力が多いから、インフレもなく、王道っぽさをより存分に味わえるね」
 
(゚、゚トソン「ほうほう。続きを」
 
(´^ω^`)「ほい来た!」
 
 
.

529 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/06/06(木) 00:24:36 ID:NbJqyET.0
 
 
 
(´^ω^`)「いやあねえ、どういった因果か、この戦いにはある疑問点があるんだよ」
 
(゚、゚トソン「ある?」
 
(´・ω・`)「冒頭で参加させられた少年は高校生だ。ここは、いいか?」
 
(゚、゚トソン「はい」
 
(´・ω・`)「で、彼の友人も、それに参加させられた。男女問わず、だ」
 
(゚、゚トソン「はあ」
 
(´^ω^`)「で、一見老けてる人や熱い人もでてくるけど……彼らも、高校生だ」
 
(゚、゚トソン「は、はあ……」
 
(゚、゚トソン
 
(゚、゚トソン「……え? 高校生だらけなんですか?」
 
(´・ω・`)「どうだい? こんな設定がまた、少年、それも高校生たちの少年心をくすぐるんだよ」
 
(´^ω^`)「しかも、そんなこの作者の工夫は、まだまだある!」
 
 
.

530 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/06/06(木) 00:26:05 ID:NbJqyET.0
 
 
 
(´・ω・`)「この戦いの優勝者は、願いが叶えられるんだよ」
 
(´^ω^`)「王道、王道だね」
 
(゚、゚トソン「ありきたりの間違いでは?」
 
(´・ω・`)「確かに、否定はしない」
 
(´・ω・`)「でも、面白いから王道になって、王道だからありきたりになって……」
 
(´・ω・`)「三段論法風に言うと、王道だからこそ面白いってのもまた、あるんだよ」
 
(゚、゚トソン「まあ……そうかもですが」
 
 
(´^ω^`)「手に汗握る……なんて手垢のついた言葉は言いたくないけどさ、実際、そうだよ」
 
(´・ω・`)「なんたって、王道だからね。もう、この作品を一言で言うなら王道だよ」
 
(゚、゚トソン「ほかにもまだ、面白い設定が?」
 
(´^ω^`)「あるんだよな、これが」
 
 
 
(´・ω・`)「……それは、主人公、ドクオの叶えんとする願いに集約されている」
 
 
 
.

531 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/06/06(木) 00:28:13 ID:NbJqyET.0
 
 
 
(゚、゚トソン「ほうほう。なんですか?」
 
(´・ω・`)「ズバリ言うと、だ」
 
 
 
 
(´・ω・`)「他人に願いを叶えさせない」
 
 
 
 
(゚、゚トソン「…!」
 
(´^ω^`)「……どうだい? ここまで王道だと、ありきたりだろうが面白さを禁じえないだろう」
 
(゚、゚トソン「確かに、清々しいまでに王道ですね」
 
(´^ω^`)「だろう? まいどありー」
 
(゚、゚トソン「あ、でも」
 
(´・ω・`)「な、なに?」
 
 
 
 
(゚、゚トソン「王道ゆえに展開が読めるので、遠慮します」
 
 
 
.

534 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/06/06(木) 00:32:57 ID:NbJqyET.0
 
 
 
(´・ω・`)
 
(゚、゚トソン
 
 
( ;´゚ω゚)「そんなことはないよ! ってか、むしろ想定外のことが、起こ……」
 
(゚、゚トソン「あれだけ王道を推されたら、そんなこと言われても、」
 
( ;´゚ω゚)「言葉の綾だって! いや、実際は、その面白さこそが王道って言えてだね、実際は……」
 
(゚、゚トソン「よくわかんないので、保留にします」
 
(;´^ω^)「ま、まあ、そんなカタいことは言わず……」
 
(゚、゚トソン「ごめんね」
 
(;´-ω-)「そ、そんな、フるような言い方しなくても……」
 
 
.

('A`)が武器で、もとい('A`)と武器で戦うようです - 7xまとめ (ブーン速。からの引き継ぎ)
http://nanabatu.sakura.ne.jp/boon/doku-buki/doku-buki00.html


535 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/06/06(木) 00:34:12 ID:NbJqyET.0
 
 
 
 
(゚、゚トソン「むしろ、私に王道が通じると思ったんですか」
 
(´-ω-`)「確かに、ひねくれてるもんね…」 ボソッ
 
(゚、゚トソン「むっ。わ、私だって、」
 
(´・ω・`)「はいはい。次、じゃあ次」
 
(゚、゚トソン「ちょ、ちょっと、」
 
 
 
 
(´・ω・`)「王道……っぽい舞台、世界観ではあるけど、これは王道じゃあない」
 
(´・ω・`)「むしろ、不思議なお話だ」
 
 
(´・ω・`)「主人公は勇者で、魔王が存在する世界……いわゆる勇者もの、なのに」
 
(´・ω・`)「その世界には、パラドックスが広がっている」
 
 
.

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