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397 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/05/29(水) 23:56:33 ID:gNsbOykE0
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#########(゚、゚トソンようです
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(゚、゚トソン
(゚、゚トソン「しょ、ショボンさん。タイトルは?」
(´・ω・`)「なんなんだろうね」
(゚、゚;トソン「そりゃないでしょ。なんて読めばいいんですか」
(´^ω^`)「ま、だいじなのはほら、中身だから! ナ・カ・ミ!!」 サッ
(゚、゚トソン「だからって表紙を隠さなくても」
(´^ω^`)「(だって断られるもん)」
.
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398 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/05/29(水) 23:57:20 ID:gNsbOykE0
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(゚、゚トソン「で」
(´・ω・`)「ん」
(゚、゚トソン「ドロドロって、なにがどうドロドロなんですか」
(´・ω・`)「そうだな、舞台は高校だ。それも、女子高」
(゚、゚トソン「ほう」
(´・ω・`)「トソンちゃんならわかると思うけど、女子、それも思春期の女子って、心がドロドロしてなくない?」
(゚、゚トソン「私に聞かれても」
(´・ω・`)「男子のいじめはいじめでまたひどいものだけど、女子のは女子ので、とんでもないだろ?」
(゚、゚トソン「え?」
(´^ω^`)「グループの輪から追い出されて……暴力はなくても冷たい視線と仲間はずれの嵐……」
(゚、゚トソン
(´^ω^`)「仲間はずれの人としゃべった人も、次の日から仲間はずれにする」
(゚、゚トソン
(´^ω^`)「……そんな、おそろしい世界がこの一冊のなかに広がっている」
.
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399 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/05/29(水) 23:58:01 ID:gNsbOykE0
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(゚、゚トソン「いじめの話ですか?」
(´・ω・`)「ちょっと違う」
(´^ω^`)「女子高生の人間関係を、これでもかと言うほどドロドロに描いた作品というべきだ」
(゚、゚トソン「ははぁ…」
(´^ω^`)「読めばわかるけど、清々しいほど、登場人物の心はずさずさしてるよ」
(゚、゚トソン「というと?」
(´・ω・`)「思春期特有の、姉に対する反発だったり」
(´・ω・`)「カレシという存在に依存したり」
(´・ω・`)「さっき言った仲間はずれの子を汚物を見るような目で見たり」
(´・ω・`)「主人公でさえ、その例に首を突っ込みたがらない体たらくだ」
(゚、゚トソン「っ!」
(´^ω^`)「ンもう、これは爽快。読んでてこっちの心のドロドロが吹っ飛んでいく」
(゚、゚トソン「……」 ワクワク
.
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400 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/05/29(水) 23:58:41 ID:gNsbOykE0
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(´・ω・`)「主人公たち女子高生の生活の、破片を寄せ集めるようなスタイルだから」
(´・ω・`)「さながら、日常作品のように読めるってのがまたポイント高いね」
(゚、゚トソン「日常、ねえ」
(´^ω^`)「拙い地の文……って思うかもだけど、いやいや、あの地の文だからこそ、更にポイントアップなんだよ」
と(゚、゚トソン「いや、読んでないけど……ちょっと読もうかな」 ヒョイ
□ミ
(´^ω^`)∩「もう、読みやすいし、すらすら読めるからすらすら脳に話が入っていくし、」 ヒョイ
(゚、゚トソン「あ…とられた」
(´^ω^`)「その話がドスドス、ドロドロしたものだから、僕みたいなそういう話が好きな人にとっては、ンもう、タマらないね」
(゚、゚トソン「読ませてよ」
(´^ω^`)「ちょっと待って」
(゚、゚トソン「え、え?」
.
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401 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/05/29(水) 23:59:24 ID:gNsbOykE0
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(゚、゚;トソン「あの、借りるって言ってるんですけど……?」
(´^ω^`)「(な、なんだとッ!!?)」
(゚、゚トソン「その本も、なんらかの事情があって貸せないんですか?」
(´^ω^`)「な、なあに、ブックカバーのサービスでも、と思ってね」
(゚、゚トソン「?? ふつう、図書館の本って、ビニールでコーティングされてませんか?」
(´^ω^`)「(鋭いな)」
(´^ω^`)「ほ、ほらほら!! 最近は、図書館もプライバシー保護が課題になってるからね!
. なにを読んでいるか、ってのも、一種のプライバシーなんだよ!」
(゚、゚トソン「いや、そんなの気にしないですけど……」
(´^ω^`)「それに、あまりよくわからないタイトルだろ? だからほら、えっと、」
(゚、゚トソン「もう一度表紙見せ……」
(´゚ω゚`)「ふぁあああああああああああああ!!! 黙って待ってろ!!」
(゚、゚;トソン「は、はい!!!」
.
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402 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/05/30(木) 00:00:15 ID:KgUSSVtI0
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(・ω・`;)「(た、確かここらへんに、僕の使ってたブックカバーが……)」 ガサゴソ
(・ω・`;)「(なんでよりにもよって、トソンちゃんらしき主人公が表紙に載ってる本をチョイスしたんだ、僕……)」 ガサゴソ
(゚、゚トソン「(まだかなー)」
(・ω・`;)
(;´・ω・)
(・ω・`;)
(´・ω・`)
(´゚ω゚`)「(ない!!!!)」
.
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403 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/05/30(木) 00:01:01 ID:KgUSSVtI0
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(゚、゚;トソン「あ、あの、ショボンさん?」
(´゚ω゚`)
(゚、゚;トソン「ショボーンさーん」
(´゚ω゚`)
(´゚ω゚`)
(´・ω・`)「あ、はいはい」
(゚、゚トソン「どうしたの…?」
(´^ω^`)「……やっぱ、この本はやめとくわ」
(゚、゚トソン「え、えーーー……? 読みたかったのに」
(´・ω・`)「今のきみにね、この手の本は読ませられないよ」
(゚、゚トソン「どうして?」
.
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404 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/05/30(木) 00:01:42 ID:KgUSSVtI0
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(´・ω・`)「トソンちゃんはね、一人でなにもかもを溜め込みすぎだからさ」
(゚、゚トソン「そ、そんなことは……」
(´・ω・`)「もし、そんな負の感情を増幅させてしまったら、と思うと、ね」
(゚、゚トソン「そう…?」
(´^ω^`)「やっぱり、ドロドロよりはサラサラよ! ネガティブよりポジティブさ!」
(゚、゚トソン「ま、まあ……そうでしょうね」
(´・ω・`)「そこで勧めたい本があるんだけど、ここで質問」
(´・ω・`)「きみはあんまり、人と交流とりたがらないタイプだよね?」
(゚、゚トソン「……ど、どちらかといえば……たぶん…」 ボソッ
(´^ω^`)っ□「そーれーじゃっ! もう、これを推すよりほかにないよ」 ヌッ
(゚、゚トソン「??」
.
-
405 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/05/30(木) 00:02:23 ID:KgUSSVtI0
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(´^ω^`)「いまやインドア派が増えつつある時代!」
(´・ω・`)「友だちとおしゃべりする機会も、減りつつあるでしょう」
(´^ω^`)「でも!
. ……この一冊さえあれば、すーぐに思い出せる!」
(´-ω-`)「コミュニケーションの、その楽しさ、ゆかいさを……」
.
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406 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/05/30(木) 00:04:20 ID:KgUSSVtI0
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風吹くチャットルームのようです
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(´・ω・`)「これは、小説ではない」
(゚、゚トソン「そうなんですか……え?」
(´・ω・`)「あるチャットルームのログを、まんま書籍化したのがこの本なのさ」
(゚、゚トソン「書籍化……」
(´^ω^`)「最近じゃあ、多いね。書籍化」
(´^ω^`)「ゴールデンボンバーマンだっけ? それのドラマーのブログも書籍化されたみたいだし」
(゚、゚トソン「しかし、そんな有名なチャットルームなのですか?」
(´・ω・`)「よくぞ聞いてくれた」
(゚、゚トソン「?」
.
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407 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/05/30(木) 00:05:33 ID:KgUSSVtI0
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(´・ω・`)「ネットの世界は、もはや、リアルの世界よりも膨大だ」
(´・ω・`)「さまざまなサイト、ブログ、掲示板、SNSがある」
(´-ω-`)「チャットルームkazefukuは、そんなたくさんある場所のなかの、
ほんの片隅にある一介のチャットルームにすぎない」
(´・ω・`)「話す人もみんな、一般人だ。有名人なんていない」
(´・ω・`)「それなのに、これが書籍化された、その理由はなんだったと思う?」
(゚、゚トソン「えっと……面白いから?」
(´・ω・`)「もっと言うなら、」
(´・ω・`)「限りなくリアルに近い世界で、限りなくドラマに近い日常」
(´-ω-`)「それが………そこには、描き出されていたからだ」
.
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408 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/05/30(木) 00:06:49 ID:KgUSSVtI0
-
(゚、゚トソン「!」
(´・ω・`)「もう一度言うが、このチャットルームは、いたってふつうの、むしろ小さなサイトだ」
(´・ω・`)「だというのに、こうして、まさかの大ヒットを残したほどには、面白い」
(´・ω・`)「なにがどう面白いかは言えないんだけど……まあ、とにかく面白いんだ」
(´・ω・`)「……そう。この本を読めば、わかることがあるよ」
(゚、゚トソン「わかること……?」
(´・ω・`)「ドラマなんてものは、さ」
(´・ω・`)「そこらへんに転がっているってことよ」
.
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409 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/05/30(木) 00:07:37 ID:KgUSSVtI0
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(゚、゚トソン「…っ……!」
(´^ω^`)「ほんとにね、憎らしいほど面白い人ばかりだよ」
(´・ω・`)「年齢も近いもののばらばらで、境遇もばらばらで」
(´・ω・`)「しかし、偶然にも、一つのチャットルームに集まった」
(´・ω・`)「そんな彼らがそこで築き上げるリアルの世界が、ネットの世界を越えて、ドラマをつくるんだ」
(´^ω^`)「これは、僕のイチオシ作品だよ。最近刊行されたなかじゃあ、これは読まないと損をする」
(゚、゚トソン「そう、なんですか……」
.
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410 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/05/30(木) 00:08:41 ID:KgUSSVtI0
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(´・ω・`)「これがあまりにも人気を博したもんだから、編纂グループも調子にのってね。
. 別のチャットルームのログも、同様に書籍化しようと試してみたんだ」
(゚、゚トソン「試して……『みた』?」
(´-ω-`)「ただ……どうも、そっちはうまくいってないみたいだね。
少なくとも、そっちのログの編纂は、まだ終わってないみたいだ」
(゚、゚トソン「はあ…」
(´・ω・`)「ひょっとすると、こうしたチャットの書籍化は、今後、はやるかもしれない。
. まだ一般化されてない今のうちに、読むほうがいいよ」
□と(゚、゚トソン「そうですね。それ、読んでみる……」 ヒョイ
(´゚ω゚`)「や……やッしゃああああああああ!! まいどォォ!!!」
(゚、゚;トソン「なにがマイドなんですか……ったく」 ペラペラ
(゚、゚トソン「…ん?」
(´゚ω゚`) ?
.
-
411 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/05/30(木) 00:09:22 ID:KgUSSVtI0
-
(゚、゚トソン
(゚、゚;トソン
(´゚ω゚`)
(´゚ω゚`) …
:(;´・ω・):「……こ、今度は、なに?」 ソワソワ
□と(゚、゚;トソン「やっぱやめとく!」 サッ
( ;´゚ω゚)「なんで!? なんでさ!!」
(゚、゚;トソン「この、冒頭……」
(;´・ω・)「な、なに…?」
.
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412 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/05/30(木) 00:10:29 ID:KgUSSVtI0
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1 名前:†髑惡†[] 投稿日:2013/02/21(木) 20:27:44 ID:/JwrzGyA0
誰か、見ているか?
見ているなら今すぐ返事をくれ
(;´・ω・)
(´・ω・`)
(´・ω・`)「……? これがどうしたの」
(゚、゚;トソン「名前からして、アブナイ感じがする」
(´・ω・`)
( ;´゚ω゚)「は……はアアッ!? ちょ――」
(゚、゚;トソン「ほかのにしてください」
(;´・ω・)「ま、待とうよ。これはね、この出だしだからこそ、面白いんだって」
(-、-トソン「ほーかーのー」
(´・ω・`)「あーあー。損しても知らないぞー」
(゚、゚トソン「この前言ったけど、私は―――」
(;´・ω・)「わかった! はい、これはまた今度ね! 次ッ!!」
.
-
414 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/05/30(木) 00:11:13 ID:KgUSSVtI0
-
(´・ω・`)「風吹くでだめだったか……」
(´^ω^`)「でもねー。
. まだまだ、人と人の交流が描かれた本はあるんだよなあ、コレが!!」
(゚、゚トソン「まだ、ですか」
(´・ω・`)「今度の舞台は、高校生、それも、主人公の部屋だ」
(´・ω・`)「大人になってからはじめて恋しくなる、同性の友人とのにぎやかな談笑……」
(´^ω^`)「……僕は、さっそく高校生活が恋しくなったものだよ」
.
-
416 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/05/30(木) 00:12:19 ID:KgUSSVtI0
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
( ・∀・)勉強部屋のようです
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(゚、゚トソン「これも、ノンフィクションですか?」
(´・ω・`)「これはふつうの小説だね」
(´・ω・`)「でも、これはリアリティーがあって、また一方で漫画チックで、楽しいよ」
(゚、゚トソン「?」
(´^ω^`)「なんつーかね。こんなやり取りを高校のときにしておきたかったなあ、って……、……」
(゚、゚トソン「どうしました?」
(´^ω^`)
(´^ω^`)「(これ、男に勧めるべき本じゃねーか……選択ミスったわ……)」
.
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418 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/05/30(木) 00:13:05 ID:KgUSSVtI0
-
(゚、゚トソン「???」
(´・ω・`)「男、それも高校生の男子がふだん、どんなやり取りをしてるか……気にならない?」
(゚、゚トソン「興味は別として、知らないっちゃあ知りませんね」
(´^ω^`)「いーよいーよ。だったら新鮮な気持ちで読めると思うよ」
(゚、゚トソン「というと?」
(´・ω・`)「まず、女子の恋バナは、なんかいちゃいちゃした、華々しい感じがするじゃん?」
(゚、゚トソン「実際はそうでもないですよ」
(´・ω・`)「でも、男子のほうは……、……」
(´・ω・`)「え。女子の恋バナってどんな感じなん」
(゚、゚;トソン「へ? いや、私もあんまり詳しくは……」
(´・ω・`)「聞かせて」
(゚、゚;トソン「(め、目が……またホンキになってる……)」
.
-
419 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/05/30(木) 00:13:54 ID:KgUSSVtI0
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(゚、゚;トソン「ま、い、いいじゃないですか、こちらのことなど!」
(´・ω・`)「えーーー??」
(゚、゚トソン「それより、本の紹介でしょ? もっとお願いします」
(´^ω^`)「ん、んー……しかたないなあ。このショボン様が、してあげるか!」
(゚、゚トソン「どうぞ」
(´・ω・`)「うーんとね。えっと、どこまでいった……あ、そうそう」
.
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420 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/05/30(木) 00:14:51 ID:KgUSSVtI0
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(´・ω・`)「男のほうはね、もっとオモシロいんだ」
(゚、゚トソン「え? 面白いの?」
(´^ω^`)「だいたい、声が、いやらしいものになる」
(゚、゚トソン「イヤラシイ……」
(´^ω^`)「で、女子と仲良くしゃべってるのを見られたら、まず間違いなく噂がたてられる」
(゚、゚トソン「それ、女子もだけど……」
(´・ω・`)「え、なんて?」
(゚、゚;トソン「なんでもないです。続きを」
(´・ω・`)「調子くるうなあ…」
.
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421 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/05/30(木) 00:15:36 ID:KgUSSVtI0
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(´^ω^`)「それに、男子は、冗談を交えた絡みが多いんだ」
(´・ω・`)「死ねって言ったりこづいたりなんて、もはや常套パターン」
(´・ω・`)「でも、友だちと認め合った間柄では、それは決して喧嘩に発展しない」
(´・ω・`)「互いの本心を、ちゃんと汲み取れているからね」
(゚、゚トソン「はあ」
(´^ω^`)「少なくとも、女子みたいに、うわべを取り繕ってしゃべるってのはないなあ」
(゚、゚トソン「むっ。失礼な」
(´^ω^`)「(こいつ、自分で言っといて……)」
(´・ω・`)「……で。この作品には、そういった高校生男子ならではの絡みが、生々しく見られる」
.
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422 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/05/30(木) 00:16:47 ID:KgUSSVtI0
-
(´・ω・`)「こんな頻繁に人の家にあがりこむ、ってのはさすがにフィクションの色が強いけど」
(´・ω・`)「でも、こういうのも憧れたりしたもんだよ、当時は」
(゚、゚トソン「そうなんですか? ショボンさんみたいな人でも」
(´^ω^`)「お菓子を囲んでわいわいしゃべったり、テレビ見たり、勉強したり、女子の話なんかしたり……」
(゚、゚トソン「あ、でもそういうのは私も憧れますよ。トッポとか、梅のグミとかをちょっとちょうだいって……」
(´・ω・`)「……酢昆布を囲んでも、女子は喜ぶのかな?」
(゚、゚;トソン「す、酢昆布? また、マニアックな……」
(´・ω・`)「(あれ。結構好きなんだけど……)」
.
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423 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/05/30(木) 00:17:31 ID:KgUSSVtI0
-
(´^ω^`)「――と、ほら」
(゚、゚トソン「?」
(´・ω・`)「現にこうして、話が弾む」
(´^ω^`)「そんな世界が、この作品のなかには広がっているんだ」
(゚、゚トソン「あっ…」
(´・ω・`)「どうだい? わりと新鮮な面白さが感じられるかもだけど……」
(゚、゚トソン「うーん……そうですねえ」
(-、-トソン「………」
(´^ω^`)
.
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425 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/05/30(木) 00:18:11 ID:KgUSSVtI0
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(´・ω・`)「(……あれ?)」
(´・ω・`)「(でもそういやこれ、作中で矛盾が見つかったから、
. 出版社が急遽初版のを回収してるって話があったよな)」
(´・ω・`)「(確か、男子校がどうこうって……あれ。これ、初版だっけ?)」
(´・ω・`)「(いやいやいやいや……いや、まさか、この僕がそんな、確認不足だなんて……)」
(;´・ω・)「(ちょ、ちょっと待てよ? 不安になってきた……)」
(;´・ω・)っ□ ペラペラ
(-、-トソン
(゚、゚トソン
(゚、゚トソン「……?」
(゚、゚トソン「どうしたんですか、ショボ――」
从 ゚∀从「すみません」
.
-
426 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/05/30(木) 00:19:57 ID:KgUSSVtI0
-
(゚、゚トソン「…?」
(;´・ω・)「?? 誰かきた?」
从 ゚∀从「館長のショボンさんはいますか?」
(;´^ω^)「あ、はい、僕がショボンですが……」
从 ゚∀从「そうですか。いま、お時間大丈夫ですか?」
(;´^ω^)っ□「あ〜、いまはちょっと……本のことで、ね」
从 ゚∀从「あ、それ。その本のことで今日はきたんですよ」
(;´・ω・)「?」
从 ゚∀从「あ、申し遅れました」
从 ゚∀从「オレ、ブンツンドーの者です」
.
-
427 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/05/30(木) 00:21:07 ID:KgUSSVtI0
-
(´・ω・`)
(´^ω^`)
(´・ω・`)
( ´ ω ) ゜ ゜ ポーン
(´゚ω゚`)「ぎゃああああああああああああ!!!!!」
从 ゚∀从「困るんですよねー。ちゃんと、返送してくれないと」
从 ゚∀从「この先生もねえ、最近新作を書き出して、波に乗ってきてるところなんですから」
从 ゚∀从「あなたも、司書資格持ってる館長なんでしょ? そこらへん、しっかりしてもらわないと」
(;´^ω^)「お、おっしゃるとーりです! いやあ、すいませんねえ……はい」 ペコペコ
(゚、゚トソン
(゚、゚トソン
.
-
428 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/05/30(木) 00:22:22 ID:KgUSSVtI0
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从 ゚∀从「まさか、例の通達が届いてなかったとか?」
(;´^ω^)「あ、きましたきました」
从 ゚∀从「え? じゃあ、知ってて無視してたんですか?」
(;´^ω^)「そそそーゆーことじゃあ、決して……」
从 ゚∀从「……ちょっと、詳しく聞かせてもらいましょうか」
( ;´゚ω゚)「ち、違うんだ! これには、深ァーいワケが……」
从∀゚ 从っ<「おら、来いよ」 ズリズリ
;´゚ω゚`)っ ))「い、いやああああああああ!! あああああああああッ!!!」 ズリズリ
(゚、゚トソン
(゚、゚トソン
(゚、゚トソン
.
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430 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/05/30(木) 00:23:10 ID:KgUSSVtI0
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「ニンテンドー」。おしまい。