忌談百刑

第20話 鳥籠の中のろくろ首≪デュラハン・イン・ザ・バードジェイル≫

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913 名前:名無しさん[] 投稿日:2017/07/25(火) 05:00:48 ID:lC.C.W2Q0



異常鉄骨って分かるか? あの太い、棒状のワッフルみたいな溝の付いた鉄骨。

その鉄骨で編まれた、巨大な鳥籠。それが部屋いっぱいにその領域を広げている。




鳥籠の向こうには、小さな机が見える。




そして、その鳥籠の鉄骨が集中する一番上のところから、"鉤"が伸びていて、
そこに何かがぶら下がっていた。



俺は月明かりと、携帯のライトを頼りに、その"何か"を更に照らし出す。



何か、ブドウのようなものが、吊り下げられている。



そこから太い毛のようなものが少ない数生えていて――。





そこまで見て、やっとその正体に気が付いた。




一つの首から、複数の少女の胴体が生えているんだ。

俺が太い毛のようだと思っていたのは、全て少女たちの四肢だったんだ。



一つの首で、七人分の胴体の重みを支えている少女の顔は、あまりに高い位置にあるので見えなかったが、
今までの写真の少女のように目隠しをしているようだった。

914 名前:名無しさん[] 投稿日:2017/07/25(火) 05:01:43 ID:lC.C.W2Q0

俺がその少女の塊に気付いた時、部屋の中に、鳥の鳴き声が響いた。



"――で、――で"



そして、歌に合わせて、少女の首が、ゆっくりと伸びていく。

あの胴の集合体が、降りてくる。ゆっくり、ゆっくり。

複数個の腕や脚がてんでばらばらの方に動かされて、鳥の羽ばたきのようにせわしく上下する。




"――いで、――いで"




そのさえずりが、よりはっきりした人間の声に変わっていく。

怨嗟の念のこもった、強い"否定"の感情のこもった、暗い歌声だ。

聞いているだけで膝が震えてくる。彼女らの無念が、俺の骨髄に注射されるように、じわり背骨を這い上がる。




"――ないで、――ないで"




これは、俺にどうこうできるもんじゃない。

やっとそれに気が付いた。あるいは、俺は彼女らを救うために呼ばれたのではなく、
彼女らの"餌"として、この多重次元構造の蜘蛛の巣にかかってしまった愚かな虫けらだったのかもしれない。

体の端々から糸が絡まっていく感覚。"死"という概念を、丁寧に丁寧に織り上げた上質の反物が、俺の全身を締め上げる。

915 名前:名無しさん[] 投稿日:2017/07/25(火) 05:02:24 ID:lC.C.W2Q0



途端、胴体の塊を支えていた首に力が無くなり、まるでゴムが伸びるみたいに急激にその長さを増して、
ハンバーグのたねが床に叩きつけられるぐちょ、とべちゃ、が合わさった音と共に、その塊が降り立った。


上から伸ばされた細い糸のような首に、七つの少女の胴体が実った、そのグロテスクな果実は、
その落下の衝撃に身もだえするように扇動している。



そして、その、上から響く歌声が絶叫に変わるとともに、
その塊は鳥籠の隙間を、その肉を柔軟に変形させながら染み出てくる。





"みないでッ! みないでェ――――――――――――――ッ!!!!"





瞬間、肉の波が、その塊から迸った。




ぎゅおんという唸りを上げて、俺を飲み込もうと、その体を目いっぱいに広げて四肢を"射出"してくる。
















アレに掴まれたら、俺は多分死ぬ。

916 名前:名無しさん[] 投稿日:2017/07/25(火) 05:02:57 ID:lC.C.W2Q0

その強烈な恐怖が、バネ仕掛けの機械みたいに、俺の体を弾き飛ばした。

自分の筋力で動いたとは思えないような、滅裂な動きのまま、ハートの扉を飛び出した。
そのまま元来た大穴に飛び込んで、更にその奥の部屋に逃げ込む。


後ろからは、七人の少女の肉の塊から構成された、節足動物のようなそれが、
物凄い速度で這いずりながら俺を追ってくる。ぐりんぐりんと回転しながら、自身を運ぶ足を入れ替えて、
柔軟に、しなやかに、おぞましく、その肉を可変させながら、狭い通路も通過するんだ。





ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイッッッ!!!




この家全体から漂う悪虐の空気と、彼女らの行き場を失った明確な殺意が合わさって、
俺の背中に爪を立てる。その度に、俺の魂の一部が欠けていく気がする。


喉の奥が、蒸発しきって失われた水分のせいでぴったりと張り付いて閉じてしまう。
呼吸が出来ない。鼻も、鼻水でふさがってしまっている。




それでも止まれない。

止まったらあの肉塊に捻り殺され、しかもこの煉獄ともいうべき混沌庵に未来永劫閉じ込められて、
彼女らと同じく永遠の責め苦を受けることになるのが分かり切っているからだ。



そうなったら、それはもう、生きるとか死ぬとかではなくて、
生きて、死んで、生き返って、また死んでを繰り返すだけの不毛の輪廻に囚われ続けるのと同じだ。

917 名前:名無しさん[] 投稿日:2017/07/25(火) 05:03:28 ID:lC.C.W2Q0



もうすでに、どこをどう移動したのか分からない。何度も同じ場所を通っている。


気がする、ではなく間違いなく通っている。何故なら、俺が一度通った後には、
あのたった一個の頭から伸びる白い首が床に伸びているから。


場所によっては何重にもその首がとぐろを巻いていて、そこを俺が何周もしたことを示している。




出れない。出ることが出来ない。



当たり前だ。この家の用途は"ソレ"なんだ。

決して脱出が出来ない永劫の迷宮。一度囚われたら二度と出るとの叶わない、悪魔の館。
それがこの家なのだから。




俺は走り抜けながら、数少ない家具を引き倒して道を塞ごうとする。

それでもその七つの胴の集合体は、それらを踏みつぶし、あるいは持ち上げて、
更には形を柔軟に変形させて、ぶにぶにと俺を追ってくる。




しかもその家具を倒した場所を俺は何度も通ることになるので、
結局その行為は自分の首を絞めているだけだった。

918 名前:名無しさん[] 投稿日:2017/07/25(火) 05:03:58 ID:lC.C.W2Q0


崩れた家具を飛び越えて、蹴りどけて、そうやって逃げ惑う俺は、床に開けられた人一人分くらいの移動用の穴に躓いて、
もんどりうって床を転がった。そして、ブチまけられた道具類に体を裂かれながら、その勢いで、もう一度立ち上がろうと試みた。

その時、なにか固いものが俺の掌の下にあった。俺は何か有効な武器であることに望みをかけて、
それを引っ掴んで立ち上がった。




そしてまた走り出す。後ろを振り返ると、さっきまで俺が転がっていた場所に、
あの化け物が、その巨体を叩きつけるのが見えた。間一髪だった。




俺は暗闇の中、目を凝らして、その手の中の物を見る。

"ライター"だった。小型の、煙草とか買うとついてくる100円ライターが、俺のてのひらに納まっていた。


こんなものでどうしろというのだ。逃げ惑いながら、ありとあらゆる場所に放火して、そしてこの館ごと焼き落として、
いっそこの化物と心中するか? でもその前にコイツに囚われて、そしてあの世までコイツの一部として地獄に落ちるのはごめんだ。

919 名前:名無しさん[] 投稿日:2017/07/25(火) 05:04:34 ID:lC.C.W2Q0



考えろ、彼女らは、なんであのSDカードを俺に見つけさせた。

何でこの家に導いた。彼女らの望みはなんだ。

いや、分かっている。解放だ。この家からの解放。

しかしもう、"王歯車"は死んだんだ。奴の魂はとうにこの世界を離れ、

彼女らも自由になるべきなんだ。それが当然の帰結なんだ。

それがどこかで狂っている。どこかで彼女の魂が目詰まりを起こしている。

それこそ牢獄のように、鳥籠のように、彼女らを捕らえ続ける何かがあるんだ。

それはなんだ、この家そのものか? 

いやそうじゃない、だって彼女らはこんなにも自由に家の中を走り回っているじゃないか。

もっとなにか根源的な、根本的な、彼女らを封じ込めている何かがこの屋敷には存在している。

920 名前:名無しさん[] 投稿日:2017/07/25(火) 05:05:02 ID:lC.C.W2Q0





            "みないで"






不意に、あの鳥籠の中の首が叫んだ言葉を思い出した。


そうだ、彼女らは、どの写真も目隠しをしていた。

彼女らは、自分を見てほしくなかった。

穢された自分を、汚された自分を。それが封じ込められた写真を。

だから、それが未練なんだ。それが心残りで、この館を離れられない。






それはなんだ。彼女らの、見られたくない、目隠しの下の――。

921 名前:名無しさん[] 投稿日:2017/07/25(火) 05:05:41 ID:lC.C.W2Q0



瞬間、俺は反転した。



此方に向かってくる肉の塊に向かって走る。

勝負は一瞬だ。負ければ死ぬ。

廊下いっぱいに28本の四肢を伸ばして、移動する蜘蛛の巣のようにこちらに迫ってくる。

避ける隙間なんて一つも無い。でも、それでも俺は走った。



そして、俺と七人の少女の悪霊≪レギオン≫が交錯する瞬間。


俺はタイミングを合わせて、さっき躓いたあの穴の中に飛び込んだ。

頭上を化け物が超えていく。そしてさらに向こうで、何かにブチ当たるような音がした。



俺はその穴をよじ登って後ろを見た。思った通り、あの巨体は前進する力は強い様だが小回りは効かないんだ。

だから俺が下穴に逃げて、慌ててそれを追うために反転したけど、足を取られて絡まる毛玉みたいに、滑り抜けたんだ。



そして、再び起き上がりこちらを追いかけようとする"ソレ"を尻目に、俺は"首を辿って"走り出した。



こうすれば、いつか必ずあの"鳥籠の部屋"に辿りつく。


もう、そこだけなんだ。何かあるとすれば。







見られたくないものがあるなら、そのそばで見張るのが一番いいから。

922 名前:名無しさん[] 投稿日:2017/07/25(火) 05:06:23 ID:lC.C.W2Q0



――俺は、長く伸びた首を辿って、再びあの部屋に舞い戻った。

鳥籠の鉤にひっかかった少女の首は、未だにか細く"みないで"と泣いている。

俺はその声に耳を塞ぎながら、ドアと反対の鳥籠の向こうに見えた、小さな机に向かった。
あの首の近くにある、"見られたくないもの"があるとしたら、ここしかない。






机に備え付けの引き出しを開ける。

その中には、








苦痛や涙に顔を歪めた、無数の少女の写真があったんだ。







本来なら可愛らしい顔だったであろう顔面は、ことごとく恐怖と蹂躙によって、人間の相貌を喪失している。

多分恐らく、日本人ではない。金で買われた彼女たちは、この醜く崩れしまった顔を見られたくなかったんだ。



目隠しを外した、この狂気じみた顔を。



だから結局やっぱり、彼女たちをここに閉じ込めていたのは"王歯車"だったんだ。



本当の牢獄は、異常増築の家でも、異常鉄骨の鳥籠でもない、この写真だったんだ。

923 名前:名無しさん[] 投稿日:2017/07/25(火) 05:07:08 ID:lC.C.W2Q0

写真は、魂を封じ込めるって聞いたことがあるだろ?



七人の少女が、ここにやってきて、苦しんで死ぬまでのポートフォリオが、
彼女らの魂を捕らえて、そしてやがてこの引き出しにごったに詰め込まれた写真たちのように、
ひとつの塊になって、苦しんでいた。




俺は、握りっぱなしだったライターを使って、その写真に火をつけた。



一枚目が焼けると、その後は早かった。少女として、女として見られたくないそれらが一斉に燃え上がって塵へと変わっていく。


後ろを振り返ると、長く延ばされた彼女の首は、すっぽりと抜け落ちて、その端からまるで導火線に火がついたみたいに、
ドアの向こうに伸ばされた自らを、消しながら追っていく。



そうして、多分、あの先にある少女たち七人分の煮凝りの肉体も消えるのだろう。



そして、鉤に吊るされた首は、歌うのをやめていた。
俺からは後頭しか見えなかったから、どんな表情をしているのかは分からなかった。



そして、写真の最後の一かけらまで、すっかり焼け落ちると、その首も消えてしまった。






その後、俺はあれほど脱出不可能と思われた館を、案外すんなりと、しかも玄関から出ることが出来た。
あんなに恐ろしく、そして長い時間をあの中で過ごしたように思っていたけど、時間にして一時間しか経っていなかった。





俺は、彼女らを救ったんだろうか。それとも殺したのだろうか。
救うと殺す。相反する事象の狭間に揺れながら、俺は強くなってきた雪の中を帰った。

924 名前:名無しさん[] 投稿日:2017/07/25(火) 05:07:37 ID:lC.C.W2Q0

後日、友人と駅前で遊んだ後に、俺の家でゲームでもするかって話になった。
二人で俺の部屋に入ってコートを脱いだ時、俺のポケットから、あの日の七枚のマイクロSDカードが零れ落ちる。


『なんだお、それ』


友人がそれを目ざとく見つけて、俺はSDを処分し忘れていたことを思い出した。



( ^ω^)「僕やん!」



俺は説明に困ってしまって、とりあえず、「暗号ごっこ」とだけ返して、
その七枚を炬燵の上に放った。

友人はそれを順番どおりに並べてから、


『ドクオ、この時期になると奇行が増えるおね』


と言う。

925 名前:名無しさん[] 投稿日:2017/07/25(火) 05:08:09 ID:lC.C.W2Q0

『去年のこの時期も、受験前だっていうのに、探偵ごっことか言って、妊婦さんをつけ回してたし』

「あ、あれはちげーよ! お前の勘違いだってッ!」



俺がそう返す頃には、友人は真剣な顔でそのSDを見つめる。そしてこんなことを言った。



『コレ、容量がちょっとずつ違うんだおね』

「ん? どゆこと?」

『ほら、その1から7まで並べると、最初は"8ぎが"、次も"8ぎが"。でも次から全部数字がバラバラで、9,5,6,4,10 って続くんだおね』

「ホントだ」



気が付かなかった。そのSDに納められていた内容の方にばかり気を取られていて、
そんなところまで、気が回らなかったのだ。



そして、その事実を噛み締めている俺よりも早く、また友人が口を開く。

926 名前:名無しさん[] 投稿日:2017/07/25(火) 05:09:36 ID:lC.C.W2Q0



『これ、"ミナゴロシ"じゃないかお?』

「え、何それ」

『あー、いや、なんていえばいいんだお? "3,7,5,6,4"で"ミナゴロシ"って読むっていう、えーっと、数字の語呂合わせってヤツ?』



それを聞いて、俺はその数字の羅列の、"日本語読み"を試みた。











――なるほどな。

俺は、多分、あの子たちを"救った"んだろう。

あの子たちの願いは、この世から消えることだったんだ。
それが彼女らにとっての救いだった。

だから、俺はあの日、あの館に呼ばれて、彼女たちを"救い殺した"んだ。




その時、俺もやっと、あの一連の出来事から、解放された気がした。




表裏一体だったんだ。

コインの裏表のように。






きっと、俺は――。

927 名前:名無しさん[] 投稿日:2017/07/25(火) 05:10:07 ID:lC.C.W2Q0













                  『8 8 9  5 6 4 10』



















【鳥籠の中のろくろ首≪デュラハン・イン・ザ・バードジェイル≫ 了】

928 名前:名無しさん[] 投稿日:2017/07/25(火) 05:10:36 ID:lC.C.W2Q0

【幕間】






('∀`) 「っしゃぁッ!! どやッ!!」

( ^ω^)「……なっがぁ〜」

ξ゚听)ξ「ながいわ」

(´・ω・`)「ながいね」

川 ゚ -゚)「ながいな」

(;'A`) 「え、ちょ、感想それだけッ!?」

ξ゚听)ξ「ぶっちゃけ長い回ってちょっと"刑務官"殿の反応鈍るのよね」

('A`) 「べ、別にいいじゃん! ご機嫌伺いでやってるんじゃないもんッ! むきゅーッ!」

ξ゚听)ξ「まぁ、最後だからって張り切ったって事にしておくわ」

( ^ω^)「……つんさん」

ξ゚听)ξ「ん、なに?」

( ^ω^)「おなか すいたお」 ギュゴルルルルル

ξ゚听)ξ「はいはい、じゃあご飯にしましょうか」

川 ゚ -゚)「うむ、良い頃合いにご飯になったな」

ξ゚听)ξ「じゃあ、閑話休題と行きましょうか」


929 名前:名無しさん[] 投稿日:2017/07/25(火) 05:10:56 ID:lC.C.W2Q0


【閑話休題】






( ^ω^)「相変わらずうめぇお"感詰"」モッチャモッチャ

(´・ω・`)「でも、これ数日喰い続けろって言われたら地獄かもね」

川 ゚ -゚)「塩みが欲しいな」

ξ゚听)ξ「早くもこの生活に慣れてきて文句出始めたわね」

('A`) 「順応性の高さが自慢だからな、俺ら」

ξ゚听)ξ「じゃあご飯食べながら、"刑務官"殿の"尋問"に応えていきましょう」

930 名前:名無しさん[] 投稿日:2017/07/25(火) 05:11:23 ID:lC.C.W2Q0

『>>293 現在の収監環境』

293 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2017/07/15(土) 00:02:34 ID:9y1ZFDas0
おつ
今日中にはもう投下はないのかと思ったら
二段オチとはやるじゃねえか、俺の涙を返せよ

今まで普通の和室か教室で語っているイメージだったけれど、もし本当に牢屋なら、四人は囚人服を着ているってイメージでもなかなか良いな







( ^ω^)「牢屋だお」

(´・ω・`)「牢屋だね」

ξ゚听)ξ「コンクリ打ちっぱなしの箱の一面が鉄格子、っていう"ザ・監獄"よね」

川 ゚ -゚)「他もいくつかの牢屋が見えるけど、誰も入ってないな」

( ^ω^)「服は制服だお」

ξ゚听)ξ「拝高は男女ブレザーね」

(´・ω・`)「腹が減るって事は、その後の生理現象とかどうしたらいいんだろうね」

( ^ω^)「あの隅に、工事現場にある簡易トイレがあるお」

川 ゚ -゚)「音、聞こえるな」

ξ゚听)ξ「じゃあ、誰かがトイレに入ったら、残りの全員で、"大地讃頌"を熱唱するというルールを設けましょう」

('A`) 「そんなのうんこする側が落ち着けないよ……」

931 名前:名無しさん[] 投稿日:2017/07/25(火) 05:11:45 ID:lC.C.W2Q0

『>>384 話の長さ』

384 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2017/07/16(日) 15:52:54 ID:yGesqZCI0
おつ
短めの方が作者の負担にならないならそれでもOKだけど、今までみたいなちょっと長めの話も好きだからどちらでも構わない。
次は誰からスタートなのか気になるね。






('A`) 「こればっかりはなぁ」

(´・ω・`)「正直全員短くしようと努力してるんだけどね」

ξ゚听)ξ「長くなる話は長くなるのよねぇ」

('A`) 「極端に長い予感がするのはかいつまんで話すようにしてるけど」

( ^ω^)「一時間超えると、座ってても足痺れてくるお」

ξ゚听)ξ「じゃあ、まぁ、健康を損なわない程度に、鋭意努力案件って事で」

('A`) 「ぶっちゃけ四コマで纏められる話もあるけど」

('A`) 「幽霊だー→襲われた→退治だ→ハッピー、みたいな簡素な話にしかならないんだよな」

川 ゚ -゚)「まぁ、短くすれば、話せる話数も増えるからな」

('A`) 「その分早く"釈放"されるってんならそれに越したことはないな」

932 名前:名無しさん[] 投稿日:2017/07/25(火) 05:12:14 ID:lC.C.W2Q0

『>>776-770 出"題"について』

766 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2017/07/22(土) 11:22:49 ID:WnxlCtXI0
俺は感じる
安価を取りたい皆の衝動を

767 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2017/07/22(土) 11:24:22 ID:WnxlCtXI0
加速

768 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2017/07/22(土) 11:24:44 ID:WnxlCtXI0
加速

769 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2017/07/22(土) 11:25:08 ID:WnxlCtXI0
加速

770 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2017/07/22(土) 11:25:40 ID:WnxlCtXI0


771 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2017/07/22(土) 13:19:47 ID:wIViTbNc0
あえて言わせてもらう
この取り方はつまんねぇ






( ^ω^)「基本何でもいいお」

('A`) 「早ければ早いほど、早く話せるしな」

(´・ω・`)「でも、"題"が出てくるまでがプチ休憩時間だから、時間かかるのも嫌いじゃないけどね」

ξ゚听)ξ「結果"刑務官"殿の自由にしてもらえればそれでいいわよね」

( ^ω^)「所詮"囚人"の僕らに、自由なんてないんだお」

(´^ω^`)「何かムカつくことがあれば"解"の中で復讐してやればいいからねッ!」

( ^ω^)「出たッ! ショボちゃんの陰湿な仕返しッ!」

('A`) 「ルールの穴を突く、汚い手口は誰にもバレずに相手の精神を破壊するぞッ!」

川 ゚ -゚)「やっぱみんなショボを人間から徐々に遠ざけようとしているな」

ξ゚听)ξ「友達じゃなかったら、関わりたくない人種だわ」

(´^ω^`)「ツンちゃんの"七色ポケット"の万倍"痛い"話を書いちゃうぞぉ〜」

( ^ω^)「鬼畜」

933 名前:名無しさん[] 投稿日:2017/07/25(火) 05:12:40 ID:lC.C.W2Q0

『>>481 差し入れ』

481 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2017/07/17(月) 22:06:49 ID:b56DLqpE0
擬人化・2話ネタバレ注意
女の子の話がえぐくて好き








ξ゚听)ξ「それから、みなさんお待ちかねの差し入れよッ!!!」

('∀`) 「やったぁあああああああッ!!!!!」

( ^ω^)「喰いもんッ!!! 娯楽ぅッ!!!!!」

川 ゚ -゚)「クーラーと低反発枕貰っていいか?」

ξ゚听)ξ「もうここで暮らしていこうとしてるじゃない」

ξ゚听)ξ「えーっとね、これ、"パズル"みたいよ」

( ^ω^)「パズル?」

ξ゚听)ξ「一応娯楽なんじゃないの?」

(´・ω・`)「どれどれ〜? oh……。100cm×100cmの5000ピースだって」

('A`) 「めっちゃ細かいやんッ!」

(´・ω・`)「これ一ヶ月とかかかる奴だ……」

ξ゚听)ξ「でも完成絵はパッケージに書いてあるわよ」

934 名前:名無しさん[] 投稿日:2017/07/25(火) 05:13:02 ID:lC.C.W2Q0

川 ゚ -゚)「私だッ!」

( ^ω^)「……」

('A`) 「……」

(´・ω・`)「……」

ξ゚听)ξ「……」

川 ゚ -゚)「……ちょっと後ろ向いてもいいか?」

ξ゚听)ξ「……どうぞ」

川 ゚ -゚)「じゃあ、お言葉に甘えて」




( 川川从 フヒッ……フヒヒッ……




( ^ω^)「あぁ、普段あんまり笑わないと、あんな気持ち悪い笑い方しか出来ないんだおね」

(´・ω・`)「悲しい呪いだね」

ξ゚听)ξ「でも二度と見たくないから正直後ろ向いてくれるのメッチャありがたいわね」

('A`) 「言うな。さっき喰ったもん全部出すぞ」

935 名前:名無しさん[] 投稿日:2017/07/25(火) 05:13:25 ID:lC.C.W2Q0

川 ゚ -゚)「いや、すまないな」

ξ゚听)ξ「いえいえ」

川 ゚ -゚)「でも、一つだけ言いたいことがある。私はこんなだっせぇ服は着ないぞ」

ξ゚听)ξ「いや、あんた私服全部、動物のでけぇ顔がプリントされたトレーナーじゃない」

( ^ω^)「あの紫水玉に、パンダのドアップがプリントされたトレーナー何処に売ってんだお。逆に欲しいお」

(´・ω・`)「僕は首を180°捻った梟の全身図がプリントされたスパンコール塗れのあれが印象深いなぁ」

('A`) 「クーさんは一人でトレーナー動物園を開きゃなきゃいけない呪いもかかってるのか?」

川 ゚ -゚)「いや、可愛いだろ、殺すぞ」

( ^ω^)「こっわ」

ξ゚听)ξ「急にフルスロットルの殺意をまき散らせるのもまた才能よね」

936 名前:名無しさん[] 投稿日:2017/07/25(火) 05:13:58 ID:lC.C.W2Q0

川 ゚ -゚)「それと、もう一つ驚いたことがあって、このピエロなんだが、私の見たピエロと超似てるんだよなぁ」

(´・ω・`)「そうなの?」

川 ゚ -゚)「あぁ、めっちゃ似てる。怖いくらいに」

('A`) 「クーさんが細かく話したから、うまく伝わったんじゃない?」

(´・ω・`)「"刑務官"殿の、物語を読み解く力の高さだと思うよ」

川 ゚ -゚)「そうだな、それぐらい似ている」

川 ゚ -゚)「なので今から私はパズルに勤しむが、いいな?」

ξ;゚听)ξ「ちょっ! それは困るわよッ!」

川 ゚ -゚)「じゃあ聞きながらやるからぁ〜。ちゃんと聞くからぁ〜。話すときは止めるからぁ〜」

ξ゚听)ξ「う〜ん……」

(´・ω・`)「クーさんマルチタスク能力メッチャ高いから大丈夫じゃないかな」

('A`) 「勉強しながら読書して映画見て英会話のリスニングして更に飯食う人だからな」

( ^ω^)「どれも平均以上にこなすから怖いお」

ξ゚听)ξ「じゃあ、ちゃんと聞けるな許可するわ」

川 ゚ -゚)「よっしゃっ! 2時間で完成させるぞ!」

('A`) 「マジで完成させそうで恐ろしい」

937 名前:名無しさん[] 投稿日:2017/07/25(火) 05:14:32 ID:lC.C.W2Q0








ξ゚听)ξ「じゃあ、そろそろ休憩も終わりにして、次の"解"いきましょうか」

( ^ω^)「"題"は>>945でいいかお?」

(´・ω・`)「おっけ」

('A`) 「五週一発目は誰が行く?」

(´・ω・`)「また、僕でもいいかな?」

ξ゚听)ξ「分かったわ」




ξ゚听)ξ「それじゃ、次の"解"を求めましょう」

945 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2017/07/25(火) 10:00:18 ID:1H.aWe1k0
おつおつ

ドクオへの皆の雑な扱いに笑う
数字語呂合わせにしばらく悩んだから自分は駄目です

安価なら『
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