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1 名前:※若干閲覧注意[] 投稿日:2012/08/04(土) 01:02:56 ID:0h2q.rK.O
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(´・_ゝ・`)「君はきっと、僕より優れているのかもしれないね。
こんなこと、フリーター風情に言いたくはないけど」
私はその日、初めて「先生」に認められた。
少し嬉しかったから、いくつか、話をしようと思う。
フリーター風情の私が、教授センセーのクソジジイに振り回される話を。
いま思い出しても腹の立つような、しょうもない怪談を。
まずは、私と「先生」が出会った話から。
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2 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/08/04(土) 01:03:47 ID:0h2q.rK.O
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('、`*川 フリーターと先生の怪奇夜話、のようです (´・_ゝ・`)
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3 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/08/04(土) 01:06:43 ID:0h2q.rK.O
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私が掛け持ちしているアルバイト先の一つに、コンビニがある。
色々と曰く付きのコンビニなのだけれど、ある夜、私は店長に呼び出された。
(´・_ゝ・`)
お客さんが入ってきたことで、私は目を覚ました。
立ったまま寝ていたらしかった。
慌てて、入口のお客さんに微笑みかける。
('ー`*川「いらっしゃいませー」
お客さんはちらりと私を一瞥し、
(´・_ゝ・`)「よだれ」
とだけ言って、奥の方へ歩いていった。
口元を拭うと、よだれが垂れていた。
ものすごく恥ずかしかったのを覚えている。
今にして思えば、こんな奴に羞恥心を覚える必要もなかったのだけど。
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4 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/08/04(土) 01:08:41 ID:0h2q.rK.O
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('、`;川(深夜のコンビニがこんなに退屈だとは思わなかった……)
無意味にも、心の中で言い訳しておいた。
だって、店内に自分以外の人間がいないという状況が長いこと続けば、
うたた寝くらいしてしまうだろう。
時計を見れば、深夜1時45分。
そんな時間にコンビニのレジに立たされるのは初めてだった。
というのも、夜勤は基本的に男性従業員に任せているのだけれど
この日はどうしても、急用だとか急病だとかで人手不足に陥ってしまった──らしい。店長いわく。
故に、暇だった私が駆り出されたのである。
店長はといえば、このとき、裏の事務所で仮眠をとっている。
あと少ししたら交代、というところだった。
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5 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/08/04(土) 01:11:45 ID:0h2q.rK.O
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(´・_ゝ・`)
ぶらぶらと棚の間を歩くお客さんを、こっそり観察してみる。
50代か60代か。大体それくらいの男性。
すらりとした長身、細身。
ワイシャツの上にグレーのベスト、同色のスラックスを身に着けていて、
清潔感を感じさせるような、小綺麗な身なりの人だった。
('、`*川(『先生』って感じ)
ぴんと背筋を伸ばして歩く彼からは、どこか、そういった呼称が似合いそうな印象を受けた。
教師とか医者とか弁護士とか。
この直感が正しかったのを知るのは、もう少し後のことだ。
高校時代にああいうタイプの教師がいたけど、私はその教員が苦手だった。
冗談も通じないような堅物で頑固者で、やりづらいったらない。
あまりじろじろ見るのも失礼なので、程々のところで視線を外した。
彼以外にお客さんはいない。
とりあえず、目に入った商品のメーカーを当てる1人クイズにでも興じることにした。
そうする内、店の中を一周したらしい男性が、レジの前に立った。
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6 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/08/04(土) 01:14:32 ID:0h2q.rK.O
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(´・_ゝ・`)「──君。ええと……伊藤君」
('、`*川「はい?」
先生──彼こそが冒頭の「先生」なので、もう、先生と呼ぶことにする──は私の苗字を呼んだ。
びっくりしたが、何てことはない。
先生の視線の先には、「伊藤ペニサス」という、私の胸についた名札があった。
どうしました、と問う。
目当ての商品が見付からなかったのだろうと思っていた。
しかし、先生は一度振り返ってから、馬鹿らしいにも程がある言葉を口にしたのである。
(´・_ゝ・`)「ここに幽霊が出ると聞いたんだけど、本当かい?」
('、`*川「──はあ?」
第一夜『幽霊が出るコンビニ』
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7 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/08/04(土) 01:17:38 ID:0h2q.rK.O
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(´・_ゝ・`)「以前は、この近くに踏み切りがあったんだ。
今はもう高架になってしまったけど」
突然にも突然すぎる問いに私が硬直していると、
先生は息をつき、何か話し始めた。
(´・_ゝ・`)「それまで、踏み切りでは事故や自殺が多発していたらしい。
悩みを抱えた男が飛び込んだり、少女がボールを取りに行こうとしたり、犬が入り込んだり……」
はたと我に返る。
私は、精一杯、己が出来る限りの「呆れた表情」を浮かべてみせた。
('、`*川「たしかに噂はありますけど……」
このコンビニには、まことしやかに囁かれる怪談があった。
彼の言うように、十数年前まで近くに踏み切りがあったのは事実だし、
そこで死亡した人や動物が複数いたのも本当。
踏み切りが高架になって、少ししてから出来たのがこのコンビニ。
あとは誰もが予想する通り。
「踏み切りで亡くなった霊がコンビニに現れる」──という噂が、
どこからともなく出回るようになったのだ。
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8 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/08/04(土) 01:20:43 ID:0h2q.rK.O
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(´・_ゝ・`)「君は見たことあるのかな?」
('、`*川「ありませんね。
まあ、この時間に来るのは今日が初めてですけど」
(´・_ゝ・`)「ふむ……」
('、`*川「店長も、そういうことは一度もなかったって言ってました」
知り合いに、霊関係と仲のいい──所謂「霊感少女」がいる手前、
幽霊の存在そのものを否定するつもりはない。
でも、誰よりも店に詳しい店長が「何もない」と言うのだから、
まあそうなのだろうなと、このときの私は納得していた。
ああ、自分の馬鹿さが恥ずかしい。
('、`*川「夜勤入ってる人の話だって、変な音がしただの何となく人の気配がしただの、
すごく曖昧で胡散臭いものばかりでしたし」
(´・_ゝ・`)「ふん。ふんふん……んー……」
先生は顎を擦り、残念そうな声を出した。
彼の外見から真面目そうな印象を抱いていたが、違った。
たまに来る(と聞く)、冷やかし半分に好奇心を満たそうとする類の人間だろう──と私は判断した。
本当は、もっとタチの悪い男だったのだけれど。それはまた別のときに。
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9 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/08/04(土) 01:22:55 ID:0h2q.rK.O
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(´・_ゝ・`)「なるほどねえ」
('、`;川「……あ! ちょっと!?」
ぱりぱりと音がする──と思ったら、先生が、
レジ前に置かれている飴玉の包装を勝手に剥がしていた。
赤色の球形が彼の口に放り込まれる。
お金! と私が怒鳴ると、彼はポケットから財布を取り出し、
その中の50円玉を一枚、指で弾くように寄越してきた。
(´・_ゝ・`)「今回も無駄足だったかなあ……」
言いながら、彼は後ろの方へ目をやった。
もう誰でも分かると思うが、彼は、常識に欠けるタイプの人間である。
これはまだまだ序の口程度だったのだけども。
('、`;川(だから夜勤って嫌なのよう……)
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10 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/08/04(土) 01:23:54 ID:0h2q.rK.O
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からから、飴玉が歯に当たる音が聞こえた。
(´・_ゝ・`)「君、幽霊って信じる?」
無視しようか。
逡巡して、私は溜め息をつきながら首を縦に振った。
('、`*川「いると思いますよ」
(´・_ゝ・`)「やあ、そうかそうか」
先生の声が僅かに明るくなる。
(´・_ゝ・`)「僕もそうなんだ。でも、見たことはないんだよね。
不思議だねえ。どんなものなんだろう、幽霊って。
足のない幽霊と足のある幽霊とがいるけど、違いは何なんだろう?」
('、`*川(知らんがな……と言えるなら言ってやりたい)
(´・_ゝ・`)「何だか妙に心引かれるものがあるよね。
知りたいなあ、見てみたいなあ」
たとえばこのコンビニ、と言って、先生は雑誌コーナーを見遣った。
まだ続くのか、この話。
私はうんざりしきっていた。
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11 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/08/04(土) 01:25:43 ID:0h2q.rK.O
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(´・_ゝ・`)「噂通りなら、深夜2時過ぎ辺りが一番『出る』らしい。丑三つ時ってやつだね。
霊の姿は目撃者によってまちまちだけど、不思議と共通する点がある。
およそマトモな形をしていないとか何とか」
('、`;川「はあ……」
( ・∀・)「あ、いらっしゃいませー」
('、`;川「! 店長!」
レジ横のドアが開き、店長が現れた。
欠伸を噛み殺しつつ先生に声をかけている。
このときの私は、心底ほっとした顔をしていたに違いない。
( ・∀・)「お疲れ。裏、行っていいよ」
('、`;川「はい」
気の毒だけど、奇人の相手は店長に任せることにした。
少なくとも私よりは慣れている筈。
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12 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/08/04(土) 01:27:16 ID:0h2q.rK.O
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( ・∀・)「──っと、そうだ、トイレの掃除してくれる? それが済んだら休憩入って」
('、`;川「分かりました」
あの変人に絡まれるよりかは、よっぽどましだ。
私は、先生に近付かないように気を付けながら店の奥へ移動した。
ドアの向こうは、タイル張りの狭い部屋になっている。
左手側にトイレの個室が一つと、その隣に掃除用具が入ったロッカー。
個室の真向かいには洗面台があった。
トイレを覗き込む。
掃除とは言っても、大して使用者がいなかったのか、然程汚れていない。
ゴム手袋を着け、洗剤とブラシをロッカーから取り出した。
('、`*川(さっさと終わらせよう)
個室の扉を閉め、とりあえず鍵は掛けないまま、掃除に取り掛かった。
*****
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13 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/08/04(土) 01:29:16 ID:0h2q.rK.O
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ふと、肌寒さを覚えた。
手を止めて辺りを見渡しても、窓が開いている様子はない。
トイレには冷房なんか入っていないので、夏の夜には寧ろ蒸し暑いくらいなのに。
('、`*川「……」
腕時計は2時を過ぎた頃を指していた。
(´・_ゝ・`)『深夜2時過ぎ辺りが一番「出る」』──
先生の言葉が脳裏を過ぎる。
よりにもよって、その状況で。
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14 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/08/04(土) 01:31:10 ID:0h2q.rK.O
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('、`*川「……もういいかな」
何だか気味が悪いので、切り上げることにした。
水洗レバーを捻り、便器の中の洗剤を流す。
水が渦を巻いて吸い込まれ、洗剤が全て落ちていくのを眺めた。
芳香剤の残量が充分なのを確認して、
──ぴちゃぴちゃと、水音がするのに気付いた。
('、`*川「?」
トイレの水は既に止まっている。
どこかから漏れている気配もない。
首を傾げながら振り返ると──
('、`*川(……え)
扉から床までの数センチの隙間。
そこに、足があった。
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15 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/08/04(土) 01:34:06 ID:0h2q.rK.O
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血の気のない肌。
靴を履いていない。
ほとんどの指があらぬ方向に曲がったり中ほどから千切れたりしていて、
右足の親指は爪が半分ほど剥げ、上向いた爪に肉片がこびりついている。
足の甲はずたずたに引き裂かれ、踝の辺りから骨が突き出ていた。
それだけでも悍ましい光景なのに、傷口から流れる液体がまた奇妙だった。
血──というより、墨汁のようなどす黒さ。
それが床に流れ、じわじわ広がっていく。
麻痺していた頭が、ようやく動き出した。
きしきし、扉が揺れている。
咄嗟に扉の把っ手を押さえ、鍵を掛けた。
扉に凭れるように両手をつき、頬を押しつける。
そうしないと、膝から崩れ落ちてしまいそうだった。
ぼそぼそ、向こうから声がする。
何を言っているかは分からないけど、恐怖で涙が出そうで堪らなかった。
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16 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/08/04(土) 01:35:22 ID:0h2q.rK.O
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店長を呼びたいのに声が出ない。
足元で、黒い水が侵食範囲を広げている。
逃げ場がない。
──目の前を、何かが上から下へ落ちていった。
黒い。液体。
扉を伝って垂れている。
上から。
私は、よせばいいのに視線を上げた。
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17 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/08/04(土) 01:39:22 ID:0h2q.rK.O
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顔が並んでいた。
ほとんどが潰れていたり抉れていたりして定かではないのだが、
年齢や性別はそれぞれ違うように見えた。
それらが、扉の上に並んでいる。
最も酷いものは鼻から上がなく、そこから糸のようなものを何本もぶら下げ、
それらにゼリー状の何かを纏わせていた。
捲れた肉が口を覆い、今にも千切れそうなほど頼りなく揺れている。
目玉なんて無くなっているものばかりなのに、私を「見ている」のは分かった。
白い扉が黒く染められていく。
私は後ずさり、便器にぶつかると、そこに腰を落とした。
荒い呼吸が耳につく。
それが自分のものでなく、すぐ後ろから聞こえるものなのだと気付いた瞬間、
ぬらりとした感触が私の頬を撫でた。
*****
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18 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/08/04(土) 01:42:16 ID:0h2q.rK.O
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(;・∀・)「あ、起きた!」
目を開けると、店長がほっとしたように息をつくのが見えた。
('、`;川「……店長……」
体を起こす。
ロッカー、防犯カメラのモニター、白いテーブル。
見馴れた事務所。
私が身じろぎすると、ぎし、という音が腰の下で鳴った。
並べたパイプ椅子に寝かせられていたようだ。
(;・∀・)「トイレからペニサスちゃんの悲鳴が聞こえてさ、びっくりしたよ。
覚えてる?」
('、`*川「トイレ……」
頭を押さえて記憶を手繰り──さっと青ざめるのを感じた。
どうやら、あの後、気絶したらしかった。
頬がぴりぴりするので、店長に鏡を要求する。
妙なものに撫でられた部分が、僅かに赤くなっていた。
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19 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/08/04(土) 01:43:56 ID:0h2q.rK.O
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(;・∀・)「トイレの鍵が閉まってたから開けるのに苦労するし、
いざ開けたら君は気絶してるし……。
この方に、運ぶの手伝ってもらったんだよ」
(´・_ゝ・`)「やあ」
('、`;川「あっ」
少し離れたところに、先生が立っていた。
彼の肩越しに、壁掛け時計が目に入る。2時半。
不意に、来店を知らせるメロディーが響き渡った。
店長が慌てて店へと駆けていく。
私と先生の2人が残された。
(´・_ゝ・`)「大丈夫かい」
('、`;川「……はあ。多分。……えっと、ありがとうございました」
(´・_ゝ・`)「幽霊見た?」
こいつ。
大丈夫かと訊ねたときの声は抑揚がなかったのに、
その質問は大変浮き浮きした声だった。
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20 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/08/04(土) 01:45:39 ID:0h2q.rK.O
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「あれ」が幽霊だったかどうかなど考えたくない。思い出したくもない。
口を噤み、そっぽを向く。
でも、沈黙はある種、何よりも雄弁な答えとなるもので。
(´・_ゝ・`)「そうかあ。いいなあ。どんなのだった?」
('、`*川
(´・_ゝ・`)「詳しく教えてくれないかな。どんな風な見た目で、どんな風に出てきたんだい?」
('、`#川
(´・_ゝ・`)「足はあった? 男だった女だった動物だった? ねえ──」
('、`#川「うっるせえな黙ってろ!!!!!」
(;・∀・)「ぎゃぴいっ!?」
私が怒鳴ると同時に、戻ってきた店長がびくりと跳ね上がった。
私と先生を交互に見遣って、恐る恐る口を開く。
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21 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/08/04(土) 01:48:11 ID:0h2q.rK.O
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(;・∀・)「えっと……今日はもう帰っていいよ」
('、`#川「そうさせてもらいます」
勢いよく立ち上がり、先生を睨んでからロッカーに移動する。
先程の体験に対する恐怖が、彼のせいで妙な方向に捩じ曲がって
苛立ちへとシフトしていた。
兄なら起きているだろうから、連絡して迎えに来てもらおうと考えながら
ポケットの携帯電話を探す。
( ・∀・)「お客様も、もうお帰りになって大丈夫ですよ。彼女も元気そうですし……」
(´・_ゝ・`)「そうだね。残念ながら話も聞けそうにないし」
ふと。
ある疑問が浮かび上がった。
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22 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/08/04(土) 01:49:16 ID:0h2q.rK.O
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('、`*川「店長」
( ・∀・)「ん?」
('、`*川「お客さんはどうしたんですか?」
( ・∀・)「何が?」
('、`*川「さっき。来店の音楽鳴ったから店の方に出てったでしょ?
なのに、すぐ戻ってきたじゃないですか」
( ・∀・)「……」
不自然な沈黙。
振り返った先生は、店長の顔を一瞥した後、モニターの傍へ寄っていった。
モニターが映す店内には、誰もいない。
( ・∀・)「……うんとね、誰も来てなかった。
たまにあるんだよ。壊れてるのかもしれないね。ははは」
早口に答える店長の声は、感情が籠っていなかった。
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23 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/08/04(土) 01:50:36 ID:0h2q.rK.O
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気になることはもう一つ。
トイレで悲鳴をあげて気絶していた私に、少しも理由を訊ねないというのも
おかしいんじゃなかろうか。
('、`*川「……」
( ・∀・)「……」
('、`*川「……店長」
( ・∀・)「うん?」
('、`*川「店長、前に、怪奇現象とかそういうのは『何もない』って言いましたよね」
( ・∀・)「言っ……た、かな?」
('、`*川「あれ、本当ですか?」
( ・∀・)「……」
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24 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2012/08/04(土) 01:51:34 ID:0h2q.rK.O
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──たっぷり間をあけて、結局、店長が無言のまま微笑んだので。
近日中に辞めてやろうと私は決意したのであった。
第一夜『幽霊が出るコンビニ』 終わり