- 328 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2015/01/10(土) 22:08:09 ID:FIOTB3Uo0
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◆
beginning
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- 329 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2015/01/10(土) 22:09:38 ID:FIOTB3Uo0
-
【横浜 中華街 シナー飯店】
@*゚ヮ゚))「はーい、シャァ・ジャオ〜。お待たせアルよ〜〜」
( ´^ω^)「これこれ。ここに来たらこれを食べなきゃね。頂きます」
@*゚ヮ゚))”「よっこいしょ」 ギシ…
( )´^ω^)” モグモグ
@*゚ヮ゚))「どうアル? 美味しいアルか?」
( )´^ω^)「ああ。美味しいよ。変わらないなぁ」
@*^ヮ^))「良かった〜〜〜〜。大将の味は世界一アル!」
(* ´ハ`) 。・゚・⌒) ジューー……ジューー……
っ━ヽニニフ))
( `ハ´) 。・゚・⌒) キリ…ッ
っ━ヽニニフ))
( )´^ω^)” モグモグ
@*゚ヮ゚))「今日はどうしたアルか〜? ウチに会いに来てくれたアル?」
- 330 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2015/01/10(土) 22:10:55 ID:FIOTB3Uo0
-
( )´^ω^)「ははは……。ご名答だよ」
@*゚ 3゚))「でもきっと、グランプリが近いから様子見に来ただけアル」
( )´^ω^)「まさか。久しく会ってないと思ってさ」
@*゚ヮ゚))「もー。嘘が上手アル〜。そうやって女の子を口説くアルか〜?」
( ´^ω^)「どうかな」
@*^ヮ^))「まあ。今日はショボンの顔見れたから許してあげるアル」
( ´^ω^)「ありがとう。今度デート誘うよ」
@*^ヮ^))「そう言って一度も連れてってくれたこと無いアル。期待しないで待ってるアルよ」
( )´^ω^)” モグモグ
@*゚ヮ゚))「本当は男の人のほうが好きなんじゃない?」
( )´^ω^)”「さあね。女の人も好きだよ」
@*゚ 3゚))「そうやって誤魔化すアル」
( `ハ´)「チャー娘。八宝菜持っていくヨロシ」
@*゚ヮ゚))「ハイハイ〜〜」
- 332 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2015/01/10(土) 22:13:09 ID:FIOTB3Uo0
-
( )´・ω・)” モグモグ
( )´・ω・)”(チャー娘は特に変わってないようだけど……。システム面での改良は加えられているかも知れない)
@*^ヮ^))「はーい、八宝菜アル〜〜〜」
( )´・ω・)” モグモグ
( `ハ´) 。・゚・⌒) ジューー……
っ━ヽニニフ))
( )´・ω・)”(シナーの方は大分絞ってるな。出来上がっている)
( )´・ω・)” モグモグ
( )´・ω・)”(これは本当に分からないぞ)
ガヤガヤ……
ガヤガヤ……
注文〜〜〜〜〜!
ガヤガヤ……
@*^ヮ^))「ハイハイ〜〜〜〜〜〜〜」
━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━
━━━
━
- 333 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2015/01/10(土) 22:14:02 ID:FIOTB3Uo0
-
@*^ヮ^))「毎度〜〜、また来てアル〜」
@*゚ヮ゚)) ガララララ……
っ”
@*゚ヮ゚))「今日もいっぱい働いたネ〜〜〜〜」
( ´^ω^)「さ。僕も皿洗いくらいは手伝わせて貰おうかな」
@;゚ヮ゚))「アイヤー。気にしなくてもいいのに〜〜〜〜」
( ´^ω^)”「良いんだ。手伝わせて」 ヌギヌギ
@;゚ヮ゚))「ワイシャツ汚れちゃうアルー」
( ´^ω^)「洗濯すれば良いことさ。大将、この辺のやっていくよ」 マクリマクリ
っ”
( `ハ´)「助かるネ」
@*゚ 3゚))「も〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜……」
( ´・ω・) ワシャワシャ
っ”
- 334 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2015/01/10(土) 22:15:34 ID:FIOTB3Uo0
-
@*゚ 3゚))「じゃあアタシ皿洗いやらないヨ〜? お店掃除しちゃうヨ〜?」
( ´^ω^)「どうぞどうぞ」 ワシャワシャ
っ”
@*゚ 3゚))” ハキハキ
( ´・ω・)「どうだい、グランプリに向けて頑張ってるのかい?」
っ”
@*゚ヮ゚))”「まあまあ順調アル。ね、大将」
( `ハ´) フキフキ
っ□”
( ´・ω・)「大将はホント出来上がってるね。どんな訓練をすればそんな体になるんだい?」
っ”
( `ハ´)「大したことしてないアル」 フキフキ
っ□”
( ´・ω・)「その肉体興味あるなぁ……」
っ”
@*゚ヮ゚))”「ヤダ〜、もう、その言い方〜〜〜」
- 335 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2015/01/10(土) 22:16:55 ID:FIOTB3Uo0
-
( ´^ω^)「チャー娘はどうなんだい? 何かシステムいじってもらったりとか」
っ”
@*゚ヮ゚))”「そうねー……。少し去年の反省を活かしたチューンにしたアルね」
( `ハ´)「あと、装甲を強化したアルな」
っ□”
( ´・ω・)「ああ、被弾すると剥き出しになってしまっていたものね」
( `ハ´)「オープンの技術者が合金を開発したアル。それを実験的にチャー娘に使っているネ」
っ□
@*゚ヮ゚))∩”「強度上がったけど、身軽さは変わらないネ」 ビシッ
っ
( ´・ω・)「へぇ〜〜〜……。オープンの技術者もやるなぁ……」
( `ハ´)「フィレンクト」
っ□”
( ´・ω・)「ああ。彼か。合金に強かったんだ……」
( ´・ω・) フキフキ
っ”
( ´・ω・)「この辺のお鍋とかも洗うよ」
- 336 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2015/01/10(土) 22:18:06 ID:FIOTB3Uo0
-
( ´・ω・)「オープンの評価も、君たちの登場によって随分と変わったよね」 ワシャワシャ…
っ”
( `ハ´)「毎年ビリから二番目だったアルな」
@*゚ヮ゚))”「えー、でも前のロボットも頑張ってたネ。悪く言っちゃダメ」 ハキハキ
( ´^ω^)「そうだね、ごめんごめん」
っ”
@*゚ヮ゚))”「アタシは評価とか気にしてないアルよ。大将とお店やって、グランプリで体イッパイ動かして。それで良いアル」
( ´^ω^)「そっか」 ワシャワシャ
っ”
@*゚ヮ゚))「はい、掃除終わり。洗い物手伝うネ」
( ´^ω^)「ありがとう」
@*゚ヮ゚)) ワシャワシャ…
っ”
( ´・ω・)「ん……?」
@*゚ヮ゚))「?」
( ´・ω・)「手に兵器つけた?」
- 337 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2015/01/10(土) 22:19:23 ID:FIOTB3Uo0
-
@*゚ヮ゚))∩「ああ、これアルか〜? この指輪」
( ´・ω・)「そうそう」
@*^ヮ^))「気功砲が撃てるネ」
( `ハ´)「でも、調整中アル。何度もやってるけど、恐らくVIPグランプリまでには間に合わないネ」
っ□”
( ´・ω・)「へぇー……」
@*゚ヮ゚))「これはウチの問題ね」
( ´・ω・)「そうなの?」
@*´ヮ`))「ウチの感情パッチが昂ぶらないと、ダメね。でも、ウチ自分の意思でそれ左右出来ないネ。修行必要」
( `ハ´)「別にチャー娘のせいじゃないアル」
っ□”
@*´ヮ`))「大将優しいネ〜〜」
( ´・ω・)「気になるなぁ……。それ」
@*´ヮ`))「グランプリで使えればいいネ」
- 338 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2015/01/10(土) 22:20:07 ID:FIOTB3Uo0
-
( ´・ω・)「……ふう。片付いたね」
@*゚ヮ゚))「ありがとう〜〜。ホントに助かったヨ〜〜」
( `ハ´)「どうもネ」
( ´^ω^)「良いんだ。じゃ、ここにお代置いとくね」 チャリン
っ”
@*゚ 3゚))「えー。もう帰っちゃうアルか〜〜」
( ´^ω^)「明日も行かなきゃいけない場所があるんだ」
@*゚ 3゚)) ブー
( `ハ´)「チャー娘。ショボン困らせちゃダメ」
@*゚ 3゚))「は〜い」
( ´^ω^)「じゃ。二人共。またね。グランプリも見に行くから」
@*゚ヮ゚))「はいはーい。またネ。また食べに来てネ」
( `ハ´)∩
( ´^ω^)∩
━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━
━━━
━
- 339 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2015/01/10(土) 22:20:54 ID:FIOTB3Uo0
-
【横浜 中華街 シナー飯店 裏】
カツ……
カツ……
( ´・ω・)「……ん? このサンドバッグは」
( ´・ω・)
っ”
( ´^ω^)「随分と使い古している。それに、この土の堅いこと……。二人の息遣いが聞こえてきそうだ」
っ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
,,・
∩@*゚ヮ゚))⊃∩(`ハ´ )
⊂
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
( ´^ω^)” ゴソ…
( ´●ω●) ス…
( ´●ω●)「さて。ホテルで纏めないとな」
- 340 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2015/01/10(土) 22:21:40 ID:FIOTB3Uo0
-
。
。
;;;,,+
◯ + +゚+。o+: :○
__ ○
_ 「| _ | || |i_+ +;;;,,
lll:|l| l l | || 。+ _ i| |L三i i|_
lll:|l| l l | || 「iiiii|| _i|_ _i|=. |ii|_| | 「=|Tl
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|iiiiii|| |:i| | | |iii|T.|┌┬i|iiiiii|| :|iii||| |L| ||l|ii| | |_ |:=|:l:|: _ _ |tt|=| ;;o
|iiiiii|| |:i| | | _|iii|T:||||lTlli|| :|iii||| |L| ||l|ii| |「ll|| __ lTTlil:l:| |ii|_| | _|-|
|ii〕-〔 _ .|:i| | |::| ll |ii「三冂||──il -「||三|iil |l 「i\_「「|L| |l:| |i|┐|ii|_| ┌::| _|-|_ ┌、
|i| __:l|=l┐|:i| | |::| ll |..|:三|i |||三三|l|=|:||三|「| ̄|-tii i|:|:|iii| ||t |i|┝|ii|_|_├l:| _|-|┐|ii||
|i「ii 丁:l|Π--t| ll |lll「| ̄|「 ̄|三「ll|l|-|:||三||:| |==|i |:|:|iii| || l| |i|┤冂i|三|l-l:| _|-|ii|┝||
_|i|:ll |liTl|「l liiiiil|:| ll |lll|:|┐||:_|三|i__l|-|:||三||:| 「ニ 「| ̄| ̄|il|冂 |i|┤|=|l|三|l‐┐_|-|ii|三「| ┌┬、
liiヨl「T‐-「ii「l┐|三i!| ̄lTl|:| |「ニil:ニニfl 三|_≧!= 冖≦ ]Tli 「==::|iiiii|三|il||=| |i|┤|「|li||iL==_l|i|-|i「 「 | |iiii|7|
| 「L_|iiii||iii|E:|ii ̄T|lllll|fニニニ{!≧=¨≦二____ ≧-L! |iii||iiiii|_|il|Π_|i|||=||i||iL_」|i|-|i| l| l| |iiii|/l|
| |=「l|┌┐-t┬t=iiL!-=≡≧¨ i|i\二二___∠i¨l =t ≧-liiiii|三|「 ̄|三|i|Tlii| ̄|三|¨| ̄|i| l| l| 「「l|iiii| |
| |「三||Ei|i| |ヨ|_」ロ≧¨_へ、|[[il、 i|i _/ / / | | |Π‐┐__ _¨≧=-_ii|三|i|┌┐::|三|=|三|Π| 冂¨l三l ̄l
l l:!:≡!!L. ≧‐¨ l、|l、l|| \\ i|i-ニニニニ─--<-! | |冂トil|L_||=`┴ ¨´ <=≧-::_|三|-|三|i冂 「| ̄|l三L_ L
\≦¬─---- .___\\ 「「「l冖l二 ̄ ̄ ̄¨¨ 、i|Π> ¨-пΠ┐_ 冂、¬-、 ≧-_|三|i|_l| |,,-''"::::::::::::::::
i 「п\Π┐ ̄ ̄¨¨¬──----、¨¬┴--L]旦__>-¨¨ -‐Π┐冂 пli | ̄|li п¬::::::::::::¨--'''":::::::::::::::::::::::::::
L|Пп、\пп冂Пl |エエ-「l|\-「l \\ ̄¬¬->_.-´пП 「=l _|_:Eェ「「lп、,,''"::::゙゙''、≧-,,,:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
- 341 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2015/01/10(土) 22:23:19 ID:FIOTB3Uo0
-
【翌日 ニューソク開発区】
ブロロロロロロ……
ブーーーーーーーーーーーーーーーン……
( ´●ω●)っ”
Prrrrrr.....
Prrrrrr.....
( ´●ω●)っ ピッ…
っ】
( ´●ω●)】っ「はい……。ええ。もう開発区に入ってますよ」
ブーーーーーーーーーーーーーーーン……
( ´●ω●)】っ「あ。そうなんですか。わざわざ出迎えなど……」
- 342 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2015/01/10(土) 22:24:12 ID:FIOTB3Uo0
-
( ´●ω●)】っ「いえ、すみませんね。もうすぐに着きますんで。もうあとほんのちょっとです」
ブロロロロロロ……
ブーーーーーーーーーーーーーーーン……
( ,,^Д^)
( ´●ω●)】っ「あ。見えました。はいはい、そのスポーツカーであってますよ」
( ´●ω●)っ ピッ
っ】
ブロロロロ……
( ´●ω●)” ガチ…
( ´●ω●)っ” バン
( ,,^Д^)「お久しぶりです、ショボンさん。ようこそ、MW研究所へ」
( ´^ω^)「タカラさん。お出迎え、ありがとうございます」
っ●-●
- 344 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2015/01/10(土) 22:26:52 ID:FIOTB3Uo0
-
( ,,^Д^)「いえ。一流の記者が来るのですからね、このくらいのことはやりませんと」
( ´^ω^)「ハハハ。僕が一流なら世界の理が崩れてしまう」
カツ……
カツ……
( ´^ω^)「で、どうなんです。マスコミにも随分と情報をリークしているようですが」
( ,,^Д^)「話題性だけで言えば、我々の右に出るチームはありませんな。新技術の投入も今のところはうまくいっておりますしね」 ペチャクチャ
( ,,^Д^)「私の考えでは、今回の新技術、競機界を打ち壊してしまうほどのモノになるだろうと思っております」 ペチャクチャ
( ,,^Д^)「ハハハ、慢心というわけでもないのですがね、まあ、それなりの自信と取っていただければと」 ペチャクチャ
( ,,^Д^)「当然、他のチームのマシンは脅威でもあるんですがね、しかし、前年と変わらないようであれば、我々の……」 ペチャクチャ
( ´^ω^)
( ,,^Д^) ペチャクチャ
カツ……
カツ……
,zュ、 ,zュ.、
,.イ゚寸i:| ||,.<i:i:i:i>'. ,<i:i:i:i>、|| ,4i:>. ||,4i:i:>.、
. ,4{ .|| .|i:i/| . [:| {i'⌒寸i|/'寸/||`寸W
_|i:i| .|l___|i:i:| ||_|i:i:|. |i:i:| ||_|i:i| ||_|i:i|
⌒寸i| .|lニ|i:i:| ||ニニi:i:|. _|i:i:| || ̄|i:i| || ̄|i:i|
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_ _}i/ || .|i:i:|_||_., |i:i:|__, |i:i:|_|| ̄|i:i| || ̄|i:i|_
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. ,'’⌒ `¨´ ' `¨´ Y'”⌒寸>'’ 寸>'’
. ゚, Machinery W-OLF
゚'+.,__, +’
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━━━━━━━
━━━
━
- 346 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2015/01/10(土) 22:28:11 ID:FIOTB3Uo0
-
【ニューソク開発区 MW研究所】
(-@∀@)「ハヒッ、フヒヒヒ……」 カタカタカタカタカタカタカタ……
っ”
(-@∀@)「ハッヒーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!! フヒ」 カタカタカタカタカタ……
っ”
ウィーーーーーーーーーーーン……
( ,,^Д^)「朝日君。ショボンさんが来たよ」
( ´^ω^)「どうも、お久しぶりです。今日はお邪魔しますね」
(-@∀@)「あっ」
(-@∀@)
(-@∀@)「フヒヒ……。ドモ……」
( ´^ω^)「新技術のお話もお伺いしようと思っておりまして」
(-@∀@)「ヒッ!! 新技術!!!!」
( ´^ω^)
(-@∀@)「新技術はねぇ、ヒヒヒヒヒヒ……。ホントモウ、スゴイんですよねぇ〜〜、ハヒッ」
- 347 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2015/01/10(土) 22:29:43 ID:FIOTB3Uo0
-
( ,,^Д^)「こらこら、朝日君。ちゃんと喋らないとダメじゃないか」
(-@∀@)「ハヒヒヒ」
( ,,^Д^)「今回は、競機の歴史を塗り替えるべく開発に臨んでいますから、彼も随分と張り切っておりましてね」 ペチャクチャ
( ´^ω^)
( ,,^Д^)「日夜こうして研究所にこもって頑張っておりますよ、いやまあ、彼ほどの天才が力をいれている訳ですから、当然素晴らしいモノになると確信しているわけで、」 ペチャクチャ
( ,,^Д^)「その彼自身も自信にあふれていてですね、もう、開発の手をやめようとしないんです、食事もロクにとらない、トイレにもいかない、風呂などもってのほかで、」 ペチャクチャ
(-@∀@)「フヒ、僕の夢が詰まってるからね……、ンッフ」 イジイジ…
っ”
( ,,^Д^)「その熱意たるはすさまじいですよ、いや、もうほんとに見たことがないくらいにね、ああ、もう我々は未来を変えるしか無いのかと……」 ペチャクチャ
( ´^ω^)
ウィーーーーーーーーーーン……
/ ゚、。 /「あら……。ショボンさん……?」
( ´・ω・)「あ。君は……」
- 348 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2015/01/10(土) 22:32:00 ID:FIOTB3Uo0
-
( ,,^Д^)「ああ。鈴木さん。ショボンさん、この長身の彼女は鈴木さんです、知ってますよね、いやね、彼女も頑張っておりますよ、実に素晴らしい研究者でね……」 ペチャクチャ
(-@∀@)「ハ、ハヒッ、鈴木さん……! フヒ……、お、おはよう……」
( ,,^Д^)「そうそう、鈴木さんも今回の新技術の発案者の一人でね、まあ主だって技術の形を固めたのは私と朝日君なんですが、まあ彼女も……」 ペチャクチャ
(-@∀@)「フ……、フヒ……スズキサン……」 イジイジ
っ”
/ `、、/「すみません。相変わらずの方々で……」
( ´^ω^)「いや、君がいてくれて助かったよ。君がいなければ僕はここに来れないから」
/ `、、/、「すみません、すみません……」 ペコペコ
( ,,^Д^)「いや、そのそうですね、アレ。見ますか、我々の技術の真髄を。もう試験段階にありましてね、すぐにでもお見せ出来るくらいにはなっているんですよ」
( ´・ω・)「そうなんですか。それでしたら是非……」
( ,,^Д^)「もちろんもちろん。お見せいたしますよ、記事に反映させて欲しいですね、あなたの記事で結果が変わるような気もしますから、いや、私がそう考えてるだけで、」
( ,,^Д^)「実際にはそうではないと思うんですがね、とにかく今回は気合を入れているので、しっかりと真実を書いてほしいなと思っているわけです。ですが、……」 ペチャクチャ
(-@∀@)「ヒヒ……。ぼ、ぼくも付き合うよ……フヒ」 イジイジ
っ”
/ `、、/、「私が案内します……」
( ´^ω^)「よろしく頼むよ」
━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━
━━━
━
- 349 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2015/01/10(土) 22:33:20 ID:FIOTB3Uo0
-
カツ……
カツ……
( ,,^Д^) ペチャクチャ
(-@∀@) ヒヒ……フヒヒ……
( ´・ω・)「どうだい、最近はやっぱり忙しいのかい?」
/ ゚、。 /「私はオフシーズンとそこまで変わらずにやっていますよ。朝日博士が全部一人でやってしまいますので」
( ´・ω・)「そうか……。彼は相当だね」
/ `、、/「ええ。先日は研究費用を確保するために、親の土地を売ったとかなんとか……」
(; ´・ω・)「経費が降りてないのかい?」
/ `、、/「いえ。十分すぎるほど貰っています。W-OLFも力を入れていますから」
(; ´・ω・)「そ、そうなのか」
/ `、、/「お陰で上手く行き過ぎてるのは確かなんですけどね。ちなみに明日は手術を受けるそうですよ」
(; ´・ω・)「何の?」
/ `、、/「手の神経の。切るんだそうです」
- 350 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2015/01/10(土) 22:34:31 ID:FIOTB3Uo0
-
(; ´・ω・)「何故?」
/ `、、/「ほら。日夜パソコンに向かってるじゃないですか。腕が痛いんですって。痛み無くしたいんですって。だから神経切るんですって」
(; ´・ω・)「どっちがマシンかわからないな」
/ `、、/-3「ね。疲れます。タカラさんもひっきりなしに喋ってるし。私の話は聞いてくれないし」 フゥ…
(; ´・ω・)「お疲れ様。今度お茶でも行こう。ゆっくり話聞くよ」
/ `、、/「おごって下さいね」
(; ´・ω・)「ああ」
/ `、、/「肩も凝ってるんです」
(; ´・ω・)「揉むよ」
/ `、、/「どうも」
( ´・ω・)「そういえば、杉浦博士は?」
/ ゚、。 /「多分、試験室にいると思いますよ。XEATの調整に入ってると思います」
( ´・ω・)「XEAT……」
/ ゚、。 /「そう。XEAシリーズ計画の第一歩。XEAT」
- 351 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2015/01/10(土) 22:35:15 ID:FIOTB3Uo0
-
( ´・ω・)「それは、どういった……」
/ ゚、。 /「微粒化テレポーテーション」
( ´・ω・)「……空間転移に近いものかい?」
/ ゚、。 /「ええ。粒子散布下を条件としたテレポーテーションです」
( ´・ω・)「それがXEA……」
/ ゚、。 /「そうです。朝日博士が主だって提案した技術です」
( ´・ω・)「……正真正銘の天才だな。尊敬するよ」
/ `、、/「技術者としてはね」
( ´・ω・)「それで、経過は?」
/ `、、/「良好です。杉浦博士の筋書き通りです」
( ´・ω・)「そうか……」
カツ……
カツ……
/ ゚、。 /「つきました。ここです」
ウィーーーーーーーーーーン……
.
- 352 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2015/01/10(土) 22:36:58 ID:FIOTB3Uo0
-
【ニューソク開発区 MW研究所 試験室】
/ ゚、。 /「杉浦博士」
( ФωФ)「……鈴木くんか」
/ ゚、。 /「ショボンさんが」
( ´^ω^)「どうも、こんにちは。ご無沙汰しております」
( ФωФ)「そろそろ来る時期だと思っていたよ」
( ´・ω・)「……これが、XEATですか」
コ=‐ー,r;
│巛巛‖
/〉, '─コ
/〈/
/〉,/
/〈 /
,∠三ミ彡i
≦≡≡=ヘ
,,ィ´三|コ=〉]≧
y‐!ニ´ U I| ゙个―ヤ
ノ斗小‐ォ―ー---Ur/
,/フT!lヤll(∴ ) ヘ/^フフー」y__
n‐ /゛下┴ーヘ´ l,,__三二=]コ二}`ヽ
!| |’ ヽ ュ_ン │彳γfヽミf个介fメT´ヘ
!`,,」三上工三三二二l/@t_@t_,;t_@_@_@)卜
( ´・ω・)(規格ギリギリだな……。4m級……。顔が人型だから引っかかることは無さそうだが、これはモンスター・マシンだぞ……)
- 353 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2015/01/10(土) 22:38:26 ID:FIOTB3Uo0
-
(∴ )
( ´・ω・)(異様だ……、なんだか不気味でもある……)
(-@∀@)「ヒヒヒヒヒ……、ヒヒヒヒヒ……」
( ,,^Д^)「席を外してしまってすみません、ショボンさんが来られるというものですから、私自ら迎えに行かねばと思い……」 ペチャクチャ
( ФωФ)「いや、構わないよ」
(-@∀@)「ソノ……、ハヒッ。ど、どうですか……」
( ФωФ)「大まかな調整は今、行った。だが、君の方でも再確認してくれると助かる」
(-@∀@)「ハヒヒ。フヒッ」
( ФωФ)「どうだね、ショボン君。彼は」
( ´・ω・)「目の前に立っただけで、この威圧感……。純粋に驚いています」
( ´・ω・)(タカラさんの口ぶりも、慢心というわけではなかったか)
( ФωФ)「私としては、もう少し小型化したかったのだがね」
- 354 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2015/01/10(土) 22:40:56 ID:FIOTB3Uo0
-
( ´・ω・)「機動力の問題ですか?」
( ФωФ)「それが大きいな。だが、それはメーサー装置とバリアでカバーしているつもりだ」
( ´・ω・)「メーサーとバリアを……?」
( ФωФ)「ああ」
( ´・ω・)(難攻不落か……? メーサーがある。うかつに近寄れない。遠距離で攻めるとはいえ、バリアでビーム兵器は防がれる。実弾はこの装甲に効くのか?)
( ФωФ)「おい。調整を行ってから、一つ済んでない試験がある。それを今やるか」
(-@∀@)「ハ、ハヒ。それは……」
( ´・ω・)「微粒化テレポーテーション」
( ФωФ)「察しがいいな。もうそろそろ、それもマスコミにリークしようと思っていたところだ。少し早いが、この場で見ていくがいい」
( ´・ω・)「それも、リークする予定だったのですか。手を打たれてしまうのでは?」
( ФωФ)「ああ。躍らせるつもりだよ」
( ´・ω・)(潰しか……。うまいな)
/ ゚、。 /「では、準備を」
( ФωФ)「うむ」
- 355 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2015/01/10(土) 22:41:37 ID:FIOTB3Uo0
-
/ ゚、。 /” カタカタカタカタカタカタ……
⊂
(-@∀@)「ンヒ」 カタカタカタカタカタカタ……
っ”
( ,,^Д^) カタカタカタカタカタカタ……
っ”
( ФωФ)「危険だから下がっていたまえ」
( ´・ω・))) ス……
(∴ ) ピピ……
( ´・ω・)「XEATに感情は?」
( ФωФ)「一応あるハズだ」
( ´・ω・)「しかし、読めませんな」
( ФωФ)「同感だよ。彼は一体、何を見て、何を考えているのか……」
( ´・ω・)(不気味に感じる原因はそこか……)
- 356 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2015/01/10(土) 22:42:20 ID:FIOTB3Uo0
-
(∴ ) ピピ……ピピ……
/ ゚、。 /「粒子散布」 カタカタ……
⊂”
プシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ……
((;;;:;;;:,,,." ;:;;))):...,),)):;:::::))))
((;;;:;;;:,,,.">(∴ )<;;;;,,,:::;:;;))):...,),)):;:::::))))
( ´・ω・)(青色の粒子……。初めてだな……。一応口を塞いだほうがいいか……) ス…
っ□
( ФωФ)「大丈夫だ。人体に影響はない」
((;;;:;;;:,,,." ;:;;))):...,),)):;:::::))))
((;;;:;;;:,,,.">(∴ )<;;;;,,,:::;:;;))):...,),)):;:::::))))
/ ゚、。 /「フィールド形成します。3……2……1……」
- 357 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2015/01/10(土) 22:43:09 ID:FIOTB3Uo0
-
ブゥン……
. . . . . .. .: . . . .
. . .: .:.: .:. .: . .: .: .:. . : .: .:.. : . . .
. . ..:..:.:.::;:;;';:;';';.: '"´ ' ;.:.. : . .
. . ..:.:.:;:;';;';'.''´ ;.:. . .
. . ..:.::;';':'' │巛巛‖ /〈 / :.:. : .
. . ..::;'′ 〉, '─コ ,:.:.. .
. . .:.;' :.:. .
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. ..:; y‐!ニ´ U I| ゙ :.:. . .
..:.:; ノ斗小‐ォ―ー---Ur/ ;.: : .
. .:.:, ,/フT!lヤll(∴ ) ヘ/^フフー .:.:. . .
. .::, 下┴ーヘ´ l,,__三二 ,:.: . .
. . :., ’ ヽ ュ_ン │彳γfヽミ,.:.: : .
. . .:... ,」三上工三三二 ,..: .: . .
. .: :': . .. ,. .:.: . : .
. . : .: ' : . ...,. .,... . : ' :. : . .
. : . .: . . : . : .
( ´・ω・)「空間が歪む……」
/ ゚、。 /「微粒化テレポーテーション、行きます」
プゥン……
(; ´・ω・)「消えた……」
( ФωФ)「君の後ろにいるよ」
(・ω・`; )「なっ……!」
( ∴) ピピ……
- 358 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2015/01/10(土) 22:44:09 ID:FIOTB3Uo0
-
( ФωФ)「これが微粒化テレポーテーションだ。どうだね、ショボン君」
(・ω・`; )「お、驚きましたよ……。まさかこれほどまでとは……」
/ ゚、。 /「再現率100%。異常はありません」
(-@∀@)「ヒヒヒヒ……。ヨカッタ、良かったねぇ……」 ブツブツブツ…
/ ゚、。 /”「粒子、中和します」 カタカタカタカタ…
⊂
( ФωФ)「あとは最終調整だな」
( ,,^Д^)「はい、そうですね、ここまで仕上がっていればいうことはないのですが、私の計算上、もう少々グレードアップすることは……」 ペチャクチャ
( ФωФ)「よし。早速スケジュールを組もう」
(; ´・ω・)
/ ゚、。 /「どうでした、ショボンさん」
(; ´・ω・)「怪物が登場したといった印象かな」
/ `、、/「褒め言葉として受け取っておきましょうか」
- 359 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2015/01/10(土) 22:44:56 ID:FIOTB3Uo0
-
(; ´・ω・)「しかし……」
( ∴)
(; ´・ω・)「我々の知っているフォーミュラ・マシンとはかけ離れているね」
/ ゚、。 /「見た目はね」
/ `、、/「こう見えて、この子は誰よりも素直で繊細。私にはわかるんです」
( ∴)
/ `、、/「まるで心を持っていない……、魔物のような見た目でも……。私達に素直についてきてくれている。だからといって飼い慣らされているのとは違う……」
/ `、、/「私達チームを、静かな眼差しで見つめてくれている。そんな気さえするんです」
( ´・ω・)「そうか……」
/ `、、/「ええ。静けさに優る強さはありませんから」
( ∴)
( ´・ω・)(……XEAシリーズか)
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- 360 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2015/01/10(土) 22:45:38 ID:FIOTB3Uo0
-
【ニューソクIC付近 高速道路】
( ´●ω●)っ”
ブロロロロロロロロ……
ブゥゥーーーーーーーーーン……
( ´●ω●)っ”「今から戻れば夜には店を開けられるな……」
Prrrrrr....
Prrrrrr.....
( ´●ω●)っ”
っ】 ピッ……
( ´●ω●)】っ「どうも。ええ、落ち着いたら電話しようと思ってましたよ。いやいや、全然構いません」
( ´●ω●)】っ
( ´●ω●)】っ「そうですね、収穫はかなり多いです。いい記事が書けると思いますよ」
- 361 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2015/01/10(土) 22:46:20 ID:FIOTB3Uo0
-
( ´●ω●)】っ「いやいや、ジャーナリストなんて、そんな。真似事にもなってませんよ」
ブロロロロロロロ……
( ´●ω●)】っ「そうですね。もう書けますよ。アマチュアの方にも顔を出しましたし」
( ´●ω●)】っ「あ」
( ´●ω●)】っ
( ´●ω●)】っ「いえ、すみません。後もう一つ見てないチームがありまして」
( ´●ω●)】っ
( ´●ω●)】っ「SMTです」
ブロロロロロロロロ……
ブゥゥーーーーーーーーーン……
( ´●ω●)】っ「いやいや、見に行かなくて良いなんてそんな。きっと大きな変化があったはずですよ」
( ´●ω●)】っ「そうですか? まあいいでしょう。一先ず、SMTを見てからということで」
- 362 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2015/01/10(土) 22:47:05 ID:FIOTB3Uo0
-
( ´●ω●)】っ「どうもすみませんね。じゃあ、そういうことで。はい、はい。分かりました。では」
( ´●ω●)っ ピ…
っ】
ブロロロロロロロロ……
ブゥゥーーーーーーーーーン……
( ´●ω●)っ”
( ´●ω●)っ”「今日も遅くまでやっているだろうか……」
ブゥゥーーーーーーーーーン……
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- 363 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2015/01/10(土) 22:48:35 ID:FIOTB3Uo0
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to be continued
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