(゚、゚トソンぶっぶーのようです

その12

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868 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2015/10/28(水) 22:01:22 ID:P4spY/fs0
(゚、゚トソン「なんだか軽くなった気がします。いいぶっぶーができそうです」



('(゚∀゚∩「えっ……?」



(-、-トソン「ふふ、気のせいでしょうか。それに、うるさい声も聞こえなくなった……俗に言う、ゾーンですかね?」



('(-∀-∩「……ううん、きっと、気のせいじゃないよ。僕も、さっきまで頭の中がうんこだったけど、すっきりしたよ」



(゚、゚トソン「すごいですね、大脳ならぬ大便ですか。もはやゾーンではなくトイレというべきですね」



('(゚∀゚*∩「すごいのは君だよ……とってもすごいよ……僕はここまでお客さんに対して真剣になれなかったんだよ……」

869 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2015/10/28(水) 22:02:47 ID:P4spY/fs0
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                         (´゚ω゚` )「助けてくれぇぇえええええええ!!」


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('(^∀^∩「でも──これが、僕が毎日乗っているうんこしたらなおる系の、本当の姿……!とってもかっこいいよっ……!」




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                         (  ∀ )「死ぬぅうううう!!!」



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871 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2015/10/28(水) 22:06:23 ID:P4spY/fs0
('(-∀-*∩「もしかして、これがご乗車安全理論なのかな……!」


ザッ… ≡( ´_ゝ`)「そうだ」


('(゚∀゚;∩「あ、兄者……」


(゚、゚トソン「あれ、ピットインしたんですか?」


( -_ゝ-)「ま、おかげさまでこの通りだよ……さて、なおるよ」


('(゚∀゚;∩「るよ……!」


( ´_ゝ`)「日ごろ、お前の列車に乗っていたが……やはり、いい車両だよ、うんこしたらなおる系は」


('(゚∀゚∩「……」


( ´_ゝ`)「俺はわかっていたさ、この車両の本当の魅力──それを気づかせるために毎日小言を吐いていたわけだが……すまなかったな」


('( ∀ ∩「兄者……」


( ^_ゝ^)「これからは、共にソウサク線を盛り上げていこうと思う。ついては、今日のことは水に流して、明日から一緒に──」


('(`∀´∩「痴漢はしゃべらないでいいよ!到着したらさとうさんに全部伝えるからね!ぷんぷん!」


( ;_ゝ;)「すまない!!それだけは勘弁してくれぇ!!」

872 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2015/10/28(水) 22:08:37 ID:P4spY/fs0
(サトウ)<「こちらPTC!!なおるよ!!応答しろ!!」


('(゚∀゚∩「あ、PTCのさとうさんだよ!こんばんは!なおるよだよ!」


(サトウ)「いったいどういう騒ぎだ!?マスコミにはやむを得ず、そちらの車両もハイジャックに遭遇したと伝えているが、犯人はお前か!?」


('(゚∀゚∩「ううん!犯人は違うよ!僕の列車でいつも起こる痴漢騒ぎは──」


(サトウ)「そっちの騒ぎじゃない!!いや、痴漢も問題だがそれどころじゃないだろうが!!話によると鉄道警察もそちらに向かっているようだぞ!?どうするんだ!!!!」


('(>∀<;;∩「あうぅ」


(サトウ)「規定速度の何倍で走っていると思っている!!安全装置はどうした!?」


('(゚∀゚;;∩「え、えっとね、言った通り、負傷した乗客を乗せているから、人命優先で、えっと、うんと」




('(^∀^∩「うんこするよ!」




(サトウ)「ふざけるな!!」

873 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2015/10/28(水) 22:16:05 ID:P4spY/fs0
(サトウ)「いくらなんでもやりすぎだ!!痴漢や寝坊じゃないんだぞ!?いますぐ列車の走行速度を落とせ!!」



('(゚∀゚;;∩「……え……でも、血がいっぱい出て……」



(サトウ)「治るかどうかもわからん人間にかまうな!!お前は車掌だろう!?早くしろ!!」



('( ∀ ∩「……なおるもん……きっと、なおるんだよ……!」



(サトウ)「なに……?」



('( ∀ ∩「この列車は、だいじだいじな列車なんだよ。車とは違って、たくさんの人を、安全に、確実にぽっぽーするためにあるんだよ」



(サトウ)「ああ、そうだ、だから──」



('(゚─゚∩「だからこそ!今、苦しんでいるお客さんを、一人でも見捨てるわけにはいかないんだよ!!」



(サトウ)「いい加減にしろ!!人ひとり、刺されただけでテロリストに屈すれば我々ソウサク線管理局が──」



('(>〜<∩「うーーーー!!そんな悲しいこと言わないでよ!!」

874 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2015/10/28(水) 22:20:17 ID:P4spY/fs0
(サトウ)「うるさい!!さっさと言う通りに──」



                                    ;
                                0;
                           ;
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                   ポタッ      0:      .  l     |
               ポタッ                  ,.-―- 、'_  |
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                           〈 ヽ/ _ )、    l |
                               ヽ/ -'´  `  _ノ ト、
                                ト、_,. -‐''"´    :|
                               ト、_____、_.ノ
                       . . . . .    `ヾ―- ...,,,__,.イ
                     :.:.:.:. :.:. :. :. :    `゙'''―――- '´


       「もうっ……!!さとうさんのわからずや!!」








             ! i ./: : .i i: : : : :: : ;!ii:::i:      :i:i  i
             | i!i/: : : : !l|r"-'"-i| i`i|‐、     :i'   i,
             |,イ|,,..r''"!l|  i!  |ヽi  `i    :,./.   ',     /
            ,r'''! |i!       ii |  | |`i  i: :// ',   ヽ.,.r"/.
      i、     /  !       ,,,,.i! l-ー|--i!、 .i:/ ./ :'i,'.,.,,,.r'" /    .
  \   i \  /i     ,,..r''"  i! i.   !  i! l .i  ./:: ;;ir''"  /ヽ  .
    \ !  .\/ .:i.              |   i ヾ、./:r''"    /  ヽ.
     `'    / .::/             .!|,,.rヾ、,,ノ       /ヽ.   ヽ、   「なおるっつってんだよ!!!」
  .      〈 .::::i  i  |    ,,..-‐ ''"|i   i       /  ヽ、   .ヽ、
         ヾ;::ヽ、i  !            /      /,,,,..... -−''' "´
   ―−―――ヾ;::::i   !   !|i        !|/ヾ;― ==
            ヾ:i,  |i.  !||    i |i ,,.r"!|   〉
             `i、 ||  |i   i ||'"    /  ドンッ!!!
              .ヽ||           i|'
  .              i'ヽ、      ,,.r''"!i
              ....:::::::::ヽ|i,,,,,|,,..r''":::::::.......
             
                `\ブチッ!!/

875 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2015/10/28(水) 22:27:42 ID:P4spY/fs0
(゚、゚トソン「……」


( ´_ゝ`)「なおるよ……」


('( ─ ;;∩「はぁ……はぁ……グスッ……ちょっとうんこでちゃったよ……グスッ……」


(゚、゚トソン「汚いですね、手を洗ってきてください」


('( ─ ∩「ごめんよ……」


(-、-トソン「洗って来たら──」


(^、^トソン「一緒にぶっぶーしましょう」


('( o ∩「!」


(゚、゚トソン「それまでは、つなぎますから」


('(>∀<。∩「るよ……!!」

876 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2015/10/28(水) 22:28:39 ID:P4spY/fs0
( -_ゝ-)「フッ……あのサトウにあれだけの啖呵を切るとはな……あの女にやられたか?ちなみに俺はやっていない。何もしていない」


('(゚∀゚∩「痴漢はしゃべらないでねって言ってるでしょ」


( ´_ゝ`)「はいすみません」


('(゚∀゚*∩「でも、ぶっぶーちゃんには本当に感謝しているよ……だいじなことを気づかせてくれて、ありがとうだよ」


(゚、゚トソン「いえいえ」


('(゚ー゚∩「ただ……やっぱりぶっぶーじゃなくて、ぽっぽーだよ」


( 、 ;トソン「もう!はやくうんこしてきてください。気が散ります」


('(゚ぺ∩ムゥ



( -_ゝ-)    (ー゚トソン



  ‖‖‖
   ‖‖
('(>∀<∩「ぽっぽーだもんっ!!」

877 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2015/10/28(水) 22:29:57 ID:P4spY/fs0





( ´_ゝ`)「……フッ、ぶっぶーと、ぽっぽー……か」  (ー゚トソン




 スススッ  ( ´_ゝ`)     (゚、゚トソン 「?」



          ( ^_ゝ^)⊃..(>、<トソン

     「ぼっきー」モミモミ    「キャッ!」

879 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2015/10/28(水) 22:35:50 ID:P4spY/fs0

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




(;芸)「こちらブーン芸駅!!えらいことになってるぜ!!」





(;芸)「弟者が完全に追いつかれちまってる!!信じられねぇ!!」

880 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2015/10/28(水) 22:37:37 ID:P4spY/fs0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


(゚<_゚ ;;)「どういうことだ……!!直線で引き離してもカーブで追いつかれちまう!!」


/ ,' 3「軽さじゃよ」


(´<_` )「軽さだと!?」


/ ,' 3「単純な話じゃ。特急型の重量と通勤型の重量ではかなりの開きがある」


/ ,' 3「馬力の強いFMVがクソより速いのは当然、しかし、小回りは向こうに分があるというわけじゃな」


(´<_` ;;)「ざ、ざけるな!!こちとら毎日毎日走ってんだよ!!それを、こんな──」


( ФωФ)白「やっと繋がった!こちらロマネスク!!ミセリ、どういうことだ!?」


「か、顔にかすりました!!」


( ФωФ)白「なに!?まさか、お前の持っているナイフが──」


「いえ、ちんこが!!」


(;; ФωФ)「はぁ!?ちんこが顔にかすった!?冗談はいい!!対象はどうしている!?」

881 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2015/10/28(水) 22:39:16 ID:P4spY/fs0



「たたたいしょうは」



「ぶっぶーしています!!」




( ФωФ)白「えっ!?なに?ぶっぶー!?なんだそれは!?」



(;;; ゚ω゚)「ぶっぶー!?まさか、都村トソンが運転しているのかお!?」



(;; ФωФ)「なぜ伝わった!?」



/ ,゚ 3「なに、ぶっぶー!?それに──都村トソンじゃと!?」



(;; ФωФ)「なんだ!?ぶっぶーとは公用語なのか!?」

882 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2015/10/28(水) 22:43:15 ID:P4spY/fs0
(;; ФωФ)白「おい、どういうこと──くそ、切れてしまったのである」



/ ,' 3「なるほどの……だからあの運転に見覚えがあったわけか」



(;;; ゚ω゚)「じ、じいさんも知ってるのかお?あ、もしかして前に散々な目にあったとか──」



/ ,- 3「今、あのクソを運転しておる人間──都村トソンは、わしの教え子じゃ」




(゚<_゚ ;;)「な、なんだって!?じゃ、じゃあ一般人かよ……!?」



(;;; `ω´)「あのクズは爺さんから生まれたのかお!?よくも、よくもツンを!!おおおんっ!!」



/ ,' 3「よさんかっ!なにがあったか知らんが、わしも奴には手を焼いたものじゃ……!」



( ^ω^)「お……」

883 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2015/10/28(水) 22:45:56 ID:P4spY/fs0
/ ,' 3「わしは自動車教習所の指導官をしておっての。あいつはいつも、ぶっぶーぶっぶーとうるさかった……」



/ ,' 3「それでもわしは指導する者じゃ。なんとかあいつに免許を取ってもらうために、必死で指導した。何度も何度も……」



/ ,- 3「ようやく迎えた仮免許取得後の路上講習……むちゃくちゃな運転じゃったが、なぜか、わしがブレーキを踏むことだけはなかったのじゃ」



/ ,' 3「そしてふと、気がついた。世の中の乗り物にはセンスがあると。スピード、テクニックを超越した、乗り手の先天的適正。実際に運転するときの状況把握……それ、すなわち」






                              / ,' 3「ぶっぶー力じゃ」






( ^ω^)「ぶっぶー……力……!」(´<_` )

885 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2015/10/28(水) 22:48:19 ID:P4spY/fs0



/ ,- 3「おぬしらも一度はあるじゃろう。
    例えば、三輪車に乗ったとき、例えば自転車に乗ったとき、
    例えば台車やショッピングカートを押すとき──一度は言ったことがあるはずじゃ」


/ ,' 3「ぶっぶーと」


( -ω-)「お……」


(-<_- )「ちっ……」


( ФωФ)「むぅ……」

886 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2015/10/28(水) 22:49:39 ID:P4spY/fs0
/ ,' 3「自分が走る。道理を開く。そこをどけ──もろもろ、そういった意味合いが込められていたはずじゃ」



/ ,'-3「奴のぶっぶー力は計り知れん。これ以上の走りは無駄じゃ、諦め──」



( <_  )「あきらめる?ハッ、冗談だろ、爺さん。俺は流石兄弟のナンバー2だぜ?」



(´<_` )「確かにうんこしたらなおる系が下痢クソ寸前のポンコツなんて意識は完全に吹っ飛んだぜ」



(-<_- )「一級品の戦闘力を持った、いい車両じゃねぇかよ」



(´<_` )「軽くひねろーと思った俺が甘かったぜ……」



(´<_` )「だがな!そんなバカな話で、この俺の長年培ってきた技術と経験を超えられるわけがねぇ!!」



(゚<_゚ )「見てやがれ!!相手がこのレールを走ったことがない以上、必ず次の連続カーブで減速する!!」



(゚<_゚ )「そこでぶっちぎってやらぁ!!」

887 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2015/10/28(水) 22:58:53 ID:P4spY/fs0
               (-<_- )(アニキ……もしどこかで見ているなら、祈っていてくれ……!俺は負けねぇ……!!)


「ちょっと、変態、やめて──」

                 「まぁまぁ、ほら、御覧、俺のパンタグラフ」

                             「さ、さすがにここはブレーキしないと、脱線しちゃいますからっ……!」

                                                 「フッ……いいじゃないか、俺の列車が君のレールを走るよ……!」



  ゝ   l  _,,....--‐''"´       ノ       、        
   !   "´         _..-‐‐"       /´ゝ                   /│ 
..-‐'''´        _....-‐''´ 、 ..,,_    ../   l     _....--‐‐'''''''''''''      ! __  !   「な っ … … ! ?そのままいくのか……!?」
        ..-‐‐^      U  ^''ー 、〈      !        _,,_........---    !  冫1’
    _,,.   |          ヽ     !     ./ −‐'''''⊂゙゙‐ 、   ゙''ー-.._ ^''ーU  ’│
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   ,. ゝ l-二___      ^''‐ 、_  ̄''‐-ゝ......,,__丿  、_ 1    U U__....冫|....-‐‐
   l   ヽU   二二宀ー-..,,   `''⊂ー-..,,_  _,,,,......--‐lゝ-―-−‐           __,,,,....
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ノ !    l 丿/   l /│    ^゛7  /│    ,'   ,'       /   丿     /  
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      ./  ^゙''ー- l  !     丿  l h    l   /      丿  /      ノ:彡‐''
     ノ ウンコ  h ゙''''ー--..,,ノ   l l    h  !       ! _,,ノ _....-‐''"´;:;:;:;:;:;:│
,,     !      !   ,,,,_      /丿    ,'   丿      _彡一''"´;:;:;:;:;:;:;:;:;:_,,,,../
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888 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2015/10/28(水) 22:59:45 ID:P4spY/fs0
             ゴォオオ!!                                         _‐    ___,,......--‐i‐''二__,,,,
\ヽ l|l|l|l //               _....-    _,,,: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : /;:;:;:;:;:;:;:;:l ,,..--‐‐! ! !   │
\         /           /‐'''"__,,..ノ-‐'''"^/: : : : : : : : : : : : : : : : : : _ノ"\: : : : : : : : : : : ./;:;:;:;:;:;:;:│,'   1│U  h
二減速しないで 二         _,,..../‐‐''"      ./: : : : : : : : : : : : : : : : .  .. !\ ゙l: : : : : : : : : : ‐;:;:;:;:;:;:;:;:hl    l ! !   |
―         ― _..-‐'''/,,/"´      _ −个│: : : : : : : : :: : : : : : : : :  ヘゝニl│: : : : : : : : : -;:;:;:;:;:;:;:;:;:ィ│  │││  │
 突っ込む気か!?二ニ..-‐''"^」l  __r‐''""│││ !: : : : : : : : :: : u : : :   . : 冫/ノ: : : : : : : : ノ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:1|    l ! !   1
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二死ぬぞ!?  二    /1  !  |   j h ! / ./: : 冫: : : u : : : : : : : : : /ン'´   \/ │;:;:;:;:;:;:;:;:;:{│  │1 !   1
―         ―    !│ │ │  │1 |’ ! −-、       u   │      /  \;:;:;:;:;:;:;:;:;:l│  │{ |    ||
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889 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2015/10/28(水) 23:02:00 ID:P4spY/fs0
                              「何考えていやがんだ、あいつ!?」


...,     −------........
               .....-‐''"    `゙''ー-..,,_  ..................,,,,,, ズゴオオオオオオオオオォォォォ!!
           ┌‐"              `''''r
         _..-'"''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''^''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''
       _..-''´ ,,_
     ...‐''´   ゙‐'    .......... 、               ......................,......................
    /1     _...、    :   ヽ  !''''''''''''''''''''1     1    __ ゙:   __.,,,, 1                
   :'´ノヽ  _..-"  ゙、    ヽ  ヽ  !      !     ゝ ! ̄  l ヽ │  Uゝ             ,:  
  i− .ぃ┌´     '、   1  U U     │     ! l   ゝヽ ゝ  ヽ '、            :i'  
  ! /  l│     U   │  1  1     │     1 !   l U l   l!:          |!     ;",:  
 │U  1|, キャッ     l    1  │ ヽ---―‐‐‐      1 ゙........-Ul;    l;  i:    ,'   ;:'ハ   ;'/;
  !l :   1l    ウォッ     ヽ  ヽ             | }!     i,i  .:I!;!;,.i.,:i":,  :/:.;':,': ノ:,i : ,: ,:'";":,:"
 │ ヽ  1ゝ _..−´      U  1            !:. :  i;   :!:l: ;: il,i ,::i,::!; :  ,;":,,〃:,: :,":.,:,: ,;】!:/: ,: ,
  U l  U"  ,......,,      ヽ  ヽ            ! !i   :!   ,i ,: .:┃.;: .l..:i.,',’,.’/:. .: .: ,i: :. :,"〃”,: ,:/
   l │  ! ./   1      ヽ  ヽ           i | ! |i .: ;,:",: ,:.:}i:,' .:.: :.i' ,:,./:,: ,:, ,:,〃,:"j!,{",:",::",:
 ̄"U l  U│  丿      `''''''''^           :┃: | :. :. :. :.i :. :.ii'.,':.,: ,;: ,;:,",:",:",:,:’,:’:,j:!,’,: ,j:,:: i!{
   │ l  U `ー‐'    ...-‐−‐‐‐‐‐―――――――i} |i.:.:;:. i:. :,":. il:. i; :. :.  :,〃":,":,:,:ノ:/ :. :/”.:.:,’,: ,: ,
--   l U  l     ,,-'''’  ゙:;:;:;:;:;:;:;:;:;:_,......---''''''''''''''T:i:. :i :. l.: :. :.;"::.,:' :. :. ,' .; ,"/:.,.イ :,/:. :. /.!/:.,",:,〃;. .i.:
    ヽ 1  1 ,...‐/_-;:;:;:;:;:;:;:;:;:\  ‐'´,.. −''1----- ;!::.:i:. :. :i ,:",:’,:’,: i ,: ,' .: ,:",:',:'’,:",:,: .:’,:',: .:,: .:i{,: .: },
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...............................................\---―――::‐‐‐‐⊥‐―二..;:;:;:;:;::┃!:.:.  i{.: /.: " .: i ,:: ,i -=,:: ,: ニ:.:.: },’:'-

890 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2015/10/28(水) 23:03:35 ID:P4spY/fs0


(;;; ・∀・)「うおおおおい!!傾いてる!!これ絶対傾いてるぅうううう!!!」



(´゚ω゚`;;;)「ブレーキいかれたんじゃねぇのかぁあああああ!?」




   1:::::::::::、        ,.     _,,....、 、   _,    ,,........,,,,,  、
....---1:::::::::::!   !  ノ  /  ―'''二 _,/  丿:::::::"゙'''、, ^ヽ_:::::::::::::゙' 、  ! ュ\、1 ヽ
−-- 1:::::::│  { / 丿 ┌'"´ニ-'''´   !::::::::::::::::::│, , , `ー 、:::::::\│亅│l  」
..;:,,__,  1:::::::|,   !│ イ  ヘ..−’    ..ヽ::::::::::::::::::|, , , , , , , ''-   __火--丿 /’
;:;:;:;:;:;:;:;:1:::::::〈  │''    !______..........---  \:::::::::::ノ  ‐''''冖" ̄ ̄^   ゙'-‐   __
;:;:;:;:ュ  ! ........---‐―'''''''''' ̄ ̄     ヽ_     ゙ー-/, , │| l  │::::│:::::::::....−^´
;:;:;:;:│ !:::::::::::!   !│ ヽ 、 l, 'l, ヽ\_ ^ー‐--一, , , , 亅〉 ! U:::::::!   ヽ___ __,    (´・ω・`)「あ、浮いた。絶対浮いたぞ、たまひゅんしたもん」
;:;:丿〈 1:::::::::ゝ  │ヽ ゝヽ ヽ ヽ `ー ー-, , , , , , , , , , , ゙_ニ....ン-――'''' ̄ ̄ ノ´
;:;:│ ヽ ヽ    ゙___−‐‐‐―‐''''''''――‐'''''''''''''''''''''^ ̄ ̄:::::::::::_____......--- 、..rニ..-‐'−
;:;:;:ヽ ゙--一'''''"´ ! ヽ:::::::::::::::::::::::::::_.....------‐''''''''''' ̄ ̄ ̄"下:::::::::!:::::::::::r''''''''''―'
;:;:;:;:゙'-1......,,_,,......ノニ-`ー‐--r‐‐:''"     ,,二二_、    /  ィ/_:::::./:::::::::::::::!___,,........、
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:^゙ー--‐―ヽ_  ゙-,,_゙ー--......,,__宀―‐___..-'',,∠こ______..-‐''´;:
     ..__         ゙''-..__ ^''‐....,,__   ̄ ̄ 二ン宀‐'´;:;:;:;:;: ̄ ̄;:
  ....,,,,,,.._二''''ー-        `゙''ー-....二二ニニン‐''"´;:;:;:;:;:;:;:;:..---―‐'';;;冖''^
        ^    −ー--....,,_   ふわっ……;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:―'''''''''''' ̄ ̄ ̄ ̄   −――ー
                  `;:;:;:;:;:;:;:ー-‐‐‐‐‐‐‐―――亡二ニ二二ニ----―-‐‐
....--- _   ___,,,,--:ニニ..----―-‐―‐'''''''''''''''''''"二ニニニ^..........---−-―‐''''''''''''' ̄’
-ー‐''゙−‐'''^´ ___.......;:...............---―‐―‐'''''' ̄^ ̄^    ___........................---―ー―

891 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2015/10/28(水) 23:05:45 ID:P4spY/fs0



( ФωФ)「あのスピードでは曲がり切れないのである」



( ^ω^)「そうだお、よくて急停止、悪くて脱線ってところだおね」



(゚<_゚ )「……」



/ ,^ 3「ほっほ、おぬしら、若いの」



(゚<_゚ ;;;)「爺さん……あんたにはわかるっていうのか……!?これから何が起こるのか……!!」






/ , 3「見ろ。あれが──ぶっぶーじゃ」






(゚<_゚;;;;;;;;)「あ、あれは──ッッッッ!!!」

893 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2015/10/28(水) 23:09:14 ID:P4spY/fs0

                 /'''l  _                        /'''ヽ
           ゙''ー-...  ゝ / / l                /''''‐‐ 、  │:..ノ ┌、
          \,,   ゙l  "  ヘ../                 ヽ   ヽ     .!│
             ゛''‐''                         ''―'''´      ''
          / ''ー 、.                       ┌--......,,        .....-―‐‐‐‐‐ー‐-....
          ヽ    `\                     `ー 、   `ヽ    (            \
        ,..   ゙''ー 、   ' 、┌ ̄゛'' 、      ..............   ,,- 、 ` 、   ヽ !''''ー宀ー------------一"
        ! ^\   ゙:   ヽ !    !    ヾ^....-  l  t  .  丿   ゝ !  」
        '、  ヽ   !____丿 '、  ノ       │/   '、 !  ヽ  _../ −-‐
         ‐ 、.ノ         ー‐               ''‐     ^
,,.__            ノ''''^゙彡"\
ー-二_冖‐--.....   ,,/  ./    ゙' 、 
    ^゛      ヽ  \     ./                          ,,−-- 、 
.....,,_          \┌-ヽ........../ンーー‐------......................,,,,,,___        :'´ r"   \
.,,__ ^ニ..-二−‐‐ー=ェ-こニ冖''''''''^''"''''''−‐―‐-------二......辷二二 ゙''''''''''''' 、 '、  / 
  │  −‐‐      │―‐‐‐‐ ̄――-----=―====っrrrrr----......,,二ニこニ_ニュ,,上''''____┐.  
-  卜 !――┐   コ |                    hh  _______             ̄ ̄ ̄ ̄l
..,,.  !- !ニニi│------ !│ │./''''''1  | ‐ぃィ│ ┌‐!−'┐ │''!|-│ −''r--−: ┌Yっ ........│
__  {|││ |│|   ││|  | |  |   | |│{|  | |│ !  ! !|| ! │ ! |{ ! │||||│|  | |
 " !|││ |│|   ││|  | |  |   | |│{|  | |│ !  ! !|| ! │ ! |{ ! │||||│|  |│
゛''''‐|{J{U..  |........ | │|  || !......ノ  {--|−|   −''−‐'  |‐‐| ''│ ''''''^''''''−  |''│''| ゙'''''' !
-  { │   !  ....   |│ |       ! │ !        |  || |          !││  ./ // .
'''' { │ンコ  ! /  ヽ  !│ !      |  ! | ,,..‐_.-...    |  |  l         l..⊥U ,,冫冫/./
..、 ''' イ   1ヽ__,,/  | !__│     │.. . ::彡/彡'´   ,,,,..二ニニニ----―‐―''''''''''''^゙二ノ./'`/彡'−''ニ
... 7ーl'ニ,,---U..................1.. ̄-----‐‐宀.-彡彡ヾ彡-,,-:彡‐;:;:;:;:;:;:;:;:;:│;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:!..ニ''‐--'"__....-''"''ニ彳-ニ
 .///, 1ゝ×│ノ/, , , , ! !  .−''''"/''ノ'´ ‐''彡ン-''ニ,,..;:;:;:;:;:;:__..  ――――‐! 冫―''"^:;:└;:;:;:;:−'彡−
 //〈-,,」‐''‐,,│l1, , , , , ゝ ン/.:.:.:.:.:l 冫  ‐-'个''‐''";:;:;:_  "  - '.-‐ ..‐ ,, ./"-ノ .  _,;:,........-‐ ̄- ̄
‐  "_   ''彳, , , , , ノ‐‐‐、.:.:.:.:.:.:,....-‐--‐‐''ニ宀彡'-−........................‐´ ::ン'ニ:.. _::::::::::::::::/..........
‐'''_二--‐',,..  _ン--‐"..............゙':,.:,...:..-‐''''"..............................................,,、 ...-:..-":::::´ '''´:::: :ノ...../ |..
彡−_'ニ−:ニ''ニ,,..-−''ニ.....-‐''''ニ..-‐''" _.   ,,....................-彡‐彡‐"− −'´−:::::::::_/......./ │


                        「複線……ぶっぶー!!」

897 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2015/10/28(水) 23:22:53 ID:P4spY/fs0
〜〜〜




( <_  )「…………」




( ^ω^)「もう、遠くまでいってしまったお……」


(;; ^ω^)「ってゆーか、ありえないお……電車でドリフトしやがったお……」



(ll ФωФ)「子供でも分かる……電車は、レールをまたいで、移らないと……奴は化け物か……」



/ ,' 3「……これでわかったじゃろ。トソンのぶっぶーには敵わないと」





(;<_; )「くそっ……!!くそ、くそっ!!うわああああっ!
      負けたくないっ!!俺は!!ソウサク線ナンバー2なんだ!くそぉお!!」




( ´ω`)「……弟者さん……」

898 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2015/10/28(水) 23:26:20 ID:P4spY/fs0
/ ,- 3「まだ、あきらめきれんか?」


(⊃<_  )「勝負はまだついてねぇ。ブーン芸駅を過ぎた単線に入るまではまだ……いけるはずだ……!!」


( <_  )「だけど……どうやって……!」


/ ,' 3「ふむ」


/ ,' 3「いいだろう、おい、ふとっちょ」


( ^ω^)「お?」


/ ,' 3⊃「この荷物をもってついてきてくれんかの」


( ^ω^)「そういえばなんだおこれ……って重たっ!?」


(-<_- )「ああ、そういえば最初に持ったとき、やけに重いから俺も気になっていた……
      だが、どんな代物だろうと、奴のスピードに──いや、ぶっぶーに対抗できるアイテムとは思えねぇが……」


/ ,^ 3⊃ サッ「これはな」

899 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2015/10/28(水) 23:27:05 ID:P4spY/fs0
          .,,ィ≦ニニ≧.、
         //´ ̄ ̄ \ ヽヽ   __   ., ィニニニヽ
       .,.イ/    /\. ヽヽ}≦ア― ヽく/  ̄ ヽ ヽヽ __
     _./i { {  /  //}ア≦ミ'':::::::::::::::::ムマ    ,,ィ≦ア':::::::::::ヽ
≦ ̄ ̄ ./ .l .{ { /   //./川川:::::::::::::::::::::::ムi  ,ィ<川ア:::::::::::::::::ム
    /  .ムママ     } }} l l l {::::::::::::::::::::::::::j} ィ{  {l l l l{::::::::::::::::::::}}
   /    .ム.ママ    マ マ ヽ.ム:::::::::::::::::::::::ノ\__ムママム:::::::::::::::::::ア
   /        ママ    ヽヽヽヽヽ::::::::::::::/マ___ママヽヽ::::::::::::ノ
  /      l   \\/,.イ>―`―‐彡≦ア:::::::::::ヽ― `―‐"
  .l         l  i    く ム マイ>イ /////:::::::::::::::::ム
  .l        .l  l     .Y  ママУ{/ l l l'::::::::::::::::::::::::}
  .l      ム  .l     マ∨マ`―ママl l l{::::::::::::::::::::::::j
  マ      ム  ム           マママヽ::::::::::::::::::/   __
   マ     , ム,ィi/ヘヽ-, ィェェ、___//}>-マェェェェイ≦ア:::::::::ヽ
__マ    / //     /イア´ ア:::::::::::::ヽ `-' ̄ T/////:::::::::::::::::ム
  ` <   { .i i    .イ //////::::::::::::::::::::::Y  ム {.{l l l l{::::::::::::::::::::::}
     \__l .l.l\   マ { { l l l{:::::::::::::::::::::::::::l   {.{l l l l{::::::::::::::::::::.j
       マ.i.i  \  `マl l l.{::::::::::::::::::::::::::j    マママ、::::::::::::::::/
        .マ.マ  \> ´\ ム:::::::::::::::::::::λマ_>´/<ュェェッ''
         ママ、__> ´フヘ\:::::::::ノ  `<_/
          `マェェェェェッ."


               「エンジンじゃ」

901 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2015/10/28(水) 23:30:09 ID:P4spY/fs0
(゚<_゚ ;;;)「はぁ!?なんで爺さんそんなもん持ってんだよ!?」


(;; ^ω^)「しかもこれ……僕も見たことない形をしているお……!?いったいどこでこんなもの作れるんだお……!?」


/ ,' 3「言ったじゃろ、教習所の指導をしとると。いやの、こいつを積み込んで高速道路の教習をしようと思ったら全員から反対を受けての」


( ФωФ)「当たり前である」


/ ,^ 3「せっかくじゃから、ここで使ってしまってもよいぞい」


(-<_- ;;;)「いやいや、使うっつっても止まる暇は──」


/ ,' 3「そのためのメカニックじゃろ、のう、内藤や」



σ( ^ω^)「えっ、僕のこと知ってるのかお?」



/ ,' 3「どこかで見たことあるとは思っておったんじゃが、やっと思い出したぞい」



/ ,' 3「このエンジンは、お前の父親が作ったエンジンじゃよ」



( ゚ω゚)「えっ──」

902 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2015/10/28(水) 23:32:41 ID:P4spY/fs0
(;; ^ω^)「う、嘘だお!?お父さんは、お父さんはもう事故で死んでいるはずだお!?」



/ ,- 3「馬鹿をいうな、と言いたいところじゃが……確かに表向きはこの世におらん」



( ^ω^)「じゃ、じゃあ──いったいどこに──」



             _________
           _,,  - '';;¨;; ̄;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ̄;;¨;;'' -  ,,_
       _,,,,ィ-  '' ¨ ̄ ̄ ̄ ̄      [_]        ̄ ̄ ̄ ̄¨ '' - _`:::... 、
     , ィ::´::/                                      `丶::::ヽ
    (::::::::!'. []  []  []   []   [].    ┌‐┐    []   []   []  []  [] .゙!:::: )
.     `ー|               _[]_└‐┘_[]__                   |-'"
.      | []  []  []   []   [] ||  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ || []   []   []  []  [] |
.      |                ||  [  NASA  ]  ||                |
.      |                ||   ┌──┐   ||                |
.      |                ||   |. γ:ヽ |   ||                |
.      └     ...,,, __      |[ 二]| |::::: | |[ 二]|      __ ,,,...     ┘


                       「NASAじゃ」





( ^ω^)「は?」

903 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2015/10/28(水) 23:39:55 ID:P4spY/fs0
/ ,' 3「お前らは知らんかもしれんがの、超優秀な人材というもんは、得てして表舞台に立たない仕組みでの」



/ ,' 3「未曾有の事態に備え、囲っておるのじゃよ」



(;; ^ω^)「い、生きてる……おっとうが、生きているのかお……!」



( -ω-)「だ、だったら今すぐ会いに」



                                      _  -―    ̄7/ `  、
                       r、_  -― _z ニ /        .//:.r,⌒ヽ./
                     r ´7//// `               /ハ:.:ゝ、_ノ/
                    ノ /////      __    -―  メ, `  ̄ /
                     く-―       ̄  /:/     //  l:i r ヽ _/
                  < _三_      .〈:〈     〈〈  ゝ'、ゞ ク   「そうはいかないのである」
       _ -‐  ̄ ` - ' _ ,.  ´ ̄    ` y/-7´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     /          ´    、7´ ̄`r,、/'-/
    .イ                `ー _/ー´i`,i
    |:              ー _   ̄`i ̄
      !:.:.                ー-イ
     ` ゝ、 __ -― ヽ  ` ー ‐- イ
                    `,i /` ―-r‐ ´
                     ` ‐ _/


(;; ゚ω゚)「……!」

904 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2015/10/28(水) 23:41:11 ID:P4spY/fs0

(;; ゚ω゚)「……!」



( ФωФ)┏「死にたくなければご老体の言う通りにするのである」



(´<_` )「あ、あんた……まさか、俺のために?」



( ФωФ)┏「勘違いするなである。あくまで我々の目的は都村トソンの確保。過程に興味はない」



( ФωФ)┏「だが、その過程で必要なファクターがいなくなるというのであれば──なんとしても阻止するのである」



( ^ω^)「……わかったお……」



( ФωФ)┏「フンッ……中途半端なセッティングなどするなよ」



( ^ω^)「……あんた、ほんとは単純に見たいんじゃないのかお」



( ФωФ)┏「なに?」

905 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2015/10/28(水) 23:41:54 ID:P4spY/fs0
                                      _  -―    ̄7/ `  、
                       r、_  -― _z ニ /        .//:.r,⌒ヽ./
                     r ´7//// `               /ハ:.:ゝ、_ノ/
                    ノ /////      __    -―  メ, `  ̄ /
                     く-―       ̄  /:/     //  l:i r ヽ _/
                  < _三_      .〈:〈     〈〈  ゝ'、ゞ ク   「……」
       _ -‐  ̄ ` - ' _ ,.  ´ ̄    ` y/-7´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     /          ´    、7´ ̄`r,、/'-/
    .イ                `ー _/ー´i`,i
    |:              ー _   ̄`i ̄
      !:.:.                ー-イ
     ` ゝ、 __ -― ヽ  ` ー ‐- イ                                  (-ω- )「僕の最高のメンテナンスと、弟者さんの完璧なドライビングを」
                    `,i /` ―-r‐ ´
                     ` ‐ _/

906 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2015/10/28(水) 23:42:47 ID:P4spY/fs0
       /// //   /` _/_}- 、_}
       /// //┌/   ./三/三ニ/
.       〈// // /    /.三/三ニ/
       //,ィl///`ヽ   /=三/三ニ/
      ,//(_ノ//    /ニ三/三ニ/ スッ
     //∧_//  __{三ニ/三ニ/
    ,/// _/.  ,.‐-        `ヽ
   /// / |  ,′ ,.-―¬=-  _‘,
   ! / └リ ,′ {             ‘,
   |′   ,′′     -‐ 、‐- _  |
  厶.   ,′      ′, -      ヽ
. /: :ム  l           '´     ‘,
/: : : :.ム |         ,イ三三ニヽ |
: : : : : : ム|             |≧=≦三ム′   
: : : : : : : :|            /三 /三 ≧=ュ   「……知ったことか」
: : : : : : : :|         '三 /三三三/
: : : : : : ノ         イ  /三三三/
: : : ;.ィ7            ノ\/三三三/
: : / ヽ        /    ` ー-= ′                                ( ^ω^)「素直じゃないお」

908 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2015/10/28(水) 23:50:07 ID:P4spY/fs0
     / ,- 3「ほら、はよエンジンルームにこい。もたもたしておったら、追いつくものも追いつかん」


 ≡( ^ω^)「はいおー!」


(´<_` )「ちょっと待ってくれ……おい、爺さん。あんた……何者なんだよ」


/ ,' 3「なぁに、しがない教習所の教官じゃよ」


(´<_` )「……謙遜も、度が過ぎると失礼だぜ?」


/ ,' 3「そういうのを慇懃無礼と言うのじゃ。覚えておけ」


/ ,^ 3「わしも君の名前を覚えておくからの」


( <_  )「……──俺はあんまりメカには詳しくねぇんだが」


(´<_` )「どれくらい回せばいい?」


/ , 3「……ふふ」

909 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2015/10/28(水) 23:50:59 ID:P4spY/fs0
                    
                            /: : : : : : : : : : : :
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ヽ                        /: : : : : : : : : : : : : : :
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