■泡になりたいようです。
└その5
-
169 名前:【カビたパン+師匠と弟子+告白】[] 投稿日:2012/06/18(月) 21:12:56 ID:7sJpVdAQ0
-
ξ*゚听)ξ《ドクオ!今日から貞子の新コーナーが始まるのよ!》
['A`]「すっかりファンになったな…別にいいけど」
ξ*゚听)ξ《つけてつけて!》
['A`]「はいよっと…」
カチッ
-
170 名前:【カビたパン+師匠と弟子+告白】[] 投稿日:2012/06/18(月) 21:13:43 ID:7sJpVdAQ0
-
□「えー、今日から始まりました売れっ子占い師、土井先生のお悩み相談室!一緒にやらせて頂くのは七人七色占いコーナーの司会でお馴染み、小森ヒッキーです!」
□「ど、どうも、土井貞子です。まさか自分の番組を持つことになるなんて思いもしなかった、っていうか今でも理解できません!何でですか?!」
□「相変わらず先生は謙虚ですねー。ま、それはいいとして、さっそくお便りが来ています!」
□「謙虚とかじゃなくて本当に訳がわからないんですよ?!私あの番組だって降りたいって言ったのに…むぐっ!!」
□「えーと、ラジオネーム カビたパンさん。ハハハ、この季節にピッタリなお名前だね。」
□「んー!!」
ξ*゚听)ξ《あはは、この二人の茶番もたまんないわよね。》
[;'A`]「多分本気のやり取りだと思うけどな、これ」
-
171 名前:【カビたパン+師匠と弟子+告白】[] 投稿日:2012/06/18(月) 21:15:02 ID:7sJpVdAQ0
-
□「えーと、カビたパンさんのお悩みは『最近僕の仲の良い野良犬に好きな犬ができたみたいなんですが、
告白百戦錬磨のヒッキー師匠、一体どうすれば彼の恋愛は成就するでしょうか、教えてください!後僕を弟子にしてください!!』だそうです!」
□「私じゃなくてヒッキーさんに聞いてますよね、初っぱなから主旨が…。っていうか、告白百戦錬磨って凄いですね」
□「振られるほうでの百戦錬磨ですよー!ははは!」
□「カビたパンさんは色んな意味で聞く人を間違えてますね」
-
172 名前:【カビたパン+師匠と弟子+告白】[] 投稿日:2012/06/18(月) 21:16:20 ID:7sJpVdAQ0
-
□「今先生の言ったことを解説すると『目には目を、歯には歯を』、つまり、『犬にはドックフードを』ってことさ!
どこの世界も雌は物に目が無いからね!物を貢いでる間は幸せな一時を味わえるぞ、とその犬に言っといてくれ!」
□「この人フラれすぎて偏見の塊になってる…じゃなくて、私はそんな支離滅裂なこといってません!!」
□「全く、先生ったら照れ屋さんなんだから。では、本日の土井先生の相談室はここまで!また来週のこの時間にお会いしましょう!」
□「来週もやるんですか!?私絶対イヤで…ムグー!!」
□「おっと、お便りと僕へのラブレターは何時でも募集中!みんなどんどん送ってね!」
[;'A`]「なんて番組だ…」
-
173 名前:【カビたパン+師匠と弟子+告白】[] 投稿日:2012/06/18(月) 21:17:03 ID:7sJpVdAQ0
-
ξ*゚听)ξ《私も手紙だそうかなぁ…》
['A`]「ハガキならあるぞ、だすか?」
ξ;゚听)ξ《うーん、出したいけど今悩みがないから出せないわ…。悩みが出来たら出そうかなぁ、でも出来るかなぁ、うーん…》
['A`]「ラジオに出す悩みがないのが悩みって本末転倒だな…」
ξ゚听)ξ《手紙読んで貰った人羨ましいなぁ、悩みがあって…》
['A`]「あれも悩みといって良いのか甚だ疑問だけどな…」
-
174 名前:【カビたパン+師匠と弟子+告白】[] 投稿日:2012/06/18(月) 21:19:09 ID:7sJpVdAQ0
-
■カチッ
( ^ω^)「ドックフードか…流石ヒッキー師匠だお!」
(U^ω^)「わおんっ!」
( ^ω^)「まかせろお、この時の為にお小遣いためておいたんだお!さぁ、ペットショップ屋さんにレッツゴーだおー!」
(U*^ω^)「わんわんおーっ!!」
-
178 名前:【台風+ショボンとドクオの出会い】[] 投稿日:2012/06/23(土) 06:10:32 ID:ZyVawqe.0
-
□「今晩台風28号が上陸するでしょう」
['A`]「まいったなぁ…」
ξ゚听)ξ《どうかしたの?》
['A`]「台風が今晩来るみたいなんだ」
ξ*゚听)ξ《なんですって!?》
-
179 名前:【台風+ショボンとドクオの出会い】[] 投稿日:2012/06/23(土) 06:11:29 ID:ZyVawqe.0
-
[;'A`]「何で喜んでんだ?」
ξ*゚听)ξ《台風の夜は荒巻スカルチノフが沢山とれるのよ!》
[;'A`]「取りに行くのか?危ないだろ」
ξ*゚听)ξ《大丈夫よ!私は人魚なんだから!》
['A`]「それもそうか。」
ξ゚听)ξ《それよりドクオは大丈夫なの?》
-
180 名前:【台風+ショボンとドクオの出会い】[] 投稿日:2012/06/23(土) 06:12:40 ID:ZyVawqe.0
-
(´・ω・`)「荒巻スカルチノフお土産に取ってきてくれるならドックンを僕の家に泊めてあげるよ☆」
ξ゚听)ξ《お安いご用ね》
['A`]「お前もあれ食うのかよ。つか、何時からいた。」
(´・ω・`)「荒巻スカルチノフを食べたら他の深海魚は食べれなくなるよ、ましで」
['A`]「そもそも深海魚ってあんま食べなくね?」
-
181 名前:【台風+ショボンとドクオの出会い】[] 投稿日:2012/06/23(土) 06:13:54 ID:ZyVawqe.0
-
ξ゚听)ξ《というわけで、ドクオの心配も無くなったし、いってくるわ》
(´・ω・`)「はいはい、いってらっしゃーい♪」
['A`]「気を付けてな」
ザパン
-
182 名前:【台風+ショボンとドクオの出会い】[] 投稿日:2012/06/23(土) 06:15:08 ID:ZyVawqe.0
-
(´・ω・`)「にしてもドックンが僕の家泊まりに来るなんて久々だね♪」
['A`]「出来れば死ぬまで泊まる機会がないほうがいいんだけどな」
(´・ω・`)「ひどーい☆僕とドックンの仲なのに!」
['A`]「…風と雨すげーな。防音だから音聞こえねーけど」
(´・ω・`)「ウフッ、僕とドックンが出会った日を思い出すね☆」
['A`]「…けっ、思い出したくもねーな」
(´・ω・`)「ひどいなぁ…。あの時もこんな酷い天気だったじゃない☆」
-
183 名前:【台風+ショボンとドクオの出会い】[] 投稿日:2012/06/23(土) 06:16:48 ID:ZyVawqe.0
-
ザアアアア…!!
(´・ω・`)『天気悪すぎワロタ☆全く、こんな日に仕事なんかするんじゃなかったなぁ…。おかげでこの有り様だ』
ザアアアアアアアア…
(´・ω・`)『…段々強くなってきたな。まぁ、この海岸を通れば近道…ん?』
ザアアアア…
['A`]
(´・ω・`)『…わぁお☆』
-
184 名前:【台風+ショボンとドクオの出会い】[] 投稿日:2012/06/23(土) 06:19:26 ID:ZyVawqe.0
-
(´・ω・`)『…やれやれ、こんな日に新しい契約者に出会うなんて参ったね☆』
['A`]
(´・ω・`)『大丈夫、聞かなくても君の願いは分かるよ☆僕が君その願いかなえて上げる♪まぁ、その代わり…』
チャリーン
『君の大切な物の一部を貰うよ♪』
-
185 名前:【台風+ショボンとドクオの出会い】[] 投稿日:2012/06/23(土) 06:20:39 ID:ZyVawqe.0
-
['A`]「…あん時のほうが雨ひどくなかったか?」
(´・ω・`)「そうだっけ?まぁ、そんなことはおいといて…早く隣来て!一緒に寝よう♪」
バキッ
['A`]「今日は朝まで小森ヒッキーの恋愛トーク聞くから一人で寝てろ」
(´・ω( )「はい、一人でおやすみさせていただきます」
-
186 名前:【台風+ショボンとドクオの出会い】[] 投稿日:2012/06/23(土) 06:22:21 ID:ZyVawqe.0
-
□「…最後のお便りは『師匠は最近恋してますか?』という質問です!土井先生はしてるとおもいますか?」
□「してないんじゃないですかね…。それより、これヒッキーさんの番組ですよね?何で私強制連行されたんですか?」
□「だって僕と先生は一心同体的な感じじゃないですかー!」
□「何言ってるのかちょっとわかりません。」
□「と言うわけで、僕と先生の朝まで恋愛トークはこれにて終了!」
□「え、ヒッキーさん質問に答えてないじゃないですか!本当はどうなんですか?」
□「それはまた次の時にでも♪ではでは、次はニュースのお時間です!」
['A`]「やっぱ師匠最高だな。それにしても、師匠の好きな人とか気になるな…。」
-
187 名前:【台風+ショボンとドクオの出会い】[] 投稿日:2012/06/23(土) 06:24:30 ID:ZyVawqe.0
-
□「ニュースのお時間です。台風28号は夜の間に消滅したようです。」
['A`]「…おぉ、本当だ、快晴だな。ショボン、海岸行くぞ。そろそろツンが帰ってきてるかもしれん」
(´・ω・`)「はいはい、本当に仲良しさんなんだから♪」
['A`]「…分かってんならツンにちょっかい出すなよ」
(´・ω・`)「ウフッ、ちょっかい出すのはあの子に願いがある時だけだよ☆」
['A`]「だからそれを止めろっていってんだろ」
(´・ω・`)「まぁまぁ、ほら、ついたよ♪わ、大漁だねー!」
ξ;゚听)ξ「!?二人ともいつの間に!?」
['A`]「なるほど、こうやっていつもいきなり沸いてきてたんだな…」
-
190 名前:【小悪魔ageha】[] 投稿日:2012/06/24(日) 01:16:04 ID:5a.ecYrY0
-
ξ゚听)ξ《うーん…》
(U^ω^)「わんわんお!」
ξ゚听)ξ《あ、わんわんお!ちょうど良いところに来てくれたわね、手伝って欲しいことがあるのよ!》
(U^ω^)「わんわんお?」
ξ゚听)ξ《実は昨日ね…》
-
191 名前:【小悪魔ageha】[] 投稿日:2012/06/24(日) 01:16:52 ID:5a.ecYrY0
-
§゚听)ξ《あー、今日も沢山泳いだわね!》
['A`]『そうだな。つか、ツン髪が絡まってんぞ』
§゚听)ξ《別にいいわよ、気にならないし》
['A`]『大分気になるんだが…』
§゚听)ξ《ドクオはおしゃれさんよね、毎晩私の髪とかしてくれるし》
['A`]『ツンが気にしなさすぎだと思うんだが…。女の子なんだからもうちょっと髪型には気を配れよ』
-
192 名前:【小悪魔ageha】[] 投稿日:2012/06/24(日) 01:17:53 ID:5a.ecYrY0
-
ξ゚听)ξ《って、言われたのよ!!だから少しぐらい気にしようと思って、おしゃれについて勉強したいの!》
(U^ω^)「わんわんお?」
ξ゚听)ξ《つまりね、おしゃれについての本を一緒に探してほしいの》
(U*^ω^)「わんわんお!!」
ξ゚听)ξ《ありがとう、じゃあ手分けして探しましょ!》
-
193 名前:【小悪魔ageha】[] 投稿日:2012/06/24(日) 01:18:42 ID:5a.ecYrY0
-
ξ゚听)ξ《中々ないわねー…》
ξ*゚听)ξ《あ、本見っけ!中身は…》
【('、`*川アハン】
ポイッ
ξ゚听)ξ《あれはお洒落じゃないわね》
ξ゚听)ξ《あー、やっぱりお洒落な本なんか落ちてないのかしら…》
(U*^ω^)「わんわんお!わんわんお!」
ξ*゚听)ξ《!!わんわんお、見つけたのね!》
(U*^ω^)「わんわんお!」
ξ*゚听)ξ《ありがとう、わんわんお!じゃあ、早速勉強しましょ!》
(U*^ω^)「わんわんおっ!」
-
194 名前:【小悪魔ageha】[] 投稿日:2012/06/24(日) 01:19:24 ID:5a.ecYrY0
-
《ドクオー!》
['A`]「んぁ、なんだよ、ツ…」
$*゚听)$
['A`]
$*゚听)$《ふふふ、私だってお洒落しようと思えばできるのよ?》
['A`]
$*゚听)$《お洒落すぎて言葉も出ないみたいね、うふふ》
-
195 名前:【小悪魔ageha】[] 投稿日:2012/06/24(日) 01:20:39 ID:5a.ecYrY0
-
( ^ω^)「わんわんお、その口にくわえてる雑誌なんだお」
(∪^ω^)「わんわんお!」
(;^ω^)「小悪魔ageha…だと…!?」
-
204 名前:【真珠+河童がながれついた+音楽+薬】[] 投稿日:2012/06/30(土) 00:00:54 ID:JOU0XGTw0
-
ξ゚听)ξ《ドクオー、これどうやったら食べられるのかしら?》
['A`]「んー、どれどれ…」
( ∋ ) 「淡水を…淡水を…」
['A`]「拾ったところに返してきなさい。」
ξ゚听)ξ《えー》
['A`]「取り合えず天然水買ってくるわ」
-
205 名前:【真珠+河童がながれついた+音楽+薬】[] 投稿日:2012/06/30(土) 00:02:32 ID:JOU0XGTw0
-
ジョボボボボ…
( *゚∋゚)「生き返った!!礼を言うぞ!」
['A`]「礼はいらんが、なんで河童がこんなところにいんだよ…。」
ξ゚听)ξ《あぁ、河童だったのね。話には聞いたことがあったけど実物ははじめてみたわ》
( ゚∋゚)「まぁ、人魚と河童は相成れぬ存在だからな、水質的な問題で。」
-
206 名前:【真珠+河童がながれついた+音楽+薬】[] 投稿日:2012/06/30(土) 00:04:08 ID:JOU0XGTw0
-
['A`]「で、なんでお前海にいたんだ?」
( ゚∋゚)「いや、実は真珠を探しに来たんだ。」
ξ゚听)ξ《真珠を?》
( *゚∋゚)「…あぁ、人間にプレゼントしようと思ってな」
['A`]「人間に?なんでまた」
( ゚∋゚)「それは…」
-
207 名前:【真珠+河童がながれついた+音楽+薬】[] 投稿日:2012/06/30(土) 00:07:38 ID:JOU0XGTw0
-
いつも俺は池やらなんやら淡水が有るところなら何処でも遊びに出掛けるんだが、お気に入りの池があってな。
そこには大きなピアノという楽器が近くに捨てられているんだ。
まぁ、最初は俺たち河童も興味津々で遊んだんだが如何せん弾き方がわからない。
すぐに皆飽きたが、俺はその音が好きで週に三回ぐらいはその池に行ってピアノで遊んでいたんだ。
そんなある日
( ゚∋゚) 『やっぱり上手くいかんな』
o川*゚ー゚)o『楽譜もないんじゃねぇ』
( ゚∋゚)『楽譜ってなんだ?それがあれば弾けるようになるのか?』
o川*゚ー゚)o『なるなる!』
( ゚∋゚)『それは凄い…!?』
o川*゚ー゚)o『凄いでしょー』
-
208 名前:【真珠+河童がながれついた+音楽+薬】[] 投稿日:2012/06/30(土) 00:08:57 ID:JOU0XGTw0
-
( ;゚∋゚)『な、な…お前…人間…』
o川*゚ー゚)o『何時もピアノの音が聞こえるからずっと気になってたの。まさか河童が弾いてるとは思わなかったけど』
( ;゚∋゚)『…』
o川*゚ー゚)o『大丈夫よ、言い触らさないし。それに私、あなたの先生になりにきたの』
( ゚∋゚)『先生?』
o川*゚ー゚)o『そう、ピアノのね。楽譜もちゃーんと持ってきてるわよ!』
-
209 名前:【真珠+河童がながれついた+音楽+薬】[] 投稿日:2012/06/30(土) 00:11:03 ID:JOU0XGTw0
-
( ゚∋゚)「そうして俺たちはピアノを通じて仲良くなっていたんだ。」
['A`]「なるほどな、でも何でプレゼントに真珠を?」
( *゚∋゚)「それは…」
ξ゚听)ξ《河童の世界じゃ異種族と結婚するとき真珠を贈るのよね。今思い出したわ》
( *゚∋゚)「…おう」
['A`]「河童なのに海に入って真珠取りに行くとか自殺行為だろ」
ξ゚听)ξ《だから普通は人魚に依頼するのよ》
( ゚∋゚)「人魚を見つけるのも大変なんだけどな…」
-
210 名前:【真珠+河童がながれついた+音楽+薬】[] 投稿日:2012/06/30(土) 00:13:31 ID:JOU0XGTw0
-
ξ゚听)ξ《まぁ、ここで出会えたんだし、取ってきてあげるわ。二個でいいのよね?》
( ゚∋゚)「おう、頼む。この恩はいつか返すから」
ξ゚听)ξ《べつにいいわよ、じゃあ、行ってくるわ》
ザパン
['A`]「何で二個必要なんだ?」
( ゚∋゚)「一つは彼女に、もう1つは俺が飲む用だ。」
['A`]「飲む?」
( ゚∋゚)「異種族の愛しい人が接吻した真珠は河童にとってある薬になるんだ。」
['A`]「どんな薬になるんだ?」
( ゚∋゚)「例えば、俺の場合は人間になる薬だな。」
['A`]「なるほど、変化の薬か」
( ゚∋゚)「そういうことだ、河童のままだと寿命が人間に比べて長すぎるからな」
['A`]「そりゃそうだな」
-
211 名前:【真珠+河童がながれついた+音楽+薬】[] 投稿日:2012/06/30(土) 00:15:18 ID:JOU0XGTw0
-
バシャ
ξ゚听)ξ《取ってきたわよ》
( *゚∋゚)「おぉ…本当にありがとう!これでやっと夢が叶う」
ξ゚听)ξ《よかったわね、ところであなたどう帰るの?》
( ゚∋゚)「近くに川があるならそこから帰れるんだが…」
['A`]「あぁ、それなら…(U^ω^)「わんわんお!」
(´・ω・`)「海岸に河童とは珍しいねー♪」
ξ゚听)ξ《わんわんおとショボンじゃない、いつのまに》
-
212 名前:【真珠+河童がながれついた+音楽+薬】[] 投稿日:2012/06/30(土) 00:16:47 ID:JOU0XGTw0
-
(U^ω^)「わんわんお!」
( ゚∋゚)「何?川まで連れてってくれるのか?」
(U^ω^)+「わんわんお!」
( ゚∋゚)「それは有りがたい」
ξ゚听)ξ《もう行くの?》
( ゚∋゚)「あぁ、一刻も早く彼女のもとへ帰りたいからな」
['A`]「達者でな」
( ゚∋゚)「ありがとう、この恩は一生わすれないぞ、では去らば!」
ダダダダ…
-
213 名前:【真珠+河童がながれついた+音楽+薬】[] 投稿日:2012/06/30(土) 00:18:21 ID:JOU0XGTw0
-
(´・ω・`)「河童って足はやいんだねぇ♪」
['A`]「お前は何しに来たんだ」
(´・ω・`)「いやぁ、ただの散歩してただけだよーん☆でも河童を見て『燃えない少女』を思い出しちゃった♪」
ξ゚听)ξ《『燃えない少女』って?》
(´・ω・`)「昔ある病気の女の子と契約したことがあってね、真珠の薬を作ってあげたのさ♪」
-
214 名前:【真珠+河童がながれついた+音楽+薬】[] 投稿日:2012/06/30(土) 00:19:36 ID:JOU0XGTw0
-
['A`]「真珠の薬って、どんな作用があるんだ?」
(´・ω・`)「健康とか永遠の美を手に入れられるんだよ」
['A`]「…なんか、色々とヤバそうな薬だな」
(´・ω・`)「まぁ、禁忌に近いよね♪」
ξ゚听)ξ《でも作ったの?》
(´・ω・`)「作ったよ、それに彼女の願いはそういうのが望みじゃなかったし。で、彼女は『燃えない少女』になったんだよーん☆」
['A`]「その女の子の願いはどういう願いだったんだよ」
(´・ω・`)「それはね…」
-
215 名前:【真珠+河童がながれついた+音楽+薬】[] 投稿日:2012/06/30(土) 00:20:50 ID:JOU0XGTw0
-
( ゚∋゚)「ふぅ、何十年振りに帰ってこれたな…」
( ゚∋゚)「よっと…」
ガタガタタ…
( ゚∋゚)「ただいま、キュート」
o川*ーーー)o
( *゚∋゚)「これ、お前へのプレゼントだ。これで俺たち念願かなって夫婦だぞ」
o川*ーーー)o
( ゚∋゚)「後この真珠をだな…」
チュ
( ゚∋゚)「こうして飲めば完璧だ…」
ゴクン
パァァア…
( *゚∋゚)「ほら、キュート!人間になったぞ、これで俺も…」
-
216 名前:【真珠+河童がながれついた+音楽+薬】[] 投稿日:2012/06/30(土) 00:23:54 ID:JOU0XGTw0
-
「すぐにお前のもとへ行けるようになったぞ!」
(´・ω・`)「大好きな河童が死ぬまで、自分の遺体が燃えないように、朽ちないようにってお願いだったのさ☆」
-
218 名前:【ラジオ番組の裏側+二人のケンカ】[] 投稿日:2012/06/30(土) 01:04:59 ID:JOU0XGTw0
-
ξ*゚听)ξ「ドクオ!見て!この雑誌!」
['A`]「えーと、何々?人気ラジオ放送コンビの喧嘩シーン撃写?」
ξ*゚听)ξ「でねでね!!貞子載ってたの!!」
[;*'A`]「つまり遂に隠され続けてきたヒッキー師匠の顔が…!」
ペラッ
['A`]「…なん…だと?」
-
219 名前:【ラジオ番組の裏側+二人のケンカ】[] 投稿日:2012/06/30(土) 01:07:51 ID:JOU0XGTw0
-
□「なんか最近僕と土井先生の喧嘩シーンの写真が雑誌に載ってるみたいですか、そもそも僕たち喧嘩なんかしたことないですよね、先生!」
□「…ヒッキーさん、あの時のあれ事故だと思ってましたけど、もしかして…」
□「嫌だなぁ、そんなわけないじゃないですかー!もう、先生ったら!事故ですよ、事故!」
<<<その4 ◆ その6>>>
◆ トップ >
中編・長編作品一覧 >
泡になりたいようです。 >
その5
◆ 元スレ