泡になりたいようです。
その4



112 名前:【輪ゴム】[] 投稿日:2012/06/12(火) 22:56:04 ID:3Ju05VUw0

プツン
ξ゚听)ξ《あ》


['A`]「どうした?」

ζ゚听)ξ《髪留めに使ってた輪ゴム切れちゃった》

['A`]「輪ゴムなんかで髪の毛結んでたのかよ、痛むぞ?」

ζ゚听)ξ《じゃあ、ワカメか何かで…》

['A`]「やめなさい」

113 名前:【輪ゴム】[] 投稿日:2012/06/12(火) 22:56:50 ID:3Ju05VUw0
ζ゚听)ξ《でも結わかないと邪魔なのよ》

['A`]「…あ、そうだ!」

ζ゚听)ξ《何かいい案でも思いついたの?》


ノ['A`]ガサガサ「確かここら辺に…あった!」

114 名前:【輪ゴム】[] 投稿日:2012/06/12(火) 22:57:30 ID:3Ju05VUw0
['A`]「ちょうど2つあったからこれ使いな」

ζ*゚听)ξ《うわぁ…可愛い髪留めね。でもドクオの宝物なのに私が使っていいの?》

['A`]「俺が持ってたって仕方ないだろ、ほら、櫛もあるし結わいてやるよ」

ζ*゚听)ξ《えへへ、可愛いく頼むわよ!》

['A`]「おう、任せ…」

115 名前:【輪ゴム】[] 投稿日:2012/06/12(火) 22:58:22 ID:3Ju05VUw0



『全く仕方ないな、結んであげるよ』

『可愛く結んでね』

『はいはい』





.

116 名前:【輪ゴム】[] 投稿日:2012/06/12(火) 23:00:40 ID:3Ju05VUw0

['A`]「……」

ζ゚听)ξ《ドクオ、どうしたの?》

['A`]「なんでもないよ、ちょっと昔のこと思いだしただけさ。」

ζ゚听)ξ《全く、ちゃんと可愛いく結ぶのよ、執事ドクオ!》

['A`]「はいはい…」



122 名前:【浮き輪+真珠】[] 投稿日:2012/06/15(金) 07:05:45 ID:BSZ28riQ0
ξ゚听)ξ《ねぇ、ドクオはどうすれば泳げるようになるの?》

['A`]「浮き輪っていう道具さえあれば多分泳げると思うんだけどな…」

ξ*゚听)ξ《それさえあればドクオと泳げるのね!?》

(´・ω・`)「いやぁ、普通の浮き輪じゃあドックンは泳げないよー」

['A`]「どっから沸いた」

123 名前:【浮き輪+真珠】[] 投稿日:2012/06/15(金) 07:07:56 ID:BSZ28riQ0
ξ゚听)ξ《じゃあ、どんな浮き輪ならドクオも泳げるの?》

(´・ω・`)「真珠で出来た浮き輪ならドックンでも泳ぐことができるよ☆」

['A`]「そんな浮き輪聞いたことねーぞ」

(´・ω・`)「そ☆こ☆で、真珠さえ用意してくれれば僕がつくってあげるよ♪」

ξ゚听)ξ《何個あれば作れるの?》

(´・ω・`)「大サービスで十個あれば作ってあげるよ」

ξ*゚听)ξ《それぐらいなら今すぐとってこれるわ!》

(´・ω・`)「おやおや、せっかちさんだなぁ☆いってらっしゃい、待っててあげるから」

ξ*゚听)ξ《うん!いってくる!!》

ザパン

124 名前:【浮き輪+真珠】[] 投稿日:2012/06/15(金) 07:09:08 ID:BSZ28riQ0
(*´・ω・`)「ウフッ、僕優しいでしょ見直した?こんな大サービスもたまにはするんだよ?」

['A`]「…で、そんなに大サービスするんなら代償はどんだけ酷いんだ?」

(´・ω・`)「まー、ドックンったらひどーい!僕がまるで悪者みたいに聞こえるじゃない!」

['A`]「まるでというかまんまだろ。」

バシャン

ξ*゚听)ξ《とってきたわよ!》

(´・ω・`)「流石人魚、早いなぁ。じゃあ早速、浮き輪を作ってあげよう!そぉーれ♪」

ドカッ!バキッ?フワッ


(´・ω・`)「一丁あがり☆」

125 名前:【浮き輪+真珠】[] 投稿日:2012/06/15(金) 07:10:05 ID:BSZ28riQ0
ξ゚听)ξ《すごいけど、相変わらず音が酷いわね》

(´・ω・`)「ちゃんと出来たんだから文句いわないでよー」

['A`]「真珠で出来た浮き輪ってすげーな」

(´・ω・`)「これで二人は一緒に泳げるようになったよ!」

ξ*゚听)ξ《ドクオ、早速泳ぎましょ!!》

['A`]「わかってるけど、その前に…」

ξ゚听)ξ《その前に?》

126 名前:【浮き輪+真珠】[] 投稿日:2012/06/15(金) 07:11:09 ID:BSZ28riQ0
['A`]「ショボン、代償は俺が支払う。」

(´・ω・`)「ウフッ、海で一緒に泳ぎたいっていうのは彼女の願いでしょ?それなら彼女から代償をもらわなきゃねぇ…」

ξ゚听)ξ《それはそうよね、代償は勿論私が支払うわ》

[;'A`]「おい、ツン!!」

(´・ω・`)「毎度あり♪」

チャリーン

127 名前:【浮き輪+真珠】[] 投稿日:2012/06/15(金) 07:12:00 ID:BSZ28riQ0

(´・ω・`)「…と、言うことで契約完了。代償は頂きました☆」

ξ゚听)ξ《え?私何にも支払ってないけど?》

(´・ω・`)「ウフッ、今日の代償は【僕と友達になる】って言う代償でした☆」

ξ゚听)ξ《そんなのでいいの?》

(´・ω・`)「あぁ、勿論さ☆その代わり又お願いごとがあったら僕を呼んだね♪」

ξ゚听)ξ《わかったわ》

(´・ω・`)「じゃあねー☆」

ドドドドドドドド…

128 名前:【浮き輪+真珠】[] 投稿日:2012/06/15(金) 07:12:44 ID:BSZ28riQ0

[;'A`]「あぁ、なんてこった…」

ξ゚听)ξ《何が?》

[;'A`]「ツンとショボンに関わりが出来ちまった…。」

ξ゚听)ξ《何か問題でもあるの?》

[;'A`]「大アリだ…。もう二度と願いを叶えて貰ったらダメだぞ、ツン。」

ξ゚听)ξ《へー、はいはい》
ソワソワ

['A`]「ちゃんと話聞いてるのか?」

ξ;*゚听)ξ《だってー…折角浮き輪手に入ったんだし…》モジモジ

['A`]「…それもそうだな、じゃあ泳ぐか!」

ξ*゚听)ξ《やったぁー!》



133 名前:【尾行+浦島太郎】[] 投稿日:2012/06/15(金) 23:26:01 ID:BSZ28riQ0
['A`]「ツンおはよー…っていない」

バシャ

ξ゚听)ξ《あー、疲れた》


['A`]「どこか行ってたのか?」

ξ゚听)ξ《亀が鳥にいじめられてたから鳥を食べてやったのよ》

['A`]「鳥を追い払ったじゃなくて食べたと言うところが怖いんだが」

134 名前:【尾行+浦島太郎】[] 投稿日:2012/06/15(金) 23:27:43 ID:BSZ28riQ0
ξ゚听)ξ《で、亀ったら怪我をしてて帰れないって言うから送っててあげたの》

['A`]「なるほど、それでご馳走と踊りでも見せたもらったか?w」

ξ;゚听)ξ《どうしてわかったの?!まさか尾行でもしてたの?!》

[;'A`]「してないよ!!つか、まじかよ!」

ξ゚听)ξ《えぇ、踊りはともかくご飯が美味しかったわ》

135 名前:【尾行+浦島太郎】[] 投稿日:2012/06/15(金) 23:28:27 ID:BSZ28riQ0

['A`]「もしそれで玉手箱貰ってたら完璧に浦島太郎だな」

ξ;゚听)ξ

['A`]「え?何その顔」


ソッ…
ξ;゚听)ξつ□


['A`]「なるほど、返してきなさい」



138 名前:【就寝+占い師】[] 投稿日:2012/06/16(土) 10:34:19 ID:MXJQNP0.0
['A`]「…で、わんわんおの奴ったら」

ξ--)ξ《zzz 》


['A`]「寝たか…おやすみ、ツン。…さて、宝探しにでも」

「すみません、そこのお方…」

['A`;]「……俺、でしょうか」

139 名前:【就寝+占い師】[] 投稿日:2012/06/16(土) 10:35:15 ID:MXJQNP0.0

「えぇ、そうです。あなたです、背後からで申し訳ありませんが、教えて頂きたいことが」

['A`;]「なんでしょうか?」

「この近くに見晴らしのいい崖はないでしょうか」

['A`]「ふむ…それならあっちの灯台がよく見えるあの崖はいかがでしょうか?」

「なるほど、ありがとうございます。」

['A`]「いえいえ」

140 名前:【就寝+占い師】[] 投稿日:2012/06/16(土) 10:35:58 ID:MXJQNP0.0

「あ、もしかしてあそこって、自殺の名所として有名な場所ですか?」

['A`;]「え?あ、まぁ、はい」

「なるほど、ありがとうございました。では失礼いたします。最後に話せたのがあなたみたいな優しい方でよかったです、では。」


[;'A`]「ちょっと待てーい!?」

ガッ!

141 名前:【就寝+占い師】[] 投稿日:2012/06/16(土) 10:36:39 ID:MXJQNP0.0

「きゃ!なんですか?!」

[;'A`]「自殺する気満々じゃねーか!」

「ギクッ!…なんで分かったんですか?まさかあなたも占い師?!」

[;'A`]「誰でもわかるわ!いいから、そんな馬鹿なこと考えるな!」

「離して下さい!私にはもうこれしか…」

[;'A`]「絶対はなさねー!!諦めるまでは離さん!!」

「見逃してくださ…あっ!」

コケッ

[;'A`]「うおっ!」

ドサッ

142 名前:【就寝+占い師】[] 投稿日:2012/06/16(土) 10:37:29 ID:MXJQNP0.0

[;'A`]「いてて…おい、大丈夫か?」

「…私の帽子がどこかにいっちゃいました」

[;'A`]「んぁ、大丈夫だ、ここにあるから。でも白い帽子だからちょっと汚れちゃったな…ほらよ。」

川;д川「うぅ…ありがとうございます…」

143 名前:【就寝+占い師】[] 投稿日:2012/06/16(土) 10:38:15 ID:MXJQNP0.0

['A`]「全く、それにしてもあんた何で自殺なんか…」

川;д川「仕事で色々と…」

['A`]「占いが当たらないのか?」

川;д川「な、何で私が占い師だと!?」

['A`]「あんたがさっき言ってたんだろうが。で、どうなんだ?」

川д川「実は…当たっちゃうんです、私の占い」

144 名前:【就寝+占い師】[] 投稿日:2012/06/16(土) 10:39:15 ID:MXJQNP0.0
['A`]「結構なことじゃないか」

川;д川「良くないんです!私が見る人全て悪い未来しか見えないんです!」

['A`]「それが何かやばいのか?」

川;д川「私が見た通り完璧に再現されてしまうんです」

['A`]「ほう」

川;д川「だから、もしかしたら、私がそういう未来にしてしまっているのじゃないかと思いまして…」

['A`]「別にあんたのせいじゃ無いと思うがね」

川;д川「いや、きっとそうなんです!だからもう、いっそのこと死んでしまおうかと…」

145 名前:【就寝+占い師】[] 投稿日:2012/06/16(土) 10:40:21 ID:MXJQNP0.0
['A`]「そんなに気を病むなら占い師やめればいいじゃないか」

川д川「やめれないんです…」

['A`]「なんで?」

川д川「……そういう約束をしてしまったんです。」

['A`]「約束?」

川д川「はい…絶対に破れない約束を…」

['A`]「…そうか。でも、自殺はすんな」

川д川「…あなたとお話して少し楽になりました!自殺は又今度にします」

['A`]「いや、すんなよ。また辛くなったら話聞いてやるから」

川*д川「本当ですか!?ありがとうございます!」

146 名前:【就寝+占い師】[] 投稿日:2012/06/16(土) 10:41:06 ID:MXJQNP0.0



['A`]「自殺されるよりましだからな…」

川*д川「私頑張ります!ありがとうございました!では仕事頑張ってきます!」

ダッ!

['A`]「行ったか…。にしても、どっかで聞いたような声だったなぁ…」

147 名前:【就寝+占い師】[] 投稿日:2012/06/16(土) 10:42:04 ID:MXJQNP0.0
ξ゚听)ξ《ふわぁ、ドクオおはよー》

['A`]「おう、おはよ」

ξ゚听)ξ《そろそろラジオの時間だよ!》

['A`]「あ、そうだったな。今かけるわ」

カチッ

□「今朝のvip町の交通状況は…」

ξ゚听)ξ《vip町ってどこにあるのかな》

['A`]「ここだよ、ツン。この町がvip町だ」

ξ;゚听)ξ《しらなかったわ…》

['A`]「ほら、もうすぐツンの好きなコーナーだよ」

148 名前:【就寝+占い師】[] 投稿日:2012/06/16(土) 10:42:57 ID:MXJQNP0.0
□「曜日ごとに占い師が代わる、七人七色占いのコーナーです。水曜日の担当は今もっとも売れっ子のー?」

□「土井貞子です、あ、でも全然売れっ子なんかじゃなくて、本当にたまたまなんです、たまたま!」

□「先生ったら、またまたー、はははっ」

□「ほ、本当ですよぉ…」


ξ*゚听)ξ《この占い師が一番好きだわ。声きれいだし、なんか可愛いし》

[;'A`]

ξ゚听)ξ《ドクオ、どうかしたの?》

[;'A`]「…辞めれないハズだわな」

ξ;゚听)ξ《はぁ?》



152 名前:【ξ゚听)ξと猫+郵便+思いで】[] 投稿日:2012/06/17(日) 00:48:04 ID:Hu93fnRA0
['A`]「今日も天気いいなぁ」

ξ゚听)ξ《そうね、…ん?》

['A`]「どうかしたのか?」

ξ゚听)ξ《ちょっと呼んでる声がするから行ってくるわ》

[;'A`]「え?誰に?」

ξ゚听)ξ《わからないけど、とりあえず行ってくるわ》

ザパン

153 名前:【ξ゚听)ξと猫+郵便+思いで】[] 投稿日:2012/06/17(日) 00:48:51 ID:Hu93fnRA0

[;'A`]「何に呼ばれたんだろ…まさか幽霊か?」

バシャン

ξ゚听)ξ《ただいまー》

['A`]「ツン、誰に呼ばれたんだ?」

ξ゚听)ξ《竜宮の使い》

[;'A`]「深海魚の?」

ξ゚听)ξ《そう。亀に私の居場所を聞いてここまで来たみたい》

[*'A`]「やっぱりこの前いったのは竜宮城だったのか…すげぇ」

154 名前:【ξ゚听)ξと猫+郵便+思いで】[] 投稿日:2012/06/17(日) 00:51:23 ID:Hu93fnRA0

ξ゚听)ξ《律儀よね、これを海の中で見つけたから届けに来たっていってたわ》

['A`]「なんだそれ…紙か?ご丁寧にビニールにいれてあるな」

ξ゚听)ξ《私宛の手紙よ。》

['A`]「本当だ、『人魚のツンへ』って書いてある。ってか、竜宮の使いって字読めるんだな」

ξ゚听)ξ《竜宮の使いは郵便屋も兼業してるから字が読めるのよ》

[*'A`]「すげぇ…深海は未知だらけだな」

155 名前:【ξ゚听)ξと猫+郵便+思いで】[] 投稿日:2012/06/17(日) 00:52:25 ID:Hu93fnRA0

ξ゚听)ξ《でも不味いけどね、食えたもんじゃないわ。》

['A`]「なんでもそっちに持ってくなよ。…ってか、誰からの手紙なんだ?」

ξ゚听)ξ《猫よ。》

['A`]「…猫?」

ξ゚听)ξ《そう、猫。ここに来るちょっと前出会ったのよ》

['A`]「ちょっと待て、猫は字は書けないぞ」

ξ゚听)ξ《変わった猫だから書けるんでしょ》

['A`]「どんな猫だったんだ?」

ξ゚听)ξ《えーっとね…》

156 名前:【ξ゚听)ξと猫+郵便+思いで】[] 投稿日:2012/06/17(日) 00:53:38 ID:Hu93fnRA0

ドクオに出会う前、私は仲間達が寝た後一人で泳いでいたの。
そしたら月の光の下で、1つの小さな船がプカプカ浮いてたの。
私は気にせず自由気ままに泳いでいたら船の方からドポンという大きな音が聞こえて…

ξ゚听)ξ《なにか落ちたのかしら。面白そうね》

ザパン

157 名前:【ξ゚听)ξと猫+郵便+思いで】[] 投稿日:2012/06/17(日) 00:55:17 ID:Hu93fnRA0
ξ゚听)ξ《んー…あ。》

海にもぐって落ちたものを見つけて、私はそれをもって海から顔を出したの。

だってそれは猫と呼ばれる生き物だと知っていたから。

ξ゚听)ξ《全く、いくら魚が好きだからって泳げないくせに海に入るんじゃないわよ》

私は猫を船にのせて、船を浅瀬に置いて帰ったの。
猫は溺れたショックなのかしらないけどずっと黙っていたわ。

158 名前:【ξ゚听)ξと猫+郵便+思いで】[] 投稿日:2012/06/17(日) 00:56:07 ID:Hu93fnRA0

それからしばらくして、その浅瀬の方から毎晩綺麗な歌声が聞こえるようになったの。
仲間はあんまり好きな歌じゃ無かったみたいだけど私はいてもたっても居られなくて、皆が寝た後その浅瀬にいくことにしたの。


ξ*゚听)ξ《(一体なんの歌なのかしら…)》

〜♪

ばれないように念のため岩影に隠れてそーっと声のする方をみたら…

ξ゚听)ξ《あ》





( ФωФ)〜♪




歌声の正体は前と同じ船に乗った猫だったの。

159 名前:【ξ゚听)ξと猫+郵便+思いで】[] 投稿日:2012/06/17(日) 00:58:04 ID:Hu93fnRA0


( ФωФ)「…届いているのであろうか」

《誰に?》

( ;ФωФ)「!?その声は命の恩人であるな!?」

ξ;゚听)ξ《(あ、やっちゃった…。ま、見えてないからいいか)》

( *ФωФ)「ずっとお礼を言いたかったのである!どこにいるのであるか?!」

《別にお礼なんか要らないわよ。それより、毎晩素敵なうたを歌っていたのはあなた?》

( *ФωФ)「そうである、届いていたでのであるか!」

160 名前:【ξ゚听)ξと猫+郵便+思いで】[] 投稿日:2012/06/17(日) 00:59:23 ID:Hu93fnRA0
《猫ってすごいのね、あんなに綺麗な声で鳴くとはおもわなかったわ》

( ;ФωФ)「猫って…。というか、あれは鳴いてた訳ではなくて、賛美歌を歌っていたのであるよ」

《なにそれ》

( ФωФ)「神様を賛美する歌なのである」

《よく分からないけど、なんでそんな歌を?》

( ФωФ)「あなたを天使だと思っていたからである。」

161 名前:【ξ゚听)ξと猫+郵便+思いで】[] 投稿日:2012/06/17(日) 01:00:28 ID:Hu93fnRA0
《天使…?なにそれ、大ハズレだわ》

( ФωФ)「そのようであるな。天使には白い翼があるはずであるが、あなたには美しい尾ひれがあるようであるし」



ξ;゚听)ξ《…え?》



( ФωФ)「途中から丸見えだったのであるよ。」

162 名前:【ξ゚听)ξと猫+郵便+思いで】[] 投稿日:2012/06/17(日) 01:01:17 ID:Hu93fnRA0
ξ゚听)ξ《…と言うわけで私は猫と出会ったのよ》

['A`]「それ絶対猫じゃないと思うんだが…」

ξ゚听)ξ《猫は猫よ。》

['A`]「見た目はどんな感じなんだ?」

ξ゚听)ξ《顔は頭のてっぺんから口の上までチャックがついてたわ。体はしょぼんみたいな感じで、服は真っ黒で首から十字架をかけてたわ》

['A`]「逆によくそれを猫だとおもったな」

163 名前:【ξ゚听)ξと猫+郵便+思いで】[] 投稿日:2012/06/17(日) 01:02:25 ID:Hu93fnRA0
ξ゚听)ξ《猫は見たことがあるから知ってたのよ》

['A`]「尚更すごいわ。まぁ、それはいいとして、手紙は結局どんな事が書いてあったんだ?」

ξ゚听)ξ《聖書の言葉であろうものが一言だけ。》

[;'A`]「なんでそんなものを…」

ξ゚听)ξ《見る?》

['A`]「いや、いいよ。他人の手紙見るのはマナー違反だし」

ξ゚听)ξ《別にいいのに…全く本当に変わった猫だわ。これどういう意味なのかしら…》

164 名前:【ξ゚听)ξと猫+郵便+思いで】[] 投稿日:2012/06/17(日) 01:03:18 ID:Hu93fnRA0









『ツンへ。
時は満ちた、のであるよ。』




.



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