泡になりたいようです。
その15



702 名前:【星の砂】[] 投稿日:2012/10/05(金) 23:32:31 ID:LFAoTKcU0
( ^ω^)「おっおー♪」

ξ゚听)ξ《あら、ブーンじゃない、今日はわんわんおは一緒じゃないのね》

( ^ω^)「おいすーだお、ツン。わんわんおは自由気ままに散歩中だお」

ξ゚听)ξ《じゃあ今日は何のようできたの?》

( ^ω^)「お土産をもってきたんだお!」

ξ゚听)ξ《お土産?何かしら》

( *^ω^)「これだお!じゃじゃーん」

703 名前:【星の砂】[] 投稿日:2012/10/05(金) 23:34:05 ID:LFAoTKcU0

ξ゚听)ξ《…何その小さな瓶》

( ^ω^)「これは星の砂っていう沖縄のお土産だお!はいだお!」

ξ゚听)ξ《あら、これ…》

( ^ω^)「喜んでくれたかお?」

ξ゚听)ξ《えぇ、とっても美味しそうね、ありがとう》

キュポッ

( ^ω^)「えっ」

ザザザッ

ξ゚听)ξゴックン

ξ*゚听)ξ《美味しかったわ、ありがとう》

704 名前:【星の砂】[] 投稿日:2012/10/05(金) 23:34:54 ID:LFAoTKcU0

( ;^ω^)「星の砂は食べるものじゃなくて、観賞するものだお!?」

ξ゚听)ξ《なんで?これ、死骸でしょ?そんなものを人間は観賞するの?》

( ;^ω^) 「いや、そういう訳ではなくて…うーん…」

ξ゚听)ξ《とりあえずブーンも食べて見なさいよ、美味しいわよ?》

( ;^ω^)「いや、僕は観賞する方が好きだから…」

ξ゚听)ξ《やっぱり死骸を観賞するのが趣味なの?》

( ;^ω^)「その言い方だと僕が特殊な性癖があるみたいに聞こえるからやめてくれお」

ξ゚听)ξ《違うなら食べて見なさいよ、だまされたと思って》

( ;^ω^)「それはちょっと…」

705 名前:【星の砂】[] 投稿日:2012/10/05(金) 23:35:39 ID:LFAoTKcU0


['A`]「ふわぁ…よく寝た」

カンベンシテクレオォオ!!

ハヤクシナサイヨ

['A`]「んあ、なんか外が騒がしいな…。いったいなにしてんだ?」

706 名前:【星の砂】[] 投稿日:2012/10/05(金) 23:36:46 ID:LFAoTKcU0

ξ゚听)ξ《食べろっ!食べろっ!食べろっ!》

( ;ω;)「おおおん!!砂なんか食べられないお!!」

ξ゚听)ξ《砂じゃないわよ、バキュロジプシナの死骸よ》

( ;ω;)「余計に食べづらくなったお!」

ξ゚听)ξ《いいからほらっ、イッキイッキイキ、イッキイッキイキ!!》

( ;ω;)「一気コールはやめてくれお!!だれか助けてくれおおおん!!」



['A`]「…」

['A`]「さて、寝直そっと…」



モウイクジナシ、ワタシガタベサセテアゲルワ

チョ、ビンゴトクチニ…イヤァアア!!



716 名前:【貞子アイドル化計画】[] 投稿日:2012/10/25(木) 00:09:53 ID:mzb4vhWk0

ミセ*゚ー゚)リ「うわっ、この洋服可愛すぎっしょ、見てよ先生」

川д川「ファッション雑誌ですか?やっぱり女子力高いですね」

ミセ;*゚ー゚)リ「先生読まないの?!あり得ないんだけど!」

川;д川「私はもういい歳ですから…。そういうのは読みませんよ」

ミセ*゚ー゚)リ「そういや、先生っていくつなの?」

ボソボソッ…
川д川「実はですね…」

ミセ*゚ー゚)リ「ふざけんな」

川;д川「何がですか!?」

ミセ*゚ー゚)リ「同い年じゃん、いい歳とかいうんじゃねーよ!!」

川;д川「えっ、ミセリさんって二十歳じゃ…」

ミセ*゚ー゚)リ「ふれないで」

( ゚д゚ )「サバ読んでるですよ、先生」

川д川「あぁ、なるほど!」

イカ*゚゚д゚゚)リ「ぶっころすぞ!!」

717 名前:【貞子アイドル化計画】[] 投稿日:2012/10/25(木) 00:11:04 ID:mzb4vhWk0

ミセ*゚ー゚)リ「コホン、とにかく!先生はもっとお洒落すべきだと思うのよ」

( ゚д゚ )「それには同意ですね」

川;д川「えー、別にいいですよ」

( ゚д゚ )「いっそ滅茶苦茶イメチェンしてアイドルになったらどうです?」

川д川「大概バカだと思ってましたけど、ミルナさんって本当にバカですよね」

(*゚д゚ )「ヒッキーさんにもそうやって良くほめられます」テレッ

川д川「本当のバカってそういう思考になるんですね…」

ミセ*゚ー゚)リ「でも仏頂面の意見も悪くないと思うけどなー、私。先生顔悪くないし、ま、私には負けるけど」

川;д川「ミセリさんまで何いってるんですか!?」

ミセ*゚ー゚)リ「つー訳で、仏頂面、この雑誌の服全部買ってきて。これ私のカード」

( ゚д゚ )「かしこまりました」

川;д川「ええええ!?全部って、えええええ!?」

718 名前:【貞子アイドル化計画】[] 投稿日:2012/10/25(木) 00:12:12 ID:mzb4vhWk0


ミセ*゚ー゚)リ「何よ、何かおかしい?」

川;д川「大人買いにもほどがあるでしょう!!ってか、良く見たらミセリさんのカード、ブラックだし!!」

ミセ*゚ー゚)リ「全部買えば先生に似合う服いくつかあるでしょ、あ、似合わないのは私がもらうわよ。私はなんでも似合うから」

川;д川「私はいらないですよ!?そんなお金ありませんし!!」

ミセ*゚ー゚)リ「はぁ?いらないわよ、お金なんて」

川;д川「ぶ…ブルジョワ…」

ミセ*゚ー゚)リ「普通よ、普通」

川д川「やだ、私の知ってる普通と違う…」

719 名前:【貞子アイドル化計画】[] 投稿日:2012/10/25(木) 00:12:52 ID:mzb4vhWk0

ガチャ
( ゚д゚ )「買ってきましたよ」

ミセ*゚ー゚)リ「あら、速いわね」

川;д川「速すぎますよ、ってか、本当に全部買ったんですね…すごい量…」

ミセ*゚ー゚)リ「じゃあ早速!」

( ゚д゚ )「先生アイドル化計画」

ミセ*゚ー゚)リ「始めますか!」( ゚д゚ )


川;д川「いや、ちょ、やめ…やめてくださいぃいい!!」

720 名前:【貞子アイドル化計画】[] 投稿日:2012/10/25(木) 00:14:20 ID:mzb4vhWk0

ξ*゚听)ξ《貞子がゲストででる番組もうすぐはじまるわよ!》

['A`]「はいはい、本当に好きなんだから…」

カチッ

□「ミセリの女子力ラジオでぇーす♪今日のゲストは、私の親友で有名占い師の貞子先生でーす♪」

□「さっそく帰りたいです」

□「何いってるんですか?いやぁ、今日の先生のコーディネートは私が担当しちゃいました☆リスナーの皆さんにみて欲しいわぁ、マジカワだよ!アイドルみたい♪」

□「私の柄じゃないですよぅ…」

□「何いってんですか!!さっきなんか男の人に声かけられまくってたのに!」

□「うぅ…物珍しかっただけですよ…。動物園のパンダと同じですよ…」

□「パンダもかわいいからいいじゃないですか☆」

□「狂暴ですけどね、パンダ」

□「…まぁ、そんなことより!今日は特別に葉書を送ってくれた先着十名に先生の今日のコーデを送っちゃうよ♪」

□「死にたい…」

□「照れない照れない♪では、ドシドシ応募まってまーす☆」

ξ*゚听)ξ《出してくるわ!!》
バシャン

['A`;]「はやっ!!」

721 名前:【貞子アイドル化計画】[] 投稿日:2012/10/25(木) 00:17:44 ID:mzb4vhWk0
['A`]「ツン遅いなー、寄り道してんのかな…」

□「…では、次はヒッキーと土井先生の恋愛相談室です。先生はさっきの番組にも出てたんですよね、お疲れさまです」

□「本当ですよ…」

['A`]「お、始まった始まった」

□「それにしても今日は大分お洒落ですね〜、さっきラジオ局中の男性が葉書もってポストに向かいましたよ」

□「死にたいです…」

□「まぁまぁ、元気だしてくださいよ。では、今日の葉書はっと…ラジオネーム、『ヒッキー☆』」

□「ヒッキーさんのファンの方ですね、きっと。」

□「『土井先生へ、今日普段は大人しめの服装の同僚が、とても可愛い服装で仕事に来ました。とても似合っていて本当に可愛いんですが、でも僕はとても嫌な気持ちです』」

□「えっ、どうしてですか?」

□「『…何故なら、会社の男どもがその同僚を「可愛い」やら、「付き合いたい」等と言い出したからです。』」

□「なるほど、ヤキモチですね!」

□「『確かに可愛いけど僕は普段通りの服装の彼女の方が安心します。それに僕は普段の服装の彼女の方が好みなんですが、一体どうすればいいでしょうか、教えてください』」

□「わぁー、すっごい可愛い恋愛相談ですね!」

□「で、先生はどうすればいいと思いますか?」

□「ストレートに伝えるのが一番じゃないですかね?」

□「それで可愛い服装やめてくれますかね?」

□「やめると思いますよ、私は!」

□「先生」

□「はい?」

□「えー、コホン、きょ、今日の格好すごく可愛いですけど、普段の方が僕はいいと思いますよ」

□「ですよね!私もそう思います!なんというか、落ち着かないですし!」

□「えーと、あの…」

□「あ、そろそろお時間ですね!ラジオネーム、ヒッキー☆さん、頑張ってくださいね。応援してます!」

□「…ではではー」

722 名前:【貞子アイドル化計画】[] 投稿日:2012/10/25(木) 00:18:29 ID:mzb4vhWk0

['A`]

バシャン

ξ゚听)ξ《ただいまー、葉書だしてきたわよ!》

['A`]

ξ゚听)ξ《…ドクオ?聞いてるの?》

['A`]

ξ゚听)ξ《ねぇってばー》

['A`]「なんかもうあれだわ、うん」

ξ゚听)ξ《あれって?》

['A`]「師匠が憐れで仕方ない」

ξ;゚听)ξ《は?》

723 名前:【貞子アイドル化計画】[] 投稿日:2012/10/25(木) 00:19:10 ID:mzb4vhWk0

川;д川「あ、さっき読んだ葉書もって帰って来ちゃった」

( ゚д゚ )「葉書出すなら切手かって来ましょうか?」

川д川「え、葉書なんか出しませんよ?これはリスナーから送られてきた葉書ですよ。間違ってもって帰って来ちゃったんです」

( ゚д゚ )「…え、でも、その葉書…」

川д川「はい?」

( ゚д゚ )「いえ、なんでも…。とりあえず、代わりに返しておきますよ」

川д川「ありがとうございます、では、お先に失礼します」

( ゚д゚ )「はい、お疲れさまです」

724 名前:【貞子アイドル化計画】[] 投稿日:2012/10/25(木) 00:19:56 ID:mzb4vhWk0








川д川「ミルナさんいつも異常に変だったなぁ…」




( ;゚д゚ )「…この葉書、切手も宛先もかいてませんけどね、はぁ…」



727 名前:【ブリキのおもちゃ】[] 投稿日:2012/10/25(木) 00:42:36 ID:mzb4vhWk0


ξ゚听)ξ《ドクオの頭の中で一番古い物って何?》

['A`]「古いもの?」

ξ゚听)ξ《アンティークって奴》

['A`]「…あぁ、昨日拾った雑誌にそんな特集あったな」

ξ゚听)ξ《で、何が一番アンティークなの?》

['A`]「アンティークねぇ…。ブリキのおもちゃとかならあるけど」

ξ゚听)ξ《それがドクオの中で一番アンティークなもの?》

['A`]「んー…ちょっと待って、なんかあるかな…古いもの…」

728 名前:【ブリキのおもちゃ】[] 投稿日:2012/10/25(木) 00:43:49 ID:mzb4vhWk0



『今日からお前の友達だよ』

『わぁ…!かっこいいー!』

『いいの貰ったわね、お母さんが欲しい位だわ』

『だめー!僕のだよ!』

『はいはい、大事にするのよ』

『うん、もちろん!あ、お父さん!この子名前なぁに?』

『名前はお前がつけなさい。お前の友達なんだから』

『えー、あ、じゃあねー!君の名前は…』

729 名前:【ブリキのおもちゃ】[] 投稿日:2012/10/25(木) 00:45:35 ID:mzb4vhWk0

['A`]「…」

ξ゚听)ξ《ドクオ?》

['A`]「…強いて言うなら、俺かな」

ξ;゚听)ξ《は?何が?》

['A`]「アンティーク的な渋味があるイケメンだろ?」

ξ゚听)ξ《イケメン…?》

['A`]「おい、やめろ傷つく」

ξ゚听)ξ《もーいいわよ。自分でアンティークなモノ探してくる》

['A`]「いってらっしゃーい」

730 名前:【ブリキのおもちゃ】[] 投稿日:2012/10/25(木) 00:46:21 ID:mzb4vhWk0

['A`]「…やなこと思い出しちゃったなぁ…」



『これからずっと一緒だよ!』


['A`]「…」




「思い出はアンティークにはならねーのかな…」



734 名前:【夢見る少女+予知夢】[] 投稿日:2012/10/25(木) 01:06:28 ID:mzb4vhWk0
(-@∀@)「ヘリカルって知ってる?ヤバイ奴」

(´・ω・`)「知ってるよ、見た夢が全部その通りになる眠り続ける女の子だろ?」

(-@∀@)「そう、寝相が悪くて夜中いきなり現れて、寝言で夢の内容を言ってくアイツ」

(´・ω・`)「その子がどうかしたの?」

(-@∀@)「…最近連れ去られたとかなんとか」

(´・ω・`)「アイツは眠り姫が昔住んでた城以外認めないだろ、ガセだな」

(-@∀@)「それが実は城ごと無くなったって噂だぞ」

(´・ω・`)「は?」

(-@∀@)「それで見に行ったんだが、本当に城がなくなってた」

(´・ω・`)「…」

735 名前:【夢見る少女+予知夢】[] 投稿日:2012/10/25(木) 01:07:58 ID:mzb4vhWk0

(-@∀@)「まさかだよな…、魔界の奴等ならヘリカルなんて連れ去ろうとしないはずだし、そもそもそんな手間かけないだろうし…」

(´・ω・`)「…犯人、多分僕知ってるけどね」

(;-@∀@)「なんだって!?本当かよ!?」

(´・ω・`)「…まいったなぁ」

(-@∀@)「でも、別にアイツ完璧に夢の内容言える訳じゃないし、そんな手間かけてまで捕まえる相手か?」

(´・ω・`)「アイツは予知夢以外のことも喋れるんだよ…」

(;-@∀@)「え?」

(´・ω・`)「魔法で家を隠してる魔法使いの家への行き方とかね♪」

736 名前:【夢見る少女+予知夢】[] 投稿日:2012/10/25(木) 01:08:53 ID:mzb4vhWk0




*(ーー)*「むにゃむにゃ…そうやっていく方法もあるよぉ…」

「なるほど…、そうか、そうだったんだぁ…」



「これでやっと行き方がわかったぞ、ふふふ…はははは!!」



744 名前:【宝の地図+絵の具】[] 投稿日:2012/10/26(金) 00:53:51 ID:1Ad16qXM0
ξ*゚听)ξ《ねぇ、ドクオ。これ一体なにかしら、色んな色があるの!》

['A`]「んー?あぁ、それは絵の具って言って、絵をかくためのモノだな」

ξ*゚听)ξ《描きたい!》

ガサゴソ
ノ['A`]「ちょっと待ってろ、確かここら辺に…あったあった」

ξ゚听)ξ《なぁにそれ》

['A`]「スケッチブックと筆。筆に絵の具をつけてこのスケッチブックに絵を描くんだ」

ξ*゚听)ξ《なるほどね!さっそく描きましょ!》

745 名前:【宝の地図+絵の具】[] 投稿日:2012/10/26(金) 00:54:32 ID:1Ad16qXM0
['A`]「描くって何を描くつもりだ?」

ξ゚听)ξ《んー…宝の地図とか?》

['A`]「おっ、いいね。地図なら俺でも描けそうだし」

ξ*゚听)ξ《じゃあ早速描きましょー!》

['A`]「はいはい」

746 名前:【宝の地図+絵の具】[] 投稿日:2012/10/26(金) 00:55:39 ID:1Ad16qXM0



ξ゚听)ξ《ドクオー、描けた?》

['A`]「地図なんてあっという間にかけちまうよな」

ξ゚听)ξ《ドクオの宝の地図はどんな感じ?》

['A`]「俺はあの丘の教会に宝があるという設定で宝の地図を描いた」

ξ゚听)ξ《なんで?》

['A`]「この前読んだ探検ものの小説で教会に宝があったから」

ξ゚听)ξ《つまんない理由ね》

['A`]「うっさいなー、そういうツンは…って、青と茶色の二つしか使ってないじゃん。何これ」

ξ*゚听)ξ《ここを描いたの!》

['A`]「はぁ?それこそなんでだよ」

747 名前:【宝の地図+絵の具】[] 投稿日:2012/10/26(金) 00:57:03 ID:1Ad16qXM0

ξ゚听)ξ《ここには宝物一杯おちてるし、それに…》

['A`]「それに?」

ξ*゚听)ξ《ドクオっていう私の宝物がいるから!》

['A`]「…」

ξ*゚听)ξニコニコ

['A`]「…地図書き直していい?」

ξ*゚听)ξ《だめー!どっちも取っておいてね!》

['A`]「わかってるって」



['A`]「この地図こそが宝物、だからな」



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