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1 名前: ◆v9a62Q4dlc[sage] 投稿日:2016/03/27(日) 00:01:40 ID:bZ84eZRE0
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スキャンダラスな企画モノ。
諸君。
逆立ちして、発狂して、オナニーして、色眼鏡で読むように。
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2 名前: ◆v9a62Q4dlc[sage] 投稿日:2016/03/27(日) 00:02:43 ID:bZ84eZRE0
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3 名前: ◆v9a62Q4dlc[] 投稿日:2016/03/27(日) 00:07:26 ID:bZ84eZRE0
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<(' _'<人ノ「耳鳴りが聴こえませんか? 幻聴も聴こえませんか?」
<(' _'<人ノ「聴こえませんか?」
<(' _'<人ノ「聴こえませんか?」
<(' _'<人ノ「そう、例えば、こんな風に」
<(' _'<人ノ「気持ち悪い」
<(' _'<人ノ「気持ち悪い死ね臭いブスデブ汚物ゾンビ何であんたなんか生きてるのかこの化物がメンヘラなんか死ね勝手に自殺しろよ屑がこのビッチがまんこなんかに生きる価値なんかねーんだよ厨二病乙w」
<(' _'<人ノ「……」
<(' _'<人ノ「聴こえませんか?」
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4 名前: ◆v9a62Q4dlc[] 投稿日:2016/03/27(日) 00:08:18 ID:bZ84eZRE0
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<(' _'<人ノ「本当に、聴こえませんか?」
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5 名前: ◆v9a62Q4dlc[] 投稿日:2016/03/27(日) 00:10:26 ID:bZ84eZRE0
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物語などありません。
他人の感情にストーリーを求めるなんてナンセンスなんです。
右腕に刃物を突き付ける、くたばり損ないの馬鹿女の気持ちなんか解るわけが無いのです。
つまりは、そう、いうことなんです。
「こっそりと手首を」
朝焼けの空を見ましょうか。
貴方は何を感じますか?
美しいと思いますか?
赤と青がまるで蕩けるように絡み合った、あの独特の色彩に思いを馳せますか?
それとも少し肌寒く感じる乾いた空気に感覚に、じんわりとした虚しさを感じますか?
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6 名前: ◆v9a62Q4dlc[] 投稿日:2016/03/27(日) 00:13:05 ID:bZ84eZRE0
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(´・_・`)「許さない」
Answer。
風景に何かを感じた貴方は欠落人間です。
生まれた時からサイコパスです。
あなたの将来は本能のままに人を殺しまくり、最終的には手近な少年(地元のサッカークラブに通っている。7歳の。
日焼け後がいい感じに、まさに褐色なんてのがピッタリのカラーリング。
汗の香りは汚らわしさなんて全く感じさせない、グレープフルーツ風味の、いつまでも、最後まで舐め回したくなるような、あの子)を拉致監禁し、拷問の後、おちんちんをレロレロした後に切断しオーブンで焦げ目をつけて咀嚼することに生きる幸せを感じる化物となることでしょう。
おめでとうございます!!!
あなたは特別な人間です!!!
あなたは選ばれたのです!!!
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7 名前: ◆v9a62Q4dlc[] 投稿日:2016/03/27(日) 00:18:15 ID:bZ84eZRE0
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<(' _'<人ノ「ごめん、ね」
とりあえず今すぐ死ぬ事をオススメします。
(´・_・`)「許さない」
<(' _'<人ノ「許さない?」
(´・_・`)「許さない」
<(' _'<人ノ「……」
絶対、許さない。
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8 名前: ◆v9a62Q4dlc[] 投稿日:2016/03/27(日) 00:18:53 ID:bZ84eZRE0
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第1部
『切断失調症』
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9 名前: ◆v9a62Q4dlc[] 投稿日:2016/03/27(日) 00:20:07 ID:bZ84eZRE0
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其の0。まあ早い話がメンヘラだし、君の手を握っていたい訳でして。
(´・_・`)「さて、ね」
<(' _'<人ノ「はい?」
(´・_・`)「何してんのかな、と」
<(' _'<人ノ「リストカットを」
(´・_・`)「うん、それは解るんだけどさ」
(´・_・`)「……」
<(' _'<人ノ「?」
(´・_・`)「……出刃包丁で、リスカ?」
<(' _'<人ノ「ええ。出刃包丁でやりますよ?」
(´・_・`)「出刃包丁でやるのかぁ」
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10 名前: ◆v9a62Q4dlc[] 投稿日:2016/03/27(日) 00:22:09 ID:bZ84eZRE0
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其の1。愛しい君とは趣味が同じな訳でして。
<(' _'<人ノ「あ、一緒に切りますか?」
(´・_・`)「え? あー、まー」
(´・_・`)「うーん……」
<(' _'<人ノ「」キラキラ
(´・_・`)「……」
<(' _'<人ノ「」キラキラ
(´・_・`)「はいはい、やるよやるよ」
<(' _'<人ノ「流石は小練君ですね。では貴方の分の包丁です」スッ
(´・_・`)「え、どっから出したの今の」
<(' _'<人ノ「腸の奥の方から、こう……」
(´・_・`)「こう?」
<(' _'<人ノ「ヌルリン! っと」
(´・_・`)「ヌルリン?」
<(' _'<人ノ「はい。ヌルリン!」
(´・_・`)「ヌルリン」
(´・_・`)「「ヌルリン」」<(' _'<人ノ
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11 名前: ◆v9a62Q4dlc[] 投稿日:2016/03/27(日) 00:23:33 ID:bZ84eZRE0
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其の2。似た者同士って訳だし、お互いに孤独なんて感じたくない訳でして。
<(' _'<人ノ「はい、一気! 一気! 一気に手首をスッパリと!!!」パンパンパンパン
(´・_・`)「えぇ……何なんですか高崎さん、それ?」
<(' _'<人ノ「リスカコールですね。新社会人になる前に覚えておくべき常識の1つですよ? 小練君」
(´・_・`)「何て腹立たしくも前衛的な常識なんだろうか」
<(' _'<人ノ「あえて勃起コールの方がいいですかね?」
(´・_・`)「やめなさい」
<(' _'<人ノ「はい、勃起! 勃起! 勃起! 勃起!」パンパンパンパン
(´・_・`)「どうしよう。高崎さんがメンヘラ拗らせてついにイカれちゃったよ」
<(' _'<人ノ「殺してやる」
(´・_・`)「急に素に戻るの止めません?」
<(' _'<人ノ「殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる」
(´・_・`)「はいはい、ワロスワロス」
<(' _'<人ノ「殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやるうううううううぅぅぅぅ!!!」
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12 名前: ◆v9a62Q4dlc[] 投稿日:2016/03/27(日) 00:24:58 ID:bZ84eZRE0
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其の3。少しだけ気狂ってるのはお互い様な訳でして。
<(' _'<人ノ「じゃあとりあえず私から切りますねー」
(´・_・`)「はいはい」
<(' _'<人ノ「……」
<(' _'<人ノ「……んふっ」
(´・_・`)「ん?」
<(' _'<人ノ「ねえ、小練君?」
(´・_・`)「何ですか高崎さん?」
<(' _'<人ノ「こう、手首を切るじゃないですか?」
(´・_・`)「切るんでしょうねえ」
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13 名前: ◆v9a62Q4dlc[] 投稿日:2016/03/27(日) 00:25:57 ID:bZ84eZRE0
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<(' _'<人ノ「そしたら、血がトロリと。ゆるゆるの蛇口みたいに流れるじゃないですか?」
(´・_・`)「流れるんでしょうねえ」
<(' _'<人ノ「だから、その……」
<(' _'<人ノ「ちょっと、えっちな話だから、恥ずかしいのですが……」
(´・_・`)「……」
<(' _'<人ノ「えと……小練君は」
<(' _'<人ノ「私の、飲んでくれますか?」
(´・_・`)「……」
(´・_・`)「……うん。まあ」
(´・_・`)「考えるまでも無く、飲むよね」
<(' _'<人ノ「……!!」
<(' _'<人ノ「この変態!!!」
(´・_・`)「え、情緒不安定にも程がある」
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14 名前: ◆v9a62Q4dlc[] 投稿日:2016/03/27(日) 00:27:42 ID:bZ84eZRE0
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其の4。許さない。
(´・_・`)「飲むさ。高崎さんの血なら、いくらでも、飲むさ」
(´・_・`)「僕はね、早い話がさ、君が欲しいんだ。分かりやすいでしょ?」
(´・_・`)「セックスなんて、下らない、愛の行為(笑) なんていう、嘘っぱちの『混ざり愛』」じゃなく」
(´・_・`)「高崎さんの魂っていうか。高崎さんそのもの欠片? みたいなものが、さ」
(´・_・`)「僕の身体に、少しでも。ほんの、」
(´・_・`)「少しでも」
(´・_・`)「……」
(´・_・`)「少しでも」
(´・_・`)「僕はただ、貴女が、欲しい。それだけなんだもの」
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15 名前: ◆v9a62Q4dlc[] 投稿日:2016/03/27(日) 00:28:58 ID:bZ84eZRE0
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其の5。許さない
(´・_・`)「だから」
(´・_・`)「……」
(´・_・`)「だから、さ」
(´・_・`)「僕は、君を」
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16 名前: ◆v9a62Q4dlc[] 投稿日:2016/03/27(日) 00:29:39 ID:bZ84eZRE0
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許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない(´・_・`)「許さない」許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない
許さない許さない許さない
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17 名前: ◆v9a62Q4dlc[] 投稿日:2016/03/27(日) 00:30:31 ID:bZ84eZRE0
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其の6。先に逝った、貴女だけは決して。決して許さない訳でして。
見送る事が出来ただけで幸せなのでしょうか?
それとも温もりだけでも残してくれた彼女の優しさに涙するべきでしょうか。
目に見えない気持ちよりも、一部(カタチ)を残した貴女を思い射精するべきでしょうか。
(´・_・`)「それでも僕は許さない」
(´・_・`)「生まれた時から大切なモノが欠けていた僕と、貴女が出会った運命に」
(´・_・`)「これ以上、少しでも溢れたら、グジュグジュとした肉片になって、崩れ落ちてしまう僕に」
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18 名前: ◆v9a62Q4dlc[] 投稿日:2016/03/27(日) 00:31:25 ID:bZ84eZRE0
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……あ。
いない。
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19 名前: ◆v9a62Q4dlc[] 投稿日:2016/03/27(日) 00:33:14 ID:bZ84eZRE0
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(´・_・`)「貴女がいないなら、うん。まあ、そりゃあ」
(´・_・`)「死んでようが、生きてようが」
貴女が消えた。
僕から消えた。
だから許さない。
(´・_・`)「変わらないよね」
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20 名前: ◆v9a62Q4dlc[] 投稿日:2016/03/27(日) 00:33:58 ID:bZ84eZRE0
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其の12。今すぐ、君の、元へ。
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