J( 'ー`)し魔法少女☆カーチャンのようです

1 名前: ◆fSJ46eiSGY[sage] 投稿日:2016/03/28(月) 01:41:53 ID:D6ggu/Cw0
日曜朝8時30分!

2 名前: ◆fSJ46eiSGY[sage] 投稿日:2016/03/28(月) 01:43:38 ID:D6ggu/Cw0
J( 'ー`)し「たかし、早く起きなさい。遅刻するわよ」

(-A-)~゚「……あと一分」

J(# 'ー`)し「あんたの一分は一時間でしょ!いいから起きなさい!」






( ФωФ)「やっと起きたか、ドクオ」

('A`)「おはよう、父ちゃん。さっきまた母ちゃんにたかしって呼ばれたんだけど」

( ФωФ)「はははっ、母ちゃんはお茶目であるからなwww」

('A`)「息子の名前忘れるのはお茶目で済む問題なのかな……」

J( 'ー`)し「ごめんね、たけし。母ちゃんもう歳だからね、物忘れが激しくてね」

('A`)「自分でつけた名前は普通忘れないだろ。あと誰だよたけし」

(*ФωФ)「母ちゃんはまだまだ歳じゃないぞ!とても50には見えないくらい若いのである!」

J(*'ー`)し「んもう、父ちゃんったら!」

('A`)(朝から両親のラブコメを見ても何とも思わnやっぱきついわ。十七年間ずっと見てても慣れないもんだな)

(*ФωФ)「やはり母ちゃんの作る飯は世界一美味い!毎日食べても飽きないのである!」

J(*'ー`)し「やぁだ父ちゃん、ほっぺたにごはん粒付いてるわよ♪」

('A`)(心を無にするのだ心を無にするのだ心を無にするのだ心を無にするのだ心を無にするのだ心を無にするのだ心を無に……)

3 名前: ◆fSJ46eiSGY[sage] 投稿日:2016/03/28(月) 01:44:37 ID:D6ggu/Cw0
( ФωФ)「ごちそうさまなのである」

('A`)「なあ父ちゃん、今日も仕事あんの?」

( ФωФ)「うーむ、まあ呼び出しがあればな」ズズッ
  つ日と

('A`)「その仕事なんだけど、そろそろ辞……」



        ブーッ!ブーッ!ブーッ!


(∩ФωФ)「むっ!?すまないがドクオ、話は後だ!……はい、こちらロマネスク!……何、また奴らが出たか!分かったのである、すぐ現場に向かおう」

(;'A`)「ちょっ、父ちゃん!頼むから話を……」

J(;'ー`)し「父ちゃん!!」

(;ФωФ)「母ちゃん!話は聞いていたであるな!?すぐに向かうぞ!」

(;'A`)「待ってくれよ母ちゃん!!」

J( 'ー`)し「ふふふっ、心配するんじゃないよタマ無し、じゃなかった……たかし!」

(#'A`)「どんな間違え方だよ!!ふざけんなよちゃんとついて……じゃなくて!!」

( ФωФ)「おい、もう時間がないのである!早く行くぞ!」

J(;'ー`)し「はいはい!もう、食器を洗う時間も無いねぇ!」

(#'A`)「母ちゃん!!頼むから……」

4 名前: ◆fSJ46eiSGY[sage] 投稿日:2016/03/28(月) 01:45:20 ID:D6ggu/Cw0
(#;A;)「頼むからもう魔法少女なんてやめてくれよ!!!」



  *゚゚・*+。
  |   ゚*。
 。∩    *
+ J(# 'ー`)し *+゚ <変身中に話しかけるんじゃないよ!
*。 (  つ *゚*
 ゙・+。*・゚⊃ +゚
  ☆ ∪  。*゚
  ゙・+。*・゚




J(*'ー`)し「魔法少女☆カーチャン!今日もばっちりキメちゃうよ!」

 ∧,,__∧
( ФωФ)「キメちゃうのであるぅ☆」ポンッ

(#;A;)「それと父ちゃんもいい加減マスコットとかやめてくれよおおおおおおおおおおおお!!!!」

5 名前: ◆fSJ46eiSGY[sage] 投稿日:2016/03/28(月) 01:46:02 ID:D6ggu/Cw0




J( 'ー`)し魔法少女☆カーチャンのようです


〜第1話☆母ちゃんは魔法少女!?〜



.

6 名前: ◆fSJ46eiSGY[sage] 投稿日:2016/03/28(月) 01:49:57 ID:D6ggu/Cw0
(;'A`)「はぁ……鬱だ死にたい……」



   「何朝っぱらから、なーに不景気な事言ってんのよ!」バシッ



(;'A`)そ「てっ!?」

ξ*゚ー゚)ξ「おはよう、ドクオ!今日もひっどい顔ね。今にもカビが生えそうよ?」フフン

(;'A`)「お前なあ、いくら俺が幼なじみでもそれは言い過ぎ……」

ξ*゚听)ξ「そんな事より、さっきおじさんとおばさんが出て行ったの見たわよ!ねえ、今日戦うのってこの近く?」

(;'A`)「知らねぇよ。ったく、いい歳してあんな仕事……早くやめてくれりゃいいのに」

ξ*゚听)ξ「何でよ、かっこいいじゃない!あーあ、学校無かったら見に行くのに」

(;'A`)「お前マジか」

ξ*--)ξ「だって魔法少女なんて女の子の憧れじゃない。いいなあ、私も魔法少女になってみたいなあ」

(*'A`)「ま、まあツンなら……に、似合うんじゃないかと……」

ξ゚听)ξ「え、何か言った?」

(;*'A`)「えっと、だからツンなら……」

( ^ω^)ノ「おいすー!ドクオ、ツン、おはようだお!」

(;'A`)「……おう」

ξ;*゚听)ξ「あっ!ブ、ブーンおはよう!!今日も肉饅頭みたいな顔ね!」

( ^ω^)「そうかお?それより、何の話してたんだお?」

('A`)「サラッと流すとかお前すげぇな」

7 名前: ◆fSJ46eiSGY[sage] 投稿日:2016/03/28(月) 01:51:24 ID:D6ggu/Cw0
ξ*゚听)ξ「えっとね、さっきドクオのところのおじさんとおばさんが……」

(*^ω^)「その二人ならさっき戦ってるの見たお!かっこよかったお」

ξ;゚听)ξ「えっ、いいなー!私も見たかったのに……」

('A`)「      」



      ソレデネ、ヒッサツワザガ…
   ξ*゚听)ξ (^ω^ )
               ワカルオー!



('A`) ハァ…




.

8 名前: ◆fSJ46eiSGY[sage] 投稿日:2016/03/28(月) 01:52:29 ID:D6ggu/Cw0
('A`)(せめて)



('A`)(せめて変身してる間だけでも若返っていてくれればいいのに。何で見た目が五十歳のままなんだろう……もう少女の要素なんてどこにも無ぇじゃん)


   「鬱田君」


('A`)(大体魔法少女って正体隠すもんなんじゃねぇの?皆思いっきり知ってるよ、うちの両親だって……)


   「ねえ、鬱田君」


('A`)(しかもピンクのふりふりヒラヒラとか何なんだよ……皆何であれに疑問を抱かないんだよ……)


   「鬱田君ってば」


('A`)(つーか、俺の人生最悪過ぎるだろ。魔法少女(?)の母親に淫獣の父親、毎日見せ付けられる両親のラブコメ。それに……)


   「鬱田君!!!」


(;'A`)そ「ひっ、ひゃい!?」

(@、@#川「もう、さっきからずっと呼んでるのに!」

9 名前: ◆fSJ46eiSGY[sage] 投稿日:2016/03/28(月) 01:54:07 ID:D6ggu/Cw0
('A`)(せめて)



('A`)(せめて変身してる間だけでも若返っていてくれればいいのに。何で見た目が五十歳のままなんだろう……もう少女の要素なんてどこにも無ぇじゃん)


   「鬱田君」


('A`)(大体魔法少女って正体隠すもんなんじゃねぇの?皆思いっきり知ってるよ、うちの両親だって……)


   「ねえ、鬱田君」


('A`)(しかもピンクのふりふりヒラヒラとか何なんだよ……皆何であれに疑問を抱かないんだよ……)


   「鬱田君ってば」


('A`)(つーか、俺の人生最悪過ぎるだろ。魔法少女(?)の母親に淫獣の父親、毎日見せ付けられる両親のラブコメ。それに……)


   「鬱田君!!!」


(;'A`)そ「ひっ、ひゃい!?」

(@、@#川「もう、さっきからずっと呼んでるのに!」

10 名前: ◆fSJ46eiSGY[sage] 投稿日:2016/03/28(月) 01:56:16 ID:D6ggu/Cw0
(;'A`)「え、あ……ご、ごめん。ええっと、何か用?」

(@、@*川「進路調査、今日が締め切りだから提出してくれる?」

('A`)つ□「ああ、うん。はいこれ」

(@、@*川「ん、確かに。それと悪いんだけど内藤君と津出さんにも、放課後までに提出するように伝えておいてくれない?」

('A`)「何で俺?」

(@、@*川「鬱田君あの二人と仲いいじゃない。幼なじみなんでしょ?」

('A`)「そうだけど」

(@、@*川「二人とも今教室にいないし、私ちょっと先生に呼ばれてるから……」

('A`)「そういや二人とも今日の昼休みは美化委員の仕事があるって言ってたな……分かった、一応伝えとく」

(@ー@*川「ありがとう、助かるわ。それにしても内藤君と津出さん、本当に仲がいいわね。いつも一緒にいるみたいだし」

('A`)「まあ、そうかもな」

(@、@*川「もしかしてあの二人、付き合ってるの?」

('A`)「………………違うと思うけど」

(@、@*川「なーんだ、つまんない。まあとにかく、よろしくね!」

('A`)「…………ああ」




('A`)(伊藤さん、委員長だっけか。……地味だし真面目そうだから、もっと取っつきにくいと思ってたな)








('A`)(美化委員……俺も入っときゃよかった)

.

11 名前: ◆fSJ46eiSGY[sage] 投稿日:2016/03/28(月) 01:57:15 ID:D6ggu/Cw0
J( 'ー`)し「昨日の敵は手強かったねぇ、父ちゃん」

( ФωФ)+「うむ。だが二人の愛の力の前では、どんな敵でも雑魚なのである!」キリッ

('A`)「……行ってきます」

J( 'ー`)し「あら、たかし。もう学校行くの?」

('A`)「ドクオだけど」

J(;'ー`)し「あらあら、ごめんね?母ちゃんまたやっちゃったよ☆」テヘッ

(*ФωФ)キュンッ

('A`) イラッ




☆・*。カーチャン's ラブリーポイント その1。*・☆
:                     :
*   ちょっぴりおっちょこちょい♪    *
:                     :
☆・*。+・**・*。+・・゚。*。゚ ・*.+・*。+・**・*。+・・゚。*☆



.

12 名前: ◆fSJ46eiSGY[sage] 投稿日:2016/03/28(月) 01:59:19 ID:D6ggu/Cw0
ξ゚听)ξ「ブーン、ネクタイ曲がってるわ」

(;^ω^)「お、今日は寝坊して慌ててたから……」

ξ;゚听)ξ「仕方ないわねぇ、ほらこっち向いて」グイッ

(*^ω^)「ありがとうだお、ツン!」

ξ;*゚听)ξ「別に!幼なじみがだらしないのが嫌なだけだから!変な勘違いしないでよね!?」キュッ

( ^ω^)「変な勘違いって何だお?」

ξ;*><)ξ「それは、その……何でもないわよ馬鹿!」





('A`)(朝っぱらから、両親だけじゃなくて幼なじみ二人のラブコメまで見てしまった死にたい)

13 名前: ◆fSJ46eiSGY[sage] 投稿日:2016/03/28(月) 02:00:10 ID:D6ggu/Cw0
( ^ω^)ノ「お?ドクオー!おはようだおー!」

ξ;///)ξそ「えっ!ちょっとあんたずっと後ろで見てたの!?声かけなさいよね!!」

('A`)「お前らがいちゃついてるから声かけづらかったんだよ」

ξ;///)ξ「はあ!?いちゃついてなんかないわよ!」

(;^ω^)「……ドクオ、今日は何だか元気ないお。どうしたんだお?」

('A`)「別にいつも通りだろ。俺、今日用事あるから先行くわ」スタスタ






ξ;゚听)ξ「…………」(^ω^;)









(    )「クックックッ……いーい獲物を見つけたよ」

.

14 名前: ◆fSJ46eiSGY[sage] 投稿日:2016/03/28(月) 02:01:31 ID:D6ggu/Cw0

          キーンコーンカーンコーン…



('A`)(さっきの、やっぱ感じ悪かったよな。昼飯食いながら謝るか)


('A`)「おいブーン、ツン……」ガタッ


ξ#゚听)ξ「ちょっとブーン、急いでよ!早くしないと売り切れちゃうでしょ!」バタバタバタ…

(;゚ω゚)「うおおおおおおお!出遅れたおおおおおおお!!」ダダダダダダダ…

('A`)「…………」



('A`)(俺も購買行こう)ハァ…


( ・∀・)「なー鬱田ー。悪ぃんだけどさ、お前の席貸してくんね?」

(;'A`)「え……」
  _
( ゚∀゚)「どうせ昼は内藤と津出と中庭で食うんだろ?」

(;'A`)「う、うん……まあ」

( ・∀・)「じゃ、借りるからなー」

('A`)「…………」

15 名前: ◆fSJ46eiSGY[sage] 投稿日:2016/03/28(月) 02:02:57 ID:D6ggu/Cw0
('A`)(焼きそばパンとカスタードプリンパン食いたい気分だけど……無いだろうな、すごい人気だし。俺あれ食えたの、二回くらいしかないし。せめてコーヒー牛乳だけでも残ってたら……)ドンッ


(;'A`)「!?ってぇ……」

从#゚∀从「痛ってぇな……おい!!お前どこ見て歩いてんだよ、この愚図が!!」

(;'A`)「ひっ……」

从'ー'从「やだー、女の子にぶつかるなんて最低〜。ハインちゃん大丈夫〜?」

ミセ*゚ー゚)リ「ほらハイン、除菌ティッシュ。ってか、もう行こう?食べる時間無くなるし」

从#゚∀从「だな。次から気を付けろよ」フキフキ

(;'A`)「……すんません」




从#-∀从 クッソ、サイアクダゼ

从'ー'从 アノヒト、ナンカクラクナイ?



ミセ*゚ー゚)リ チラッ

(;'A`)「?」

ミセ*゚ー゚)リ「きもっ……」ボソッ




     ハイン、ナベチャン、マッテー


          モー、オソイヨー




( A )「くそっ、何なんだよ……」

16 名前: ◆fSJ46eiSGY[sage] 投稿日:2016/03/28(月) 02:04:18 ID:D6ggu/Cw0
('A`)「おばちゃーん、パン何残ってる?」

(゜д゜;@ 「あらやだ!今日はもうほとんど売り切れちゃってねぇ。生野菜パンとパンの耳しか残ってないのよぅ!」

(;'A`)「生野菜……えっ!?み、耳って……ええー……?」

(゜д゜@ 「女の子達がよくサラダを欲しがるから作ってみたんだけどねぇ、全っ然売れないのよ!ほらこれ!」

('A`)「パンに生野菜だけ挟むのは違うと思う。じゃあ、とりあえずパンの耳とコーヒー牛乳ある?」

(゜д゜@ 「あらやだ!コーヒー牛乳も売り切れちゃってるわよ?あと残ってるのは……水とお茶と青汁とノニジュースくらいね!」

(;'A`)そ「だから何なのそのラインナップ!?明らかに需要ねえだろ!お茶ください!」

(゜д゜@ 「はーい、お茶とパンの耳ね!明日はもうちょっと早く来なさいな」

(;'A`)「うん」

17 名前: ◆fSJ46eiSGY[sage] 投稿日:2016/03/28(月) 02:05:44 ID:D6ggu/Cw0
('A`)(で、いつも通り中庭に来てみれば……)




ξ;*////)ξ「っ、……」

(*//ω//)「〜〜〜っ」



( A )(何で、あの二人抱き合ってるんだよ)


( A )「他で食うか……」






ξ;*///)ξ「ごっ、ごめんねブーン!ちょっとコケちゃって……」

(;*^ω^)「い、いや大丈夫だお!ツンが怪我しなくてよかったお!」

ξ;*///)ξ「それにしてもドクオ、遅いわね!何やってんのかしら!」

(;*^ω^)「トイレでも行ってるのかおね!全く、あいつが来ないと食べ始められないじゃないかお!」


.

18 名前: ◆fSJ46eiSGY[sage] 投稿日:2016/03/28(月) 02:06:41 ID:D6ggu/Cw0
( A )(あいつら、付き合ってたのかな……一体いつから)モグモグ


( A )(何で俺に言わないんだよ。幼なじみなのに、俺だけ仲間はずれかよ。それとも俺の気持ちを知ってるからこっそり付き合ってんのか?)モグモグ


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



( ・∀・)「なー鬱田ー。悪ぃんだけどさ、お前の席貸してくんね?」


  _
( ゚∀゚)「どうせ昼は内藤と津出と中庭で食うんだろ?」



( ・∀・)「じゃ、借りるからなー」



――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

( A )(断るなんてあり得ないだろ?って言ってるようなもんだよな、あいつらの態度……)

19 名前: ◆fSJ46eiSGY[sage] 投稿日:2016/03/28(月) 02:07:38 ID:D6ggu/Cw0
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



从#゚∀从「痛ってぇな……おい!!お前どこ見て歩いてんだよ、この愚図が!!」



从'ー'从「やだー、女の子にぶつかるなんて最低〜。ハインちゃん大丈夫〜?」



ミセ*゚ー゚)リ「きもっ……」ボソッ



――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

( A )(ぶつかってきたのはそっちだろうが。大体、キモいとかわざわざ口に出す事かよ)

20 名前: ◆fSJ46eiSGY[sage] 投稿日:2016/03/28(月) 02:08:37 ID:D6ggu/Cw0
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


ξ;*////)ξ「っ、……」

(*//ω//)「〜〜〜っ」


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

( A )(何でブーンなんだよ……俺だって、昔からずっとツンの事が……)



( A )「もう、全部滅茶苦茶になっちまえばいいのにな……」ボソッ



   「だったら、君が滅茶苦茶にしてしまえばいいよ!」



(;'A`)そ「なっ……!?」

('(゚∀゚∩「やーっぱり思った通り、君からはいいエネルギーが出てるよ!」

(;'A`)「誰だよ、お前。つか何言ってんだよ」

('( ∀ ∩「その、自分の不満を溜め込んで熟成させた負のエネルギー……僕の求めていた物はこれだよ」クスクス

(;'A`)「はあ!?何なんだよお前は!?ちょっ……おい、やめろ、来るな!来るなあああああ!!」





.

21 名前: ◆fSJ46eiSGY[sage] 投稿日:2016/03/28(月) 02:09:34 ID:D6ggu/Cw0
(;ФωФ)「母ちゃん!大変なのである!」

J( 'ー`)し「どうしたの父ちゃん?」

(;ФωФ)「また奴らが、サスガの手先が出たのである!」

J(;'ー`)し「あらま、大変!じゃあ急いで向かわないと」

(;ФωФ)「それだけじゃないのであるよ、母ちゃん!場所が……ドクオの学校なのである!!」

J(;゚Д゚)し「なんだって!?」



  *゚゚・*+。
  |   ゚*。
 。∩    *
+ J(; 'ー`)し *+゚ <こうしちゃいられない!
*。 (  つ *゚*  急ぐよ、父ちゃん!!
 ゙・+。*・゚⊃ +゚
  ☆ ∪  。*゚
  ゙・+。*・゚


 ∧,,__∧
( ФωФ)「分かったのであるぅ☆彡」ポポンッ

J(#'ー`)し「ふざけてんのかい!?」

 ∧,,__∧
(;ФωФ)「いや、これ我輩のマスコットの時のキャラだから!仕方ないのであるよ!」



.

22 名前: ◆fSJ46eiSGY[sage] 投稿日:2016/03/28(月) 02:11:09 ID:D6ggu/Cw0
('( ∀ ∩「くくくっ……ふっ、はははっ!はーっはっはっはっは!!」



(  ∀ )「もう嫌だもう嫌だ生きてても何の意味もねぇよ……」ブツブツ

  _
(  ∀ )「俺なんて頭は悪いし彼女はいねぇしモララーと比べたら微妙な顔って言われるしパンツは花柄だしあとこの間も」ブツブツ

从 ∀从「死ぬ……死ぬ……もう死んでやるんだ」ブツブツ

从 ー 从「ふええ……どうせ私はイケメンには好かれない……キモメンはしつこく絡んでくる……一生キモオタ王国の姫でいるしかないんだよ……」ブツブツ

ミセ ー )リ「あー、全員うっざい……皆消えちゃえ……皆消えちゃえ……」ブツブツ

( д @ 「あらやだ……あらやだ……なんかよく分からないけどとにかくあらやだ……」ブツブツ



('(゚∀゚∩「いいよ、いいよ!いーい感じだよ!皆もっと、もーっと絶望するといいよ!!」

23 名前: ◆fSJ46eiSGY[sage] 投稿日:2016/03/28(月) 02:12:33 ID:D6ggu/Cw0
(  ω )「つ……ツン、……ここから逃げるお……逃げてドクオん家のおばさんを呼ぶんだお……」

ξ;><)ξ「い、嫌よ!ブーンを置いていくなんて、私絶対に嫌!」

(  ω )「僕は大丈夫だお……今はおばさんの、魔法少女の力が必要なんだお……!じゃなきゃ皆が絶望の餌食になってしまうんだお!それに、このままじゃドクオが……っ」

ξ;゚听)ξ「…………分かったわ、すぐに戻るから!」ダッ

('(゚∀゚∩「おおっと、そう簡単に行かせると思うかよ?」

ξ;゚听)ξ「きゃっ……」

('(゚∀゚∩「くひひっ!君も絶望に染まるといいよ!!」

((ξ;゚听)ξ))「い、嫌……やだ、嫌……っ!」ガタガタ

::(#゚ω゚)::「ツンに手を出すなお!」バッ

('(゚∀゚#∩「チッ……鬱陶しいバカップルだよ!だったらお前を更に絶望させてやるよ!」

ξ;><)ξ「やっ、やめて!ブーン!ブーン!嫌ぁああああ!!!」



       「そこまでだよ!!」



('(゚∀゚∩「ふん、やっとお出ましかよ!魔法少……女……」



        ババーーーJ( 'ー`)しーーーン!!



Σ('(゚∀゚;∩「ばっ、ババァだよおおおお!?」

J(#'ー`)し「誰がババァだって!?」
 ∧,,__∧
(#Ф益Ф)「ふぬあああああ!うちのカーチャンをババァ呼ばわり!許さないのであるぅ☆あやつの眼球を抉り取って紙やすりで磨いてやるのであるぅ☆」

('(゚∀゚;∩「ひっ……!?何だよこのマスコット!恐ろしすぎるよ!!」

24 名前: ◆fSJ46eiSGY[sage] 投稿日:2016/03/28(月) 02:14:12 ID:D6ggu/Cw0
('(゚∀゚;∩「嘘だよ……魔法少女って……魔法少女ってもっとこう、可愛い女の子じゃないのかよ……」

 ∧,,__∧
(#Ф皿Ф)「むっきぃいいい!!カーチャンは今も昔も超絶可愛い女の子なのであるぅうううう☆ふざけた事ぬかしてると貴様の臓物を引き摺り出してソーセージにしちゃうのであるぅ☆彡」

Σ('(゚∀゚;∩「だからお前恐ろしすぎるんだよ!もうマスコットやめて妖怪にでもなった方がいいよ!」

(゜д゜@ 「というか、魔法少女の情報くらい伝わってないのかい?」

('(゚∀゚;∩「だって魔法少女と戦った奴は一人も戻ってきてないんだよ。多分死んだんだろうけど……って、何普通に復活してるんだよ!もう一度……絶望に染まれよ!」カッ

( д @ 「あらやだ……なんか知らないけどあらやだわぁ……」ブツブツ

 ∧,,__∧
(#ФωФ)「カーチャンは誰も殺してないであるぅ☆カーチャンは戦ったあと、奴らに夢と希望と愛を優しく教えているのであるぅ☆あいつらは改心して、どっかに行っただけなのであるぅ☆」

('(゚∀゚;∩「そ、そうなのかよ?へぇ、夢と希望と愛を教え……ん?」



J( 'ー`)し←夢と希望と愛を教えている


J( 'ー`)し←愛を教えている


J(*'ー`)し←『愛』を教えている


J(*'ー`)しウッフン♪←『愛』を(ry


('(;∀;∩「ひいいいいいいい!?嫌だよおおおおおおお!
!!」





.

25 名前: ◆fSJ46eiSGY[sage] 投稿日:2016/03/28(月) 02:15:45 ID:D6ggu/Cw0
J(;'ー`)し「ツンちゃん、ブーン君!大丈夫かい?」タタタッ

ξ;゚听)ξ「おばさん!」

J(;'ー`)し「怖かったろう?もう大丈夫だよ、カーチャンが今助けるからね」

(; ω )「僕達のことはいいお……それより、ドクオを先に……」

J(;'ー`)し「ドクオ……?ドクオに何かあったのかい!?」








( ∀ )(…………すげぇ!すげぇよ!!)



       ブツブツブツブツブツブツ…
  _
(  ∀ ) (  ∀ ) 从 ∀从 从 ー 从 ミセ ー )リ


        ドヨーーーン…


( ∀ )(皆が絶望している。俺の力で絶望している!)

26 名前: ◆fSJ46eiSGY[sage] 投稿日:2016/03/28(月) 02:16:37 ID:D6ggu/Cw0
( ∀ )(まだだ、まだ足りない。俺の不満はこんなもんじゃねえんだよ!もっと味わえ!もっと苦しめ!!)

J(;'ー`)し「たかs……ドクオ!!」

( A )「母、ちゃん……?」

J(;'ー`)し「なんてこった、あの男にエネルギーを吸い取られているんだね!?待ってな、今助けてやるから……」

( A )「……やめろ」

J(;'ー`)し「え?」


(# A )「邪魔をっ、するなあああああああ!!!」ブワアアアアアッ


J(;>Д<)し「きゃあああああああああ!?」ドサッ




☆・*。カーチャン's ラブリーポイント その2 。*・☆
:                     :
*       悲鳴が可愛い♪       *
:                     :
☆・*。+・**・*。+・・゚。*。゚ ・*.+・*。+・**・*。+・・゚。*☆

27 名前: ◆fSJ46eiSGY[sage] 投稿日:2016/03/28(月) 02:18:12 ID:D6ggu/Cw0
( ∀ )「はははっ……!もっと苦しめ!俺が惨めな思いをしている時に楽しそうにしやがって!!お前ら全員、夢も希望も二度と持てないようにしてやる!!」

J(;'ー`)し「っ、なんていう力だい……」

('(゚∀゚∩「ふうん、そいつはお前の息子だったのかよ。夢と希望を振りまくはずの魔法……しょ、少女?の息子にこんな絶望のエネルギーが宿っているなんて驚きだよ!」

J(;'ー`)し「あんた、ドクオを利用したんだね」

('(゚∀゚∩「そいつは本当にいい養分だよ!エネルギーを取り尽くすまでは使わせてもらうよ!」

三J(#'ー`)し「こっのおおおおおおおおお!!」ビュンッ

('(゚∀゚∩「おおっと、動きが鈍いよ?」ヒョイッ

 ∧,,__∧
(#Ф皿Ф)ガブムシャアッ

Σ('(;Д;∩「ぎゃあああああ!?」

 ∧,,__∧
( ФωФ)、「くっそまずいのであるぅ☆」ペッ

::('( Д ;∩::「な、中々やるみたいだよ。でもこっちには大量の絶望エネルギーがあるから、いくらでも回復出来るんだよ……!」プルプル

J(#'ー`)し「傷口が塞がっていく……どうやらドクオの絶望の元を絶たないときりが無いようだね」

 ∧,,__∧
(;ФωФ)「カーチャン!この男はわがはいが止めておくのであるぅ☆カーチャンはドクオのところへ!!」

J(;'ー`)し「分かったよ!」

('( ∀ #∩「この、たかがマスコットが舐めやがって!」

 ∧,,__∧
( ФωФ)「ふん確かにわがはいゎたかがマスコット……なのであるぅ☆だが、愛する女のためなら命をかける覚悟だ…………なのであるぅ☆」

('(゚∀゚;∩「キツいならその喋り方やめるといいよ!」




.

28 名前: ◆fSJ46eiSGY[sage] 投稿日:2016/03/28(月) 02:19:42 ID:D6ggu/Cw0
J(;'ー`)し(ドクオ……絶望に取り込まれるなんて、あんたに一体何があったって言うんだい?)


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


(#;A;)「カーチャン!頼むからもう魔法少女なんてやめてくれよ!!!」



::(; A )::「頼むから……お願いだから……せめてピンクのふりふり衣装だけは辞めてくれよ……っ」



(;A;)「もう嫌だ。俺、学校行きたくねえよ……何で皆母ちゃんのサイン欲しがるんだよ……」



――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


J( 'ー`)し(特に悩みは無いみたいだったけどねぇ)

29 名前: ◆fSJ46eiSGY[sage] 投稿日:2016/03/28(月) 02:21:40 ID:D6ggu/Cw0
ξ;゚听)ξ「おばさん!」

J(;'ー`)し「ツンちゃん!?ダメだよ、隠れてなきゃ危ないじゃないか!」

ξ;゚听)ξ「あの、ドクオにこれを……」カサッ

J( 'ー`)し「これは?」

ξ;゚听)ξ「ドクオ、今朝から元気無かったから……元気出してもらおうと思ってブーンと一緒に買ったんです。こんなもので、どうにか出来るとは思わないけど……」

J(*'ー`)し「ありがとう、ツンちゃんは優しいねぇ。よーし、カーチャン頑張るからね!ツンちゃんはもう隠れてなさい」

ξ;゚听)ξ「はい。それじゃ、おばさんも気を付けて!」タタタッ


J( 'ー`)し(あらあら、真っ先にブーン君のところに……よっぽど心配だったんだねぇ。さっきもブーン君がツンちゃんを庇っていたし、あの二人は本当に仲がいいわねぇ)



J(;'ー`)し(ああ!そういう事かい。ドクオ、あんた本当馬鹿だよ)





 ∧,,_∧
(#ФωФ)シャアアアアアッ

('(゚∀゚#∩「ぶっ殺してやるよおおお!」

 ∧,,___∧
(#ФωФ)ガブグチャッ

('(;∀;#∩「ワンパターンな攻撃だよ!こっちはもう食いちぎられる感覚に慣れつつあるよ!!」

 ∧,,_∧
(;ФωФ)(くそっ、我輩もそろそろ限界なのである!早くしてくれ、カーチャン!)

30 名前: ◆fSJ46eiSGY[sage] 投稿日:2016/03/28(月) 02:23:38 ID:D6ggu/Cw0
J(#'ー`)し「ドクオ!」

( A )「んだよまた母ちゃんか、しつけえな。こっちはまだまだ絶望を」


 「お黙り!この馬鹿息子!!」
J(#'ー`)し三三○#)゚A゚)「ゲポァ!?」


(#);'A`)「何するんだよ!?」

J(#'ー`)し「何が絶望だい!?何が苦しみだい!?あんたはツンちゃんとブーン君の仲がいいから拗ねているだけだろう!?」

(#);゚A゚)そ「は、はぁ!?ちっ、違ぇし!全っ然違ぇし!!」ギクゥッ

J(#'ー`)し「あんた、どうせ自分が仲間はずれになってるだなんて思い込んでいるだけだろう!?そんな風にいっつもマイナス思考に一直線で!そんなんだからツンちゃんに振り向いてもらえないんだよ!」

(#'A`)「やめろ!黙れよ!母ちゃんには関係ないだろ!!」

J(#'ー`)し「ふんっ、そんな根性が捻くれてるから顔面も歪んでるんだよ、あんたは!」

(;'A`)「顔は生まれつきこんなんだろ!あと俺、母ちゃん似だからな!?それに……」

31 名前: ◆fSJ46eiSGY[sage] 投稿日:2016/03/28(月) 02:25:07 ID:D6ggu/Cw0
( A )、「それに、勘違いじゃねえよ。俺なんか、ブーンとツンにとっちゃ邪魔者に決まってる」

J(#'ー`)し「まだ言うかい!なら、これを見てみな!マジカル♪ミラクルー♪メモリーフラッシュ☆」

 ∧,,_∧
( ФωФ)「説明しよう!カーチャンは人の記憶を抜き取って、他の人間に見せる魔法が使えるのであるぅ☆プライバシーの侵害?そんなもんは知らん!……のであるぅ☆」

J(;'ー`)し「父ちゃん、無事だったんだね!」

 ∧,,_∧
( ФωФ)「うむ。あやつの腹部の大半を噛みちぎってきたからな、しばらくは回復に時間がかかるであろうな……のであるぅ☆」

(;'A`)「マスコットが血生臭すぎるだろ……」

J( 'ー`)し「そんな事よりドクオ、あれを見な」

('A`)「あれは、スクリーン?……浮いてるけど」

J( 'ー`)し「あれはツンちゃんの記憶だよ」

('A`)「ツンの……」





         パァァァッ




.

32 名前: ◆fSJ46eiSGY[sage] 投稿日:2016/03/28(月) 02:26:25 ID:D6ggu/Cw0
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


ξ;゚听)ξ「ドクオ、どうしたのかしら?何か様子が変だったけど……」

(;^ω^)「分からんお。あいつは不満を溜め込むタイプだから、話してくれそうにないし」

ξ゚听)ξ「なら、昼休みに無理矢理聞き出しましょう!」

(;^ω^)「無理矢理かお……。ツン、あんまり乱暴な事は……」

ξ;゚∀゚)ξ「し、しないわよそんな事!やーね、ブーンったら!」

(;^ω^)「やる気だったのかお……」

ξ;゚听)ξ「そうだ、あれよ!パン!購買の!」

( ^ω^)「パン?」

ξ*゚听)ξ「ドクオ、いつもいいパンが買えないってグチグチ言ってたじゃない?好きな物を食べながらだったら話してくれるかもしれないし、元気も出るかもしれないわ!」

(;^ω^)「あいつ、そんな単純じゃないと思うお」

ξ゚听)ξ「何もやらないよりはマシよ!」

( ^ω^)「まあ、それもそうだおね。ドクオの好きなパンは確か焼きそばパンと……」

ξ゚听)ξ「カスタードプリンパン!それとコーヒー牛乳!」

( ^ω^)「どっちも人気で滅多にお目にかかれないおね」

ξ゚听)ξ「死ぬ気でやれば行けるわよ!いざとなったらブーンを盾にして……」

(;^ω^)「やめてくれお!」



――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

33 名前: ◆fSJ46eiSGY[sage] 投稿日:2016/03/28(月) 02:28:28 ID:D6ggu/Cw0
('A`)「…………ツン、ブーン」

J( 'ー`)し「ほら、これ。ツンちゃんから預かったんだよ」カサッ

('A`)「……買えたんだ。これ、殴り合いになるくらい人気あるのに。そうか……」



('A`)(昼休み、置いて行かれた訳じゃなくて、俺のために急いでいただけだったのか)

J( 'ー`)し「ドクオ、あんたは女の子にモテない!」

(;'A`)「何だよ、急に!?」

J( 'ー`)し「コミュニケーション能力は低いし、イケメンでも無ければ成績も良くない!」

(;'A`)「母ちゃんもしかして俺にトドメ刺しに来たんじゃねえの!?」

J( 'ー`)し「あんたをよく思わない人間も、そりゃいるだろう!でもね、例えツンちゃんがブーン君を好きでも、ブーン君がツンちゃんを好きでも……あの二人があんたを大切に思っているのは間違いないんだよ!」

('A`)「母ちゃん……」

J(#'ー`)し「あの二人にとってあんたは、換えのきかない存在なんだ!だから、いい加減拗ねるのはやめな!!」

('A`)「俺は……」

('( ∀ ∩「いつまでも、くっせぇ事言ってるんじゃないよ……」

 ∧,,___∧
(#ФωФ)「!肉体が回復したか」

('(゚∀゚#∩「くそっ、せっかくの絶望のエネルギー源が希望なんか持ったから台無しだよ!お前らなんか、もう一回絶望に染めてやるよ!!」

J(#'ー`)し「そうはさせないよ!父ちゃん!」

 ∧,,___∧
( ФωФ)「任せろっ……なのであるぅ☆」バッ

('(゚∀゚∩「そう何度も同じ手にかかるかよ!」ヒョイッ

 ∧,,___∧
(#ФωФ)フシャアアアアッ

('(゚Д゚#∩「うおおおおおおおお!!」

J( ー )し「マジカル……ミラクル……」

Σ('(゚∀゚;∩「!?しまっ……」

34 名前: ◆fSJ46eiSGY[sage] 投稿日:2016/03/28(月) 02:29:30 ID:D6ggu/Cw0
.。:+゚*J(*>ー<)し.。:+゚*「カーチャン・LOVE☆パワーーー!!」キャルーン



('( ∀ ;∩「うわあああああああああああああああ!!?」




          ドゴーーーーン!!






(;'A`)「技名……ダサくね?」

35 名前: ◆fSJ46eiSGY[sage] 投稿日:2016/03/28(月) 02:31:12 ID:D6ggu/Cw0
J( 'ー`)し「さあーて、悪い子には愛あるお説教を……あら?」




J(;'ー`)し「あらまあ、いないわねぇ」

 ∧,,_∧
( ФωФ)「……逃げたであるか。とは言え、あの状態ならしばらくは何も出来ないであろうな……であるぅ☆」

('A`)「父ちゃん、母ちゃん……迷惑かけてごめん」

J( 'ー`)し「カーチャンはこれが仕事だからいいんだよ。それより、ツンちゃんとブーン君にちゃんと礼を言うんだね」

('A`)「ああ、分かってるよ」

 ∧,,_∧
( ФωФ)「さてと、そろそろ帰るであるよ。早いところ変身を解きたいのであるぅ☆」

J( 'ー`)し「ん、上に報告もあるしね。それじゃあドクオ、授業サボるんじゃないよ!」

('A`)「へいへい」

J( 'ー`)し「おっと、忘れるところだった!」

36 名前: ◆fSJ46eiSGY[sage] 投稿日:2016/03/28(月) 02:35:12 ID:D6ggu/Cw0
.。:+゚*J(*>ー<)し.。:+゚*「カーチャン・ミラクルヒーリング☆」キュルルン


           パァァァッ


( -∀・)~゚「……ん?何で俺、廊下で寝てんだ……」


  _
( -∀-)~゚「あと五分……」


从 -∀从~゚「ふぁああ……」


从 ー 从~゚「私ぃ、目覚めにはカフェオレって決めてりゅのぉ……」


ミセ*ぅー-)リ~゚「最近……寝不足だったからかな……」



         ザワザワザワ…


J( 'ー`)し「それじゃ、今度こそカーチャン帰るよ」コソッ

 ∧,,_∧
( ФωФ)「じゃあな……であるぅ☆」コソッ

('A`)「ああ」

37 名前: ◆fSJ46eiSGY[sage] 投稿日:2016/03/28(月) 02:35:57 ID:D6ggu/Cw0
( -ω-)「う、ん……むにゃ……」

ξ*;;)ξ「ブーン!」

( ^ω^)「……お?ツン、ドクオも皆も助かったのかお?」

ξぅ;)ξ「うん!よかった……ブーンが中々目を覚まさないから、どうしようかと思ったんだから……」グスッ



('A`)(俺、ちゃんとあいつらに向き合わないといけないよな……)







(@、@*川「…………」

.

38 名前: ◆fSJ46eiSGY[sage] 投稿日:2016/03/28(月) 02:38:02 ID:D6ggu/Cw0
(#'A`)「母ちゃん!!」

J( 'ー`)し「もう、何なんだい?朝っぱらから騒がしいねえ!」

(#'A`)「俺のパンツ全部に名前書いただろ!?」

J( 'ー`)し「だって、父ちゃんのと混ざっちゃうんだから仕方ないだろ」

(#'A`)「だからって普通あんなでかでかと書くか!?ああもう、何でこういう事するんだよ!」

J( 'ー`)し「うるさい子だねえ。じゃあアップリケか何かで隠しといてやるから、それまで我慢しな」

(#'A`)「やめろ!!」

J(#'ー`)し「じゃあどうしろって言うんだい!?全く、我が儘な子だよ!」

(#'A`)「そもそも、母ちゃんが名前なんか書くから……」





        ギャーギャーワーワー



(;ФωФ)「ふぅ、やれやれなのである」

39 名前: ◆fSJ46eiSGY[sage] 投稿日:2016/03/28(月) 02:39:14 ID:D6ggu/Cw0
( ^ω^)「ドクオ。何だお、話って?」

('A`)「うん、その……ツンの事だけど……」

(;^ω^)「ああ、ツン怒ってたお?何で私は一緒に帰っちゃいけないのよーって」

('A`)「本人に聞かせるわけにはいかないからな……」

( ^ω^)「お?」





('A`)「ブーンはツンの事が好きなんだよな?二人って付き合ってんの?」

(;*^ω^)そ「な、何だお急に!!?いや、僕は別に……というか付き合ってないお!」

('A`)「そうか」

(;*^ω^)「そうだお!」

('A`)「それって、俺に気を遣ってる?俺がツンの事、好きだから」

(;^ω^)「えっ」

(;'A`)「どうせバレてるだろ?俺の気持ちなんて」

(;^ω^)「そりゃ、まあ……幼なじみだから何となくは」

('A`)「じゃあ、やっぱり俺に気を遣って……」


(;^ω^)「それは違うお!確かにそれも無いとは言えないけど、でも僕はずっと三人でいたいだけだお!ドクオとツンと友達でいる方が僕にとっては大事な事なんだお」

('A`)「そうか……」

(;^ω^)「そうだお!」

('A`)「そっかあ……」

40 名前: ◆fSJ46eiSGY[sage] 投稿日:2016/03/28(月) 02:40:49 ID:D6ggu/Cw0
(;^ω^)「何なんだお、さっきから。あー、もうこの話はやめるお!それより……」

('A`)「ツンに告白してみれば?」

(;^ω^)「…………はぁ?いやドクオ、話聞いてたかお?僕は」

('A`)「ツンは俺の事、そういう意味では好きじゃないと思う」

(;^ω^)「っ、だからその話は……」

('A`)「本当は気付いてるだろ?ツンの気持ちにも」

(;^ω^)「…………」

('A`)「もし仮にお前らが付き合ったとしてもさ……」






('∀`)「ブーンもツンも、俺の友達でいてくれるんだろ?」

( ^ω^)「!」






( ^ω^)「そんなの……当たり前の事訊くなお!」

('A`)「おう」






 その三日後、ブーンとツンは付き合うことになったらしい。

.

41 名前: ◆fSJ46eiSGY[sage] 投稿日:2016/03/28(月) 02:43:41 ID:D6ggu/Cw0
('( ∀ ;∩「そ、そんな訳で……魔法少女?の邪魔が入ってしまいまして……何とか帰還した次第ですよ……」

∬´_ゝ`)「ふうん、別に言い訳は聞きたくないんだけど。どうしようかしら、母者に報告する?」

::('( ∀ ;∩::「ひいっ!?それだけは!それだけは許してくださいよ!!」

(;´_ゝ`)「なあ、それより嘘だろ?魔法少女がババァって、そんな訳ないよな!?魔法少女なんだから中学生くらいの可愛い女の子だよな!?何かのまちがいだよなあ、おい!?」

(´<_` )「時に落ち着け、兄者」

(;´_ゝ`)「これが落ち着いてられるかよ!!」


l从# ∀ ノ!リ人「この、役立たず……」ゲシッ

('( ∀ ;∩「痛っつ……!?」

l从#・∀・ノ!リ人「このクズ!駄犬!お前みたいな役立たずは、金輪際妹者の奴隷なのじゃ!一生妹者にお菓子を持ってくるだけの下僕にしてやるのじゃー!!」ゲシッゲシッ

::('( ∀ *∩::(ロリ服のロリっ子に蹴られるの……これはこれで悪くないよ!)ゾクゾクゥッ

42 名前: ◆fSJ46eiSGY[sage] 投稿日:2016/03/28(月) 02:45:31 ID:D6ggu/Cw0
l从・∀・ノ!リ人「というわけで、さっそく六時のおやつを持ってくるのじゃー!」バシッ

::('( ∀ *∩::「はひぃん!!」

∬´_ゝ`)「待ちなさい、妹者」

l从;・∀・ノ!リ人「のじゃ!?」

∬´_ゝ`)「あなた、今日はもうたくさんお菓子を食べたでしょう?母者との約束を忘れたの?」

l从#・∀・ノ!リ人「嫌なのじゃ!妹者はもっともーっとお菓子を食べたいのじゃー!!」ゲシッゲシッゲシッゲシッ

::('( ∀ *∩::「あふぅん!ひんっ……!ひゃうん!!」ビクンッ

∬´_ゝ`)「……母者に報告するわよ」

l从;・∀・ノ!リ人「わ、分かったのじゃ!今日はもうおしまいにするのじゃ!」

∬´_ゝ`)「よろしい」






l从#・3・ノ!リ人(姉者め、おーぼーなのじゃ!妹者、世界中のお菓子を一人で食べたいくらいなのに……みんなのお菓子を奪ってでも食べたいのじゃ!)ムゥー



l从*・∀・ノ!リ人(!そうなのじゃ)ピーン



∬´_ゝ`)「さてと、それじゃあ次に人間界に行く奴を決めなきゃいけない訳だけれど……」

(´<_` )「既に雑魚は倒され、俺達幹部だけが残ってしまったか」

(;´_ゝ`)「出来れば俺は行きたくない……魔法少女が可愛い女の子だという情報が掴めるまでは……」

l从・∀・ノ!リ人「はいはいはいはーい!妹者が行くのじゃ妹者が行くのじゃ妹者が行くのじゃー!!」

43 名前: ◆fSJ46eiSGY[sage] 投稿日:2016/03/28(月) 02:46:45 ID:D6ggu/Cw0
∬;´_ゝ`)「えぇっ、妹者が!?」

(;´_ゝ`)「おいやめろ妹者!聞いただろ、魔法少女の話を。戦うんだぞ?遊びじゃないんだぞ?危ないだろうが!」

l从・∀・ノ!リ人「へーきなのじゃ!だって妹者、幹部なのじゃ!魔法少女にやられちゃった、筋肉ムキムキのせんとーいん達よりも強かったのじゃ!」

(´<_` )「まあ確かに、妹者は強いな」

l从*・∀・ノ!リ人「小っちゃい兄者は話が分かるのじゃー」

∬;´_ゝ`)「でも……」

l从>∀・ノ!リ人「だいじょーぶなのじゃ、姉者!妹者におまかせなのじゃ!」パチィン☆











l从* ∀ ノ!リ人(ふっふっふ!いいことを考えたのじゃー)






第1話☆おわり

44 名前: ◆fSJ46eiSGY[sage] 投稿日:2016/03/28(月) 02:47:43 ID:D6ggu/Cw0
後日談


J( 'ー`)し「それにしても、たかしがツンちゃんを好きだったなんてねぇ」

(;'A`)「だからドクオだってば」

J( 'ー`)し「男の子は母親に似た子を好きになるっていうけど、本当だったんだねぇ……」フフッ

('A`)「やめろよマジで。大体一つも似てる要素ないだろ」

J( 'ー`)し「ええ?そっくりじゃないかい?ほら、三十九年前の写真」





     【ノハ*゚听)(ФωФ*)】




(;゚A゚)そ「!?」


45 名前: ◆fSJ46eiSGY[sage] 投稿日:2016/03/28(月) 02:50:43 ID:D6ggu/Cw0
続きが間に合わなかったら「カーチャンの戦いはこれからだ!」になりますが、よろしくお願いします。

55 名前: ◆fSJ46eiSGY[sage] 投稿日:2016/04/04(月) 00:14:06 ID:VmfBVmfM0
本当にすみません、間に合いませんでした……





カーチャンの戦いはこれからだ!!
.。:+゚*.。:+゚*J( 'ー`)し.。:+゚*.。:+゚*

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