彼には見えているようです (^Д^,, )

215 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2016/04/05(火) 09:05:08 ID:XfK0Q/LI0




从; ∀从っ=l■フ



(#゚;;-゚)




      ̄ ̄ ̄`;´
           ξ

              ;
           u

      ;;;三圭三;;
     :;;;三圭圭圭三;;
      ::;;;圭圭三;;:




(;#゚;;-゚) 「た、から、く」


(;,, Д )


从; ∀从

216 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2016/04/05(火) 09:05:34 ID:XfK0Q/LI0

从; ∀从 「おまえに」

从; ∀从 「おまえに、わかるかよ」

从; ∀从 「家帰ったら、金あって、母さんも、父さんも、優しくて、高校出たら、大学だって行って」

从; ∀从 「あたしは……」

从;゚∀从 「あたしは!」



(;,, Д ) 「……」 



从;゚∀从 


从; ∀从 「なんで」

从; ∀从 「なん、で……なんで、いっつも!」

从; ∀从 「……んでだよぉ……!!」 ダッ

217 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2016/04/05(火) 09:06:03 ID:XfK0Q/LI0



(;,, Д ) 「……、……」

 血まみれのナイフを握りしめて、神社の階段を駆け下りるハインの 背中を
 気持ち悪いくらい、だばだば、血が、あふれ出る腹を、押さえつつ 眺めて 思った、のは

 刃物で、刺されたりした、ときは 抜くと、そこから血があふれ出てきて、死ぬので
 刺したままにしといたほうが、いい、と

 水のたっぷり入ったビニール袋に、鉛筆を突き刺しながら説明していた、小学、だか、中学だかの、理科の先生……


 ……あ、これ走馬燈だ

(;#゚;;-゚)

(;#゚;;-゚) 「なんで」

(;#゚;;-゚) 「……なんで、こんな」

(;,, Д ) 「……ま……ちょ、っと、煽ったとこは、ありま、すよね……」

(;#゚;;-゚) 「なんで?」


 でぃさんは、なんというか、おろおろしていました
 まあ、彼女は幽霊ですので ものに触れない、幽霊ですので……
 特に、できることも、ないとは 思うのですが

218 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2016/04/05(火) 09:06:46 ID:XfK0Q/LI0


(;,, Д ) 「……ころした、人は、地獄行きって、言ってた、……ん、でしょ……?」

(;,, Д ) 「……じゃあ、かくじつに、じご、く、行けるように……して、やろう、って」

(;,, Д ) 「……悪いこと……したと、思えて、ないなら……も、……どうにも……」

(;#゚;;-゚) 「やめて。しゃべらないで」


 ……うそ、ですね、これ
 だって、どっちかというと、


(;,, Д ) 「……ついでに、ぼくも、じ……く、に、行ければ、それで……」


 こっちの、ほうが―――


(;#゚;;-゚)

219 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2016/04/05(火) 09:07:19 ID:XfK0Q/LI0


(;#゚;;-゚)




(;#゚;;-゚)





(;#゚;;ー゚)





(;,, Д )

 ……ああ、また
 また、この、微妙な表情


 ……なんで、今?

220 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2016/04/05(火) 09:07:41 ID:XfK0Q/LI0



(;#゚;;-゚) 「……ずっと、わかんなかった」

(;#゚;;-゚) 「私は、きみに何もしてあげられないのに。なんの見返りもないのに」

(;#゚;;-゚) 「どうして、きみは、私に優しくしてくれるんだろう、って」


 それは、もう、説明したでしょう
 ただの同情だ、って


(#゚;;-゚) 「わかんなくて。本当に、わからなくて……誰も、そんなことしてくれる人、いなかったから」

(#゚;;-゚) 「だから、きみが話しかけてこなくなったとき、私」

(#゚;;-゚) 「……安心、したの」


(;,, Д )

221 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2016/04/05(火) 09:08:09 ID:XfK0Q/LI0




(;,, Д ) 「あ……ん……?」


(#゚;;-゚) 「もしかしたら、きみはすっごく、神様みたいに優しい人なのかもしれないって、怖かったから……」

(#゚;;-゚) 「だから、それをやめたとき、あのとき……」

(#゚;;-゚) 「……ああ、この人にもなにか、暗いところ……後ろ暗いところがあったんだ、って」

(#゚;;-゚) 「ホッとしたの」


(;,, Д )


(#゚;;ー゚) 「……安心、したのに……」




 ――――ずっと、

222 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2016/04/05(火) 09:08:31 ID:XfK0Q/LI0











(#゚;;-゚) 「きみだけが、見えてた」








 ずっと、後悔していました





(#゚;;-゚) 「罪を犯したと自覚してるやつが、悪いことをしたと思ってるやつが」

(#゚;;-゚) 「自責の念で、震えてるやつが。必ずいるはずだから。そいつに思い知らせてやれ、って。そう言われて、来てみたのに」

223 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2016/04/05(火) 09:08:52 ID:XfK0Q/LI0



(#゚;;-゚) 「……よりにもよって、きみだったから」




(;,, Д )



 しょうがなかったんだ、と でぃさんの側にだって、目を付けられる理由はあったんだ、と
 都合よく、矛先を転嫁させたり


 何もしないよりは、一時でも優しくしたんだから、それは善行だし 周りのやつらのほうが、ずっと悪いんだし
 僕は、別に、悪いことをしたというほどじゃないと
 そんな、謎の理屈をつけたり


 どうにか、納得しようとして、納得しきれなくて そんなころに
 そんなころに、目の前に現れた彼女を、見たら


 祟りに来たんだって、思うじゃないですか

224 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2016/04/05(火) 09:09:17 ID:XfK0Q/LI0



(#゚;;-゚) 「ほんとに。……ほんとに、わかんなくて。なんで」

(#゚;;-゚) 「何もしてあげられないのに。私が死んでからも、ずっと、私のこと、引きずってて。
       死んじゃったら、ほんと、それこそ、なんにも返せないのに。私には、何も……」

(#゚;;-゚) 「……何も、ないのに、ここまで」


(#゚;;-゚) 「……ここまで……」




(#゚;;-゚) 「……私なんかの、ために、地獄まで、行くって」




(#゚;;-゚) 「私……」


(#゚;;-゚) 「私、だけに……」


(# ;;- ) 「……わたし、だけを」

225 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2016/04/05(火) 09:09:42 ID:XfK0Q/LI0







(# ;;ー ) 「……わたし、だけの―――――」







(;,, Д )



 ――――正直に、言って
 怖かったです


 今まで、ずっと 笑ってるのか、そうでないのか
 曖昧な表情ばかり浮かべていた彼女の――

226 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2016/04/05(火) 09:10:09 ID:XfK0Q/LI0






(# ;;ー ) 





 ――恍惚とした
 壮絶な、笑み





( ,, Д ) 「……」



 ……それはもう、ほとんど、

 呪いの、ようで



( ,, Д ) 



 ――最期に、見るには、ふさわしいのかも、しれないと――




―――――――――――――――

227 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2016/04/05(火) 09:10:42 ID:XfK0Q/LI0



―――――――――――――――



ザァァァァァァ......................


从 ∀从 


( ФωФ)  ……?


从 ∀从 


( ФωФ) ニャーゴ


从 ∀从 ヒョイ


( ФωФ) ナ?


从 ∀从 スタスタ


( *ФωФ) ナー……? ナー! ナーゴ!

228 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2016/04/05(火) 09:11:09 ID:XfK0Q/LI0


从 ∀从  テクテク


从 ∀从  テクテク


从 ∀从  テ……


从 ∀从 


( ФωФ)

( ФωФ) ナー……?


 … … …

229 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2016/04/05(火) 09:11:31 ID:XfK0Q/LI0


 … … …




从 ゚∀从 「……は? おまえんち飼えないの?」

(;,,^Д^) 「……すいません。まさか母さんがアレルギーだとは……」

(^Д^,,;) 「……」


(=ΤωΤ) ニャーオ.....


(-Д-,,;) 「……」


从 ゚∀从 

从 -∀从 「……っとにもう、おまえは……」

从;-∀从 「……わーったよ。あたしが飼う」

( ,,^Д^) 「え?」

230 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2016/04/05(火) 09:11:54 ID:XfK0Q/LI0


从 ゚∀从 「ま、猫一匹くらいどうにかなるだろ。アレルギーとか、そういうのはねーし」

(*,,^Д^) 「……ありがとうございます!!

(*゚ω゚) ニャー!

从 ゚∀从 「あー、はいはい。……おまえ、ほんっとに変わんないね」

( ,,^Д^) 「? 僕ですか?」

从 ゚∀从 「おまえだよ。小学校から、ずっとそうじゃねえか」

从 ゚∀从 「なんかあるたびに、あたしがあんたを守ってやってる気がすんだけど」

( ,,^Д^) 「守って……って、いや、さすがにそれは……」

( ,,^Д^) 「……」

从 ゚∀从 「さすがに? なに?」

(;,,^Д^) 「…………」

从 -∀从 「バぁ―――カ」



 … … …

231 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2016/04/05(火) 09:12:17 ID:XfK0Q/LI0

 … … …




从 ∀从 「……っは」

从 ∀从 「……。今、もう、家に……あいつ、いるんだから」

( ФωФ) ナ…?

从# ∀从 「―――飼えねえんだよ どっちにしろよォ!!!」


( ;ФωФ) ナ"ッ!?


从 ∀从 「うるせえよ!!」

( ×ω×) ブギャッ

从# ∀从 「戻れねえんだよ!! 飼えねえから! また、飼えれば、戻れるかって、飼えねえんだよ!! もう、よぉ!!」 ゲシゲシ


( :#メω(メ)) ブギュッ、グ、ガッ

232 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2016/04/05(火) 09:12:41 ID:XfK0Q/LI0


从 ∀从 「……、……………!!」 

( :#メω(メ)) グ...

从 ∀从 「………〜〜〜〜〜っそがよぉ!!」 ザバァ


<グ、ゴ.....


<ナ"ッ"!?


<ナッ...ニャー! ニャーオ! ニャゴ、ニャ、ニャー......


<ニャ…........


<............




――――――――――――――――

233 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2016/04/05(火) 09:13:07 ID:XfK0Q/LI0


――――――――――――――――







( ,,^Д^)



                     \   | ̄i\
     ∧_∧         ─    |  | =|
    (  ´∀)        /  |_| =|
     |   ∪           | ̄ ̄|
     と__)'          '|    |
 '""''"'"''""''"'"""'""'""'""""'""""""''"""'""



( ,,^Д^)


( ´∀`)っ■  ピッ              プツン>


(´∀` )


( ,,^Д^)

234 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2016/04/05(火) 09:13:33 ID:XfK0Q/LI0


( ,,^Д^) (おじいちゃん。怖そうな顔……)


(´∀` ) 「いかにも僕が神様でここがあの世だが。どうかしたか」


(;,,゚Д゚) (……いたんだ……!! 現物いたんだ……!!)


( ´∀`) 「……で?」

(;,,^Д^) 「はいっ!?」

( ´∀`) 「悪いことをしたと、そう思っているか?」

( ,,^Д^) 「……はい」

( ´∀`) 「だから、あんなマネをした?」

( ,,^Д^) 「……はい」

( ´∀`) 「あれが自分にふさわしい裁きだと?」

( ,,^Д^) 「……それは……」

  _, ,_
( ´∀`) 


(;,,^Д^)

235 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2016/04/05(火) 09:14:00 ID:XfK0Q/LI0


( ´∀`) 「……あの子は、気にしていなかったよ。気にするだけの心が、育たなかった」

( ,,^Д^)

( ´∀`) 「だがな。相手が気にしていないから、自分の行いは罪ではないのだと。そう少しでも考えるなら、今すぐ地獄に堕ちてもらう」

( ´∀`) 「あんな有様の、あの子に。誰も手を差し伸べなかった時点でそれは罪だし、差し伸べた手を引っ込めるのは、ともすればより悪い」

( ,,^Д^) 「……はい」

( ´∀`) ハァ.....

( ´∀`) 「……だがなぁ……。あの子が、当事者が、それを罪だと考えていないのも、また事実……」

( ´∀`) 「挙句、あんな身勝手な真似が、裁きになるなどと……」 ブツブツ

( ,,^Д^) 「……」

( #´∀`) 「……微妙過ぎる! なぜ毎度こう……!!」 ブツブツ

( ,,^Д^) 

( ,,^Д^) 「……えっと、その」

( ´∀`) 「なんだ?」

( ,,^Д^) 「でぃさんは……その、どうなったんですか? 地獄には……」

236 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2016/04/05(火) 09:14:31 ID:XfK0Q/LI0



( ´∀`) 「それを僕に問えるつもりでいるのか?」

( ,,^Д^) 「え」

( ´∀`) 「それ以上を僕に聞くつもりか? ただの人間風情が? 僕にあれこれ質問を?」

(;,,^Д^)

( ´∀`) 

( ´∀`) 「……なぜあの子が……こんなやつを……」

(;,,^Д^)

( ´∀`) 「……もう一度言うが、おまえは罪人だ。この僕が言う。おまえのしたことは罪だ」

( ,,^Д^) 「……はい。わかっています」

( ´∀`) 「自覚があれば罪は軽減されると?」

(;,,-Д-) 「……」

237 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2016/04/05(火) 09:14:57 ID:XfK0Q/LI0

( ´∀`) 

( #-∀-) 「……おまえを、このまま返さねばならんなど……そんなことが……」

(;,,-Д-)

(;,,^Д^) 「……?」

( ,,^Д^) 「……返す? って……」





――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

238 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2016/04/05(火) 09:15:26 ID:XfK0Q/LI0





( ,,-Д-)



( ,,^Д^)



                                          |:
                                       (〇)  .|:
                                        ._|_   . |:
                                        .) (  ..|:
                               、─ . (_).─ 、
                    __ ∧_∧___.|.\_____\
                    ||    ( ,,^Д^)   || ..||       .||
                   ||___,(ヽ_    )  .|| ..||     .o    ||
  ____________.,||ヽ _,.,,ヽ,ノ ⌒`⌒ヽ\ || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
                   ||\.\             \    .o    ||
                     .\.\|| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄||______||
                       .\.|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||.        \
                         || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||.         \
                                                  \
                                                   \
                                                    \


( ,,^Д^)


( ,,^Д^) ポカーン....

239 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2016/04/05(火) 09:15:52 ID:XfK0Q/LI0


ガチャン


(^Д^,, )

('、`*川

('、`*川 「た、か」


(;、;*川 「――――タカラ!!」




 … … …


 
 ……どうも、こう、なにか
 奇跡、というか……そういう系の何かが、起きたようです


<_プー゚)フ 「いや、ヤバかったらしいぞ、マジで。ナースさん信じられないって言ってたもん」

(-_-) 「……? いや、信じられないってのはそれ違うでしょ?」

<_プー゚)フ 「え? マジ? 何が?」

240 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2016/04/05(火) 09:16:19 ID:XfK0Q/LI0


(-_-) 「いや、エクストが『食事でも……どうですか?』って言ったときの話でしょ、信じられないって言われたの」

<_プー゚)フ 

<_プー゚)フ  「マジ? え、あれそういう流れだったの……?」

(-_-) 「マジ」

<_プー゚)フ 「信じらんねー……」

( ,,^Д^) 「見舞いに来てする会話がそれってほうが信じらんないですよ僕には」


 見つけてくれたのは、エクストだそうで
 僕からの返答がその日一切なかったことを、ヒッキーとラインで話していて
 で、夜、なぜか無性にジョギングがしたくなって、なぜか無性に神社のほうまで行きたくなって、
 そこで、血まみれの僕を発見し、119番通報と


<_プー゚)フ 「……わりとマジで信じらんねえよ。俺も」

(-_-) 「なんなんだろうね。ほんとに霊感?」

<_プー゚)フ 「いや、ほんとにただの気まぐれ……気まぐれ……だったはずなんだけどな……? アレー……?」


 … … …

241 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2016/04/05(火) 09:16:51 ID:XfK0Q/LI0

 … … …


( ,,^Д^) テクテク


 命に別条がなく、わりと早くに目が覚めたこと それは、わりと本当に奇跡的だったらしいです
 どのくらい早かったかというと、退院はまだできないとはいえ、病院内を一人で歩き回れるくらいには、僕が回復しているのに対し
 僕を刺したことが判明して捕まったハインの処分が、まだ決まっていないくらい


( ,,^Д^) カツカツ


 そんなわけで
 そこそこ回復して、そこそこ動けるようになったのに、まだ退院できない僕は
 あまりに退屈を持て余していたので、なんとなく、病院の屋上に出ていました


( ,,-Д-) 「ふー……」


 空は、雲一つなく、真っ青
 そろそろ秋もいいところですが これだけ晴れていると、まださすがに暑いです

242 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2016/04/05(火) 09:17:14 ID:XfK0Q/LI0


( ,,-Д-)



 ――さて。



――――
 (#゚;;-゚)
――――



 見返りのいらない、無償の愛
 その存在を、親にさえ、教えてもらえなかった彼女が
 初めて、手に入れたもの


 自分だけのもの
 自分だけに、自分だけのために、向けられた感情
 自分だけが独占することを許された、そんなもの

243 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2016/04/05(火) 09:17:44 ID:XfK0Q/LI0



 愛なんて ましてや、無償の愛なんて、そんな、そんな……
 そんなものを、向けたつもりは、ないのですが



 初めて受け取ったその思いを その感情を、彼女は、どう噛み砕いたのか
 日頃、まともに笑みを浮かべることすらなかった彼女が浮かべた――




 (# ;;ー )




 ――とても凄絶な、あの笑顔

244 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2016/04/05(火) 09:18:06 ID:XfK0Q/LI0



 でぃさんは、どこへ行ったのか
 今どこにいるのか

 結局、神様には聞けませんでした



 ――――でも。



( ,,-Д-)



 もはや、呪いと言っていいほどに、凄まじく、恐ろしく―――そして、美しかった、あの笑みを
 忘れることなんか、できません



 ――だって、ほら

245 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2016/04/05(火) 09:18:37 ID:XfK0Q/LI0



――――――――――――――――――――――――





( ´∀`) 「これだけは覚悟しておけ。僕は神だ、おまえは常に見られている」




( ´∀`) 「……おまえが、一時でも、たとえ一時でも、自分の罪を忘れようものなら」




( ´∀`) 「その瞬間、僕は必ずおまえを地獄に落としてやる―――」




( ´∀`) 「――必ずだ」





―――――――――――――――――――

246 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2016/04/05(火) 09:18:58 ID:XfK0Q/LI0







―――――――――

247 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2016/04/05(火) 09:19:18 ID:XfK0Q/LI0










――――――――――――    彼には、見えているようです。 (^Д^,, )

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