-
35 名前:名無しさん 投稿日:2016/04/03(日) 22:16:24 ID:.tmXEkyI0
-
(´^_ゝ^`) 「でも〜〜ミセリちゃんは本当にお姉ちゃんが大好きなんだね〜〜〜」
ミセ*^ヮ^)リ 「うん♪」
(´^_ゝ^`) 「やっぱり一緒にいたいよね〜〜〜」
ミセ*^ヮ^)リ 「うん!!」
(´^_ゝ^`) 「そうか〜〜」
ミセ*^ー^)リ 「?」
(´^_ゝ^`) 「それでね〜〜悪いんだけどね〜〜〜」
(´^_ゝ^`) 「おじさんのエネルギーがそろそろ限界なんだね〜〜〜」
ミセ*゚ー゚)リ 「……?」
-
36 名前:名無しさん 投稿日:2016/04/03(日) 22:17:32 ID:.tmXEkyI0
-
(´^_ゝ^`) 「おじさんが魔法を使うためには〜〜何かを犠牲にしないといけないんだね〜〜〜」
ミセ*゚ -゚)リ 「……」
(´^_ゝ^`) 「もう一回お願いを叶えるためには〜〜〜」
(´^_ゝ^`)
(´^_ゝ^`) 「そうだなあ〜〜 足 を一本おじさんにくれないかな〜〜」
ミセ*゚ー゚)リ 「いいよ」
(´^_ゝ^`)
(;´^_ゝ^`) 「い、いいの〜〜?」
ミセ*゚ー゚)リ 「いいよ!」
(;´^_ゝ^`) 「そっか〜〜いいのか〜〜〜」
-
37 名前:名無しさん 投稿日:2016/04/03(日) 22:18:07 ID:.tmXEkyI0
-
(;´^_ゝ^`) 「じゃあもらっちゃうよ〜〜。いいの〜〜〜? いいんだね〜〜〜?」
ミセ#゚ -゚)リ 「おじさんしつこい」
(;´^_ゝ^`) 「ごめんね〜〜おじさんしつこくてごめんね〜〜〜」
(;´^_ゝ^`) 「じゃあもらっちゃうよ〜〜〜」
(;´^_ゝ^`)
ヽ(;´^_ゝ^`)ノ 「わぁい! 足! おじさん足だぁいすき!」
ミセ*゚ -゚)リ
ヽ(;´^_ゝ^`)ノ
ミセ*゚ -゚)リ
(;´^_ゝ^`)「嘘だよ〜〜ごめんね〜〜〜」
-
38 名前:名無しさん 投稿日:2016/04/03(日) 22:19:31 ID:.tmXEkyI0
-
(;´^_ゝ^`) 「ごめんね〜〜おじさんミセリちゃんのこと試したんだね〜〜〜」
(;´^_ゝ^`) 「足もらっても正直使い道がないんだね〜〜〜」
(;´^_ゝ^`) 「おじさんの魔法はボランティア精神に基づいているんだね〜〜〜」
ミセ*゚ -゚)リ
(;´^_ゝ^`) 「おじさん違うお願いもアリなんじゃないかって思っちゃったんだよね〜〜〜」
(;´^_ゝ^`) 「前とおんなじお願いでいいんだね〜〜〜」
ミセ*゚ -゚)リ 「……」
(;´^_ゝ^`) 「怒らせてしまったね〜〜ごめんね〜〜おじさん浅はかだったね〜〜〜」
(;´^_ゝ^`) 「じゃあもう一回魔法かけるからがんばってね〜〜〜」
ミセ*゚ー゚)リ 「うん!!!」
(;´^_ゝ^`) 「それじゃあいくよ〜〜〜今度こそ上手くいってよ〜〜〜」
`、ー-、
_,ニ三≡=-, ☆
'‐(´^_ゝ^`) / 「 3 、 2 、 1 、 エ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜イッ♪」
つ
*・゚゚・*:.。..ミセ*゚ー゚)リ 。.:*・゚゚・*:.。. キラキラキラ… キラキラキラ…
-
39 名前:名無しさん 投稿日:2016/04/03(日) 22:20:10 ID:.tmXEkyI0
-
|
\ Δ /
― ミセ*゚ー゚)リ ― テテーン !!
(νν
(;´^_ゝ^`) 「あれ〜〜〜ひょっとしてその格好は〜〜〜?」
(;´^_ゝ^`) 「ゆうれいさんだね〜〜生き返せなかったのかな〜〜〜?」
(;´^_ゝ^`) 「おじさんホントに電池切れちゃったかな〜〜〜?」
-
40 名前:名無しさん 投稿日:2016/04/03(日) 22:20:52 ID:.tmXEkyI0
-
Δ
ミセ*゚ヮ゚)リ 「ミセリとんでる!」
(νν
(´^_ゝ^`) 「そうだね〜〜飛んでるね〜〜〜」
(´^_ゝ^`) 「思いの外嬉しそうだね〜〜結果オーライかな〜〜〜?」
(´^_ゝ^`) 「気づかれずについていくことは出来るもんね〜〜〜」
Δ
ミセ*゚ヮ゚)リ 「おねえちゃーん! みてー!」
〜 (νν
-
41 名前:名無しさん 投稿日:2016/04/03(日) 22:21:42 ID:.tmXEkyI0
-
ミセ*゚ヮ゚)リ 「おねえちゃーん!」
(゚、゚トソン
ミセ*゚ヮ゚)リ 「ミセリおそらとんでるよー!」
(゚、゚トソン
ミセ*゚ー゚)リ 「おねえちゃーん……」
(-、-トソン
ミセ*゚ー゚)リ 「おねえちゃん?」
(゚、゚トソン
ミセ*゚ -゚)リ 「……」
-
42 名前:名無しさん 投稿日:2016/04/03(日) 22:22:29 ID:.tmXEkyI0
-
(;´^_ゝ^`) 「オーライなわけなかったね〜〜〜」
(;´^_ゝ^`) 「ずっと一緒にいられるとはいえ無視されちゃうんじゃ辛いよね〜〜〜」
(;´^_ゝ^`) 「ごめんね〜〜おじさんポンコツでごめんね〜〜〜」
ミセ*´ -`)リ
(;´^_ゝ^`) 「あれ〜〜〜なんだか安らいだ顔をしてるね〜〜〜?」
(;´^_ゝ^`) 「ちょっと泣きそうになってたのにどうしたのかな〜〜〜?」
(´^_ゝ^`) 「あれ〜〜? 心なしかおじさんも気持ちが穏やかになってきたぞ〜〜〜?」
ミセ*´ -`)リ
(´・_ゝ・`) 「なぜだろうなあ……。心の曇りが晴れていくようなこの感覚…………」
(´-_ゝ-`) 「やさしく、あたたかく包み込まれ……、ああ、もう、まぶたが重い…………」
,,.:';*´ -`)リ サラサラサラ…
,';,'-_ゝ-`) 「何もかもどうでも良くなって、このまま眠りにつきたくなる…………」
,';,'-_ゝ-`) 「これは……、これはそう…………」
-
43 名前:名無しさん 投稿日:2016/04/03(日) 22:23:02 ID:.tmXEkyI0
-
@@@
@#_、_@
( ノ`) 「まだ起きてたのかい、トソン」
,;,';-_ゝ-`) 「お母さんの…………、愛……ッ!」
,,.:'; -`)リ
..:_∧
‐――と.::;;;´^_ゝ^) 「マズイマズイマズ〜〜〜〜〜〜〜ゥイ!!」
―..::*´ー`)リと_ノ
/ /⌒ソ
-'´
-
44 名前:名無しさん 投稿日:2016/04/03(日) 22:23:39 ID:.tmXEkyI0
-
(;´^_ゝ^`) 「消えるところだったッ! おじさんもろとも天に召されるところだったッ!!」
ミセ*´ー`)リ
(;´^_ゝ^`) 「いや〜危なかったね〜〜凄まじい包容力だったね〜〜〜」
ミセ*´ー`)リ 「ははじゃさんはね〜、あったかいんだよ〜〜」
(;´^_ゝ^`) 「蒸発しかけたからね〜〜痛くないぶん恐ろしいね〜〜〜」
(´^_ゝ^`)
(´・_ゝ・`) 「……」
(´・_ゝ・`) 「何度も何度もごめんね。おじさんの力不足だね」
(´・_ゝ・`) 「おじさんがシャンとしてなかったせいでミセリちゃんを危ない目に合わせてばっかりだ」
ミセ*゚ー゚)リ 「? ミセリは楽しいよ?」
-
45 名前:名無しさん 投稿日:2016/04/03(日) 22:24:20 ID:.tmXEkyI0
-
(´・_ゝ・`) 「……」
ミセ*゚ー゚)リ
(´^_ゝ^`) 「そっか〜〜ミセリちゃんのほうが大人かもしれないね〜〜〜」
ミセ*゚ー゚)リ 「?」
(´^_ゝ^`) 「独りごとだからね〜〜気にしないでね〜〜〜」
(´^_ゝ^`) 「今度はね〜〜おじさんマジ本気出すからね〜〜〜」
(´^_ゝ^`) 「ミセリちゃんが危ない目に合わずに〜〜お姉ちゃんと一緒にいられるように〜〜」
(´^_ゝ^`) 「ミセリちゃんに魔法をかけてあげるからね〜〜〜」
ミセ*゚ー゚)リ 「うん!」
(´^_ゝ^`) 「良いお返事だね〜〜がんばるんだよ〜〜〜!」
(´^_ゝ^`) 「これを最後に、しようね〜〜〜〜〜」
`、ー-、
_,ニ三≡=-, ☆
'‐(´^_ゝ^`) / 「 3 、 2 、 1 、 エ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜イッ♪」
つ
*・゚゚・*:.。..ミセ*^ー^)リ 。.:*・゚゚・*:.。. キラキラキラ… キラキラキラ…
-
46 名前:名無しさん 投稿日:2016/04/03(日) 22:25:00 ID:.tmXEkyI0
-
|
\ /
― ミセ*゚ー゚)リ ― テテーン !!
(;´^_ゝ^`) 「あ、あれ〜〜〜〜〜? どこも変わりないぞ〜〜〜?」
(;´^_ゝ^`) 「おじさんがんばったんだけどな〜〜〜?」
-
47 名前:名無しさん 投稿日:2016/04/03(日) 22:25:38 ID:.tmXEkyI0
-
、 ノヾ、ノヽ ' ゴオッ… !!
)ヽ/ ヽ、ノ|ノ
\) ミセ*`ー´)リ (/
(´^_ゝ^`) 「お、おお〜〜〜!? なんかオーラっぽいものを身に纏ってるぞ〜〜〜!?」
(;´^_ゝ^`)
(;´^_ゝ^`) 「ひょっとして力ずくってことかな〜〜〜?」
(;´^_ゝ^`) 「危ない目に合わないように〜〜って願ったのにおじさんクソ無能かな〜〜〜?」
-
48 名前:名無しさん 投稿日:2016/04/03(日) 22:26:49 ID:.tmXEkyI0
-
(゚、゚トソン 「ミセリー、起きてますか」
(;´^_ゝ^`) 「ああ〜〜向こうから来てしまった〜〜〜〜〜」
、 ノヾ、ノヽ '
)ヽ/ ヽ、ノ|ノ
\) ミセ*゚ー゚)リ (/ 「おねえちゃん!!」
(゚、゚トソン 「……ッ!」
(゚、゚トソン
(゚、゚トソン 「引きとめよう、というのですか?」
(;´^_ゝ^`) 「理解されてしまったァ〜〜〜〜〜!」
(;´^_ゝ^`) 「もう殺さないで〜〜〜おじさん辛いんだよ〜〜〜〜〜!」
-
49 名前:名無しさん 投稿日:2016/04/03(日) 22:28:05 ID:.tmXEkyI0
-
(゚、゚トソン 「そうですよね、独りぼっちは嫌ですもんね」
(-、-トソン 「わかりますよ。私もそうでしたから」
(-、-トソン 「あなたも私も、母者さんに育てられたんですもんね」
(゚、゚トソン 「こうなるのは必然だったのかもしれません…!」
,イ フォン…!
,r‐、ノ ゙i、_,、ノゝ フォン…!
゙l ゙、_ フォン…!
.j´ . (゚、゚トソン (.
(;´^_ゝ^`) 「わあ〜〜お姉ちゃんも能力者っぽい何かだ〜〜〜!!」
(;´^_ゝ^`) 「母者さん何者なんだよ〜〜〜〜〜!! たぶん母者だって言われるよ〜〜〜」
-
50 名前:名無しさん 投稿日:2016/04/03(日) 22:28:41 ID:.tmXEkyI0
-
: ,. :
. . . . .: /ノ :
: (\;''~⌒ヾ, :
: ~'ミ `・ ェ) : ブォン !!
. . . . : .,ゝ i" :
: ヘ'""~ ミ :...、 ノヾ、ノヽ '
: ,) ノ,,_, ,;'ヽ) :....)ヽ/ ヽ、ノ|ノ
: し'し' l,ノ :. \) ミセ*`ー´)リ (/
(;´^_ゝ^`) 「お、おお〜〜〜? ヤギが出たぞ〜〜〜?」
(;´^_ゝ^`) 「コ、コメントに困るぞ〜〜〜どうしてヤギなんだ〜〜〜? かわいいぞ〜〜〜」
-
51 名前:名無しさん 投稿日:2016/04/03(日) 22:29:14 ID:.tmXEkyI0
-
,へ, ‐- ‐、,へ
〉′ , 、 `〈
ノ _,.。 __ 。、 ',
| 冫´エ `′ l
l '、_ _,ノ l ブォン !!
ヽ`=三ニ−' |
│ =二ニ- |
l.... ,イ − |
,r‐、ノ ゙i、_,、ノゝ
.... ゙l ゙、_
.. .j´ . (゚、゚トソン (.
(;´^_ゝ^`) 「こっちにも何か……なんだこれ〜〜〜?」
(;´^_ゝ^`) 「胴のないなんだこれ〜〜〜?」
-
52 名前:名無しさん 投稿日:2016/04/03(日) 22:29:47 ID:.tmXEkyI0
-
,へ, ‐- ‐、,へ
〉′ , 、 `〈
ノ _,.。 __ 。、 ',
| 冫´エ `′ l フェ〜 フェ〜
l '、_ _,ノ l
ヽ`=三ニ−' |
│ =二ニ- |
l.... ,イ − |
,r‐、ノ ゙i、_,、ノゝ
.... ゙l ゙、_
.. .j´ . (゚、゚トソン (.
(;´^_ゝ^`) 「ア、アルパカだったぁ〜〜〜!」
(;´^_ゝ^`) 「この情けない鳴き声はアルパカだぁ〜〜〜!」
(;´^_ゝ^`) 「アルパカだとしてなんなんだ〜〜〜〜〜!!」
-
53 名前:名無しさん 投稿日:2016/04/03(日) 22:30:20 ID:.tmXEkyI0
-
: ,. :
. . . . .: /ノ :
: (\;''~⌒ヾ, :
: ~'ミ `・ ェ) : メェーーーーーーー!!
. . . . : .,ゝ i" :
: ヘ'""~ ミ :...、 ノヾ、ノヽ '
: ,) ノ,,_, ,;'ヽ) :....)ヽ/ ヽ、ノ|ノ
: し'し' l,ノ :. \) ミセ*゚ー゚)リ (/
(;´^_ゝ^`) 「こっちは力強いぞ〜〜〜!」
(;´^_ゝ^`) 「臨戦態勢って感じだ〜〜〜ッ」
(;´^_ゝ^`) 「緊迫感が全く伝わらない絵面だけど一触即発って感じだァ〜〜〜!」
-
54 名前:名無しさん 投稿日:2016/04/03(日) 22:30:57 ID:.tmXEkyI0
-
─ =二 ミセ*`ー´)リ
(;´^_ゝ^`) 「ミセリちゃんが動いたァ〜〜ッ!!」
シュン !!
─ =二 |i ミセ*゚ー゚)リ i|
─ =二 |i ミセ*゚ー゚)リ i|
シュン !!
─ =二 |i ミセ*゚ー゚)リ i|
シュン !!
(;´^_ゝ^`) 「ミセリちゃんが1人! ミセリちゃんが2人! ってそれは羊じゃないかな〜〜〜?」
(;´^_ゝ^`) 「まあいっか〜〜〜! 分身の術だぁ〜〜〜! もうやってしまえ〜〜〜!」
-
55 名前:名無しさん 投稿日:2016/04/03(日) 22:31:31 ID:.tmXEkyI0
-
,へ, ‐- ‐、,へ
〉′ , 、 `〈
ノ _,.。 __ 。、 ',
| 冫´エ `′ l
l '、_ _,ノ l
ミセ;゚ー゚)リ .ヽ`=三ニ−' |
│ =二ニ- |
ミセ;゚ー゚)リ .l -三ニ− |
「 _ニ二− |
l :.:.:.:.:.:.- |
ミセ;゚ー゚)リ 〈 :.:.:.:.:.:.:. _
(;´^_ゝ^`) 「い、いない〜〜ッ!? アルパカしかいないぞ〜〜〜ッ!」
(;´^_ゝ^`) 「一体どこに消え――」
-
56 名前:名無しさん 投稿日:2016/04/03(日) 22:32:09 ID:.tmXEkyI0
-
,へ, ‐- ‐、,へ
〉′ , 、 `〈
ノ _,.。 __ 。、 ',
: ,. : | 冫´エ `′ l
. . . . .: /ノ : l '、_ _,ノ l
: (\;''~⌒ヾ, : ヽ`=三ニ−' |
: ~'ミ ;`・ ェ) : │ =二ニ- |
. . . . : .,ゝ i" : l -三ニ− |
: ヘ'""~ ミ :...、 「 _ニ二− |
: ,) ノ,,_,:..::イ゚ ,゚)っ :... l -三ニ - |
: し'し' l,ノ :. ミセ;゚ー゚)リ 〈 -ニ二ー _
(;´^_ゝ^`) 「ミ、ミセリちゃん後ろだァ〜〜〜!!!」
(;´^_ゝ^`) 「ヤギの、いや、毛の中から出てきたんだあ〜〜〜ッ!!!」
(;´^_ゝ^`) 「あぶなーーーーーーーーーーいッ!」
-
57 名前:名無しさん 投稿日:2016/04/03(日) 22:33:03 ID:.tmXEkyI0
-
(-、-トソン シュウウウウゥ… !
oセ;゚ -゚と
(゚、゚トソン 「捕まえましたよ、ミセリ……」
oセ;゚ -゚と
(゚、゚トソン 「はい暴れない。暴れない!」
oセ;> -<と
と(゚、゚トソン 「まったく。あなたみたいな不良娘はこうです」
ミセ;> -<)リ
Σ ミセ;> -(☆と(゚、゚トソン
ペチンッ
-
58 名前:名無しさん 投稿日:2016/04/03(日) 22:33:46 ID:.tmXEkyI0
-
ミセ;゚ -゚)リ
(゚、゚トソン
ミセ - )リ 「おね、おねえちゃんがぶった……!」
ミセ*; -;)リ
(゚、゚トソン 「もう泣かない。痛くなかったでしょう」
ミセ*; -;)リ 「いだいもん」
(゚、゚トソン 「気は済みましたか。もう、ビックリしたんですからね」
(゚、゚トソン 「まるで幾度もの死線を乗り越えてきたような力を感じました。
いつの間にこんな力を……」
ミセ*; -;)リ 「う゛う゛」
-
59 名前:名無しさん 投稿日:2016/04/03(日) 22:35:05 ID:.tmXEkyI0
-
(-、-トソン 「……仕方ありませんよね。
ミセリだってお父さんもお母さんも亡くしてるんですから」
ミセ*; -;)リ 「…………」
(゚、゚トソン 「母者さんだって私たちばかり見ているわけにはいかないし、
私が代わりになってあげられたら良かったんですが……」
ミセ*; -;)リ
(゚、゚トソン 「でもね。大丈夫、独りにはしませんよ」
ミセ*; -;)リ 「…………?」
-
60 名前:名無しさん 投稿日:2016/04/03(日) 22:35:39 ID:.tmXEkyI0
-
|
\ /
― (・x ・トソ ―
(゚、゚トソン 「じゃじゃーん!」
ミセ*゚ -゚)リ 「……!」
(゚、゚トソン 「ちょっと下手っぴですけど、お姉ちゃんの代わりです」
ミセ*゚ヮ゚)リ 「……!」
(゚、゚トソン 「つい針を折ってしまうので苦労しましたが、なんとか間に合ってくれました」
(゚、゚トソン 「あと二三日はかかると思ってたのに。不思議ですね」
-
61 名前:名無しさん 投稿日:2016/04/03(日) 22:36:21 ID:.tmXEkyI0
-
(゚、゚トソン 「ミセリ、おねえちゃんはね、ずーっと一緒にいるんですよ?」
ミセ*゚ー゚)リ 「?」
(-、-トソン 「おねえちゃんはいつでも、ミセリのことを想ってるんです。
例え、そばにいなくても、私たちは一緒なんです」
ミセ*゚ -゚)リ 「……?」
(゚、゚トソン 「まだ難しいですよね。だからこの子を作ったんです」
(゚、゚トソン 「おねえちゃんでも時々、ミセリのことを見てあげられないことがあります。
明日がまさにそうです」
(゚、゚トソン 「でもね、ミセリのことを忘れたわけじゃないんです。
ただ、そばにいないだけ。気持ちは変わらないんです」
(゚、゚トソン 「きっとね、ミセリは分かってるんです。
でも、不安なんですよね。辛い思い出がよみがえってしまう」
(゚、゚トソン 「だからね、さびしくて耐えられなくなりそうだったら、
この子を抱きしめて、『おねえちゃんはそばにいるんだ』ってことを思い出してください」
(゚、゚トソン 「分かりますか、ミセリ。私たちはいつでも一緒なんです」
ミセ*゚ -゚)リ 「…………いっしょ」
-
62 名前:名無しさん 投稿日:2016/04/03(日) 22:37:03 ID:.tmXEkyI0
-
(゚、゚トソン 「そうです。それに、これからはこの子も一緒にいるんです」
(・x ・トソ
ミセ*゚ー゚)リ 「……!」
(゚、゚トソン 「おねえちゃんはすぐに帰ってきます。いなくなったりなんてしません」
(゚、゚トソン 「だから、お留守番できますよね?」
ミセ*゚ -゚)リ 「……うん」
(゚、゚トソン 「帰ってくるまで泣かないで、待っていられますよね?」
ミセ*゚ -゚)リ 「がんばる」
(゚、゚トソン 「うん、ミセリはやっぱり良い子です」
(゚、゚トソン 「すぐに、本当すぐに帰ってきますから。そしたらまた一緒に遊びましょうね」
ミセ*^ー^)リ 「うん!」
-
63 名前:名無しさん 投稿日:2016/04/03(日) 22:37:38 ID:.tmXEkyI0
-
(´;_ゝ;`) 「良かった、良かったねミセリ……」
(´∩_ゝ∩`) 「歳を取ると駄目だね……すぐ涙が出てきちゃう」
(´・_ゝ・`) 「……ああ、良かった。本当に良かったよ」
(´・_ゝ・`) 「本当に、幸せそうでなによりだ……」
( ∵) 「満足したカ?」
-
64 名前:名無しさん 投稿日:2016/04/03(日) 22:38:35 ID:.tmXEkyI0
-
(´・_ゝ・`) 「ああ、どうも。待たせたね」
( ∵) 「終いダ。返してもらうゼ」
(´・ω・`) 「あら、結構気に入ってたんだけどな。つけっ鼻……」
( ∵) 「しかし随分歪めちまったナ」
(´・ω・`) 「……僕の願いが混じってしまったんじゃないかな。
変装までしておいて、未練がましかったんだ。自業自得さ」
( ∵) 「なんにせヨ、高くつくゼ?」
(´^ω^`) 「娘のためだもの。訳ないよ」
( ∵) 「そうカ、なら行くゾ」
(´・ω・`) 「急かすなよ……。もうちょっとくらい」
(; ∵) 「何かココ居心地悪いんだヨ! 早くシロ!」
(;´^ω^`) 「あ、それは同感。……母者さんだったか、とんでもない人だった」
-
65 名前:名無しさん 投稿日:2016/04/03(日) 22:39:12 ID:.tmXEkyI0
-
(゚、゚トソン 「それじゃ、いってきます」
@@@
@#_、_@
( ノ`) 「楽しんでくるんだよ」
(゚、゚トソン 「はい!」
(゚、゚トソン 「すぐに帰ってきますから、良い子にしてるんですよ」
ミセ*^ー^)リ 「うん!!」
っ(・x ・トソo
-
66 名前:名無しさん 投稿日:2016/04/03(日) 22:39:48 ID:.tmXEkyI0
-
(゚、゚トソン 「お土産楽しみにしててくださいね」
ヾ(゚、゚トソン
ミセ*゚ワ゚)ノシ 「いってらっしゃーい!」
っ(・x ・トソ
@@@
@#_、_@
( ノ`)∩
@@@
@#_、_@
( ノ`) 「おや、どうしたんだいそれは」
ミセ*゚ワ゚)リ 「おねえちゃんがつくってくれたの!!」
っ(・x ・トソ
@@@
@#_、_@
( ノ`) 「それは良かったねえ。
じゃあ今日はお人形さんで遊ぼうか……」
-
67 名前:名無しさん 投稿日:2016/04/03(日) 22:40:22 ID:.tmXEkyI0
-
-
68 名前:名無しさん 投稿日:2016/04/03(日) 22:40:56 ID:.tmXEkyI0
-
(´・ω・`)
アイツが産み遺してくれた子どもなのに
嫁に行くまで絶対悲しい顔なんてさせないんだって誓ったのに
つまらない事故で置き去りにしてしまって
本当に悔しくて とにかく自分に腹が立った
-
69 名前:名無しさん 投稿日:2016/04/03(日) 22:41:31 ID:.tmXEkyI0
-
堪えきれずに会いに来て
いっそ連れていったほうが幸せなんじゃないかなんて
馬鹿なこと考えてた僕だけど
大切に想ってくれる人がいて
(゚、゚トソン
大切に想える人がいて
それはそれで 悔しくも 寂しくも あったんだけど
心の底から ホッとしました
-
70 名前:名無しさん 投稿日:2016/04/03(日) 22:42:04 ID:.tmXEkyI0
-
これから先 独りぼっちで寂しいこともあるだろう
どうして親がいないのか 悩む日も来るだろう
でもね お父さんは ミセリのこと
ずっと ずっと 見守っているからね
いっぱい笑って
いっぱい泣いて
大きく 大きく なるんだよ
ミセ*^ー^)リ
-
71 名前:名無しさん 投稿日:2016/04/03(日) 22:42:40 ID:.tmXEkyI0
-
おわり。