( ´ー`)クローンが蔓延るこの世界で、のようです

1 名前:名無しさん[] 投稿日:2016/03/27(日) 00:40:37 ID:vB5nwhAA0




20XX年、人類は一度絶滅の危機に瀕していた。
度重なる戦争、食料問題、新たな伝染病……数え切れない程の不幸な出来事が我々を襲ったのだ

しかし人類は諦めていなかった。数こそ減ったものの技術は高い 減ったのであればその分増やせばいいと考えついた
人間から始まり家畜、植物、動物。様々な生き物の『クローン』を作り十年経たないうちに修復 世界は元通り命を吹き返した が、

――困ったことにクローン人間が繁栄し ベースとなった我ら人間が衰退してしまう未来になってしまったのであった

2 名前:名無しさん[] 投稿日:2016/03/27(日) 00:41:13 ID:vB5nwhAA0



( ´ー`)クローンが蔓延るこの世界で、のようです

3 名前:名無しさん[] 投稿日:2016/03/27(日) 00:42:18 ID:vB5nwhAA0


クローン誕生から更に時が進み21XX年。この時代には一つ問題がある
時代が進むにつれ科学と技術が発展し、クローンが大量生産が可能となり より多くの家畜や植物を増やせるようになったのだが
それが引き金となり、『クローン人間』に人権は存在しなくなった。

とある者は奴隷の様に、とある者は売春婦の様に、最も酷い場合、モノ好き共の血肉になることも珍しくない
……しかし誰もがそう思っている訳ではないのだ。時としては家族として暮らす者や子供の様に可愛がる者も存在する。だが圧倒的にそういう人物が少ないのが現実である

殺そうが死んでようが関係ない。だって彼らは家畜も同然。下級生物と認識がされている

( ´ー`)(そんな"人間様"も衰退していていくのにクローン人間を虫ケラの様に扱うだなんて幸せな脳みそしてるヨ)

( ´ー`)「ま、奴らにとって所詮は脳みそと臓器と血肉が詰まったオナホに過ぎねぇだろうな」

そんな下品な言葉を吐き捨てながら作業をする男の名は白井シラネーヨ。この都市にあるちっぽけな研究所に住み込む研究員だ
すらりとした長身、白い肌、のんびりとした顔つきだが口調も悪ければ態度も悪い。人を見た目で判断するなとはまさにシラネーヨの為にある言葉だと思うだろう

5 名前:名無しさん[] 投稿日:2016/03/27(日) 00:46:16 ID:vB5nwhAA0


(;´ー`)(しっかし食料はねぇよなぁ……大人しく豚の肉食ってりゃいいのに人間なんか……)

コンコン

( ´ー`)「ん。入っていいぞー」

『はーい』

(*゚ー゚)「おはようございます白井さん」ガチャ

控え目にドアが開くと一人の少女が出迎えた。

( ´ー`)「おはよう。朝っぱらからご苦労だヨ」

(*゚ー゚)「いえいえ、これもお仕事ですから。お気になさらず」

この研究所に助手として居候させてもらっている少女、しぃは愛らしい表情で笑う
サラサラとした茶髪、真っ白なワンピースの胸元には『No.4』と書かれたタグ

(*゚ー゚)「朝ごはんの用意、出来ましたよ」

彼女もまた、クローン人間なのだ

6 名前:名無しさん[] 投稿日:2016/03/27(日) 00:47:14 ID:vB5nwhAA0


( ´ー`)「もうそんな時間か。時間経つのって早いな」

(*゚ー゚)「そうですね。あっちゅーまです」

( ´ー`)「……もっかい言ってみ?」

(*゚ー゚)「あっちゅーま?」

( ´ー`)「可愛いなオイ……クローン人間オナホとか言ってごめんな……」

(*゚ー゚)「おなほ?とは何ですか」

( ´ー`)「ちょっと耳かして」

(*゚ー゚)「はい」


(゚ー゚*)∩(´ー` )ヒソヒソ……

!?(/ー//;)∩(´ー` )……ッテコトダヨ

7 名前:名無しさん[] 投稿日:2016/03/27(日) 00:48:16 ID:vB5nwhAA0


(;//Д/)「な、なんですかそれ!そ…そんなイヤラシイ道具だなんてそんな……」

( ´ー`)「しぃちゃんにはまだ早かったかなぁー?」

( ´ー`)「あ、録音すっからもっかい言ってみ。りぴーとあふたーみー?オナホ」

:(;//〜/):「――――っ!!」




(;//Д/) ミ(#)´ー`)・'.。゜パーン
  と彡
「白井さんのえっち!!!」
       「ご褒美だヨっ!!!!」

8 名前:名無しさん[] 投稿日:2016/03/27(日) 00:49:14 ID:vB5nwhAA0


(∩;´ー`)「意外と力あるんだなお前……」

(*;ー;)「うう……」

キッ、っと涙目になりながら男を睨みつける。
しかし小柄な少女に睨みつけられても何も怖くはない。むしろ喜ぶ大人が少なからず居るだろう

(*;ー;)σ ピッ

そうして少女は勢いよく男に指を向け

(*;ー;)「白井さんがそんな変態な人だと思ってもいませんでした!」

(*;ー;)「実家に帰らせてもらいます!!」バタン!!

お決まりのセリフを吐き捨て部屋から飛び出す。
毎朝の光景、日常茶飯事。シラネーヨがしぃをからかうことに研究所の朝は始まるのだ

9 名前:名無しさん[] 投稿日:2016/03/27(日) 00:50:16 ID:vB5nwhAA0


( ´ー`)

(;´ー`)(やべっ)

(;´ー`)(やらかしちまったヨ……)

……少なからずこの男に罪悪感があると感じるだろう。
だが、シラネーヨの辞書に罪悪感などという言葉は載っていない。おまけに自覚がない分余計にタチが悪いのだ

つまりこの「やらかした」とはしぃに対する罪悪感ではなく――


(#゚∀゚)「っらぁ白井!!何しぃ泣かしてんだテメェ!!」

ドアを破壊するかの如く飛び出してくるもう一人の少女を怒らせてしまうことである

10 名前:名無しさん[] 投稿日:2016/03/27(日) 00:51:34 ID:vB5nwhAA0


(#゚∀゚)「このロリコン研究員が!!大人しくかゆい うまとか日記に付けてろや!!」

(;´ー`)「痛い痛い!それに俺はロリコンじゃねぇヨ!!」

(#゚∀゚)「あ"あ"ん!?ならつーちゃん達をここに連れてきた理由はなんだ!?」

(;´ー`)「お前ら死にかけのクローンを拾ってやったんだろうが!ちったぁ感謝しろ!」

(*゚∀゚) ピタッ

(;´ー`)「ん?」

(*゚∀゚),「そ、そうか……ありがとよ……」

(;´ー`)そ(ビックリするぐらいちょろい!)

そんなビックリする程ちょろい少女の名はつー。
しぃと同じクローンでもあり姉でもあるがしぃとは違い活発的。また、服装の好みも違う為、基本的ズボンであることが多い。
白いTシャツの胸元には『No.2』と書かれたタグ

(*゚∀゚)「またしぃを泣かすようなことしたら容赦しねぇからな!」

おまけにかなりの過保護。言わばシスコンでもある

11 名前:名無しさん[] 投稿日:2016/03/27(日) 00:52:24 ID:vB5nwhAA0


(;´ー`)「いつも容赦ねぇだろオメーは……」

(*゚∀゚)「うっせー。しぃを泣かせたりする奴は皆敵だっつーの」

( ´ー`)(いつも泣かせてる訳じゃないけどヨ)

(*゚∀゚)「ささ、皆で飯食おうぜ。シチューが冷めちまう」

( ´ー`)「そうだな。シチューは熱いうちに食いたいし」

空っぽな腹を摩りながら横目につーを見る。

(*゚∀゚)

相変わらず生意気な子供のツラをしてんな。……そんなことを言ったらまた殴られかねないので
本音を飲み込みつつ部屋を後にした

12 名前:名無しさん[] 投稿日:2016/03/27(日) 00:53:16 ID:vB5nwhAA0



(*゚∀゚)ゞ「つーちゃん二等兵!ただいま帰還しました!」

(*゚ー゚)ゞ「こちらはしぃ一等兵!朝ごはんの準備はバッチリです!」

(;´ー`)「どんな遊びだヨ……」

(*゚ー゚)「あ、白井大尉の朝シチューは大盛りにしました」

(;´ー`)「俺の階級高っ!シチュー大盛りに関してはありがとう!」


( ´ー`)「さて、お前ら。ごっこ遊びもいいけど飯食うぞ」

(*゚ー゚)(*゚∀゚)「「はーい」」

シラネーヨの呼びかけと共にしぃとつーは仲良く椅子に座る。実によくできた子供達だ

( ´ー`)人「手を合わせて?」

(*゚ー゚)人(*゚∀゚)人「「いただきます!」」

13 名前:名無しさん[] 投稿日:2016/03/27(日) 00:53:58 ID:vB5nwhAA0


(*゚∀゚)「うっめー!!流石しぃが作った飯だぜー!!」ガツガツ

(*゚ー゚)「褒めても今日のおやつ分けてあげないよ」

(;*゚∀゚)「ち、違っ……!そんなんじゃねぇし!」

( ´ー`)「いつもは俺が飯作ってるんだけどなー」

(*゚∀゚)「白井の飯はなんか飽きた」

( ´ー`)イラッ

14 名前:名無しさん[] 投稿日:2016/03/27(日) 00:54:51 ID:vB5nwhAA0


( ´ー`)「じゃあ一生つーの分の飯は作ってやんないから晩ご飯はいらないな」

(;*゚∀゚)「うわあああごめんなさい!いつも美味しいご飯作ってくれてありがとうございます白井様!」

( ´ー`)「どうしよっかなー今のでおにーさん傷ついちまったヨー」

(;*゚∀゚)「どうかこのつーちゃんに一日三回分のタダ飯をおおおおおおおおおおお!!後お前はおっさんだろ!」

( ´ー`)「は?」

(*゚ー゚) クスクス

そんな二人のやりとりを見ながらしぃは笑った。
賑やかな食卓、温かい食事。当たり前な日常こそがしぃ達にとっては新鮮なのだ

(*゚ー゚)

一切れの牛肉を頬張りながら昔のことを思い出す。
施設に居た頃は皆無表情だった。中には脱走を図った仲間も居たが途中で野垂れ死に、豚の餌になったと従業員が笑いながら話してたのを見た。
それを聞いてしぃはどんな感情持てばいいのか分からなかった。泣くべきなのか、恐怖に怯えるべきなのか、どうしたらいいか分からなかった

――もし、あの時シラネーヨが拾ってくれなかったらつーと共に豚の餌になってたのだろうか。そんなこと、考えたくもない

(*゚ー゚)(こんな生活がずっと続けばいいのに)

15 名前:名無しさん[] 投稿日:2016/03/27(日) 00:55:51 ID:vB5nwhAA0


(;´ー`)ノシ「しぃ?ボーッとしてるけど大丈夫か?」

(*゚ー゚)" ハッ

(*゚ー゚)「ううん。何でもありません」

(;´ー`)「ならいいけど……あ、お皿に人参残ってるぞ」

(;*゚ー゚)「あう……」

( ´ー`)「通りで俺の皿に人参が大量に入ってた訳だヨ……。好き嫌いはよくネーヨ」

(;*゚ー゚)「つーちゃん……」

隣に居るつーに助けを求める。昔からつーはしぃをよく守ってくれた。
きっとお皿に残った二つの人参も食べてくれるだろう

(*゚∀゚)「んー……好き嫌いはイカンと思うぞ」

(;*゚ー゚)そ

見事に裏切られた。

16 名前:名無しさん[] 投稿日:2016/03/27(日) 00:56:44 ID:vB5nwhAA0


(;*゚ー゚)「つーちゃんもトマト食べられない癖に……!」

(;*゚∀゚)「それとこれとは今関係ないだろ!つーちゃんは人参食えるもん!」

(;*゚ー゚)「ぐぬぬ……白井さん!」

(;´ー`)「最終的に俺に助け求めちゃうの!?だーめだヨ!ちゃんと食え!」

(;*゚ー゚)「……じゃあ、人参食べますから今日のおやつのワッフルを一枚増量してください」

(;´ー`)「なっ……交換条件ときたか……」

(;*゚ー゚)「はい。でなければこの人質はゴミ箱行きです!」

(*゚∀゚)(確かに"人"参だけども)

17 名前:名無しさん[] 投稿日:2016/03/27(日) 00:57:28 ID:vB5nwhAA0


( ´ー`)「よし。ワッフルの一枚増加はいいとしよう」

( ´ー`)「だが!ちゃんと食えなかったら増加は無しだ。むしろ一枚減らす」

(;*゚ー゚)「なんと!それは嫌です!」ニンジンムシャァ

( ´ー`)「お、食った!」

(;*゚〜゚)ムシャムシャ

18 名前:名無しさん[] 投稿日:2016/03/27(日) 00:58:46 ID:vB5nwhAA0


(ii゚〜゚)ムシャ……ムシャ

(;*゚∀゚)「そのまま飲み込め!」

(ii゚〜゚))"フルフル

(;´ー`)「最終手段!お茶で流し込め!」

(ii゚〜゚)"コクコク

(ii ー )ゴクゴクッ

(ii ー )プハァ




(ii^ー^)bニコ―――ッ

(;*゚∀゚)(;´ー`)((顔死んでる――――!!))

19 名前:名無しさん[] 投稿日:2016/03/27(日) 00:59:47 ID:vB5nwhAA0


(;*゚ー゚)「ふっふっふ……どうですか。しぃは見事に人参を食べましたよ」

(;´ー`)づ「なんで歴戦の勇者みたいな顔してんだヨ。結果的に全部食べられたんだからいい子いい子」

(*゚ー゚)「えへへーこれでワッフル一枚増加されますね」

( ´ー`)「約束だからな」

(*゚ー゚)「やったー!」

( ´ー`)「喜ぶのはいいけどちゃんとお皿片付けろヨ」

(*゚ー゚)「はーい」

(*゚3゚)「うぃーっす」

20 名前:名無しさん[] 投稿日:2016/03/27(日) 01:00:39 ID:vB5nwhAA0


(*-∀-)「ふーっ食った食ったー」

食事の後は寝っ転がる。これも一日の習慣でありつーにとっては欠かせない
このガラクタとレポート用紙が散らばる研究所には珍しいふかふかのソファー。つーのお気に入りだ

( ´ー`)「食った後に横になると牛になるぞ」

(*-∀-)「聞こえない聞こえなーい」

(*゚ー゚)「……食肉センターに連れてかれちゃうよ」

(*゚∀゚)ガバッ

(;´ー`)(割と洒落にならん!)

21 名前:名無しさん[] 投稿日:2016/03/27(日) 01:01:26 ID:vB5nwhAA0


(;*゚∀゚)「食肉センターとか嫌だ……つーちゃん雑食だから美味しくねーよ……」

(*゚ー゚)「冗談だよ。食用センターに連れてかれるのは牧草ぐらいしか食べさせてもらってない子だし」

(*゚∀゚)「それもそうだよなー」

( ´ー`)(会話が重い……)

(*゚∀゚)「なーなー白井。テレビつけてもいい?」

( ´ー`)「いいぞ」

(*゚∀゚)つ-「サンキュー。あ、人気アイドルキューちゃんだ」ピッ

(*゚ー゚)「キューちゃんも私達と同じC個体のクローンだよね。有名人にでもなるとやっぱ扱いって違うのかなぁ」

(*゚∀゚)「そうじゃねぇの?実際ファンもいっぱい居るし」

(*゚ー゚)「いいなー。いつか全クローン人間にも平等な扱いがされる日が来るといいね」

(*゚∀゚)「だな!」

(;´ー`)(十歳の少女が話す内容じゃネーヨ……!)

22 名前:名無しさん[] 投稿日:2016/03/27(日) 01:02:29 ID:vB5nwhAA0


( ´ー`)
さて、これからどうしたものかとシラネーヨは考える。
基本的にこの研究所には来客は現れない。基本的に郵便か、上のお偉い方かそれくらいで。

なので大体は部屋に引きこもってレポート紙に研究をまとめるだけで一日が終わることも珍しくない。
多分、今日も同じだろう

ダンダンダン!!

そんな考えを打ち消す様に入口からドアを叩く音が響いてきた。

( ´ー`)

( ´ー`)「一応隠れてろヨ」

(*゚ー゚)"(*゚∀゚)"

23 名前:名無しさん[] 投稿日:2016/03/27(日) 01:03:40 ID:vB5nwhAA0



ダンダンダン!!

( ´ー`)「はいはい今開けます」

( ´ー`)(ったく。とんだせっかち野郎だヨ)ガチャ

( ´∀`)「おいっす。相変わらず君の研究所に呼び鈴は無いモナね。不便で仕方ないモナ」

ドアを開けると猫っ毛と笑顔が特徴な男が立っていた。この近所でも有名な家具屋の店主をやっているモナーだ。

( ´ー`)「来て一言目がそれかヨ」

( ´∀`)「いい加減呼び鈴をつけるべきモナ」

( ´ー`)「シラネーヨ」

( ´∀`)「まぁいいモナ。今日は見せたい物があってここに来たモナよ」

( ´ー`)「見せたい物……?」

家具屋のモナーが見せたい物は新作の家具だろうか。
ちなみにこの研究所にもあるソファーはモナーから譲り受けたモノでもある

24 名前:名無しさん[] 投稿日:2016/03/27(日) 01:04:37 ID:vB5nwhAA0


( ´∀`)「さぁ。出てくるといいモナ」

(((|゚ノ ^∀^)「うん……」

モナーが声をかけると一人の少女が後ろから出てきた。まだモナー以外の人間に会ったことがないのか、おずおずとこちらを見上げる
くせっ毛気味の金髪、赤い髪飾り、気前のいい笑顔。黒いタートルネックとジーンズを着込んだその胸元には『No.0』と書かれたタグ


( ´ー`)「まさか」

( ´∀`)「そのまさかモナ」



( ´∀`)「僕のクローン、作ったモナよ」

25 名前:名無しさん[] 投稿日:2016/03/27(日) 01:06:09 ID:vB5nwhAA0
――――
―――――――


( ´∀`)「お邪魔しますモナ。おお、いつ見てもきったねぇ部屋モナね」

( ´ー`)「ウルセーヨ」

|゚ノ;^∀^)「………」

( ´∀`)「レモナ、この糸目は僕と同じ様にクローンと住んでる奴だから安心して入るといいモナ」

( ´ー`)(鏡見ろ)

( ´ー`)「あれ。お前のクローンの名前は"レモナ"って言うのか」

( ´∀`)「一番最初に作った零番クローンに僕の名前を付け合わせて"レモナ"にしたモナ」

|゚ノ ^∀^)「です」

( ´ー`)「なるほどな。んで、何でお前はクローン作ったんだ?」

( ´∀`)「ただ単にお手伝いが欲しかったモナよ。ポピュラーなC個体やB個体から引き取ってもよかったけど……」

( ´ー`)「けど?」

( ´∀`)「どうせなら身近に話せるクローンがよかったからそのまま役所行って作ったモナ」

(;´ー`)ハァ

モナーの言葉に思わずため息が出た。いくらクローンが大量に作られる時代だとしても、
旧友がいつの間にか自分自身のクローンを作るだなんて思ってもいなかったからだ。

26 名前:名無しさん[] 投稿日:2016/03/27(日) 01:06:46 ID:vB5nwhAA0


( ´ー`)「しかも女の子って……」

( ´∀`)「何言ってるモナ?レモナはれっきとした男モナよ」

( ´ー`)

( ´∀`)



( ´ー`)「えっ」

( ´∀`)「えっ」

|゚ノ ^∀^)「へ?」

27 名前:名無しさん[] 投稿日:2016/03/27(日) 01:07:55 ID:vB5nwhAA0



(;´ー`)「えっ、ちょ、おま。お、男?」

|゚ノ ^∀^)「僕男だよ」

(;´ー`)σ「ついてんの?」

|゚ノ ^∀^)「ついてるよ。見せようか?」

(;´ー`)「見せなくても出さなくてもいいです!」

ミ(*゚∀゚)「なー。もう隠れてるの飽きたんだけど」ヒョコ

そ(´ー`;)「バカ!俺がいいまで隠れてなさいって言ったでしょ!」

(*゚3゚)「ぶーぶー!」

|゚ノ*^∀^)「あ、可愛い子」

(*゚∀゚)「ぬおっ!綺麗なおねーさん!」

|゚ノ*^∀^)「ふふっ。綺麗なお姉さんだなんて嬉しいなぁ!いいもの見せてあげようか?」

(*゚∀゚)「マジで!?見たい見たい!」

(;´ー`)「コラコラコラ!幼気な少女にそんなモン見せつけるな!」

(;´ー`)「ていうかモナーも止めさせろ!お前のクローンだろ!?」

( ´∀`)「モナモナモナ。面白いことになってきたモナ」

(;´ー`)「お前えええええええええ!!」

((((*゚ー゚)「つーちゃんが飛び出して行ったから着いてきちゃった」

(´ー`;)「きゃあああああ一番会わせちゃいけない子が出てきちゃったああああああ」

28 名前:名無しさん[] 投稿日:2016/03/27(日) 01:08:25 ID:vB5nwhAA0






( ´ー`)「反省」

   Ω    Ω
|゚ノ ^∀^)( ´∀`)「「しました」」

(*゚∀゚)「大人が大人に説教されて正座までさせられてる」

(*゚ー゚)「ああいう大人になっちゃダメって分かるねつーちゃん」

(*゚∀゚)「そうだね」

(;´∀`)「ひぇっ……幼い少女に言われると心にくるモノがあるモナ……」

|゚ノ;^∀^)「心が痛いよモナー君……!」

( ´ー`)「全くお前らは……」

29 名前:名無しさん[] 投稿日:2016/03/27(日) 01:09:10 ID:vB5nwhAA0



(*゚∀゚)「それよりつーちゃんはレモナが男だってことにびっくりしたなー」

|゚ノ ^∀^)「僕はれっきとした男の子だよ」クネッ

:(iii´ー`):ゾワッ

(*゚∀゚)「つまりアレか!オカマか!」

(;*゚ー゚)そ

(;*゚ー゚)「ちょ、ちょっとつーちゃん……」

(*゚∀゚)「んあ?」

(;*゚ー゚)「レモナさんはオカマじゃなくてちゃんとした男の人……」

|゚ノ ^∀^)+「いや、オカマさ」

(;*゚ー゚)そ「えぇ!?」

(*゚∀゚)「やっぱり!つーちゃんの目の考えは間違いではないようだな!」

30 名前:名無しさん[] 投稿日:2016/03/27(日) 01:13:06 ID:vB5nwhAA0


|゚ノ ^∀^)「本当はね、おっぱいとか欲しかったんだけどモナー君がぺたんこだからさー」

|゚ノ ^∀^)「ていうかモナー君なんでおっぱい無いの!?」

(;´∀`)「無茶言うなモナ!僕はレモナと違って心も体も男モナ!」

|゚ノ ^∀^)「ちぇー」

(;´∀`)「ちぇーじゃない」

|゚ノ ^∀^)「ぶんすかすぴっちょ」

(;´∀`)「言い方変えてもダメ!」

(;´∀`)そ「……ってどんな言い回しモナ!?」

|゚ノ ^∀^)「モナー君おもしろーい」

(;´∀`)「もう……クローンはクローン同士お話してくるといいモナよ」

|゚ノ ^∀^) 「僕だけ仲間はずれー?」

(;´∀`)「そういうことじゃなくて……ああ、こういうめんどくさい性格は僕譲りか」

31 名前:名無しさん[] 投稿日:2016/03/27(日) 01:14:44 ID:vB5nwhAA0


|゚ノ ^∀^)「むぅ……モナー君のいじわる」

(*゚∀゚)「だったらつーちゃんとお話しようぜ!モナーもそう言ってるし」

(*゚ー゚)「私もレモナさんと一緒に遊びたいな」

|゚ノ*^∀^)「じゃあここは3人仲良く女子会でもしようか!」

( ´ー`)(一人女子じゃないの混じってんぞ)

32 名前:名無しさん[] 投稿日:2016/03/27(日) 01:18:20 ID:vB5nwhAA0




きゃいきゃいとはしゃぐ少女(一人男)達を遠目に見ながらポツリと呟いた

( ´∀`)「モナ……こんなこともあるモナね。シラネーヨがここまでクローンを可愛がるなんて」

( ´ー`)「可愛がってはネーヨ」

( ´∀`)「いやもう僕から見たら親子にしか見えないモナ。おまけに死にかけだったあの子達を保護してまで」

( ´ー`)「……別に。ただ雨の中死にかけの個体を拾っただけだヨ」

( ´∀`)「そんな捨て犬拾ったみたいな感じで言われても困るモナ」

( ´ー`)「……犬と大差ないだろ。世の中の扱いでは」

( ´∀`)「それでも」





( ´∀`)「立派な人間モナ」

( ´ー`)「………」

33 名前:名無しさん[] 投稿日:2016/03/27(日) 01:19:04 ID:vB5nwhAA0




( ´ー`)「……そうだな」

( ´∀`)「モナ。全ての人間は、生まれながらにして自由であり、かつ、ほにゃらららって昔偉い人が言ってたモナ」

(;´ー`)「せめてそこは全部言えた方がかっこよく決まったんじゃないかなぁ?」

( ´∀`)「うるせぇモナ」

34 名前:名無しさん[] 投稿日:2016/03/27(日) 01:20:46 ID:vB5nwhAA0




( ´∀`)「あ、後お前には長生きしてもらいたいモナよ」

( ´ー`)「突然なんだヨ」

( ´∀`)「最近ニュースでやってるの見たモナ?クローン人間が暴動を起こした事件」

( ´ー`)「昨日報道されているのを見たヨ」

とある街でクローン人間が我ら人間様を襲った事件だ。
過去に何回かクローン人間による暴動が起きているのだが今回の事件は過去最悪とも言われている。

……まぁよくよく考えたら自業自得だろう。どの時代にも下克上は存在するものだ
この事件で、少しでもクローン人間に対する扱いがどう影響されるのだろうか。もしかしたら時すでに遅しかもしれない


( ´∀`)「だから防犯とか気をつけるモナよ。知らない人が来たら絶対開けちゃダメモナよ!」

(;´ー`)「お前は俺のお母さんか」

( ´∀`)「……だってシラネーヨは、ううん。僕達は」

35 名前:名無しさん[] 投稿日:2016/03/27(日) 01:21:40 ID:vB5nwhAA0

























『クローンが蔓延るこの世界で、数少ない人類なのだから』


           ―終―

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