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584 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/08/16(土) 01:38:32 ID:z9RWC2DM0
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二十五本目、頂きます
.,、
(i,)
|_|
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585 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/08/16(土) 01:39:30 ID:z9RWC2DM0
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川д川「綺麗な満月…」
(*'A`)「さっだこちゃーん!ここに居たんだね!」
川;д川「ど、ドラキュラのドクオさん。こんばんは」
(*'A`)「今日はいい満月だね」
川д川「そうですね」
('A`)+「こんな月夜が綺麗な日には、俺と墓地をお散歩なんていかが?」キリッ
川д川「お散歩ですか?別にいいですけど…」
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586 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/08/16(土) 01:40:46 ID:z9RWC2DM0
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( ^ω^)「ちょっと待つお!そんな変態野郎なんかより、僕と遊ぼうお!」
川;д川「あ、ブーンさん…」
(#'A`)「お前みたいに太りすぎて死んだ幽霊と貞子ちゃんが遊ぶわけないだろ!後、俺は変態じゃねー!」
( #^ω^)「女の子の生き血を吸うハズの変態がどうして幽霊の貞子ちゃんを口説いてるんだお!
それに幽霊は幽霊同士くっつくのが一番だお!」
(#'A`)「食い物と恋愛は違うんだよ、バーカ!こんなピザ置いといて、俺と散歩に…ってあれ?」
( ;^ω^)「貞子ちゃんがいないお!」
(#'A`)「お前のせいで今日も散歩いけなかったじゃねーか!ふざけんなよ、ピザ!」
( #^ω^)「それはこっちのセリフだお!」
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587 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/08/16(土) 01:42:16 ID:z9RWC2DM0
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川д川「あの2人、うるさいから苦手…」
川д川「やっぱり、この桜の木の下が一番落ち着くなぁ…」
ガサガサッ…
川д川「ん?何か物音が…」
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588 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/08/16(土) 01:43:18 ID:z9RWC2DM0
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ある所に、大きな桜を真ん中に、お墓が桜を囲むように建てられている墓地がありました。
墓地の後ろには小さな森があることから、小森墓地と呼ばれていました。
小森墓地には、どんな妖怪や男幽霊に口説かれてもなびかない女幽霊がいました。
その女幽霊の名前は、貞子。
彼女は生前は全くもてなかったので、自分は騙されていると思っていたのでした。
生前はもてなかったのに、死後にモテ期がくるなんて、皮肉な話ですね。
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589 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/08/16(土) 01:44:04 ID:z9RWC2DM0
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このお話は…
川川川「……」
('A`)「あ、貞子ちゃん見つけた!」
( ^ω^)「本当、貞子ちゃんはこの桜がお気に入りだおねぇ」
川川川「……」
( ^ω^)「ん?貞子ちゃん、どうかしたのかお?」
(*'A`)「こっち振り向いて、その可愛い顔みせてよ!」
三川;д川「…お二方、どうしましょう」クルッ
(;'A`)そ「んなっ!?その抱きかかえてるものは…!」
( ;^ω^)「さ、貞子ちゃん!何てことだ、君は…!!」
( ;^ω^)「「子育て幽霊だったのか(お)!!」」 ('A`;)
(-_-)スヤスヤ
桜の木の下で、ある日貞子が赤ちゃんを拾ったことから始まりました。
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590 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/08/16(土) 01:44:51 ID:z9RWC2DM0
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川д川は子育て幽霊になってしまったようです
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591 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/08/16(土) 01:46:02 ID:z9RWC2DM0
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川;д川「シッー!!2人共、あんまり大きな声出さないで下さいよ!起きちゃうじゃないですか!」
( ;^ω^)「ご、ごめんだお!」
(;'A`)「それにしても、まさか貞子ちゃんが子育て幽霊だったとは…」
川;д川「違いますよ!私はただの浮遊霊ですよ!」
('A`)「どうりで俺に振り向いてくれない訳だ…子供が居たんだもんな」
( ;^ω^)「誰との子なんだお?」
川;д川「私の子じゃありませんよ!そもそも私は20歳独身で死んだ幽霊で、結婚さえしてないんですから!」
( ^ω^)「父親は責任取らなかったのかお…」
('A`)「貞子ちゃんは処女だと思ってたのに…」
川;д川「2人共、私のお話聞いてますか?この子はたった今、拾っただけで私の子じゃありません」
('A`)「大丈夫、俺、貞子ちゃんが処女無くても愛せるよ!」
( ^ω^)「僕だって、その子の父親になる自信あるお!」
川#д川「……2人共、いい加減にしないと本当に呪い殺しますよ?」
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592 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/08/16(土) 01:46:58 ID:z9RWC2DM0
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川д川「とりあえず、この子どうしましょう」
( ^ω^)「育てるしか無いんじゃないかお?」
川д川「育てるよりも親元に返すのが一番いい気がするのですが…」
('A`)「それは無理だろうね」
川д川「何でですか?」
('A`)「俺はこの墓地ができる前からここらに住んでるけど、
子供を育てられない親がこの桜の木の下に捨てるってのは昔からあったからね」
川;д川「つまり、この子を親元に返しても育てて貰えないってことですか」
('A`)「そういうこと。また捨てられるのがオチだね」
川д川「昔は桜の木の下に捨てられた子供はどうなったんですか?」
('A`)「野犬に食われるか、双子の河童に食われるかだね」
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593 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/08/16(土) 01:47:44 ID:z9RWC2DM0
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川;д川「双子の河童って…墓地の奥の森にある池に住む兄者さんと弟者さんですか?」
('A`)「そうだよ。兄者は女の子を、弟者は男の子を食べてたね」
( ;^ω^)「あんな気さくな2人なのにやっぱり妖怪は妖怪なのかお…」
川;д川「どどどどうしましょう!この子、男の子だから弟者さんに食べられちゃいますよ!」
('A`)「貞子ちゃんが育てるっていうなら食べないでしょ。アイツら貞子ちゃんには甘いし」
川;д川「育てるって言っても、どうやって育てればいいんですかね…」
('A`)「仕方ないなぁ、俺が深夜働いてお金を稼いで赤ん坊の飯、何とかしてあげるよ」
川*д川「本当ですか!ドクオさん!」
('A`)「貞子ちゃんのためなら余裕だよ、余裕!
幽霊は霊感が無いやつしか見れないからバイト出来ないし、俺がやるしかないしね」チラッ
( ;^ω^)「ぐぬぬ…」
('A`)「これでどっちが貞子ちゃんの旦那…じゃなかった、赤ん坊の父親に相応しいか分かったか?」
( ;^ω^)「僕だって子守なら任せてくれお!これでも生前は教師だったんだお!」
川*д川「それは頼もしいですね」
(;'A`)「ぐぬぬ…」
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594 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/08/16(土) 01:48:43 ID:z9RWC2DM0
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( ^ω^)「どっちが赤ちゃんの父親に相応しいか勝負だおね」
('A`)「望むところだ!」
(;_;)「ふぇえぇん!」
川;д川「2人共、静かにしてくださよ!おー、よしよし…」
(;'A`)「ご、ごめん」
( ;^ω^)「悪かったお…」
こうして、桜の木の下で拾われた赤ちゃんはドクオの稼ぎと、ブーンの教育と、貞子の愛情によってスクスクと育ちました。
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595 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/08/16(土) 01:49:24 ID:z9RWC2DM0
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('A`)「ドクオ2世ー、新しい服買ってきたぞー」
(-_-)「ありがと、ドクオパパ」
( ^ω^)「文太にそんな趣味の悪い服着せるなお。文太、それより僕と遊ぼうお」
(-_-)「うん、ブーンパパ」
(#'A`)「稼いでも無いくせに文句言うんじゃねーよ、ブーン!それに変な名前つけんな!」
( #^ω^)「そっちは勉強教えられないくせに!それに、2世ってなんだお!ここは日本だお!?」
川;д川「2人共、喧嘩はやめてくださいよ…」
(*-_-)「あ、貞子ー!」
ギュッ
川д川「よしよし。それにしても、名前が無いってのは不便ですね…」
('A`)「ドクオ2世と文太のどっちが良いか本人に決めて貰おうぜ!」
( ^ω^)「文太に決まってるおね?」
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596 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/08/16(土) 01:50:11 ID:z9RWC2DM0
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(-_-)「んー…僕、貞子に決めてほしいな」
川;д川「えっ、私!?」
( ^ω^)「たしかに、貞子ちゃんが決めるべきではあるおね」
('A`)「それは一理あるな、で、貞子ちゃん!どっちにする?」
川;д川(どっちを選んでも、面倒くさいことになりそうだなぁ…)
(-_-)「貞子、早く早く!」
川д川「えっーと…じゃあ、ヒッキー君で!」
( ;^ω^)「ひ、ヒッキーって、それはちょっと…」
(;'A`)「そうだよ、貞子ちゃん、それは…」
(*-_-)「わかったー!僕の名前、ヒッキーに決定ね!ありがと、貞子!」
川*д川「実は昔からいくつか考えてたんだよね、喜んでもらえてよかったぁ」
(;'A`)(忘れてたけど貞子ちゃん、センスねぇんだった…)
( ;^ω^)(ヒッキーって、ヒキコモリとかの意味あるおねぇ…)
こうして桜の木の下で拾われた赤ちゃんは、ヒッキーと名前も付き、ますます元気に育っていきました。
しかし、ヒッキーが成長し、みんなが恐れていた問題に直面することになりました。
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597 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/08/16(土) 01:51:04 ID:z9RWC2DM0
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川;д川「さて、恐れていたものがついに来ましたね」
( ;^ω^)「小学校入学問題だお…」
川;д川「そもそもヒッキー君には苗字すらないですしね」
('A`)「あぁ、それなら小森墓地の名前から貰って、小森ヒッキーでいいんじゃない?」
川д川「それいいですね。後はどうやって入学させるか…」
( ´_ゝ`)「それなら俺たちに任せてよー」
(´<_` )「任せろ任せろ」
川;д川「兄者さんと弟者さんじゃないですか…!ヒッキー君は食べさせませんよ!?」
( ´_ゝ`)「俺は男の子を食べる趣味はないよ」
(´<_` )「俺も……食べないよ、多分」
川;д川「多分ってなんですか、多分って!後、その間はなんですか!?」
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598 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/08/16(土) 01:51:54 ID:z9RWC2DM0
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( ^ω^)「まぁ、それよりどうやって入学問題を乗り越えるんだお?」
( ´_ゝ`)「河童の妖力でそんなのちょちょいのちょいだぜ?」
( ^ω^)「河童すげぇお…」
(´<_` )「まぁ、何とかしてやるから報酬くれ」
('A`)「何が欲しいんだよ、胡瓜とか?」
(´<_` )「んー…、ヒッキーの左腕一本とか」
川;д川「ダメに決まってるでしょうが!」
結局、胡瓜をあげることで2人は妖力によってヒッキーを小学校に入学させてくれました。
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599 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/08/16(土) 01:52:36 ID:z9RWC2DM0
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(*-_-)「わーい!ランドセルランドセルー!」
川д川「なんとか小学校入学させられましたね…」
('A`)「これまで以上に働かなきゃだけどね」
川;д川「私も働けたらいいんですけど…」
(;-_-)そ「え、貞子も働いちゃうの?」
川д川「うーん、働けたら働きたいかな?」
(;_;)「やだー!貞子は家に居てよー!」
川;д川「よしよし、分かったから泣かないの」
( ´_ゝ`)「仕方ないなぁ、貞子ちゃんのためにも人間に化けて俺らも働くか…!」
(´<_` )「えー、俺はニートしてたいんだが…。あ、ヒッキーの一部でも食わせてくれるなら話は別だが」
( ´_ゝ`)「流石弟者、クズだな」
しかし、なんだかんだいって手伝ってくれるのがこの河童たちでした。
2人はドクオと違ってお昼も働けるので、ヒッキーの学費や生活費はなんとか賄えました。
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600 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/08/16(土) 01:53:31 ID:z9RWC2DM0
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無事小学校生活を送っていたヒッキーでしたが、小学校六年生の時、とても暗い顔をして帰ってきました。
川;д川「ど、どうしたんでしょう。ヒッキー君」
(;'A`)「まさか家が墓地にあるってのがバレて、からかわれたとか…!?」
( ;^ω^)「もしくは親が居ないことをからかわれたとかかお?」
( ´_ゝ`)「服がダサいとかかな?」
(#'A`)「ださくねーだろ!俺が選んでるんだから!」
(´<_` )「だからだせぇっていってんだろ」
川;д川「まぁ、私、ちょっと聞いてみますね」
( ´_ゝ`)「頼んだよ、貞子ちゃん。俺ら隠れて聞いてるわ」
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601 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/08/16(土) 01:54:11 ID:z9RWC2DM0
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(-_-)「…はぁ」
川д川「どうかしたの?ヒッキー君」
(-_-)「なんでもない…」
川;д川(ガーン…!今までこんなことなかったのに…)
川;д川「お、お菓子あげるから、ね?」
(-_-)「お菓子は別にいい…。ブーンお父さんがいつもくれるし」
川#д川(健康上に悪いからあげ過ぎは良くないっていつもいってるのに…!)
川д川「じゃあ、お願い一つなんでも叶えてあげるから何があったか話して?」
(-_-)「…なんでも叶えてくれるの?」
川д川「私が叶えられる範囲でね」
(-_-)「じゃあ、話す…」
ヒッキーはポツリポツリと今日あった出来事を話はじめました。
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602 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/08/16(土) 01:55:16 ID:z9RWC2DM0
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从 ゚∀从『なぁ、小森』
(-_-)『高岡、なにかよう?』
从 ゚∀从『小森って、誰も授業参観とか運動会とか来てくれたことないよな』
(-_-)『…うん』
从 ゚∀从『お前、家族に愛されてねぇんじゃねーの?』
(;-_-)『そ、そんなことないよ!』
从 ゚∀从『どーだか』
(;-_-)『そ、卒業式には来てくれるって言ってたし!』
从 ゚∀从『へー、そりゃ楽しみだな。本当だったらだけどな』
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603 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/08/16(土) 01:56:05 ID:z9RWC2DM0
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(;_;)「みんなが卒業式とかそう言うのに来れないの分かってるのに、悔しくて嘘吐いちゃったんだ…」
ヒッキーはポロポロと泣き出してしまいました。
川д川「…大丈夫、卒業式に私たちが行けば問題無いんだから」ナデナデ
(つ_;)「えっ!でも、貞子もブーンお父さんもドクオお父さんも学校には来れないんでしょ?」
川;д川「それは、その、うーん…」
( ´_ゝ`)+「そんな時の俺らですよ!」
(;-_-)そ「あ、兄者お兄ちゃん、聞いてたの?」
( ´_ゝ`)「河童は地獄耳だからな」
川;д川「兄者さん、なんとか出来るんですか?」
( ´_ゝ`)「1日くらいだったら、貞子ちゃんを実体化させるくらいは出来るよ」
('A`)「問題は父親を誰がやるかだよな…」
( ^ω^)「リアルファイトだおね」
川;д川「もー、皆で行けばいいじゃないですか!」
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604 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/08/16(土) 01:56:49 ID:z9RWC2DM0
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(-_-)「…みんな来てくれるの?」
('A`)「当たり前だろ、お前の晴れ姿なんだからな」
( ^ω^)「おっおっ、むしろ今まで行けなくて悪かったお」
川д川「そうですよ、みんなヒッキー君のこと愛してるんですから」
(*-_-)「ありがとう…」
川д川「ところで、その発言をした子の髪の毛を今度持ってきてくれますか?」
(-_-)「えっ、高岡の髪の毛を?なんで?」
川д川「ふふふ、ちょっとだけ痛い目見てもらおうかなと思ってるだけですよ、うふふふ」
( ;´_ゝ`)「さ、貞子ちゃん、それはダメだよ!気持ちはわかるけど!」
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605 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/08/16(土) 01:57:39 ID:z9RWC2DM0
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こうして、ヒッキーは無事、卒業式に家族全員に来てもらうことが出来ました。
(;A;)「いい卒業式だったな…!」
( ^ω^)「ヒッキーも中学生になるんだおねぇ…」
(´<_` )「美味しそうな子供多かったな」
( ´_ゝ`)「分かる。1人や2人、食ってもバレなそうだったよな」
川;д川「…兄者さんと弟者さん、本当に勘弁してくださいね、それは」
(*-_-)「皆、来てくれてありがとうね」
川д川「ヒッキー君の晴れ姿、みれて良かったですよ」
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606 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/08/16(土) 01:58:24 ID:z9RWC2DM0
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从 ゚∀从「おい、小森」
(;-_-)「あ、高岡…」
从 ゚∀从「…この前はあんなこといって悪かったな」
(-_-)「気にしなくていいよ、中学生になってもよろしくね」
从*゚∀从「お、おう!」
川*д川(いい子に育ったなぁ、私、本当に子育て幽霊向いてるのかも…)
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607 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/08/16(土) 01:59:07 ID:z9RWC2DM0
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川д川「そういえば、ヒッキー君。お願い一つ叶えてあげる約束してたよね、何がいい?」
(-_-)「あぁ、それは…」
('A`)「欲しいオモチャでもあるのか?」
(-_-)「ううん、オモチャは兄者お兄ちゃんがいつも買ってくれるから…」
川#д川(あげ過ぎは良くないって言ってるのに…)
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608 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/08/16(土) 02:00:23 ID:z9RWC2DM0
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川д川「じゃあ、何が欲しいの?」
(-_-)「……貞子、しゃがんで?」
川д川「え?なぁに、ヒソヒソ話?」
( ^ω^)「僕らにも聞かせて欲しいおー」
( ´_ゝ`)「まぁまぁ、貞子ちゃんに後で聞けばいいだろ」
(-_-)「あのね、僕のお願いは…」
川д川「うん、なぁに…」
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609 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/08/16(土) 02:01:09 ID:z9RWC2DM0
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チュッ
(゚A゚) ( ゚ω゚)( ´_ゝ`)(´<_` )
川;д川「……え?」
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610 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/08/16(土) 02:01:59 ID:z9RWC2DM0
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(*-_-)「僕のお願いはね、貞子と結婚して、お父さん達やお兄ちゃん達ともずっとずっと一緒にいること!」
(;'A`)「なななな貞子ちゃんと結婚!?」
( ;^ω^)「お、お父さんは許さないお!?」
( ´_ゝ`)「なるほど、だから貞子ちゃんのことはママとか言わなかったのか」
(´<_` )「母親じゃなくて、恋愛対象だったんだな」
川д川「……育て方、間違えましたね」
こうして、小森墓場の皆は末永く平和に暮らしましたが、
成人式を迎えたヒッキーが本格的に貞子争奪戦に参加するのはまた別のお話…
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611 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/08/16(土) 02:03:24 ID:z9RWC2DM0
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二十五本目、お終い
(
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i フッ
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