107 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2014/08/18(月) 06:42:40 ID:13ydxIiw0
五十九本目貰うぞー

  .,、
 (i,)
  |_|

文通堂のようです

108 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2014/08/18(月) 06:43:24 ID:13ydxIiw0
忙しい、忙しい。

そうボヤきながら一日が終わる。

その一日の片隅がこの店には転がっている。

109 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2014/08/18(月) 06:44:28 ID:13ydxIiw0
俺は久方ぶりに地元のようです町に帰ってきた。
帰ってきたといえば帰ってきたのだがずっといた気もする。

ようです町の主産業は本。
24時間何処からともなく送られてくる本が本屋にうず高く積まれる光景はこの町の名物だ。
本の町って事で町中に色んな本屋がある。否、あった。

昔に戻った気持ちで町の本屋を回ってみたがどの店もやっていなかったり、店主が出かけているようだ。

('A`)「栄枯盛衰って奴かなぁ」

騒がしかった頃が懐かしい。
毎日新刊が入荷されていないかよく本屋をはしごしたものだ。

思春期の少年には刺激が強いものから眠るための薬代わりになりそうなものまで玉石混交。

そんな本屋さんがそこら中にいっぱいあったのだ。

110 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2014/08/18(月) 06:45:37 ID:13ydxIiw0
そんなわけで今もやっている本屋の一つにやってきたのだ。

('A`)「文通堂ねぇ、俺が住んでた頃にはなかったなぁ」

カステラでも売るのだろうか? いや、あれはぶんめ(ry
思えば本屋なのに洋食屋だったり花屋だったりアイス売ったり、兎が好きだったり。
変な本屋が多かったような。

('A`)「絵が上手い八百屋さんとかもいたなぁ、ネギしか売ってなかったけど」

ネギしかないのに八百屋を自負していたあの本屋…ってもうわけわかんない。


('A`)「さて、俺のお目当ての本はあるかなぁ…」

百物語2014開催中!と張り紙がしてある扉を開けて店内に入ってみる。

('A`)「店内は割りとピカピカだなぁ」

( ^ω^)「いらっしゃいませーだお」

111 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2014/08/18(月) 06:46:33 ID:13ydxIiw0
恰幅のいい店主がにこやかにカウンターに座っている。

( ^ω^)「今ちょいと忙しくて…お好きに見ていってくれお」

('A`)「あ、はい」

新刊のコーナーには本が平積みされてある。
ひっきりなしに本が入荷されていた頃は一日足らずでこの新刊が旧作コーナーに置かれていたものだ。

それならいいのだがたまに出版差止めされて一日で読めなくなったりする本なんかもあったりして。

('A`)「見たことない本が多いなぁ」

( ^ω^)(;'A`)そ「おっ、このどんぶり飯シリーズなんてどうですかお?」

見たことないという言葉に反応したのか店主が突然オススメを紹介してきた。

(;'A`)(っていうかいつの間にか背後に…)

( ^ω^)「ウチは最近立ったばかりだからあんまり昔の物はないんだお」

(;'A`)「えっ、ああ…でも目新しい物があるし新鮮でいいと思いますよ」

112 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2014/08/18(月) 06:47:58 ID:13ydxIiw0
( ´ω`)「…」

さっきまでニコヤかだった店主が急に肩を落とした。

(;'A`)(なんか急にしょげちゃったぞ…)

( ´ω`)「この町はあの頃には戻れないのかもしれないお」

(;'A`)(俺のせいなのか…?)

( ´ω`)「はい、ピーナッツ!うめぇwwwwwwwwwごっことか」

( ´ω`)「このショボン様さ!ごっことか」

( ´ω`)「木の棒をIに見立ててちゃんばらごっことか」

( ´ω`)「ドッペルゲンガーの真似してバンプうたうごっことか」

( ´ω`)「そんな事やってる子供も見かけなくなったお…」



(;'A`)(そんな遊びしてる子供みたことねぇよ…)

113 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2014/08/18(月) 06:48:40 ID:13ydxIiw0
( ^ω^)「だけどね!」

黄昏ていた店主が突然キリッと顔をあげた。

('A`)「まさしかよ」

あまりのキリッに思わず突っ込まずにいられなかった。

( ^ω^)「久しぶりにこの町でお祭りやるんだお!」

(;'A`)「お祭り…?」

( ^ω^)「名づけて…」

( ^ω^)「百物語2014!だお!」


('A`)「あ、扉に貼ってあった…」


( ^ω^)「そのとおり!」

114 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2014/08/18(月) 06:49:41 ID:13ydxIiw0
 ^ω^)「良かったら参加していってくれお」

('A`)「それっていつまでなの?」

( ^ω^)「あと10分くらい」

(;'A`)「なっ…」

( ^ω^)「正直ちょっと間に合わないかなとおもってる」

('A`)「ですよねー」

その時俺の身体に不思議なことが起こった。

身体が勝手に震えだし、トップをねらえ!を歌い始めたのだ。





( ;^ω^)「!」

115 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2014/08/18(月) 06:50:50 ID:13ydxIiw0
('A`)「打ち切っちゃうわ、駄目な私」

('A`)「あらしだけのスレを支援の声が、ちらほら」

( ^ω^)「誰もみんなはじめはそう」

( ^ω^)「あきらめたら駄目よ、投下しなさい、しっかり」

いつの間にか店主もノッている、何なんだ。

静かな店内に野郎二人の声が響き渡る。

117 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2014/08/18(月) 06:51:57 ID:13ydxIiw0
('A`)「とても書けないわー」

( ^ω^)「書かなきゃ駄目よー」

('A`)「ドキドキしてくるー(百物語的に)」

( ^ω^)「クソスレでもいいよ」

('A`)( ^ω^)「二番煎じ」

('A`)( ^ω^)「ばれぬように」

('A`)「ふぁいやー」

( ^ω^)「ふぁいやー」

('A`)「ふぁいやー」

( ^ω^)「ふぁいやー」

('A`)( ^ω^)「いまあああああああああああああ」


('A`)( ^ω^)「ろ・う・そ・く 燃やすの!」

  .,、
 (i,)
  |_|

118 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2014/08/18(月) 06:53:05 ID:13ydxIiw0
( ^ω^)「明日仕事でも」


('A`)「参加続けるの」


('A`)「必死に書き溜めた、文字を残すため」


( ^ω^)「らいどん!」


('A`)「らいどん!」


( ^ω^)「らいどん!」


('A`)「らいどん!」


('A`)( ^ω^)フゥッフゥッフー


('A`)「らいどん!」


( ^ω^)「らいどん!」


('A`)「らいどん!」


( ^ω^)('A`)「らいどん!」

そうこうしているうちに夜は明けていた。

119 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2014/08/18(月) 06:54:07 ID:13ydxIiw0
(; ^ω^)「ハァハァ…ミュージカルごっこ疲れたお」

(;'A`)「あぁ…ミュージカルごっこだったのね、これ」

(;'A`)「というかもう駄目だ、祭りに参加する体力がねぇ…」


(; ^ω^)「だ、駄目だお、砂漠で子作りごっこもまだやってないし!」


(;'A`)「そうだ! 棺桶売ったりクリスマスをテロリストしたりするんだい!」





( ´∀`)「わっしょい!わっしょい!」

( ´∀`)「わっしょい!わっしょい!」



(;'A`)「こいつら誰だよ!」


(; ^ω^)「さぁ…」

この後めちゃくちゃ祭りに参加した。

120 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2014/08/18(月) 06:58:13 ID:13ydxIiw0
忙しい、忙しい。

そうボヤきながら一日が終わる。

その一日の片隅があいかわらずこの町では続いてる

ブーン系という名前で。

参考曲:http://youtu.be/-R2IhgEycN8




怖かったところ。 変なやつ→( ´∀`)が二人くらいいた

('A`)「ブンツンドーさんとは何の関係もないです」

  (
   )
  i  フッ
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