574 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/08/16(土) 01:19:08 ID:HYlj0w9A0
二十四本目、置いていきますね

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575 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/08/16(土) 01:20:23 ID:HYlj0w9A0


ミセ*゚ー゚)リ「あー疲れた。もうダメ。寝よ」

腕を伸ばして、固まった体をほぐす。
時刻はもう深夜三時前。
広げていたノートを閉じると、後ろのベッドへそのまま寝転がった。


ミセ*゚ー゚)リある日の夜更かしのようです

576 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/08/16(土) 01:21:24 ID:HYlj0w9A0







ミセ*゚ー゚)リ「寝れねー」

目がぱっちり。
それもそうだこんな時間まで起きていたのだから、当然の報いである。
それでも無理矢理眠ろうとまぶたを閉じると、不意に金属音が響いた。

きゃりきゃりきゃり。
きゃりきゃりきゃりきゃりきゃり。

ミセ;*-ー-)リ(何これ)

外からではない。
耳の内側から、言うなれば耳鳴りである。

寝返りを打とうとすると生温い風が吹いたような気がして、思わずびくついた。
強ばった肩。
こんなんじゃ、到底眠れそうにない。

ミセ;*-ー-)リ(あー最近、無茶しすぎたかなぁ。身体が悲鳴をあげておるのかね)

肩から力を抜き、再び寝返りを打とうと試みる。

577 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/08/16(土) 01:22:21 ID:HYlj0w9A0

が。

ミセ;*-ー-)リ(あれ)

動かない。

ぐ、と力を入れるがまるで動かない。
こんなの、初めての経験だ。
けれど、すぐに心当たる。

ミセ;*-ー-)リ(金縛り……?)

嘘だーーーと心では叫びつつもそれは声にならない。
わずかに開いた口の隙間から、ひゅうひゅうと息が漏れるだけである。

578 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/08/16(土) 01:23:50 ID:HYlj0w9A0


どすん、と衝撃が走った。

579 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/08/16(土) 01:24:41 ID:HYlj0w9A0
ミセ;*-ー-)リ(ヒッ)

明らかに、ナニカが乗っている。
動物ではない。
私の家は、何も飼っていないのだ。

そうしてどれほどの時間が過ぎただろうか。

不意に、唐突に、身体が自由を取り戻した。

ミセ*-ー-)リ(あれ)

後ろを恐る恐る振り向くも、誰もいない。
その時、足元に黒い影が見えた。

寝転がったまま視線を向けるも、真っ黒い影が三人。
そのうち、じっとこちらを見ている影と目が合う。

ミセ*-ー-)リ(なんだ、母さんか)

私はなんだか気が抜けて、そのまま眠りについた。

580 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2014/08/16(土) 01:25:47 ID:HYlj0w9A0



翌日の朝のことである。
その影を、母さんと思ったその違和感に、気がついたのは。






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